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2020年12月12日(土) | チーズ作りの工房へ!
2020年12月12日(土) | チーズとお酒のマリアージュ♪
2020年12月05日(土) | ♯595 新篠津村・キムチ編①
2020年12月05日(土) | キムチづくりを支える下漬け工程 ②
2020年12月05日(土) | 漬物だけでなく調味料としてもキムチ活用術!③
2020年11月28日(土) | ♯594 芽室町のゴボウ①
2020年11月28日(土) | ②森アナ!立派なゴボウと格闘!?
2020年11月28日(土) | ③こだわりのゴボウ…想いは消費者に届く!
2020年11月21日(土) | ♯593 斜里&網走 ワサビ編①
2020年11月21日(土) | ②番組初登場!いざ本ワサビ畑へ!
2020年11月21日(土) | ③金印わさび工場へ潜入!!

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2019年05月04日(土) |  ♯521 なかしべつ牛乳プレミアム~NA2MILK~編
タンパク質、脂質、炭水化物といった
三大栄養素のほか
カルシウムを豊富に含む栄養価の高い飲み物『牛乳』。

近年の研究では、様々な病気予防や免疫力を高める
働きが期待できるなど、
幼児期の成長や健康維持に欠かせない食品として
認められています。
そんな牛乳ですが、
意外と、こんな悩みを抱えている人も多いのでは…?

街頭インタビュー
「好きで飲むんですけど
 飲むとお腹が痛くなって、ゴロゴロしちゃう」
「子どもが小さい頃、冷たい牛乳がダメだった。
 お腹下すんですよね~痛くなって…」
「うちの母親は牛乳飲むとお腹が緩くなる…」
「小学校の給食の時から苦手で
 お腹もすぐ痛くなるから…
 それのトラウマで飲まなくなった」
「小さいパック1つ飲んだだけでも
 すぐトイレ行きます!あははは♪
 けど飲みます!!」

今回のあぐり王国ネクストは、
牛乳が苦手な人でも安心して味わえる、
全国初のブランド牛乳に注目します!
森結有花アナウンサー
「Aコープ中標津あるるの前にやってきました」
森アナ
「中標津町と言えば牛乳ですけども
 こちらにお腹にやさしいブランド牛乳がある!
 ということでやってきました」

森崎博之リーダー
「牛乳を敬遠していた人にも朗報じゃない!」
森アナ
「大人もそうですけど
 給食時間にお腹がぐるぐるしちゃう子供も
 いましたからね」

森崎リーダー
「私は無敵の胃腸ですからね」

森アナ
「あはは♪リーダーはね♪」

リーダー「何を飲んでも大丈夫!」
森アナ
「今回はお腹にやさしいブランド牛乳を
 ミルク料理のスペシャリストと共に学びます」

様々なゲストが北海道の農業や
食の魅力に触れるゲスト企画!
果たして、今回お呼びした
ミルク料理のスペシャリストとは!?
森アナ
「料理家の小山浩子先生です」

小山先生「ご無沙汰しております」

森崎リーダー
「ご無沙汰でもないですけどね。
 ちょくちょく来てもらってます!」

東京を拠点に活動する料理家、
小山 浩子(ひろこ)さん。
和食に牛乳を取り入れ、
塩分を抑えてコクを引き出す料理法「乳和食」を
提案している方で、あぐり王国でもこれまで、
数々のアイデアレシピを披露してくれています。
森崎リーダー
「今日は北海道の中でも
 酪農地帯の中標津です!」

小山先生
「でも牛が見えないんですね」
リーダー
「牛しかいないわけじゃない…
 確かに人口よりも牛のほうが多い町ですけど…」

森アナ
「スーパーとか住宅とかありますね。
 人の方がいるかな~って…」

小山先生「そうですね!」
リーダー
「ところでお腹に優しい牛乳があるのは
 知っていました太?」

小山先生
「知らなかった!見たこともない…
 なので新しい情報をいただけて
 ミルク料理研究家としては嬉しいです」

リーダー
「どんな味なのか普通の牛乳とどう違うのか?
 分からないです…」

森アナ
「あるるで販売されているので
 まずは見せてもらいましょう」 

2019年05月04日(土) |  お腹がゴロゴロしない牛乳とは?
ということで一行は、店舗の中へ。

【Aコープ中標津店 あるる】
中標津町東4条南1丁目1
0153-72-2229
中標津町で生産されている
ブランド牛乳について
詳しく教えていただく
JAなかしべつの服部さんに、
売り場を案内していただきます。
森アナ
「お腹に優しい牛乳はどちらに?」

服部さん「こちらにあります!」

リーダー
「あっ出た出た!待ってください。
 青いのはよくみますよ~」

森アナ「なかしべつ牛乳ですよね」
リーダー
「なかしべつ牛乳!美味しいやつ!
 その横に赤いのが出た!!」

服部さん
「これは…
 なかしべつ牛乳プレミアム
 NA2MILK(エヌエーツーミルク)です」
コチラが、JA中標津が
製造・販売しているブランド牛乳、
 「なかしべつ牛乳プレミアム
  NA2MILK(エヌエーツーミルク)」。

一般的な「なかしべつ牛乳」との違いは、
パッケージの色だけ…?
と思いきや、リーダーが何かに気づいた様子
リーダー
「すごいところ見つけちゃいましたね…
 1.5倍くらい価格が違いますよ…」
服部さん
「NA2って中標津の「N」にA2なんですが、
 A2MILKというのが普通の牛乳と違う!
 A2というのはお腹がゴロゴロしにくくなる…
 と言われている成分をもっている牛乳なんです!」
リーダー
「牛乳が苦手な人はお試しくださいって
 書いてある。こんなポップないですよ」
一般的な牛乳には、たんぱく質の一種である
β(ベータ)カゼインA1(エーワン)と、
βカゼインA2の両方が含まれています。
しかし、この「NA2MILK」は、
βカゼインA2のみを含むという特別な牛乳なのです。
服部さん
「ニュージーランドやオーストラリアで
 βカゼインA2遺伝子を見つけて
 お腹をこわしにくいのではないか?
 ということで爆発的な人気になっている!」

リーダー「じゃあ日本最先端の牛乳!!」

服部さん
「そうですね!(国内ではJA中標津が)
 一番最初に販売したβカゼインA2牛乳です」
小山先生
「乳頭不耐症の方にもいいんですか?」

服部さん
「乳頭不耐症の方はダメですね。
 乳頭は入っているので…」

リーダー
「つまり子供とか
 何か牛乳飲んだらダメなんだよね…という子が
 あ~大丈夫だ!って、
 喜んで飲んでもらえるものですよね?」

服部さん「そうです!」 

2019年05月04日(土) |  普通の牛乳と見た目も味もほぼ同じ?
ということで「NA2MILK」の味わいを
確かめてみることに!
ちなみに成分が一般的な「なかしべつ牛乳」と
見た目を比べても、ほぼ同じ。
果たして、味わいに違いは…?
小山先生
「匂いはそんなに変わらないですね…
 (一口飲んで)
 う~ん!味が違う!!」
小山先生
「飲んだ時にすぐに優しい甘さが広がる」
森アナ
「お~美味しい!
 まったり感というかクリーミーさが
 増すかなって思いますけど
 普通の牛乳とそこまでの差は…
 私は感じないですね」
リーダー
「あ~うまい!
 これ朝一でスーパーで飲む牛乳サイコウ!」

森アナ「そんなサービスないですから」
服部さん
「(成分が一般的な牛乳と)
 実は味には影響しにくいんです。
 実際味が違うのは、
 酪農家のエサの特性だとかが出てきますので
 その微妙な味の違いが出た感じ…」

リーダー
「でも成分はちゃんと違う!」

服部さん「違うんです」
服部さん
「牛が特別になっておりまして…」
リーダー
「牛が特別になっている!
 めっちゃ興味ある!!」
JA中標津で製造・販売する、
全国初のお腹に優しいブランド牛乳「NA2MILK」。
原料となる生乳は、
特別な牛から搾られているということで、
一行は、町内にある「ナガホロ牧場」へ。
早速、代表の永谷芳晴さんに、
牛舎を案内していただくことに!

2019年05月04日(土) |  見た目は一緒。管理は徹底仕分け!
小山先生「牛が見たいです!!」

リーダー「この子たちがそうなんですか?」

永谷さん「この牛ではないです」

リーダー
「これいつも見ているホルスタイン…」

森アナ
「ただこちらでは普通の生乳と
 NA2ミルクの原料となる生乳をだす
 両方の牛がいることになるんですよ」
さて少し歩いていくと…

永谷さん
「ここがβカゼインA2遺伝子を持つ牛たちです!」

リーダー
「あれ?ぱっと見は何ら変わらないですよ…
 何が違うんですか?」

永谷さん
「βカゼインA2に特化した牛だけを集めたエリアです」
ナガホロ牧場では、およそ60頭の搾乳牛のうち、
A2遺伝子のみを持つと確認された15頭程度の乳牛を
それぞれ分けて飼育管理しています。
森アナ
「でも見た目は全然分からないじゃないですか。
 どうやって見分けるんですか?」

永谷さん
「血液を採取して海外に送ってます」

リーダー
「え~!昔からそういった動きあったんですか?」
永谷さん
「何年か前に若い人たちに話した時に
 海外ではA2MILKが話題になっていると
 聞きまして、
   それでみんなで調べました」
リーダー「育て方もエサも全て一緒?」

永谷さん「すべて一緒です」

リーダー
「でも出るものが違うんだ…」

森アナ
「じゃあもう混ざっちゃったら
 NA2MILKではなくなるってことですよね」

永谷さん「そうです!」
一般流通用の生乳も生産しているナガホロ牧場では、
「NA2MILK」用の搾乳を、
毎週月曜と火曜のみ行っていますが、
生乳を一時貯蔵するタンクも分けるなど、
徹底した配慮を行なっているのです。
せっかくなので搾乳の作業を小山さんも
体験させていただくことに!

森アナ「ミルク出てきてますよ」

小山先生「出てきてますね!」

リーダー
「こんな風に牛さんは生乳を絞られていますね」

小山先生
「一頭だけですごく大変だと思いました」
小山先生
「牛乳のありがたみを更に感じました!」
搾られた生乳は、
通常の「なかしべつ牛乳」も作っている、
JA中標津の乳製品工場へと運ばれます。
「NA2MILK」は、毎週水曜日に作られ、
およそ200本を出荷。
現在は、町内のAコープとインターネットのみの
販売となっています。
永谷さん
「NA2MILKは良いミルクだって分かっているので
 お腹がゴロゴロして(普通のは)飲めない方に
 少しでも多くの方に飲んでいただきたいと思い
 工場生産ラインがいっぱいだけれど
 製造していただいています。
 本当にみなさんのおかげでやってます」
リーダー
「より多くの人に牛乳を飲んでもらえるんだ!
 北海道の中標津の牛乳を飲んでもらえるって
 嬉しいことじゃないですか!」

2019年05月04日(土) |  アイデアミルク料理!
ミルク料理のスペシャリストである小山さんに、
JA中標津のブランド牛乳を使った
アイデアレシピを教えていただきます!

小山先生
「カボチャのミルクそぼろ煮をご紹介します」

リーダー
「そぼろとミルクの組み合わせはよく分からない」

森アナ「そうですね。お肉とミルクって…」

小山先生「不思議な感じがしますよね」
リーダー
「これがコヤマジックだから!!」

小山先生「あはは!新しい!」

※詳しいレシピはこちら
カットしたカボチャは、フライパンに移し、
ひき肉も一緒に加えます。そして…

小山先生
「牛乳をひき肉にめがけて!
 ヒタヒタぐらいです!」

リーダー
「加熱していないひき肉にあえて入れる!」

小山先生
「ちょっと怪しいですよね。
 この牛乳はダシの代わりなんですね。
 ダシとかお水だと思っていれてください」

菜箸でひき肉をよ~くほぐしたら
味付けのめんつゆを加え、
クッキングシートで、
このようにしっかり蓋をしたら…
ここでやっと加熱するのですが強火がポイント!!

小山先生
「牛乳料理って煮立てちゃいけないって
 一般的には言うんですが
 乳和食ではあえて煮立てることで
 牛乳を分離させて、
 透明なダシに近づけていきます」
リーダー
「圧倒的に調味料が少ないですよね」

小山先生
「調味料の代わりになるくらい
 色々な味をもっているからなんですね!」

リーダー
「すごいよね…
 普通の料理に比べて塩分は減っているけど
 カルシウムとかアップしている!」
強火なので、焦げないように
定期的にかき混ぜるのもポイント!
牛乳が分離したら、中火でさらに10分ほど
カボチャが煮込んで完成です!
小山先生
「う~ん良い感じ!
 もう牛乳ないですよね!
 すごい…すごい…」
リーダー
「もう自画自賛が止まりません!」
JA中標津のブランド牛乳を使った
アイデアレシピ、2品目は?

小山先生
「いちごミルク大福!
 絶対リーダーの家の定番になります!」

リーダー「作るの大変そう…」

小山先生「簡単なんです!」

「NA2MILK」の甘さを活かした大福!
和菓子は手間がかかるから…と思っている皆さん、
コチラも、コヤマジックで簡単に作れちゃうんです!

※詳しいレシピはこちら

2019年05月04日(土) |  驚きのミルク料理の美味しさ!
料理家の小山さん直伝!アイデアミルクレシピの
「カボチャのミルクそぼろ煮」と
いちごとあんこを包んだ「いちごミルク大福」。
そしてさらにもう一品が…
リーダー
「ここにつけ汁がありますけど
 すごく量が少ないんですよ!」

小山先生「牛乳を入れるんですよ」
リーダー
「服部さん、いかがでしょう?」

服部さん「考えてたことないですね」

リーダー
「そうめんのつけ汁に牛乳入れるっていうんですよ」

服部さん「初めてです…」
めんつゆを「NA2MILK」で割り、
薬味をたっぷり入れて味わうという、
ミルク料理のスペシャリストおすすめの味わい方の
「ミルクつけつゆそうめん」

もちろん、一般的な牛乳でも大丈夫。
いったい、どんな美味しさなのでしょうか…?
服部さん「おいしい!」

小山先生「ですよね~♪」

リーダー
「すんげーウマイ!
 そうめんが美味しいもん、
 いっぱい連れてきた!!」
小山先生
「何で今までなかったんだろうって
 思いませんか?」
リーダー
「これまで食べたそうめんを
 全部このつゆにしたい!
 すごい減塩につながるよ~」
カボチャのミルクそぼろ煮は?

森アナ
「おいしい~すごく美味しい!
 そぼろが色んな旨味を吸っていて
 それが口の中でホロホロホロ~っと
 広がっていく感じ!」
永谷さん
「牛乳って聞いてびっくりした!
 本当に美味しいです」
いちごミルク大福は…

リーダー
「うま~い。
 あんこの甘さもあるけど
 この皮の甘さは牛乳のあまさ!
 すごいミルクだよね」

服部さん
「皮がすごくやわらかい!
 すっごく美味しいです。
 いちご大福をこんなに美味しいと思って
 食べたことないです」
リーダー
「ミルク料理を作るうえで

 牛乳ってとっても大事じゃないですか。
 先生にとってはいかがですか?」

小山先生
「北海道の牛乳の美味しさに甘んじることなく
 新しいことに挑戦する姿勢に感動しました」
リーダー
「新しい牛乳を世に出しているって
 どういう思いなんでしょうか?」

服部さん
「売れたり広まっていくことによって
 若手の酪農家たちがもっと頑張ろうとなるのが
 とても嬉しいですね」
永谷さん
「消費者が安心して飲めるものを作っていきたい」

小山先生「期待してます!」 

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4月27日のクイズ
「北海道のジャガイモ生産量は、
 全国で何位だったかな~?」

正解は「1位」でした。

2019年04月27日(土) |  ♯520 収穫後も作り育てる味!上士幌・熟成ジャガイモ編
ジャガイモ!
世界で最も幅広く最も大量に生産されているイモ類!
その調理法や活用法は数知れず。

揚げたり焼いたり蒸かしたり
サラダになったりスナックに成ったり…

世界が愛する、超重要作物!

日本では、ここ北海道の生産量が
ぶっちぎりの全国1位!!
収穫の季節は秋!

食べ頃も新ジャガの季節の秋!

とは限らない!

今回のあぐり王国ネクストは
今が旬!?上士幌の熟成ジャガイモに注目です。
森結有花アナウンサー
「十勝の上士幌町にやってきました」

森崎博之リーダー
「もうもう始まっていますね!
 土起こしているっしょ!
 いよいよ畑作スタートだなあ」
森崎リーダー
「上士幌!とにかくジャガイモでしょ!
 北海道はジャガイモの産地ですけど
 中でもこの辺りはすごい量を作ってますね」
森アナ
「リーダーその通り!
 上士幌町のジャガイモについて
 学んでいくんですけど
 ジャガイモの貯蔵と熟成について学びます」

リーダー
「最近は寝かせて、
 ジャガイモのうま味・あま味を引き出したのは
 本当に美味しいね!」

森アナ
「ここ上士幌に貯蔵・熟成にこだわっている
 ところがあるというのでお邪魔します」

リーダー「い~ね~素敵!」
あぐりっこご紹介!
あぐりっこは好奇心旺盛な小学5年生、
小澤萌桃(モモ)ちゃんと、
番組初登場の野坂海斗(カイト)君です。

リーダー
「ジャガイモって全国の中で
 北海道はどれくらい作っていると思う?」

カイト「60%」

モモ「53%!」

森アナ「刻んできましたね」
リーダー
「なんと正解は約80%!」

モモ・カイト「すご~い!!」

リーダー「すごいよね!」
リーダー
「ジャガイモ好き?
 どうやって食べるのが好き?」

カイト「カレー♪」

森アナ「似合いますよね」

モモ「ポテトサラダ♪」
リーダー
「採れたてのジャガイモも美味しいんだけど
 今日勉強するのはとれたばかりのジャガイモを
 しっかり寝かせて、美味しくする貯蔵!
 蓄える技術っていうのがあるんだって」
森アナ
「どんな風にしてたら美味しくなると思う?」

カイト「暖かい所に置く!」

森アナ「何度くらい?」

カイト「25度くらい!」

モモ
「暖かい所とか…ビニールハウスみたいなところに
 置いておくと、どんどん美味しくなるかも!」
森アナ
「では実際にどうやったらジャガイモが
 美味しくなるのかをみにいきましょう」

リーダー「早くいこう!25度の倉庫!」

森アナ「25度かどうか…分からないけどね」

ということで、
ジャガイモの熟成にこだわっているという、
村上農場におじゃまします。

2019年04月27日(土) |  どうやって熟成させるのかな?
「よろしくお願いしま~す」

栽培から貯蔵まで、ジャガイモを知り尽くした
村上知之さんに農場を案内して頂きます。
森アナ「広い…ですね」

村上さん「面積は約45ヘクタールほど」

リーダー
「うわ~~ん
 札幌ドーム10個入ります」
カイト「けっこう…」

モモ「すごい広さ!!」

リーダー「すごいね…」
森アナ「何を作ってますか?」

村上さん
「ジャガイモ・ビート・小麦・豆類・
 スイートコーン、カボチャ…色々作っています」

森アナ
「その中でジャガイモについて学びます」
リーダー「そろそろですか?」

村上さん
「今は種イモの準備をしているところです」
村上さん
「実際に種イモをまくのは5月に入ってから。
 収穫は8月下旬…25日くらいから。
 早い品種の男しゃくから始まりまして
 1か月ぐらいかけて収穫します」

リーダー
「そこから貯蔵・熟成になると思うんですが
 どれくらいの熟成になるんですか?」
村上さん
「収穫の早い品種は8月下旬から収穫して
 倉庫にいれて貯蔵して今もあるので
 7か月間、熟成にかかっている状態です」
 
リーダー
「7か月もジャガイモ置いてるんだって!
 そんなに置いたらどうなっちゃいそう?」
2人同時に「芽が出ちゃいそう!!」

リーダー「そうだよね!」
村上さん
「芽は出さないように温度管理するんです」

リーダー
「出た温度の話!二人が予想した温度は?」
カイト「オレは25度!」

リーダー「俺は25度!だぜい」

モモ「18度くらい…」

リーダー
「わたくしは18度!
 25度だったらいいなあ~
 温かいところに行きたいなあ」

果たしてジャガイモは、
どのように貯蔵されているのか?
早速、倉庫へ…

2019年04月27日(土) |  巨大カーテンに隠された秘密!
リーダー
「でっかい倉庫だねえ~体育館みたいだね」
 
リーダー
「ジャガイモが…見当たらない!」
村上さん
「ジャガイモは日光に当たると良くないので
 黒カーテンの中に貯蔵してます」

リーダー「遮光カーテン!」
森アナ「開けてもらえますか?」

リーダー
「カーテンと言っもでっかいぞ」

村上さんがカーテンを開けます。

ざああああああああ

あぐり一行「うわああああ」
リーダー「あるううううう!!」

ジャガイモは日光に当たると、
味にエグミが出てしまうので、
普段は日が当たらないようにしています。
ちなみに村上農場では、
17種類の品種を年間およそ350トン生産。
既に8割は出荷が終わっていて、
今見えているのは残りの2割です。
リーダー
「どうだこの倉庫…何度くらいある?」

カイト「えっ…そんな暖かくなかった!」

リーダー
「そんな暖かくなかったなあ(笑)」
リーダー
「だいたい何度くらいあるんですか?」

村上さん
「この状態で5~8℃の間だと思います」

リーダー
「例えば子供たちが予想した25度だったら
 どうなりますか?」

村上さん
「あっという間に芽が出てしまいます」
リーダー
「暖かくてね…
 ジャガイモは芽が出ちゃうと食べられない。
 その代わり、こうやって冬の間も
 寒い環境に置かれると芽が出ないで
 どういう状況になるんでしょうか?」
村上さん
「芽が出なくて
 ジャガイモのデンプンが糖に変わっていって
 あま味が増していくことになります」

カイト「デンプンって何ですか?」

リーダー
「エネルギーですよ。
 ジャガイモが生きていくエネルギー。
 デンプンはジャガイモを食べたときに
 ホクホクするのがデンプンなの」
森アナ
「そのホクホクが
 こういう寒い所で貯蔵されることによって
 “糖”…甘い成分に変わるってこと」

カイト「分かりました」

2019年04月27日(土) |  温度・期間…全てにこだわる熟成技術
リーダー
「でもね、デンプンが糖に変わる。
 そして甘いジャガイモになるためには
 それなりのデンプンの含有量が必要ですよね」
村上さん
「しっかりと畑で完熟をさせてから
 収穫するということにこだわっています」

リーダー「なるほど」
村上さん
「ジャガイモたちの茎とか葉っぱが
 しっかり枯れてなくなった状態を見計らって
 初めて収穫をします。
 それじゃないと美味しい熟成にならない!」
リーダー
「しっかりとデンプンを蓄えさせるために
 土の中で完熟を迎える。
 でも小規模だったら可能でしょうけど
 ここまでの大規模で350トン…
 それをやるって簡単なことじゃない…」

村上さん
「一度ジャガイモを植えていた畑に
 小麦をまきたくて…
 レッドムーンでまだ枯れてなかったのに
 機械で茎を砕いてから収穫したら
 全然美味しくならなかったんです。
 それからは絶対そんなことはしないと思って!」

リーダー
「こっちの都合じゃなく
 ジャガイモがしっかり美味しくなってから
 出してあげるということですね」
そんなジャガイモたちを貯蔵する、この倉庫。
冬の間は外の気温に応じてヒーターを入れながら、
2℃くらいの温度を保ちます。
また、天井の近くと床の近くでは、
温度が変わってくるので、
コンテナの配置を入れ変えて、
均一な環境を与えるなど、
手間暇をかけながら、
じっくりと熟成をさせていきます。
リーダー
「全部の品種が熟成したら美味しくなる?」

村上さん
「そうですね…なることはなりますが
 それぞれ品種によって熟成期間が変わってて
 美味しくなるタイミングも違ってくる」

リーダー「どうやって見極める?」

村上さん
「ひたすら食べて…
 だいたいこの時期という目安はありますが
 OKというは食べないと分からないです」
栽培、収穫、貯蔵、出荷。
あらゆる段階でこだわりぬいてから
消費者に届く、熟成ジャガイモ。
そしてさらに、とっておきの秘密があるそうで…
村上さん
「倉庫の熟成をかけているのと別に
 雪の下での熟成もやっています」

カイト「雪の下??」
モモ「すごい寒そう…」

カイト「凍っちゃうんじゃない?」

リーダー
「ここだったら2度くらい保つとしても
 雪の下はさすがに…」
村上さん
「雪が断熱材のようになって
 0度以下にならないんです!」



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