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2020年12月05日(土) | ♯595 新篠津村・キムチ編①
2020年12月05日(土) | キムチづくりを支える下漬け工程 ②
2020年12月05日(土) | 漬物だけでなく調味料としてもキムチ活用術!③
2020年11月28日(土) | ♯594 芽室町のゴボウ①
2020年11月28日(土) | ②森アナ!立派なゴボウと格闘!?
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2020年11月21日(土) | ③金印わさび工場へ潜入!!
2020年11月14日(土) | ♯592 ①滝上町・加工用スイートコーン編
2020年11月14日(土) | ②色・香り・鮮度をそのままフレークに!

[+10] >>

2019年04月13日(土) |  ♯517 北大で最新農業技術を学ぶ! 後編
前回、北海道大学におじゃました
あぐりメンバー!
あぐりっこは、
将来農業関係の仕事に就きたい、
酪農大学4年國友裕成(ユウセイ)君!

一行は、リーダーが
去年ドラマ「下町ロケット」で演じた
野木教授のモデルとなった野口教授の案内のもと、
様々な農業技術を見せてもらった!

無人トラクター4台、遠隔操作による同時走行!

カボチャなど重量野菜の、無人収穫ロボット!
さらには、北大とJAグループの共同研究による、
農産物に含まれ、安全かつ、疲労回復などの効果も
見込まれる色素ベタニンの抽出など、
北大ならではの技術を目の当たりにした!

そして北大では、まだまだ驚くべき技術を、
研究・開発しているという!!

今回のあぐり王国ネクストは
北大が研究している最新の農業技術を、
さらに深掘りします!
森結有花アナウンサー
「今週も北海道大学からお届けします」

森崎博之リーダー
「まるで生徒ですね!前回は面白かった!」

森アナ
「無人トラクターも発展していて
 4台同時走行も見せてもらいました」

森崎リーダー
「楽しいですよね。すごくワクワクしています。
 今日は何を学ぶんでしょうね」

森アナ「ということで野口教授です!」

森崎リーダー
「いや~クラークさんがよくお似合いですね」

森アナ
「ユウセイ君も一緒に学んでいきます」
リーダー
「かなり前回見せちゃったから
 もうないんじゃないですか?」

野口伸教授
「いや~まだまだ!
 北海道大学はかなり第一次産業に対して
 力を入れてまして、
 農学部と工学部が連携して
 良質なものを低コストでたくさん作って
 それを役立てるような技術開発を進めてます」
森アナ
「農学部と工学部が連携している!」

野口教授
「今日見てもらいたいのは
 工学部の長谷川先生が研究されている
 光の波長を変換できるフィルム」
リーダー「光の波長が…?」

野口教授「変換させてね…」

リーダー
「何をどうとらえていいのかわからない」

森アナ
「そもそもそれと農業にどう関係があるのか?
 分からないですよね」

光の波長を変換?
  なんのことやらさっぱり…。
そして、それが農業とどんな関わりが?

ということで早速、
工学部の長谷川教授のもとへー
森アナ
「北大で光の研究をなさっている
 長谷川靖哉(ヨシチカ)教授です」
長谷川教授
「ハセガワです♪
 よろしくおねがいします♪
 はいっどうですか?工学部来て?」
リーダー
「いやっあのー工学部よりも
 今やっぱり教授にお会いできた
 喜びと言うんでしょうか…
 どことなく『おフランスを感じる』
 ハセガワで~っっす!って…
 このアクセント!
 今日、非常に楽しそうな予感がしました」
長谷川教授
「アリガトウゴザイマスッ!
 学生から『マリオ』って呼ばれます!」

一行大爆笑。
キャラ立ちまくりの長谷川教授。
光の研究をしている、とのことですが…

2019年04月13日(土) |  白い粉が光りだす?!
長谷川教授
「これ学生さんが作ったものなんですけど、
 “白い粉”!これ光るんです!」

あぐり一行「えっ???」

森崎リーダー「粉が光るって何だ?」
長谷川教授
「UVライトを当てますよ…」
カチッ!

あぐり一行「おおおおおお」

リーダー「光り方が赤いっ!」

森アナ「赤と緑?」

リーダー
「発光しているような感じ!」

長谷川教授「発光しているんですね」

森アナ
「蛍光オレンジと蛍光グリーンみたい」

リーダー「蛍光マーカーみたいな色」
森アナ
「さっきの白い粉が光を当てただけで
 こんな風になるんですか?」

長谷川教授
「光を吸収して赤に変換しているんです。
 色を変えるんです!」

リーダー
「そんなことできるの?スゲー」
長谷川教授
「粉の中に光を吸収する分子が入っているんです。
 それを取り付けたんです、学生さんが!
 それを作ったのが北大が世界で初めてなんです」

リーダー
「えっ!世界初のこと見てるの?我々…
 すげえええー」
リーダー「これは2色ですか?」

長谷川教授
「色んな色が出せるんですけど
 ちょっと応用も見てみましょう」
長谷川教授
「これ透明のプラスチックですよね。
 ここに(粉の)ツブツブが入っているんです。
 ただのガラスに見えますよね?」

リーダー
「ガラス四角です。ここに光を当てる?」
光を当てると…ピカッ!

あぐり一行「ああああ」

森アナ「真っ赤ですね!」

リーダー
「UVライトを当てると色が変わるという…」
リーダー
「非常に面白い実験でした…」

森アナ「ただ…」

長谷川教授「これ農業と…」
リーダー
「私達の番組、北海道の農業を
 取材しているんですけど…
 これ…ちょっと関係なかったかな…」
この光の色を変える技術が、
農業にどう役立つのか?

2019年04月13日(土) |  赤い光が農業スタイルを変える?
植物の光合成と関わりがある、とのことで…

長谷川教授
「葉っぱに光が当たって
 二酸化炭素と水を吸って、酸素と糖を作る!
 これが光合成ですよね」
長谷川教授
「ポイントなのが太陽光なんです。
 太陽光を吸うところがポイントなんです!
 じゃあ何が吸うのかというと
 葉緑素の中に小さな分子が入っているんです」
 
長谷川教授
「それがクロロフィルという分子です」

リーダー「聞いたことある」

森アナ
「光合成の勉強する時に出てきた言葉だ!」

長谷川教授
「葉っぱって緑色しているじゃないですか。
 これが緑色しているからなんです」

そのクロロフィルという、
植物の光合成に関わる物質には、
好きな光の色があるそうです。
長谷川教授
「この辺…盛り上がっていますね。
 この辺りがクロロフィルが光を吸う
 波長なんです」

リーダー「つまり赤が好きなんですか?」

長谷川教授
「そうなんです。
 赤い光を当てると、
 この葉っぱはたくさん光を吸って
 光合成が活性化するんですよ」
長谷川教授
「実際太陽光というのは
 紫外線も降り注いでいますよね。
 紫外線は植物にもあんまりよくないんです。
 嫌いな紫外線を取り除いて赤にする!
 それを農業フィルムの中に入れようというのが
 今回の研究なんです!」

リーダー「農業フィルムって何ですか?」

長谷川教授
「ビニールハウス!」

リーダー「はいはいはいはい「!」

長谷川教授
「あれ太陽光、降り注いでいますよね。
 植物、よくないじゃないですか?
 それを吸って、植物の好きな
 赤に変えると成長が促進される!」

リーダー「ちょっとおおおおお」
植物が苦手な紫外線は少なく、
好きな赤い光を多く浴びると…

長谷川教授
「私が実験したのはホウレン草。
 ホウレン草は葉っぱが大きくなります。
 稲は成長がはやくなる!
 なので育成機関が短くなる可能性が
 高いですよね!」
リーダー
「すごい!北海道って特に冬が長くて雪深いので
 今年は特殊で雪が少ないですけど、
 いつも2月3月って農家さんは雪かきして
 ハウス建てて、なんとか育苗してから
 圃場に定植するんですけど、
 そのビニールハウスでの成長が
 もし半分までいかなくても短くなるなら
 もうちょっとゆっくり雪解けしてから
 農業が始められるとか、
 非常に農業がラクになる!」

長谷川教授
「それもあるかもしれないですよね。
 日照時間が長くなるのと同じですからね!」

リーダー「そういうことですよね!!!」
ということで、
光の色を変えるビニールを使った
実験も見せて頂きました。

長谷川教授
「ここに花があります。
 これに太陽光を想定した
 紫外線ライト(ブラックライト)を当てます」

当ててみると…

長谷川教授「何も変わらないですよね…」
長谷川教授
「ではここで我々が作った農業用フィルムを
 当ててみましょう」

リーダー
「これにさっきの分子が入っているんですか。
 汚れっぷりがビニールハウスっぽい」

長谷川教授「その辺りがリアルっぽい(笑)」
リーダー「では暗くしてください」

森アナ「透明シートをかざします」

長谷川教授
「UVライトを当てます!
 こんな感じで真っ赤になります。
 花を見ていただくとほんのり赤いですよね。
 光が出ているんですよね」

リーダー
「白い花に赤い光が当たっている感じだ」

長谷川教授
「この赤い光で植物の光合成が活性化する!」

リーダー
「へえええ~。つまり農家の方は設備投資として
 何か電気代がかかるものではなく、
 ランニングコストがかさむものではなく
 ビニールハウスのビニールを変えるだけ!」

長谷川教授「変えるだけなんです!」
森アナ
「実際にホウレン草を育ててみて
 成分や味とかに影響はないんですか?」

長谷川教授
「実際に北大の農学部の先生が
 調べて下さって成分分析したら、
 不味くなると良くないじゃないですか?
 でも味、ピッタリ同じだったんですね。
 ってことは美味しく食べられるということ。
 成長促進するけど味は変わらない! 
 ただホウレン草がそうだっただけで
 トマトだったらリコピンが増えるという
 結果もあるんですね」

リーダー「すごい!期待できますね」

長谷川教授
「これで色んな事やりたいですね」
森アナ
「農学部と連携してみてどうですか?」

長谷川教授
「文化がかなり違います!分かりますよね?
 算数解いて難しいイメージありますよね。
 農学部は野菜育てる…それも大変ですよね。
 でもお互いの分野を話すことで
 『あっそうか!』という気づきがあるのが
 面白いですよね。
 農学部の先生が出来ない事を
 我々が出来るかもしれない。
 我々がこんなことを応用したいなと思っても
 気付かないかもしれない…。
 それを農学部の先生が
 これはこんなのに使えますよと
 言ってくれるのも、また嬉しい!
 農学部と工学部の連携は重要ですね!
 農業が新しく発展できたらという気持ちで
 頑張りますので宜しくお願いします」

リーダー
「すごい楽しみになりました!」

長谷川教授の熱意にみんな感心しまくり…
リーダー
「いや~スーパーキノコ食べてると思う!」

2019年04月13日(土) |  ハウスの中に連携の技術が!
今回、あぐり王国が注目しているのは、
北大の、農学部と工学部の連携による、
農業技術の研究。
続いては、このビニールハウスでも、
研究の一端が見られるということで、
農学部の鈴木卓准教授にお話を伺います。
リーダー
「このビニールが赤い光を…」

鈴木准教授「それはまだですね!」

リーダー
「じゃあハウスでなく着目するのは?」

鈴木准教授「これですね!」

リーダー「これ?」
鈴木准教授
「隣の畜産施設でできた
 バイオガスを燃やして熱を作り…」
鈴木准教授
「熱でつくったお湯が循環されます!」
鈴木准教授
「その循環されたもので
 こちらの水耕栽培の肥料液を温めてます」
リーダー
「へええ~水耕栽培!やったなユウセイ。
 今回初めて農産物見れたぞ」

ユウセイ「待ってました!」
鈴木准教授
「これはロメインレタスとサンチュです」

リーダーが味見をすると…
「めっちゃうまい!」
ところで、いま話に出てきた、
水耕(すいこう)栽培って何?

リーダー
「水道の出口があって水が出てます」

鈴木准教授「これ肥料液なんです」
鈴木准教授
「ゆるやかなスロープが出来てます。
 というのも水を貯めちゃうと
 根っこが酸欠を起こしちゃいますから
 小川のように水が流れています。
 それで向こう側から出て、
 下に溜まってポンプで汲み上げられて
 ここにくる」

リーダー「循環してるんだ」

鈴木准教授
「循環すると根が酸欠にならない!」
鈴木准教授
「私は園芸が専門で野菜やフルーツを
 やっています」

リーダー
「そこに長谷川先生のように
 工学部の知識研究がやってくる訳ですね」

鈴木准教授
「そう。なのでここは断熱ハウスでもありますし
 地面!見てください。普通ハウスって土でしょ。
 まずこれの特徴の1つは透水性。
 工学部の技術なんですけど
 透水性のブロックで一面覆っている」
この水を通すブロックがあることで、
雑草が生えにくくなり、
水たまりも出来にくくなります。
水耕栽培などを用いて、
地面の土を使わない農業の研究が行われている
このハウスには、工学部の技術が、
ふんだんに生かされているのです。
鈴木准教授
「バイオガスの熱で真冬でもそこそこの温度で
 作物が凍らない程度に生育できるように…
 そういうことを考えてますね」

リーダー
「すげーバイオガス。バイオガス分かる?」

ユウセイ
「ちょっと分からないですね」

リーダー
「じゃあバイオガスが何なのかを
 見せてもらいたいです」

2019年04月13日(土) |  バイオガスは多様な用途に使える!
ということで…
バイオガスがどのようにして作られるのか、
牛舎におじゃまします。
森アナ
「先ほどのビニールハウスの温かさ。
 その秘密を探るべく
 私たちは牛舎にやってまいりました」

リーダー
「どうして暖房と牛が何の関係があると
 お思いですよね。
 密接な関係がありますので
 しっかり学びましょう」
工学部の石井一英教授に、
エネルギーとなるバイオガスの作り方を
お聞きします。
石井教授
「まずですね牛のフンがありますね。
 尿も混ざって下の溝に溜まっています。
 これを集めて…ご案内します!!」

さて別室に移動すると…
リーダー
「強くはないですが若干の…
 ニオイがありますね」

石井教授
「我々はかぐわしいニオイと言っております」

リーダー
「私はときめくニオイと言っております」
溜められた牛の糞尿は、管を通って、
別棟の発酵槽(はっこうそう)へ。
そこで糞尿は、微生物の働き分解され、
気体が発生します。
分解された糞尿は液体肥料として
別のタンクにストックされます。
そして、ここで発生した気体がバイオガス。
そのバイオガスを溜めている部屋に
案内して頂きます。
石井教授
「これに集まったのがバイオガスなんです。
 メタン60%、二酸化炭素40%で構成されてます」

リーダー
「これが暖房の元。エネルギーの元!」

石井教授
「メタンが天然ガスの成分と一緒なんですね。
 なので燃えます」
石井教授
「バイオガスというのはエネルギーとして
 色んな形に変換できるのが1つの特徴なんです。
 風力とか太陽光は電気にしかなりませんけど
 バイオガスは電気にも、熱にも自動車燃料にも
 なります!そういった色々な用途に使われるのが
 バイオガスの特徴なんです」

2019年04月13日(土) |  北海道大学が農業に革新をおこす!
リーダー
「排泄物が新しくエネルギーとなって
 生まれ変わるんですよ。
 北海道これだけいっぱい牛を飼っている。
 排泄物もいっぱいだ!
 1頭の牛が1日で約50㎏排泄するんです。
 それをどうするか?
 今技術が進んでガスになる!」
リーダー
「農業と工業がサイクルしている!」
石井教授
「私は廃棄物の研究家で
 どちらかと言うと
 物を作るのは動脈ですけども
 私は皆さんが使った後のものを
 静脈としてもう一度
 動脈に戻す仕事をしてます!!」

リーダー
「この分野の発展が未来への発展につながる。
 素晴らしいですね!」

素晴らしい研究は見させていただきました!
森アナ
「北海道大学の農業技術について
 2週に渡ってお送りしてきました」

リーダー
「野口先生!すごいですね…
 もう面白かったですわ!」
リーダー
「どんどん良くなっていく
 革新を見せてもらった気がします。
 ひょっとしたら農家の方は
 不自由に思ってない事かもしれない、
 今すでに。それが新しくなると
 あーなんて不自由な中で
 やってきたんだろうと思うくらいに、
 この技術は新しく塗り替えられていくと思う!」
森アナ
「当たり前を変える研究をしている!」

リーダー
「いいね。当たり前を変える…
 良いコピーだ。
 使わせてもらおう」
ユウセイ
「とても良い経験になって
 今後どんなことできるんだろう…と
 当たり前が変わっていくのを
 これから見るのが楽しみです」
リーダー
「クラークさんの時代から
 この北大が農業の中心となった
 場所なんだなって改めて思いました」
野口教授
「ありがとうございます。
 1876年に札幌農学校ができて
 それから140年以上経つけど
 北海道と一緒に大学が育ってきた」
野口教授
「北海道の第一次産業はとても重要な産業。
 北海道大学としては進展・発展に
 貢献したかなと思っていますし、
 これから先もも農学部だけじゃなくて
 全学部をあげて取り組む!という
 感じだと思います」
リーダー
「私たちもテレビを通して各家庭に
 農業はこんなに愉快で面白い!
 美味しいということを10年ちょっと
 伝えてきてはいますが
 違うアプローチで北海道農業を照らして下さる!
 先生これからもあぐり王国と連携を密にして…」

野口教授
「私はいち研究者ですけど大学としても
 あぐり王国に取り上げて頂いて
 多くの人に我々が開発・研究している技術を
 知ってもらいたい」

リーダー「今後とも宜しくお願いします」
みなさん、こんにちは!
今日はJAバンクが取り組む、
食農教育についてお知らせするよ~!

子供たちに、食や農業の大切さを伝える、
この取り組み!
今年もJAバンクから、
みんなの暮らしと農業とのつながりを、
解りやすく解説した教材本が、
全道の小学校や特別支援学校の子供たちに、
渡されるんだって~!

3月20日には、北海道教育委員会に、
教材本の贈呈が行われたよ~!
授業に出たら、
みんなも農業と暮らしのつながりについて
考えてみようね~!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

----------------------------------
3月30日のクイズ
「今回、農業技術の研究を見せてくれたのは、
 なんて大学だったかな~?」

正解は「北海道大学」でした。

2019年03月30日(土) |  ♯517 北大で最新農業技術を学ぶ! 前編
1876年、北海道大学の前身、札幌農学校開校。
クラーク博士などの教えにより、
近代農業技術が、北海道に持ち込まれました。

それから140年余り。

北大では今なお、最先端の農業技術を
追い求め続けています。

今回のあぐり王国ネクストは、
驚きの連続! 北大で研究している
最新農業技術に迫ります!
森結有花アナウンサー
「北海道大学になって来ました」

森崎博之リーダー
「あれ?この前も来ましたよね?」

森アナ
「北大牛乳の取材でお世話になりました」

森崎リーダー
「これはもう
 我々は北大生と言っていいですね!
 こんなに何回も来てるんだもん」

森アナ
「北大にお世話になっていますが
 北大生を名乗ってはいけません」
森崎リーダー
「ある意味、北海道大学は
 農業番組のネタの宝庫ですね!」
森アナ
「さてそんな北大で農業の最新技術について
 学んでいきます。
 リーダーゆかりの、
 あの教授にもご登場いただくので…」

森崎リーダー
「私のゆかりというと…年末のドラマの…」

森アナ
「リーダーの役柄のモデルになった方」

リーダー
「大変、参考にさせて頂きました」

森アナ
「今回のあぐりっこですが
 難しい研究になってしまうかなと思うので
 こんなあぐりっこに来てもらいました」
リーダー&森「あぐりっこ~」

あぐりっこ「はーい」

この青年は、酪農学園大学で農業を学ぶ
國友裕成(ユウセイ)君。
あぐり王国が始まった頃にあぐりっことして
活躍してくれました。
森アナ「すっかり大人ですね」

リーダー「いくつになった?」

ユウセイ「今ぼく21歳です」
リーダー
「キャーどうしよう。
 もう俺あぐりっことお酒飲めるの?」
リーダー
「ユウセイはあぐり王国で農産物にふれ
 農家さんに非常に興味をもってくれて
 農家さんになりたい!と思ってくれた」

ユウセ
「あぐり王国があったからこそ
 今の僕がある!
 いまもう就活始まってまして
 JA関係の仕事に就きたいなあって」
リーダー
「でた!ついにだよ!
 俺たちあぐり王国北海道も
 大変お世話になっているJAに入ってくれたら
 ロケ同行とかあるかもしれないからね」

森アナ「そういう日が来るかもしれない」
リーダー
「あぐりっこOB達と一緒にお仕事が
 できるかもしれない! 
 農業に光を照らす存在になってくれるかも」
リーダー
「これは本当に嬉しいこと!!」

ユウセイ「任せて下さい!!」
リーダー
「ありがとう!
 でも北大来ちゃったけど大丈夫か?」

ユウセイ
「大丈夫ですね。
 酪農学園の方がすごいかな…っていうのが
 ありますけども!」

リーダー
「おおおっ!(笑)
 大学生ありがちな交流戦!!
 よその大学来た時にね、
 なんぼのもんじゃーって!あるある!」

2019年03月30日(土) |  野口教授と野木教授の夢のコラボ!
そんなユウセイ君と、
早速リーダーゆかりの教授のもとへ。
森「さあお待ちですよ」

リーダー
「ご無沙汰してます!
 宜しくお願いします。
 うわ~野口教授です!
 お会いしたかったです!」
こちらの野口伸教授は、
無人農業ロボット研究の第一人者。
去年放送されたドラマ「下町ロケット」で、
リーダーが演じた、
野木教授のモデルとなった人物です!

森アナ
「下町ロケットは御覧になってましたか?」

野口教授
「そりゃあ見てました。
 私よりずっとカッコよくてね!
 素敵に演じて頂いて…」

リーダー「まさかまさか…」
リーダー
「実はお会いするのは3度目になりますかね。
 あぐり王国に出て頂きたのは何年前…」

野口教授「5年くらい前です」

リーダー
「実は野口教授あぐり王国出て頂いてます。
 その時からずっと無人農業ロボット、
 トラクターに従事されていらっしゃった」

森アナ
「5年前見た時もすごかったんですか?」
リーダー
「5年前見たときもビックリしました。
 誰も乗っていないトラクターが動くなんて…
 ドラマの中で主演の阿部寛さんがやってましたが
 トラクターの前に、
 フッと現れて、ピタッと止まる!
 おおおおお~っ!
 (軽やかなステップで再現するリーダー)」
~2014年の映像~
リーダーとあぐりっこ。
トラクターに近づくとピタッと止まり
離れるとエンジンが再び稼働!

リーダー
「オーライオーライ…ストップ!」
リーダー
「ドラマが終わった後、
 農林水産省で私達…
 野口教授と野木教授のトークショー
 というのをやりまして…
 二人で農林水産省の職員の方々、
 中には農林水産大臣もいらっしゃって…
 私達二人の小粋なトークショーを!」

森アナ「大丈夫でしたか?」

リーダー
「どーも~ノグチとノギで~~す♪♪」

森アナ
「ダメです農林水産省で!そのテンション!」

リーダー「聞いて頂いちゃった♪」
ちなみにこちらが、その講演会の様子。

リーダー(講演会の一部音声)
「私は演じさせていただいたということもあり
 高齢化・人手不足になっても
 農業経営がうまく回ることに賛同すると共に…」
リーダー
「農業が抱える問題っていうのは
 多々あると思いますけど
 一番大きいのは高齢化・後継者不足が
 どうしようもない大きな問題なんですが
 そこをクローズアップして
 なんとか解決策を見出そうとしている!」
リーダー
「この方は日本だけじゃなくて
 世界を救う方!」

野口教授
「いやいや…そんなことございませんけど
 そういう思いでやってきました」

2019年03月30日(土) |  無人トラクターの実力は…まだまだ!
そんな野口教授に、まずは、
無人トラクターのデモンストレーションを
見せて頂きます。
そして安全性能を確かめるために、
森アナがトラクターの進路に立ち、
停車センサーを作動させます。

野口教授
「スタートしてください」

森アナ
「動いた!怖いな…ヤダヤダ…」

ビイイイイイイイ

トラックが止まりました!

リーダー「ちょっとよけてみて」

ガガガガガ

リーダー
「よけると動きだしました」

森アナ「すごいすごい!」
リーダー
「もう一度(経路に)入ってみてください」

ビイイイイイイイ

リーダー「そうそうそう」

何度も繰り返す森アナ。
リーダー
「はしゃいでいるな。
 楽しくなっちゃってる…
 まだやってるよ」
リーダー
「さあ、森さんがよけて
 トラクターが畑に入っていきました」
リーダー
「どうでしたか?森さん?」

森アナ「楽しかったです」

リーダー
「いやおかしいわ。感想!」

森アナ
「来るまでは大きいし早いし
 怖い怖いと思ったんですけど
 ちゃんと止まりましたね!」
森アナ
「しかもタイヤも色々動いてた!」

野口教授
「目標の経路に合わせるように調整しているの!」
 
野口教授「今もう作業しているの」

リーダー
「ほらトラクターは後ろを下ろして
 しっかりと畑を起こすように…」

森アナ「本当だあ。すごいですね」
リーダー
「改めてどうして右左補正して走ったり
 人がいると感知すると止まったりというのが
 可能なんです

野口教授
「GPSで自分の位置を正確に把握、 
 それと自分の姿勢も把握して
 それをうまく利用しながら
 自分で目標となる経路を正確に走る!」
野口教授
「でもこれ5年前だよ。
 5年前に森崎さんに見てもらった技術」

森アナ
「5年前にここまで来てたってことですか」

リーダー
「だから進化はまだ見せてもらってない。
 5年の進化って更にあるんですか」
野口教授
「今は1台が無人で作業しているけど、
 それは一人分の人件費がいらなくなる。
 ただいまは
 4台とか複数のトラクターが無人で作業する」

リーダー
「一人1台を操作するんではなく
 一人で複数台動かせるようになる!」

野口教授
「その人はトラクターの側にいるんじゃなくて
 離れたところで監視できる!
 4台とかのトラクターの作業をね!」

さて、その技術とは??

2019年03月30日(土) |  複数台を同時にコントロール!
さて、農場には4台のトラクターがスタンバイ。
そのうち1台に森アナが乗り込み、
現場の状況を伝えます。そしてリーダーたちは…
リーダー
「管制室に入りました。
 私達の前にモニターがありまして
 トラクター4台の現在地がみられる」
野口教授
「トラクターの前につけたカメラで
 前方を映し出しています」
野口教授
「では1番目を動かします」

リーダー「動いた動いた!」

野口教授「次は2号車だね」

リーダー
「2号車には森アナが乗っているのね」
森アナ
「うわ~動いた動いた!
 すごいすごい!
 全然触ってないのに動いてます!」
リーダー「森さん聞こえてますか?」

森アナ「はい聞こえております」

リーダー
「お昼ご飯、何にしましょうか?」

森アナ
「全然関係ないじゃないですか!」

あははは~
こんな冗談を言っても
トラクターはしっかりお仕事しています。

リーダー
「動いているのね?乗り心地はどう?」
森アナ「快適ですよ~」
リーダー
「無人トラクターの取材なので
 降りて頂けますか?」

森アナ「それはできませ~ん」
リーダー
「今オペレートしているのは
 この男性の方、お1人?」

野口教授「彼一人。うちの学生です」
リーダー「大変ですか?」

男性「いえいえ大丈夫です」

野口教授「簡単ですよ~」

すごいですね~!!



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