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[+10] >>

2020年11月28日(土) |  ♯594 芽室町のゴボウ①
和食に欠かすことのできない食材、ゴボウ。
キンピラをはじめ、漬物、煮物、汁物、鍋物と、
様々な料理に顔を出す名脇役。

ところでこのゴボウ!
アジアやヨーロッパが原産地とされていますが、
食用としているのは
日本とごくわずかな地域だけという、
世界的には珍しい野菜なんです!

ということで、今回のあぐり王国ネクストは、
芽室町のゴボウに注目します!
森結有花アナウンサー
「芽室町にやってきました」

森崎博之リーダー
「十勝ど真ん中ですよね。
 それより十勝と言えば…森さん!」

森アナ
「あのですね…この度…
 十勝観光大使に就任しました!!!
 ありがとうございます」

リーダー
「素晴らしい!
 実は私も故郷・東川町の観光大使を務めております」

森アナ「では大使同士の番組ですね!」

リーダー「確かにスゴくない?大使2人!!」
そんな観光大使2人が来ている芽室町。
スイートコーンの生産量が日本一であるなど、
農業が盛んなマチです。

森アナ
「芽室町でゴボウに注目します!」

リーダー
「ゴボウいいですねえ~
 ゴボウっつうのはイヌリンですね。
 イヌリンという食物繊維が豊富!
 それからポリフェノールも多く含んでいて
 酸化防止になり若返り効果にも期待できますね!」
 
芽室町は、北海道一のゴボウ生産地。
「めむろごぼう」として、ブランド化も進んでいます。
リーダー
「ゴボウと言えば忘れもしない!
 森さんゴボウ事件ってありますよね?
 洞爺湖町でのゴボウの穴に埋まった事件!」

~2017年5月6日放送 洞爺湖町ゴボウ編~より
ゴボウを収穫した穴に自分から落ちてしまいました…
リーダー
「今回残念ながら外は雨模様なので
 圃(ほ)場もきっとドロだらけ… 
 おそらく…みなさんが喜ぶ画が撮れると思う!
 期待しています!」
ゴボウ選別施設に潜入!
そんな森アナのゴボウ掘りリベンジは後に回しまして、
まずは集出荷施設におじゃまします。

お話を伺うのはJAめむろの森下勝斗さん

年間およそ2500トンものゴボウを扱っているこの施設。
まずは、倉庫を案内して頂きます。
リーダー 「うわっ大きな倉庫だ。土の香りがします」

森下さん
「まずは最初に原料…
 畑から収穫したままのゴボウが入っている
 倉庫にいきます」
リーダー
「はいっ開きました~~
 すごい量!!」

森アナ
「コンテナがすごい積まれて…さむ~~い!!」

リーダー
「ちょっと待ってください。待って下さい!
 閉めて閉めて!!!めっちゃ鳥肌立ってる。
 寒い!!」

森アナ「寒い…何で教えてくれないんですか?」

森下さん
「ごめんなさい、ごめんなさい!
 温度は2℃くらいになってます」

リーダー「2℃!!」

ということで、
防寒対策をしっかりしまして改めて倉庫へー
森アナ
「さむ~い!
 コンテナがすごい積まれていますね~」

森下さん
「今ですとコンテナが600基くらいあります。
 重さにして240~250トンくらいありますかね」

リーダー
「それでも全体の1/10くらいですか?」

森下さん「そうですね!」

リーダー「これ全部ゴボウなんですね」
リーダー
「まず収穫してすぐ冷蔵庫に入れる感じ??」

森下さん
「収穫後、生産者が持ってきてから
 選別されるまでの間、ここで保管します」
森下さん
「(保管期間が)長いものだと
 収穫から選別・出荷されるまで
 半年くらい経つものもあります」

リーダー
「半年も出荷を順番待ちするゴボウもいるんですね」

森下さん「そうです」

リーダー
「それを2℃の倉庫だから劣化しないで
 保管できるんですね!すごい」
芽室町では、春と秋にゴボウの収穫があるため、
この貯蔵庫は、ほぼ1年を通じて稼働します。

貯蔵されたゴボウは、出荷時期に合わせて、
順次、選別にかけられます。
森アナ
「ここからは選別の様子をみせてもらいましょう」

リーダー「すごい量だね…」

森アナ
「これだけの量だったら機械でザザザッて
 やってもいいかなと思いますけど
 まずは人が直接手で持って並べていくんですね」

森下さん
「並べたゴボウの頭(茎)を
 カッターでカットしていきます」
リーダー「なんか赤い線がみえますが…?」

森下さん
「赤い線はレーザーポインターでして
 切る位置を示しています」
森下さん
「切り過ぎると大事なゴボウがなくなるので
 茎が残らない…かつゴボウがなくならない
 微妙なラインで切ってます」
森下さん
「それが1本1本、機械に乗っていきます。
 規格が11個あるんですが…」

リーダー「11?何で分かれるの?」
 
森下さん
「主に太さと長さに分けます」
森下さん
「規格分けをした後は
 また人の手で袋や箱に入れます。
 重さを計って10kg毎に詰めます。
 10㎏になったら下に落とすんですよ」

リーダー
「確かに滑り台がありますよ…」
 
リーダー「行った~~」

袋かダンボールに10キロごとに詰められたゴボウは、
再び貯蔵庫に入れられ、
鮮度が保たれた状態で出荷されます。
細かなニーズに応える規格の多さ!
森アナ
「私達の前には11規格に分けられたゴボウがあります。
 こういう風に見ると…
 例えばですよ、Sと2Mで見ると
 あんまり違いがないじゃないですか?」

リーダー
「そうだね…
 この2袋だけに注目すると分からないね」
森アナ
「ものすごく細かく分かれてますよね」

リーダー
「そんな違わないですよ?」
森下さん
「出荷先のお客様のニーズもありまして
 加工してみたりスーパーで売ってみたり…
 と色々な用途がありますが
 そういった細かなニーズにこたえるために
 細かい規格分けをしています」

森アナ
「この規格分けされたゴボウは
 この後はどこに行くんですか?」

森下さん
「道内にも出荷しますが
 量も多くさばけないので
 関西を中心に全国へ出荷しています!」

リーダー「やっぱり北海道のゴボウは人気でしょ?」

森下さん
「そうですね。十勝・芽室町産は人気はありますね」
森下さん
「今ゴボウの作付面積も若干減っていってる状況で
 今のところは日本国内の需要に応えるのが
 精一杯なんですが、
 今後の展望として海外にも出荷していきたいと
 思います!」

リーダー
「我々も海外ロケに行きますんでね、
 ぜひお願いします!ありがとうございました」
 

2020年11月28日(土) |  ②森アナ!立派なゴボウと格闘!?
森アナ「ゴボウ畑にやってきました」

リーダー
「森さん…なかなか過酷な状況ですね」

森アナ
「雨も降っていますし、
 風も強い気温も低いですけど…
 やっぱり私も汚名返上したいと思いまして」

リーダー「リベンジに燃えていますね」

森アナ
「風とか雨とか感じません!
 やってやるぞという強い気持ちがあります」
リーダー
「もう1回みてみましょう。
 昔はこうでした!」

ゴボウを収穫した穴に落ちる森アナ…
では森アナ、汚名返上しましょう。
森アナ
「寒い中お付き合いいただきます
 生産者の鳥本和宏さんです」

寒空の下、
森アナのゴボウ掘りにお付き合い頂きます。
(なんかすみません…)

リーダー
「今はスコップで収穫することはあるんですか?」

鳥本さん
「今はほとんど機械で収穫しているので…」
ゴボウの収穫は、
チョッパーという機械で葉や茎を切ってから
トラクターで掘り上げる、という作業が一般的です。
おじゃましている畑は、チョッパーを入れた後の状態。
今回特別に手作業で掘らせてもらいます。
まずは鳥本さんが掘ってくださいます。
ヒゲがはえたゴボウが姿を見せます。

鳥本さん
「抜けるかな?ってところでリベンジして下さい!」
さあゴボウが見えたところで
森アナが抜いてみます!

森アナ「ふんがー」

リーダー「さあ森さん頑張れ!」

鳥本さん
「もうちょっと掘ってもいいかも。
 雨が降ってるんで抜けやすと思うんですけど
 土が柔らかくなるんで…」
リーダー
「土がやわらかいのは
 ゴボウ栽培には大事ですね」

鳥本さん
「芽室町の畑は褐色火山灰土壌なので
 やわらかくて、水はけもいいので生育しやすい!」

リーダー「ゴボウの適地ですよね」

森アナ「こりゃあ太いな」
さてゴボウと格闘すること数分…

ボンッ

森アナ「うわ~抜けました~」
さてリーダーが手伝って、もう1本!!

ボンッ

森アナ「抜けた~おっきい!長い!!」

リーダー「リベンジできましたか?」

森アナ
「果たせました!!
 成長した姿をお見せできました」

リーダー「どこが成長したんだよっ!」

今回、見事にゴボウを抜き取り、リベンジ成功。
成長した姿を見せてくれました…とは思えない、
安定の転びっぷりでした!
ゴボウ栽培スケジュール
森アナ
「さあゴボウ掘りを終えまして
 鳥本さんの倉庫にお邪魔しています」

リーダー「広い倉庫だねえ」

森アナ
「ここからはゴボウの栽培についてお聞きします」
鳥本さん
「まず4月から土おこし。
 1メートルくらいツメで回転させて
 土をやわらかくしてから、種まき!」
鳥本さん
「種まきは2回となっていますが、
 早く収穫する用に1回目、
 2回目が一般用のゴボウの種まきです」
種まきを終え発芽した後は、
収穫まで草取りなどの作業が延々と続きます。
こだわりの特別栽培とは?
森アナ
「鳥本さんは農薬の量を減らすなど
 こだわっている栽培方法があるんですよね?」

鳥本さん
「特別栽培で今年で3年目になります」
鳥本さん
「特別栽培とは北海道で決められた
 窒素を半分、防除の回数を半分に決められているので
 それに伴って栽培しています」
リーダー
「そうか…特別栽培をしているから
 なおさら草との闘いがある訳ですね」

鳥本さん
「安心して食べてもらえればと思い始めました」
鳥本さん
「作物はちゃんと生きているので
 作り手の気持ちが反映される。
 その想いが消費者にも伝わってくれると思うので…
 それでいいかなって思います」

リーダー
「芽室町のゴボウはやっぱ美味しいわって
 しっかり愛情込めて作られているから
 美味しいわって言う評判が見返りなんですね」

とっても素敵なお話でした!!
鳥本家 一番のおすすめレシピは!?
ではここからはゴボウ料理を作っていただきます!

鳥本さんの奥様、加奈子さんに、
お手軽ゴボウレシピを教えて頂きます。

加奈子さん
「一番我が家の大人気なんですけど
 ゴボウスティックです!」
加奈子さん
「揚げるだけなんですけど、
 我が家は少し柔らかめが好きなので
 最初に茹でてから味付けをして茹でます。
 しょうゆ・白だしなどで味付けをして
 少し甘くしたい場合はオリゴ糖を入れます!」

森アナ「これだけでも美味しそうですね」

加奈子さん
「片栗粉をつけるとサクサク感が出ます。
 では揚げていきます!」
 
軽くキツネ色になるまで揚げたら完成です。

森アナ「美味しそう」


※詳しいレシピはこちらです

リーダー
「うまい!サクサク!!」
リーダー
「中までおだしが染み込んでいて美味しい」
森アナ
「ああ~おいしい!
 シャキシャキのホクホクですね!甘いっ!
 これ止まらないですね…」

加奈子さん「止まらないですよね」
リーダー
「うん止まらない…もっと揚げて!!」

加奈子さん「あっはい!」

森アナ「命令しないでくださいよ!」

リーダー「おねだりですよ」

2020年11月28日(土) |  ③こだわりのゴボウ…想いは消費者に届く!
ということで改めて、
このゴボウスティックのほかにも、
奥様自慢のゴボウ料理を用意して頂きました!

リーダー
「すごいすごい!これゴボウってのもある」
加奈子さん
「こちらはゴボウつくね!」
加奈子さん
「ゴボウたっぷりいもだんご汁です」


※詳しいレシピはこちらです

リーダー
「この肥沃な大地に感謝して
 いただきま~~す!」
ゴボウたっぷりいもだんご汁!

リーダー
「出てる~ゴボウはだしが出ますね!
 うまい!!」
 
リーダー
「おだしの中のゴボウは最高ですよ!」
リーダー
「おだしを飲んだ時以上に
 ゴボウを食べた時におだしを連れてきてくれます」
森アナ「イモだんごもいきますか?」

鳥本さんの畑でとれたイモを使ったイモ団子!
さてそのお味は?

リーダー
「うわ~プルンプルンだあ!うまい!」

加奈子さん「ジャガイモと片栗粉だけです!」
森アナ
「いただきます!!うわおいしい~
 汁が美味しい。あったまる。
 ゴボウのいい香りがしてますね~」

お次はゴボウつくね。

リーダー
「肉のうまみとだしを吸い込んだゴボウ
 うまいったら!!」

森アナ
「うお~ゴボウ主張してきますね。
 ジャッキジャキ!
 柔らかいお肉との相性がまたいい!
 アクセントになってますね」

リーダー
「最後にゴボウスティックを…」

リーダー
「うーん!これ大好きだなあ」


※詳しいレシピはこちら

リーダー
「鳥本さん!
 これは胃袋をつかまれちゃいましたね」
鳥本さん「間違いないですね!」
これからの展望…
さて最後に北海道一のゴボウ産地として
今後の目指すものをお聞きしました。

鳥本さん
「この土でしか
 この味は出せないという所までいけば
 おのずとお客さんはついてくれると思う」

森アナ「到達点的にはどれくらいですか?」
鳥本さん
「到達しないように
 ずっと追いかけていきたいなと思います。
 そこまでいっちゃうと、
 これでいいやっ!になっちゃうので…」
 
鳥本さん
「何かチャレンジしながら
 やっていきたいと思います」

森アナ
「これから私達のもとには
 芽室町のゴボウはどんどん届きますから
 今年も美味しく楽しく食べたいですね」

リーダー
「食べたいです!
 今日は美味しいレシピも教えて頂きました。
 ありがとうございました」
週刊あぐりニュース
みなさんこんにちは!
今日は、よつ葉乳業のニュースだよ!

よつ葉乳業は、イスラム教を信仰している人が、
安心して牛乳や乳飲料を飲めるように、
「ハラール認証」のロゴを表示した商品を、
販売しているんだよ~
その取り組みが評価されて、
マレーシア政府機関のハラール開発公社から、
2020年では日本で唯一、
よつ葉乳業が表彰をされたんだって!
北海道の乳業の取り組みが、
海外でも評価されるのは誇らしいことだよね~!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!


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11月21日のクイズ
「今回取材した、お寿司などの薬味になる野菜は、
 なんていったかな~?」

正解は「ワサビ」でした。
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2020年11月21日(土) |  ♯593 斜里&網走 ワサビ編①
北海道の特産品としておなじみの『山ワサビ』。
北海道以外では、西洋ワサビと呼ぶのが一般的だそうです。
原産地のヨーロッパと気候が似ている北海道が、
栽培に適しているのだとか。

一方『本ワサビ』は日本が原産地。
飛鳥時代から、薬草として用いられていたようです。
江戸時代になると、寿司の薬味などとして普及して、
現在に至ります。

ということで今回のあぐり王国ネクストは、
オホーツクエリアのワサビに注目していきます!
森結有花アナウンサー
「斜里町にやってきました」

森崎博之リーダー
「斜里いいですね!
 知床の玄関口とも呼ばれていますよね。
 世界遺産の一部。
 観光の町でもあり、漁業が盛ん。
 そしてもちろん農業も!」

森アナ「畑も広いですよね~」
森アナ
「そんな斜里町で今回は山ワサビに注目します!
 北海道と言えば山ワサビのイメージですが
 実はここ斜里町ではなく大空町女満別では
 本ワサビの栽培もしているんです。
 なので今回は斜里町・女満別・網走まで行って
 オホーツクエリアのワサビについて学んでいきます」

リーダー
「なんか嬉しいですよね。
 北海道と言えばお寿司ですよ。
 魚介が美味しい!
 でもその下のワサビまでが北海道なんだ!
 しかも北海道米は美味しいからすし飯まで北海道!
 オール北海道のお寿司!食べたいです!」

森アナ
「もしかしたら試食で食べられるかも…!!
 まずはワサビについてしっかり学びましょう」
 
山ワサビ畑へー
ということでまずは、斜里町の山ワサビ畑へー

植木幸一さんに、
山ワサビについて詳しく教えて頂きます。

リーダー
「ワサビ畑…こんなにたわわに葉っぱが伸びてるんだ」

森アナ
「というか葉が多いし大きいですよね!
 この下に山ワサビが眠ってるんですか?」

植木さん「そうですね!」

森アナ「1つ抜いてみてもいいですか?」

植木さん
「いいですよ。はは(笑)。やってみてください!」

不敵な笑みをみせる植木さん…
早速、山ワサビを収穫する森アナ。

森アナ
「すごい!1つの株からすごい茎が生えてる!」

リーダー
「なんかビート並みに出てますね」

植木さん「ビートより出てますからね」

そんな会話の横で悪戦苦闘する森アナ…

リーダー「がんばれ~森結有花~!!」
リーダー
「がんばれ~がんばれ~行け~!!」

すると、茎が切れてしまい、
勢いよく尻もち!!!

植木さん「あはははは」

リーダー
「(山ワサビが)ついてな~~い
 森さん。全部、土の中に置いてきちゃった」

森アナ「ちょっと出てきてくれない」

リーダー「こうなったら掘ろう」
森アナ
「でもどんどん香りが強くなってます」

植木さん「横掘っていって…」

リーダー
「えっ!山ワサビって横になってるの?
 長イモみたいなのが横になってる感じ?」

植木さん
「春に植える時、少し斜めに植えているんです!
 横から生えてる根っこが長いんですよ!」

森アナ「何がどうしてこうなってるの?」

リーダー「何だろう!これカオスだな」

植木さん
「細い側根がピシーッと根を張っているんです!」

森アナ
「掘っていくとグラグラしてもうちょっとかと思うけど
 全然動かなくて出てくる気がしない!!」
植木さん
「たぶんムリだと思いますよ~!!
 ひゃっはっはっはっ!(笑)」

リーダー「抜けないの?」

植木さん
「抜けないですよ!手では!!
 もうすごいですからね。根っこが」
植木さん
「これ現物ですから」

リーダー&森アナ
「うわ~~~これは無理だ!」

植木さん
「本当はもっと長いんですよ。
 でも機械で掘ってるうちに折れちゃう」

リーダー
「まだまだ一部なんだ!
 これは…取れない!!」
 
この屈強な山ワサビを、
どのように収穫するのか見せて頂きます。
屈強な山ワサビを収穫するマシーン!
森アナ
「さあ機械がスタンバイしてますけど
 今から収穫ですか?」

植木さん
「いえ。前処理で葉をチョッパーします!」

リーダー
「葉っぱを切っちゃうんだ!前でチョッパー!」

植木さん
「前で大方の上の方の葉っぱを切って
 茎だけ残ったのを後ろの機械で短めにカットします」
チョッパーした後を見てみると…

リーダー「何も残ってない」

植木さん
「いや上の葉っぱだけ切って
 下にはちゃんとありますよ!」

リーダー
「あ~残ってる残ってる。
 つまりこれさっき森アナがやった
 うわ~~って上の葉を全部もいだのと同じだ。
 さっきの森アナは順序では正しかったんですよ!」
葉や茎を粉砕したあと、
別の機械で山ワサビを掘り、拾い上げていきます。

リーダー
「根こそぎ山ワサビが全部上に上がっているんですね」

森アナ「土ごと持っていくんですね!」
リーダー
「人が4人乗っていて…
 後ろは巨大扇風機のようになっている」

森アナ
「山ワサビが引っかかっていますね」

リーダー
「山ワサビがぐるっと回って上に行くんだ」

植木さん
「それで手で土をほろっています」
 
ということで今回特別に作業台に乗せて頂きました。

植木さん
「回りますよ~土をほろってこちらに入れます」

リーダー「次々くるよ!これね…肩こってきた」
このように、ダイナミックに収穫される山ワサビ。
ところで、このあぐり王国。
もぎたてや掘りたての野菜を
『生(ナマ)』でかじるという習わしがありまして…
さあ山ワサビの辛さを体験しましょう!
森アナ
「さてリーダー!
 ワサビというのは“する”ことで
 辛味成分が出てくるんだそうです。
 だから生の状態だと辛くないんですって!
 じゃあ丸かじり!見せてください」

リーダー「ポリポリポリ」

植木さん「大丈夫ですか??」

リーダー「あっ本当だ!!辛くないですね」

植木さん「うそ~」

と次の瞬間!!!
リーダー「うわああああああああ」

植木さん「あはははは」

リーダー「あああああああ」

リーダー
「がっ…かつてない辛さです…
 うわ~すごい!うわうわうわ~
 まだいるううううううう」

森アナ
「おかしいですね。
 すったりしなければ辛くないんですけど…」

リーダー
「ヤバイヤバイヤバイ…
 口の中でワサビすった!!!」
と、再びリーダー急変!!

リーダー「なんてね…全然大丈夫です」

森アナ「嘘つけっっ!!!」

リーダー
「ちょっとやってみてくださいよ。
 これは経験するべき!!」

森アナ「じゃあ…ポリッ」

リーダー
「そうそう。ガリガリいける感じね」
リーダー「大丈夫でしょ?」

森アナ
「そうですね。最初はねほんのり甘いですね」

するとー悶絶する森アナ

リーダー
「そっからですね!
 はじまった!山ワサビタイム!!!」

ゲホゲホ…

森アナ「いやすごいですね…」
山ワサビを甘く見るな!!
ということはさておきまして…

収穫した山ワサビは、網走市にある、
ワサビメーカー金印(きんじるし)の工場に運ばれ、
加工製品となり私たちのもとへ届きます。
植木さん
「安全安心な作物なので皆さんに色々なところで
 使って頂けたらありがたいですね。
 よろしくお願いします」

リーダー
「今日はありがとうございました。
 ごちそうさまでした…辛かったです…」

植木さん「あはははは(笑)」

2020年11月21日(土) |  ②番組初登場!いざ本ワサビ畑へ!
一行は斜里町の山ワサビ畑から大空町女満別へ移動。
続いては、本ワサビの生産地へー
リーダー
「なんか本ワサビってもっと沢というか
 水のあるイメージですけどね…」

森アナ「そうですよね」
松田泰和さんに本ワサビについて詳しく教えて頂きます。
リーダー
「ワサビが…あっ!!!
 ハウスでなるの?本ワサビって??」
森アナ
「私たちのイメージではワサビは沢や
 水が流れている所になってるんですけど」
松田さん
「種類的には沢というかキレイな水が流れている所で
 栽培しているワサビとモノは同じなんですよね」
 
リーダー「同じなの!!」

松田さん
「でもこちらは加工用の原料として
 こういう風に土で栽培しています」
リーダー
「あのゴツゴツしたワサビではないんですか?」

松田さん
「とれることはとれるんですけど
 メインは葉と茎の部分ですね」
こちらで栽培しているのは、加工用の本ワサビ。
このように、ハウスや畑で栽培する本ワサビを
畑(はた)ワサビ。
渓流で栽培する本ワサビを、
沢(さわ)ワサビと呼んだりします。

沢ワサビは、澄んだ水質と豊富な水量が必要で、
全国的にも限られた場所でしか栽培できません。
畑ワサビは、湿気の多い涼しい場所が栽培に向いています。
リーダー「抜いてもいいですか?」

松田さん
「抜いても面白いものは見られないですが…」

リーダー「えっ!こういうの出てこない?」

松田さん
「今年の春に植えてこの状態なんですが
 根の方はイメージしているような
 ワサビはできていないんです」
リーダー「えっ?1年じゃできないの?」

松田さん
「基本は2年1作で作っているので!」

リーダー&森アナ「2年1作??」

松田さん
「これから茎の部分を収穫し、冬を越して
 来年の8月末にもう1度茎を収穫して、
 その後に根を掘り起こします」
松田さんが栽培する本ワサビは、
加工原料として茎と葉の出荷がメインなので、
それを効率よく収穫するために、
2年で1(ひと)サイクルとなっています。

今見ているのは1年目のワサビで、
茎と葉だけを収穫します。
では松田さんに収穫してもらいます。

リーダー
「何回も何回も鎌をちょっとずつ入れるんですね」
松田さん
「一気にいっちゃうと…
 株の真ん中に新しい芽が出ているの分かります?」

森アナ「ちっちゃいの出てる」

松田さん
「来年も収穫するので芽の部分を下から切っちゃうと
 生えてこないんですよね。
 なので真ん中の小さい葉は絶対に切らないで欲しい」

リーダー「これ難しいですよ~」
森アナ
「難し~~芽が見えないですもん。
 茎が多すぎて…どれが芽?芽?」

リーダー「あ…もう(小さい芽を)切った…」

森アナ「あ…」

リーダー「ここもう来年生えてこないぞ!」

松田さん
「一応横からも生えてきますが…
 でもメインは真ん中なんですよね…」

森アナ「ごめんなさい…」
森アナ
「でもこんな小さな芽を残しながら
 この量のワサビを収穫するんですか?」

松田さん
「もちろん人頼んだりしますけどね!」

さて、もぎたての野菜ということで…
茎と葉っぱに辛さが集中!!
リーダー
「この葉っぱって辛いんですか?」

松田さん
「茎より葉の方が辛いと思いますね」
ということで…

リーダー
「もぎたての本ワサビいただきます!」

パリパリパリ…

リーダー「いやうまいんだけど!」

森アナ「えっ?辛くないんですか?」

リーダー
「あま味があって、ねっとりした食感がある」

松田さん「ずっと噛んでると辛くはなる…」
リーダー
「全然辛くない!食べてごらん」

リーダーのススメで一口葉っぱを食べたところ…
リーダー
「ウソプー!メッチャ辛い~~
 なまら辛い~~!!!」
森アナ「ああああああ~きたっ!!」

リーダー「あ~来たねっ来たね!」
リーダー
「でも山ワサビの耐えられない辛さではないね」

森アナ「ではないですね!」

リーダー
「ちょっととろみがあって
 なんか俺は好きだなあ」
この本ワサビも斜里町の山ワサビ同様、
網走市にある金印の工場に運ばれ、
加工製品として私たちのもとへ届きます。

松田さん
「網走に加工場があって
 周りに原料をつくる生産者がいて…
 できているものは本当においしいですよね。
 それをもうちょっとお店とか
 消費者さんに知ってもらえたら嬉しいかな…」

リーダー
「もっともっとPRして
 北海道の食べ物をもっと辛くしたいですね!
 もっといろんなものにワサビ使って!」

森アナ
「北海道産のワサビがあるんだって
 たくさんの人に知ってもらって食べてもらいたい!」
   

2020年11月21日(土) |  ③金印わさび工場へ潜入!!
さて一行は、網走市にある
「金印わさび・オホーツク工場」へー

森アナ
「こちらで先ほど取材させてもらった
 山ワサビ・本ワサビが加工されています。
 工場長の瀬川さんにお話しを聞きます」
金印わさび・オホーツク工場では、
およそ100種類のワサビ製品を作っています。
金印わさび・オホーツク工場 工場長
瀬川友之さん
「ワサビ…ご試食されてますか?」

リーダー
「しました!ひどい目にあいました」

瀬川さん
「ひどい目にあいましたか!
 ワサビというのは
 辛味が短い時間しか存在しないんですよね」

リーダー
「確かにふわっと辛くなって
 すぐあっさりと駆け抜けるような感じ…」

瀬川さん
「そうなんです。揮発性の高い辛味なので
 鼻に抜けるツンッとした辛さと香りは
 おいしく感じるのは約30分と言われています」
森アナ
「そうなると商品になって手元に届く時には
 風味がなくなっちゃうんじゃないですか?」

瀬川さん
「そういう特徴があるので
 独自の製法で商品を作っていますので
 そちらのほうを見ていただきたいと思います」

ワサビの風味を逃さない、独自の技術とは…?
工場の中におじゃまします。
辛味を閉じ込める独自製法とは?
森アナ「さあ…もくもくですね」

リーダー
「面白いですね、この工場!!
 まずこの煙は何ですか??」

瀬川さん
「これは液体窒素の煙です!!」
この日見せてもらったのは、山ワサビの加工。
サイコロ状にカットした山ワサビを、
マイナス196℃の液体窒素で瞬間凍結させます。
それをすりおろしてパウダー状にしたものが
やがて製品になります。
リーダー
「うわ~何ですのコレ???」
瀬川さん
「サラサラの粉雪みたいな…
 触ってみてください!」
リーダー
「あ~冷たい冷たい!雪だ雪!!」

森アナ「うわ~冷たい!」
森アナ「香りがスゴイ!」

リーダー
「うわ~すごい! 目が覚めるワサビの香り!」

森アナ
「その香りをちゃんと閉じ込めているんですね」
瀬川さん
「この状態で嗅いでも何もしないと思います」

リーダー「何もしません!」

瀬川さん
「でも手に取って体温で溶けていくと
 今のように香り・味が出てきます」

森アナ「へえええ」

リーダー「なるほど。閉じこもってるんだ!」
ここからさらに様々な工程を経て製品となり、
全国、そして海外へと、
北海道産のワサビが羽ばたいていきます。
瀬川さん
「私も北海道出身なので
 北海道の素材を使って北海道のおいしいものを作り…
瀬川さん
「みなさんに食べてもらいたいと
 常日頃思っておりますので
 北海道って名前が付くだけでも嬉しいです」

リーダー
「誇りですよね。北海道と言う名前がね!」
ピリッとアクセント!ワサビをいただこう♪
さてお次は金印さんのワサビを使っている
お寿司屋さんにやってきました!

金印のワサビにこだわっている店長の中本さん!

■SUSHI BAR THE END -縁戸-
網走市南4条西1 ℡0152-67-7699
おひょう、炙りキンキ、生タラバガニ、
知床和牛とバフンウニという握りを用意して頂きました。
リーダー
「じゃあおひょうからいただきますね!
 いただきま~す!あま~い!
 お米のあまさ、おひょうのあまさ…」
 
リーダー
「そこにワサビの辛さがプーンとアクセント!
 盛り上げてくれますよ~うまいな!!」
森アナ
「では私は炙りキンキ…うわ~美味しいですね」

中本さん
「炙ることによってキンキ独特の脂が浮き出て
 脂のあまみと金印さんのワサビが非常に合う!!」

お次はカニ!

リーダー「あまい!」

中本さん
「お湯にくぐらすと独特の甘味が出てくる。
 それとワサビが非常に合うんです!!」
最後はうにく握り!

リーダー
「まずウニの甘味がきますよ。
 そこから牛の旨みが追いかけて追い抜かして
 牛と山ワサビ!最後ご飯とお肉!」

中本さん
「肉の握りにはシャープな山ワサビが
 一番あいます!」
 
中本さん
「香りと風味をしっかり際立たせてくれる
 寿司には欠かせないワサビ!」
中本さん
「地元の生産者さんが手間ひまをかけて作ったワサビを
 僕らもずっとこの先も使い続けていこうと思ってます」

リーダー
「上に乗ってるお魚・貝。
 北海道は美味しいなあと思ってたけど
 中のワサビにまで注目していきたいですね。
 今よりもっとお寿司が好きになりそうな気がします!
 ありがとうございました」

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11月14日のクイズ
「今回取材した、加工用スイートコーンの産地は、
 どこだったかな??」

正解は「滝上町」でした。

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2020年11月14日(土) |  ♯592 ①滝上町・加工用スイートコーン編
コチラは、育児に大忙しの…とある家庭。
赤ちゃんが美味しそうに離乳食を食べていますね。

実はこの離乳食には、
北海道産のスイートコーンが入っています!

佐藤優子さん&由昊(ゆら)ちゃん(8か月)
「いつも他のものだとよそ見しちゃって
 集中して食べてくれないんですけど
 それはモクモク食べてくれました!」

赤ちゃんの食欲をかき立て夢中にさせる、
離乳食のもとを辿ってみました。
森結有花アナウンサー
「滝上町にやってきました!」

森崎博之リーダー
「ほっんとキレイな町ですねえ~!」
 
リーダー
「滝上町と言えば…
 去年森さんが一人でロケをしました」

森アナ
「滝上町で生産されている『シソ油』という
 お菓子やドレッシングの香りづけに
 使われている油なんですけど
 その取材でお邪魔しました!」

リーダー
「このキレイな街であなた汚かったですね」

森アナ
「シソを乾燥させて粉砕させたものを被る!
 というシソシャワーを浴びましたね!」
森アナ
「そんな滝上町で今回はスイートコーンです!」

リーダー
「いえええええ~い!スイートコーン!
 大好きです♪♪」

森アナ
「そういう方が多いと思います。
 北海道のとうもろこし美味しいですからね!
 滝上町は加工用のスイートコーンを
 作っているそうです」

リーダー
「加工用というとツブツブを瓶詰め缶詰にしたり…?」

森アナ
「実際に何になるかは今日このあと勉強していきましょう!
 まずはスイートコーンの畑に行きましょう」
 
今回、滝上町にお邪魔したのは9月の中旬。
町内の畑では、加工用スイートコーンの収穫が、
最盛期を迎えていました。

生産者の越智(オチ)一満さんに、
加工用スイートコーンについて詳しく教えていただきます。
越智さん
「ここは4ヘクタールくらい…
 全部でうちの畑は65ヘクタール!」

リーダー「いやすごいね!」
さてここで1本収穫してもらうと…

森アナ「ツヤツヤですね」

リーダー
「うわ~黄色が濃い!そして実が大きいですね」

越智さん「これはハニー200という品種です」

森アナ「実が本当に大きいですね」

リーダー
「大きい大きい!
 いまのとうもろこしって全部柔らかくて
 小粒で食べやすいっていうのが主流ですね。
 ちなみにこのヒゲって
 絹糸(けんし)って言うんですけど
 雌花になるんですよ。
 この1本1本の先に1粒1粒の実に繋がっているんです」  
リーダー
「この絹糸の数を数えると…
 トウモロコシの実の数と同じなんです!」

森アナ「ええええ」

リーダー「数えてみましょう!」

森アナ「日が暮れちゃう…」
リーダーのスイートコーンうんちくを学んだところで、
生のまま食べさていただきました!すると…

リーダー
「ふーん…あんまりうまくない!
 すごいみずみずしいはあるんですけど硬いですね」

森アナ「甘さとはか?」

リーダー
「そんな甘くないの…でも粒がでかい!!」
森アナ
「何か加工用に適している条件があるんですか?」

越智さん
「味の濃さは大事です!
 粒が潰れてしまいますと加工には適さないですから」

リーダー「硬さが大事なんですね」

越智さん
「甘みは茹でてからでないと出ないじゃないかな」

リーダー
「そりゃそうだよね。でもクセになるね」
滝上町を含めた、北海道全体のスイートコーン収穫量の
およそ7割が、加工用品種となっています。
主産地は、富良野や名寄などの上川地方と、
十勝地方やオホーツクエリアなどの道東で、
上川地方は生食用、道東は加工用を主に生産しています。
森アナ
「スイートコーンの栽培スケジュールをみてみましょう。
 5月下旬から種をまき始めます」

越智さん
「6月中に除草剤をふりつつ
 このスイートコーンは種をたくさん落とすので
 1株になるように間引きをします」
森アナ
「この栽培の中で一番重要なポイントは?」

越智さん
「やっぱり種まきの時が気を使いますね。
 深さや天気で発芽率が変わるんですね。
 生えなかった分は植えなかったのと
 同じことになるので…」

森アナ
「さて今が収穫期ですが機械でやるんですか?」

越智さん「機械でやりますね」

リーダー「えっ?機械でやれるんですか?」

越智さん「実だけをとっていきます」
スイートコーンの収穫をみてみよう!
加工用スイートコーンを収穫する機械とは、
いったい、どんなものなのか?
実際に見せていただくことに!

リーダー
「片側だけに鋭いアームがある!」
そこにスイートコーンが茎ごと取り込まれます!!

リーダー&森アナ「うおおお」
リーダー
「あっと言う間に実だけ残った!」

森アナ
「うまく茎だけ下に取り込んで実が残りましたね」
森アナもやってみると
一瞬でスイートコーンが取り込まれました!!
茎から実の部分だけを一瞬でもぎ取る優れもの!
さらに、そのスピーディーな収穫は、畑でも!

リーダー「早い~」

森アナ「次から次へと刈っていきいきますよね」

リーダー「これは早い~!!」
森アナ
「後ろのかごにとうもろこしが放り込まれている」

リーダー「すごい積んでる!!」

森アナ「山盛り!!!」
1日最大で、およそ10-12トンのスイートコーンを
収穫できるというコーンハーベスター。

収穫した大量のスイートコーンは、
トラックにのせて町内の加工場へ運びます。
こうしたスピーディーな作業により、
この畑を含めた広大な畑で育てる加工用スイートコーンが、
わずか4日ほどで全て収穫されるのです。
リーダー
「畑が広いのがよく分かりますよね。
 今年のトウモロコシの収穫もこれで終わりだな!
 ありがとう!!
 ありがとう~今年の北海道の畑~!!」
黄金色に輝くスイートコーンをいただきます!
さて茹でたてのスイートコーンをご用意頂きました!

リーダー
「うわ~輝いてる!!!シャイニング♪♪」

森アナ「黄色が濃いですね」

リーダー「うわうわうわ…」
森アナ
「やっぱり実が大きくてゴツゴツしていますね」
リーダー
「いただきま~す!!!ホクホクした甘み…
 今の主流のトウモロコシとはまた違って
 もっちりとした
 もち米を食べているようなモチモチ感!!」
森アナ
「うん美味しい!!
 あま味というよりうま味や香りが濃いですね!
 これはこれで美味しい!!好き♪」
リーダー
「指でもぽろぽろってむけるトウモロコシですよね。
 いやなんか懐かしいなあ~」

森アナ
「これを食べると今のトウモロコシって
 随分柔らかくなっているんだなって…」

リーダー「そうだね別物だね」

森アナ「どっちも美味しいですね!」

さてこの後は加工場へと運ばれて行きますよ。

2020年11月14日(土) |  ②色・香り・鮮度をそのままフレークに!
森アナ
「滝上町の食品加工会社の
 『滝上産業』にやってきました」

リーダー「なんかみたことない風景です!」
リーダー
「運ばれてきたトウモロコシが
 皮付きのまま工場の中に入っていく!面白い~」

森アナ
「このなかで離乳食になっているということですから
 どんな工程が待っているのでしょうか!」

スイートコーンの加工について、
滝上産業品質管理室の一色清市さんに、
詳しく教えていただきます。
森アナ「滝上産業さんはどんな会社ですか?」

一色さん
「弊社は道内産の野菜を加工していて
 主に取り扱っているのが
 スイートコーン・カボチャ・ニンジン・ジャガイモ。
 これらをパウダーフレークに製造しています」
リーダー「今は忙しいんじゃないですか?」

一色さん
「そうですね!スイートコーンは鮮度がいい状態で
 加工しなければいけないので!」

リーダー「そうですよね~」
もちもちスイートコーンがサラサラになるまで!
工場に運ばれてきたスイートコーンはまず、
洗浄しながら機械で外側の皮を剥き、
ベルトコンベアで工場内へと運ばれます。
一色さん
「まずこちらのコーンカッターという機械で
 粒と芯の部分を分けています」

リーダー
「トウモロコシの実の部分は
 なくなっていますよね?
 どこにいっているんですか?」
 
一色さん
「コンベアを通って次の工程に向かいます」
コーンカッターで芯から分離させた実は、
回転する細かい格子状のカゴに通して、
ひと粒ひと粒バラバラにして次の工程へ。
一色さん
「先ほどの粒をこの中を通して
 熱い蒸気で蒸しています!」
一色さん
「こちらが蒸しあがった状態です!」

リーダー
「すごい湯気と共にたくさんの
黄色いツブツブが出てきてる!」
森アナ「これ何度くらいですか?」

一色さん「95℃くらいです!」
蒸気の熱によって短時間で蒸された実は、
粉砕工程を経て、ペースト状に形を変えます。
一色さん「こちらです」

リーダー
「うわ~違うものになってる!
 なんかそのままアイスクリームで食べたい!」

一色さん「次は乾燥の工程です」
リーダー「うわ~何だコレ??真っ黄色!」

森アナ「これさっきのペーストですか?」

一色さん
「そうです!真ん中にみえる大きなドラムに
 ペーストを薄く張り付かせている工程になります。
 ドラムが一周する間に乾燥してフレーク状になります」

森アナ「それが乾燥してグルグル回っているんですか?」

一色さん
「裏の方をご覧いただきましょう」
   
ドラムの裏に回ってみると
乾燥したペーストがシートのようになって
出てきました!!

リーダー「うわ~嘘みたい!!」

森アナ「シート状になってる」
一色さん
「大きいドラムに刃を当てて
 はがし取ってるところです」

リーダー「薄くてもう水分は無いんですね」

一色さん「そうです。水分は7%以下です」
森アナ
「どのくらいでここまでいくんですか?」

一色さん「だいたい1時間くらいあれば」

リーダー「早いねえ」

森アナ
「鮮度を落とさずに加工できるんですね」
乾燥させたシート状のものを砕いてフレーク状にしたら
異物チェックなどを行って…
袋詰めをして完成となります。
今回特別に、袋詰め直前の製品を、
食べさせていただけることに!

森アナ「薄いですねえ。ペラペラですね」
リーダー
「甘い!!口に入れたらふわんと溶けて
 トウモロコシの味わいだけが残る感じ!」
リーダー
「トウモロコシのあま味・風味が凝縮されて
 甘さが長続きする!」

森アナ
「これが加工品としてどうなっていくんですか?」
一色さん
「離乳食向けや工場原料として出荷しています」

リーダー
「ここから色んなトウモロコシのおやつや
 離乳食・ごはんにもなっていくんですね」
リーダー
「正直メチャメチャ美味しくなりましたね
 美味しいです!1袋ください!!!」

森アナ
「この状態でも美味しいんですけど
 このフレークを使ったお料理をいただきましょう」
 

2020年11月14日(土) |  ③大人も一緒に楽しめる離乳食お料理♪
森アナ
「さあそれでは滝上産業が製造した離乳食用の食品
 『ベビーポタージュ』を使ったお料理をいただきましょう」
リーダー
「こちらに並んでいるのが商品ですね。
 ジャガイモ・トウモロコシ・カボチャ・ニンジン…
 まず色がキレイ!色を付けてる訳ではないですよね?」

■Baby Potage
 詳しくはホームページをご覧ください
 https://www.hokkaido-products.jp/
一色さん
「添加物等など一切使っていません」

リーダー
「あの工程を見ましたけども
 100%その原材料ですよね!」

森アナ
「その離乳食っていうと
 お父さんお母さんは嬉しいですよね」
森アナ
「こちらの料理は『ベビーポタージュ』の
 プロデュース・販売をしている
 『Hokkaido Products(北海道プロダクツ)』が
 オススメしているレシピを参考にして
 大人も食べられるお料理です!!」
リーダー
「これがトウモロコシのフレークを使ってるってこと?」

森アナ
「そうです。このトウモロコシのベビーポタージュで
 作ったものです!」

ではいただきま~す!


※詳しいレシピはこちら

まずはコーンチャウダー

リーダー
「うん!美味しい!すごい野菜がいっぱいで
 ポトフ的な野菜食べてるなって感じ!
 トウモロコシのスープが甘くておいしい!!」
 
リーダー
「これは子供から大人まで大好きですね!」
森アナ
「うん美味しい! 
 このトウモロコシのスープあまくて
 そこに野菜のうま味がとけてますね!
 ベビーポタージュはお湯で溶かせば
 コーンスープとして飲めるんですか?」
一色さん
「それだけでも飲めますし
 お好みで調味料を入れていただいても!」
お次はペンネもいただきましょう。

リーダー
「優しいあまさがまとってます♪
 これペンネにも使えるんですね」
森アナ
「パスタにしてもトウモロコシの
 あま味や旨みはいきてきますね。
 こんな風に手軽に作れると
 お弁当のおかずでもいいですね」

リーダー「キレイな色もつくもんね」
加工スイートコーンにかける想いとは…
さて1日を振り返って…

リーダー
「今は糖度が強いトウモロコシが主流なので
 ハニーバンダムはそこまであま味を
 強くは感じませんでした。逆に食感や風味が豊かな
 トウモロコシだと思いましたが、
 あれを町の農家さんに作ってもらってる
 理由というのはあるんですか?」

一色さん
「やはり風味という点では
 ハニーバンダムを使用したいので!」
リーダー
「野菜100%だから罪悪感がないというか
 いいものを(赤ちゃんに)あげてるなって思うね」
リーダー
「ベビーポタージュをどんな思いで
 世に送り出していますか?」

一色さん
「できるだけ高品質を保ち、
 安全安心のために衛生管理も徹底していきたいです!」
森アナ

「町ぐるみで子供たちが食べるものを
 安心安全にこだわって作っているって
 素晴らしいことだなって思いますね」

リーダー
「高品質・安心安全の追求された商品だなって
 嬉しくなりました!ごちそうさまでした!」

もんすけの週刊あぐりニュース
みなさん、こんにちは!
今日は、JAグループ北海道から
食育動画配信のお知らせだよ。

JAグループ北海道、北海道教育委員会、
コンサドーレ札幌、北海道教育大学は協定を結んで、
北海道の子ども達がたくましく成長できるよう、
応援しているんだよ~!

今回、新しく食育動画を作って、
YouTubeで公開しているんだって~!
動画は小学校低学年向け、高学年向け、中高生向けの
3つがあるから、おうち時間で見てみてね~!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

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11月7日のクイズ
「今回取材した、全国的にも有名なソバの産地は、
 どこだったかな~?」

正解は「新得町」でした。
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2020年11月07日(土) |  ♯591 新得町ソバ編
日本の伝統食、ソバ。
その生産量は北海道が「断トツの全国1位」!
とここで、ちょっとしたソバの豆知識を…
世界の生産量ランキングでは、日本は10位。
中国、ロシア、フランス、
そしてアメリカやブラジルなどと、
世界中で生産されている作物なんですね。

ということで…今回のあぐり王国ネクストは、
新得町のソバに注目していきます!
森結有花アナウンサー
「新得町にやってきました!」

森崎博之リーダー
「この時期の新得町と言えば…ソバ!!」

森アナ
「新得町はソバで有名な町です。
 ただ新得町なんですが他のソバ産地と比べて
 作付面積や生産量がそんなに多い訳ではないんです」
リーダー
「でも新得町のソバは美味しいのは変わらない!」

森アナ
「そうなんです!
 だから品質や栽培方法が高く評価されているので
 新得町はソバで有名なマチとなっているんです」
 
森アナ
「それを示しているのがコチラ!
 『全国そば優良生産表彰』。
 その名の通り、全国の優れたソバ生産者を表彰する制度。
 そこで農林水産大臣賞…最優秀賞ということですね!
 それを過去4回受賞しています」

リーダー
「新得町ゆかりの受賞が4回もあるんだ。
 それはすごいよ!全国でしょ!!すげー」

森アナ

「この表彰制度自体は1989年、平成元年に始まったもので
 その平成のうちに4回受賞ですから本当にスゴイこと…」

リーダー「何で1つだけ名前があるの?」

森アナ
「村田博さんと言う方なんですけども
 息子さんが後を継いでいらっしゃるということで
 そちらの畑へお邪魔します!」
森アナ
「なので…日本一に輝いた農場ですよね」

リーダー
「すごいな…
 『全国そば優良生産表彰 農林水産大臣賞…』
 これぐらい早く言えます?」

森アナ
「『全国そば優良生産表彰 農林水産大臣賞』
 いえええええ~~い!!やったー」

日本一の称号を得た経歴を持つソバ畑へ-
森アナ
「さてソバ畑へやってきました! 
 もう花が咲いていますね」

リーダー
「新得町は今どこ行ってもこういうイメージだね!
 素敵だよ~」

森アナ「さあ生産者の村田さんがお待ちです!」
新得町のソバが高い評価を得る理由を
村田純一さんに教えてもらいます。
リーダー
「よろしくお願いします。
 やっぱり家にはすごい賞状があるんですか?」

村田さん「いや~~ありますね…実家には…」

リーダー
「まあ今日はスタッフがそれを撮りに行きますけど…」

森アナ「仕事を増やさないでください!」
リーダー
「さて後ろに広がるのがソバ畑で先代からですか?」

村田さん「そうです」

リーダー
「じゃあ日本一を輩出した畑と聞いていますが…」

村田さん「うんまあ…そうなります!」

リーダー
「そうですよね。
 この畑から日本一のソバ! 
 ソバを作った生産者がここから生まれたんですね」

森アナ
「そう思うとすごいソバ畑に来た感じがします」
村田さんのソバ畑は札幌ドームが2個入って余るくらいの広さ。
収穫時期の異なる「レラノカオリ」と「牡丹」という品種を栽培。
6月に種まきをして9月から10月にかけて収穫をします。
森アナ
「ソバの品質だったり栽培方法が
 高く評価されていると伺いましたが
 こちらの農場では何か変わったことをやっているんですか?」

村田さん
「うちの親父からやっているんですけど
 (種を)まく時に肥料を少し多めにあげてます」

リーダー「それは何で?」

村田さん「少し大きくしてあげる」

リーダー「うんうんうん」
村田さん
「そうすると倒れちゃうんですよ。
 でもその方が風を受けない!」

リーダー「倒した方が良いってことですか?」

村田さん
「肥料を減らすと長く伸びるんですが
 風を受けやすいんです。
 そうするとソバの実が落ちてしまうんです」

リーダー&森アナ「あああああ(すごい納得)」

村田さん
「そのためにうちは多めに肥料を入れて
 倒すように作っています」
 
村田さん
「曲がるような感じで倒したいなあと…」

リーダー
「ちょっと見てみましょう。
 茎が地中から出て、うにゃああと曲がってます!
 それでも折れずに
 しっかりと地中からの養分が行ってます!」
 
リーダー
「倒れちゃった…じゃなく、倒れていいんだ!」

村田さん
「わざと倒しています!」
わざと倒れるように育てる!?
村田さん
「自然(風)のチカラで倒れるように
 肥料を多めにあげる!!」

森アナ「あえて倒してる!」
リーダー
「シャキッとしろ~~じゃなくて
 もっとグダッとしろ~!!みんなっ!
 みたいな…その方が収量は多い?」

村田さん「風を受けにくくなるので!」

リーダー「面白い~~♪」
ソバの実が成ってから
風を受けて倒れると実が落ちやすくなり、
収穫量が減ってしまいます。
そこで村田さんの畑では、
実が成る前に大きく育て、風の力で茎を倒します。
倒れることで、今度は風の影響を受けにくくなり、
実の落下を防ぐことが出来ます。
結果、収穫量が増えることになるのです。
リーダー
「じゃあ倒伏バンザイと…。すごいすごい!
 目から鱗とかソバの実とかいっぱい落ちました」

森アナ「珍しい栽培方法なんですか?」

村田さん「うちの親父の代からやっています」
 
リーダー
「これは新得町のオリジナルということ?」

村田さん「親父のやり方です」

リーダー
「親父オリジナル!オヤジナルですね!」

村田さん「そうです!」

森アナ「イヒヒヒ…ちょっと上手(笑)!」



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