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2019年01月05日(土) |  ♯505 北海道のみそを学ぶ編

みそ
日本の食文化を代表する加工食品。
日々の食卓に並ぶみそ汁をはじめ、
私たちは数えきれないほどの場面で、
みそを口にしています。

1300年以上も前に誕生したと言われ、
私たちの身近にあり続けるみそ。
そんなみそのことを、
改めて知ってみませんか?

今回のあぐり王国ネクストは
北海道産の大豆と米にこだわった
みそに注目です。

森結有花アナウンサー
あけましておめでとうございます。
 今年もあぐり王国始まりました」

森崎博之リーダー
「そうですね。まだまだ1月5日ですか!?」

森アナ「そうです…」

リーダー「正月どうでした?」

森アナ「…実家の帯広で過ごしましたよ…」

リーダー「何食べたんですか?」

森アナ
何食べた?おせち料理とかですかね…
 リーダーは?」

リーダー
「私はもう紅白を見てですね…
子どもたちと楽しく過ごすでしょう!」

森アナ「あははは」

※この時点では
 まだお正月は迎えておりませんでした(笑)

森アナ
「1月5日となるとおせち料理とか
 贅沢なお正月料理に食べ飽きていたり…」

リーダー
「それこそ贅沢な話ですね。
 贅沢なもの食べすぎて贅沢に飽きるっていう…
 ちょっと普段は考えられませんけども
 年末年始は特にそうですよね」

森アナ
「そういう時期だからこそ
 普通のおみそ汁が恋しくなったりする!」

リーダー
「もう納豆ごはんとみそ汁だ!」

森アナ
「そういう心持の時だと思いますので
 今回は味噌に注目します!」

では一緒に学んでくれるあぐりっこです。

6回目の登場となる小学6年生
小澤愛花(ナナ)ちゃんと、
今回が初参加の4年生、
佐藤柚乃(ユノ)ちゃんの2人です!

リーダー「味噌は好きですか?」

あぐりっこ「好きです!」

リーダー「どうやって食べるかな?」

ナナ「お味噌汁とか」

ユノ「おでんにつけて食べる!」

リーダー「おおお~」

リーダー「味噌って何から作られてますか?」

ナナ「大豆!」

リーダー「ユノは分かる?」

ユノ「うん!学校でやった!」

リーダー
「じゃあ大豆の他に何が必要か分かる?」

ユノ「なんか発酵するやつ! 」

リーダー「おお。それなんつーんだ?」

ユノ「わかんない…」

ナナ「わかんなに」

リーダー
「大豆だけじゃ味噌にならない。
 “なんか発酵するやつ”ってのが
 大事なんだ。森さん、分かります?」

リーダー
「森さん、味噌って…?」

森アナ「大豆以外って何が入ってるの?」

…しばし間があって。

リーダー
ばかも~んっ!
 (森アナを吹っ飛ばす)。
 それでも日本人か~っ!?」

森アナ
いや味噌は好きなんですよ。
 味噌は好きなんですけど
 味噌は味噌として見ていたんですが
 味噌がどういう風に作られているかとか
 何が入っているかとか
 考えたことなくて…

…しばし間があって。

リーダー
考えなさ~いっ!
(吹っ飛ばす)
 お馬鹿さ~んっ!!」

森アナ
「ここ坂道なんで(笑)」

ちなみにリーダーは、
味噌を自分で作っているそうです。

ということで一行は旭川にやってきました。

2019年01月05日(土) |  みそってどうやって作るのかな?
道産の原料にこだわった味噌を
作っているという福山醸造で、
みそについてお勉強します。

工場長の大西拓弥さんに、
まずはみそ作りの工程を教えて頂きます!

大西さん
「おみそは原料がとてもシンプルです。
 大豆お米
 この3つだけで出来ます!」

リーダー
「お米を使わない味噌もありますよね」

大西さん
“豆みそ”と言って豆と塩だけで作られる味噌。
 米の代わりに麦を使った“麦みそ”もあります」

森アナ
「北海道の人が日頃食べる味噌で多いのは?」

大西さん「米みそが一番多いです」

リーダー「では詳しく教えて下さい」

大西さん
「まず大豆を水に一晩浸します。
 そして柔らかくなったものを煮て
 すりつぶして下準備は完了です。
 お米も同じように水に浸します。
 ごはんと違って蒸して、
 種麹菌を付けて二晩寝かせて麹にします」

リーダー
「今日のキーワード!
 “なんか発酵するもの”。
 それです。その正体が麹(こうじ)。
 この麹っていうのは昔からあって、
 漬物・酒・みそなど色々なものに使われる
 日本古来の発酵食品の元となるものなんです」
大西さん
「あとは豆と麹と塩を均一に混ぜて
 そうして温かい部屋において
 味噌になるまでじっくり発酵させる!」

リーダー
「じっくりとおっしゃいますが
 その期間はどれくらいでしょうか?」

大西さん
「これは種類によってまちまちなんですけど
 早いものですと約2ヶ月、
 長いものは約6か月から1~2年というのも」

あぐりっこ「へえええ」

リーダー「じっくり寝かせるんだね」

森アナ
「時間はかかりますけど
 シンプルな原料でできているんですね」

リーダー
「これが本来の味噌の作り方ですよね」


「こちらでは原料が道産のものに
 こだわっているみそがあると
 聞いたんですけど…」

大西さん「はい!」

リーダー
最高じゃないですかっ!嬉しいなあ~」

大西さん
「こちらでございます。 
《道民の味噌》 」

リーダー「これですか!うわ~い」

森アナ「どういう味噌ですか?」

大西さん
「大豆も米も北海道産100%!
 水は大雪山の伏流水を地下からくみ上げて
 それで仕込みをしています」

リーダー
「うまそう~!もちろん書いてます、無添加!
 無添加ってことは昔から伝わる作り方で
 作ってますよってことですからね。
 時間かからず大量に安く作る方法もあるんです。
 そうじゃない…」

だんだん熱がこもってくるリーダー。

リーダー
「そんなのには流れない!
 しっかりと昔ながらの
 本当の作り方で作っている。
それが《道民の味噌》!」

森アナ
「(ドラマ下町ロケットの)
野木教授が降りてきましたね~」

みんな大爆笑!

この「道民の味噌」をはじめとする、
味噌たちはどのように作られているのか?
工場を案内して頂くことに!


2019年01月05日(土) |  心を込めて手作りしている現場へ!
リーダー
「さあ随分上がってきたよ。
 3階くらい上がったかな?
 何がある?え~何か出てるけど!」

大西さん
「これは大豆を洗浄して水と一緒に
 配管から出しているんです」

リーダー「じゃあ水と豆だ」

大西さん
「1つのタンクに約2200Kgの大豆
 入ってます」

あぐりっこ「ええええ」

リーダー「2200キロ!?」

ナナ「想像できない」

大西さん
「タンクが8つあるので
 約16~17トンの大豆を
 1回の仕込みで使っています」

リーダー「すごい!」

森アナ「すごい!」

リーダー「毎日?」

大西さん「週に3回くらいです」

リーダー
「二日に1回、こういう作業をする」

ナナ「すごい!」

1日水に浸した豆を今度は煮ます。
その煮上がった状態がこちら。

リーダー「すごい!あっつい!」

大西さん「これが煮上がった大豆になります」

あぐりっこ「においが!」

リーダー
「まるでミストサウナにいるような
 この熱気と湿度!香りもいいですね!」

大西さん
「ここが一番大豆の香りを楽しめる!
 ただ一番熱いので
 職場としては一番過酷なんですよね」

リーダー
「一晩漬けこんだ豆をどれくらい煮るんですか?」

大西さん
「豆の品種ですとか
 収穫からどれくらい時間が経ったかによって
 調整をするんですけど…」

リーダー
「うんうん、ちょっと拭きますねカメラさん!」

拭き拭き拭き…。

リーダー
「あっはっは~。温泉中継みたいになってます」

さてお話の続きを…

大西さん
「炊きあがった大豆を見ながら
 ここの担当者が煮る時間を決めるんです。
 さわったり・食べたりして
 時間を決める!」

リーダー「いや~プロですね」

リーダー
「大西さんも出来るんですか?」

大西さん
「私はですね…実はできません!
 日々やってないと感覚が身につかない!」

リーダー
「ここの社員だれでもできるってことでは
 ないんですね。
 しっかりとした担当がいらっしゃるんだ」

大西さん
「そうです!この窯はこの後、
 グル~ンと回って下にあけます!」

ということで、どうなるかというと…


2019年01月05日(土) |  モクモク…!熱気!

煮上がった大豆がグル~ン
回るということですが…

リーダー
「さあ行くよ。うわ~なんだ!」

「すご~い」

タンクがどんどん傾いていきます。

リーダー「豆が降り出した!!」

ザバーン!!

あぐりっこ「うわ~」「すごーーーい」

リーダー「豆の滝です!」

リーダー
「うわ~見えない!モクモクだああああ」
煮上がった豆を冷ました後、すりつぶす工程へ。
リーダー
「煮上がった豆が…あああ」

ナナ「モンブランみたい!」

リーダー
「本当だ。これひき肉を作る時の…」

大西さん
「ひき肉用の機械と同じ構造です」

大西さん
「先程の豆を煮る担当者は
 この潰した状態を見て
 硬さや味などをチェックします。
 食べてみますか?」

あぐりっこ「食べてみた~い」

リーダー「これめっちゃうまいよ」

リーダー
「煮上げて・冷やしてミンチになったばかり!
 いただきま~す」

ユノ「やわらかい!大豆だ」

ナナ「なんかムースみたい。クリーミー」

リーダー
「めっちゃうまい!ほんのり甘いです」

豆の仕込みは、これで一段落。
今度は麹を作るための
米の仕込みを見せて頂くことに。


「お米の仕込みということですが
 何やら立ち入り禁止と書かれた
 頑丈な扉の前にやってきました」

大西さん
「これが麹をつくる“こうじ室(むろ)”という
 機械になります」

大西さん
「先程お話しましたが
 米を一晩寝かせたら蒸して
 種こうじ菌をつけます。
 その菌をつけた米を
 ここで二晩寝かせる寝床になります」
大西さん
「こうじ菌は生育する時に
 人間と同じように呼吸をするんです。
 そして炭酸ガスをどんどん出すので
 中が酸欠状態近くになってきます」

大西さん
「空気の循環はしていますが危険なので
 関係者以外は立ち入れないです」

リーダー「うわ~」

大西さん
「菌が増える時、熱をすごい出すんです。
 そのまま放っておくと自分の熱で
 菌が焼け死んでしまうんです。それで
 空気を循環させて
 一定の温度に冷やしながら二晩寝かせる」

リーダー
「それで麹が出来上がる!
 そうしていよいよ出会うわけですね!」


2019年01月05日(土) |  みそづくりは農業と同じだ!

大西さん「これが出来上がった麹です」

リーダー
「では食べてみます…
 ほのかに甘い!お米のあま味だ」

ユノ「あまーい」

ナナ「あまーい」

その甘みのある米麹、塩、
これまた甘みのある
すりつぶした豆を混ぜ合わせます。

この段階では、どんな味がするのでしょう。

大西さん
「これがさっきの麹と塩と大豆が混ざったもの」

一口味見をしてみると-

ユノ「しょっぱい!」

リーダー「あれ?さっきまで甘かったのに」

ナナ「しょっぱい~」

リーダー
うわ、とがってる。塩味とがってる」

森アナ
「(にが~いという表情)
 これが味噌になるとは思えない!」

大西さん
「これを温かいところに置いておくだけで
 おみそになります」

こうして出来上がった味噌の原型。
これをタンクに入れ、
およそ30℃くらいの温度で発酵させます。

大西さん
「先程混ぜたものをタンクに入れて
 発酵蔵で寝かせます。
 3週間くらい経ったら一度
“天地返し”という作業をします」

リーダー「天地返し??」

大西さん
「タンクが非常に大きいので
 上下で発酵の仕方が変わってくる。
 それと中に入っている酵母菌は
 酸素がないと活動できないので
 空気を入れてあげる!
 そのためにタンクをひっくり返して 
 違うタンクに入れるのを天地返しと言います」

その作業をみさせてもらうと…

リーダー「うわああ」

あぐりっこ「すご~い」

ガタンガタン

仕込んだ味噌がドボドボ落ちていきます。

大西さん
「甘い香りがしてきたと思うんですよ。
 これが発酵してきている合図です」

リーダー
「ほのかにいい香りがするぞ。
 うま味とあま味が合わさったいい香り!」

森アナ「もちょっと変わりましたね」

大西さん
「お味噌らしい色になったと思います」

リーダー
「ちょっと食べてみます…
ううううま~い!
 しょっぱさはあるんですけど
 さっきみたいなガツンと尖った
 しょっぱさじゃなくて
 まろみを帯びて…すごい幸せ♪」
天地返しを終えた味噌を
再びじっくりと寝かせて発酵させます。
醸造された味噌は、
機械と人による品質の検査を受けつつ、
容器に詰められ、私たちの食卓に届きます。
リーダー
「自然の力でどんどん素材が美味しくなっていく。
 見ててすごいし不思議だし 
 これが昔からあったなんて
 すごいな~って思います」

大西さん
農業のような感じでやっています。
 作るというよりも育ててる!
 人間はそのバックアップをしている」

リーダー
「お豆もお米も美味しさが育って出逢って…」

大西さん
「自然の力で味噌が育っていく!」

リーダー
「なんか夫婦の家庭づくりみたいな」

リーダー
「みそに負けないように
 我が家も美味しくなっていきたいな…。
 あはははは。
 なんか恥ずかしいわっ!!
 早く出逢えるように…」

森アナ「出逢えるように頑張りま~す」


2019年01月05日(土) |  洋風みそ料理をいただきます!

森アナ
「道民の味噌を使ったアイデア料理を
 福山醸造の高田愛里さんに教えてもらいます」

高田さんは、
みそソムリエの資格取得者。
どんな料理を教えて頂けるのでしょうか?

高田さん
「和食のおせち料理に飽きた頃かなと思いまして
 洋食のレシピをご紹介させていただきます」

リーダー
「嬉しい!そういうレシピとか広める
 お勉強とかもされているんですか?」

高田さん
「そうですね……ふふふ

リーダー「どうしました?」

高田さん「緊張してテンパってます」

リーダー
「なんか味噌を研究しているんですか?」

高田さん
「みそソムリエとご紹介いただいたんですけど
 全国のみそ組合で…あの…みそを…
 普及しようとと…ふふ…もうどうしよう!」

森アナ
何も聞けないし、
 何もしゃべれない!!」

さて気を取り直して!
料理を教えてもらいましたよ。

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい。

http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20190105&selectmonthforcal=201901

まずはもちピザから!

ユノ「おいしい!」

ナナ
「味噌の味しない…ん?
 ちょっとコクがある感じ!」

リーダー
「めっちゃうまい!
 この歯ごたえによくあう味付け。
 もちのあま味に味噌のふくよかさが合わさり
 幾重にも美味しさの層が出てきます」

ホットビシソワーズは?

ナナ
「まろやかだしクリーミーで美味しい!
 みその味もする!おいしい」

森アナ
「おいしい!ふわっふわ。
 味噌の味しっかりしてます。
 ジャガイモの味も殺さず
 洋風な感じの中にも和があるかなって」

さてお豆腐ティラミスは?

リーダー
「豆腐とお麩!それに味噌ですよ…
 正直にいいますよ…
 うはははめっちゃ美味しい!
 これはティラミスというより
 ティラみそ!これ新しいっす!」

高田さん
「メイプルシロップとコーヒーも
 しっかり入っているので
 こくの部分で味噌をいかして、
 あまりみそみそしない感じに…」

リーダー
「みそみそしないって…
 なんか子どもに言ってるような…」

森アナ「そんな“みそみそしないのっ!”」
 
高田さん
「味噌感が強くならないように…」

リーダー
「みそソムリエすごいですね。
 それでさっきよく分からなかったんですけど
 みそソムリエって何なんですか?」

高田さん
「全国みそ協会で…え~っと
 みなさんにみそを普及するために…
 えっとおおお~」

高田さん「…」

高田さん「どうしましょう!」

※いえいえ最後はご説明できました!
改めましてみそソムリエとは…

高田さん
「多くの方にみそについて
 より深く知ってもらうために
 全国にあるみその会社の集まりで
 深く知識を勉強して
 普及していこうという資格です」

リーダー「言えた~!!」

----------------------------------
12月22日のクイズ
「今回紹介した和牛のふるさとは、
 なんという町だったかな?」

正解は「津別町」でした。


2018年12月22日(土) |  ♯504 地元の風土が育む美味しさ!つべつ和牛編
肉用牛。
全国の飼育頭数、およそ250万頭。
そのうち50万頭以上を飼育する、
肉牛王国・北海道。

そんな中、年間出荷頭数わずか300頭ながら、
全国で最優秀と認められた
少数精鋭のブランド和牛が北海道にはある!
その和牛とは?!

今回のあぐり王国ネクストは
全国が認め、あのミシュランも認めた
○○○和牛に注目!

森結有花アナウンサー
「北見市のお隣津別町にきました!」


森崎博之リーダー
「北見市からすぐということで
 津別町も玉ねぎ生産がさかんですね」

森崎リーダー
「農産物色々作っているんですけど
 33%が玉ねぎですね~」

森アナ
「さすがリーダー!
 津別町にも詳しいんですね」

リーダー
「10年やってると北海道は
 だいたい詳しくなりましたね」

森アナ
「さて津別町で何を学ぶか…の前に、
 北海道で作られているブランド牛って
 どんなものがあるか知ってますか?」

森崎リーダー
「知ってますよ~詳しい詳しい!!

 え~っと…


 白老牛…宗谷…黒…牛…」

森アナ「もういいです!」

森アナ
「びらとり和牛ですとか…
 去年、十勝若牛とかね…」

リーダー
「それもあります!言われたら分かります!」

森アナ
「多くのブランド牛が北海道でも作られていますが
 ここ津別町でもつべつ和牛という
 ブランド牛が生産されているんです」

リーダー
「おいしそうだなぁ~。食べましょう」

森アナ
「まだです!その美味しさに迫るんですが…」

森アナ
「そのつべつ和牛というのが
 去年開催された全国的な牛肉の品評会で
 最優秀賞をとったんですって!」

リーダー
「ええええ!すっごい事じゃないですか!」

森アナ「全国的にも認められている!」

リーダー
「キャーすごい!食べましょう」

森アナ
「美味しさの秘密に迫っていきますよ」

さて今回のあぐりっこはー

感受性豊かでよく笑う小学5年生、
高谷涼々(スズ)ちゃんと、
将来は農家のお嫁さんになりたい4年生、
山口未來(ミクル)ちゃんの2人です!

リーダー「お肉好きですか?」

あぐりっこ「は~い!」

リーダー「何の肉が好きですか?」

スズ「牛肉!」

ミクル「全部好きです!」

リーダー「牛肉はよく食べる?」

ミクル「どうだろう…」

スズ「あんまり食べない…」

リーダー「どうやって食べるのが好き?」

スズ「すき焼きとか…」

ミクル「ステーキとか!」

リーダー
「やっぱり牛肉って高級なイメージあるね。
 すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ、
 どう食べてもご馳走だっイメージあるよね。
 楽しくなるよね。
 牛肉は食べると幸せを感じる 成分があるんだ」

リーダー
アマンダマイドという幸福物質が
 分泌されるんだって!」

森アナ「そうなの!!へー」

リーダー
「だいたい知ってるの!
 知らないことも多いんだけど…
 知ってることを偉そうに伝えるのが得意なの。
 おじさんによくあるパターン(笑)」


2018年12月22日(土) |  地元の湧水&愛情たっぷり!
面積の9割を森林が占めるという、
自然豊かな津別町。
そこで育つ、つべつ和牛とは? 
さっそく牧場へ!

こんにちは~♪

全国最優秀の牛を育てたのが、
この迫田(さこた)牧場。
迫田悟さんに、つべつ和牛について、
詳しく教えて頂きます!

リーダー「この子たちがそうなんですか?」

迫田さん
「この子たちはつべつ和牛を生んでくれる親牛」

リーダー
「お母さんたちなんだ。ママ会中ですね」

迫田牧場では、親牛に子牛を産ませ、
その子牛の育成から肥育までを、
一貫して行っています。
リーダー
「一般的になんですけど
 北海道は乳牛もいますから…
 牛さんって大型じゃないですか。
 人間よりも大きい!
 なので世話をするのが大変なんです。
 だから普通の酪農家さんとか肉牛農家さんは
 仔牛と親牛を別の生産者が育てることが多いの。
 こちらは仔牛も親牛も全部めんどうをみてる。
 これって大変なことですよね?」

迫田さん「本当に大変ですね…」

リーダー
「それぞれに与える餌や肥育方法が違う!」

産まれてから同じ環境で育てることで、
牛のストレスを減らし、
健康に成長させられるのが、
一貫生産の大きなメリット。
そして、つべつ和牛は、
さらに環境に恵まれているようで…

迫田さん
「むこうに雌阿寒岳がありまして
 そこから流れるミネラル豊富
 おいしい水を飲んでいるのが特徴です」

リーダー「天然水を飲んでいる!」

迫田さん「本当においしい津別の水です」

和牛は1日に30リットルもの水を飲むとあって、
牛の飼育にとって水は、
とても大切な要素の1つなんです。

リーダー「天然水、贅沢だなあ~」

迫田さん
「あと特徴かどうかなんですが
 つべつ和牛は出荷頭数が
多いわけではないんです」

迫田さん
「なので一頭一頭を大事に愛情いっぱい
 育てているというのが特徴です」

リーダー
「少数育成だからこその愛情のこもり方、
 手のかけ方がありますよね」

つべつ和牛の年間出荷頭数は、およそ300頭。
生産戸数は、迫田牧場含めて町内に4軒。
まさしく少数精鋭のブランド牛。

2018年12月22日(土) |  風邪をひかないようにベスト着用!
一通り勉強したところで、
子牛を育てる牛舎を見せて頂くことに!
あぐりっこ
「うわ~ちっちゃ~い」
「かわいい~」
リーダー
「おじさん目がハートです♪」
この牛舎では生後7か月までの牛を育てています。
将来健康に太らせるため、
丈夫な体を作る期間なのですが…。

迫田さん「寒さに特に弱いんですよね」

リーダー「津別寒いじゃ~ん」

迫田さん
「だから防寒対策がすごく大切になるんです」

スズ「どうやって?」

迫田さん
「天井にヒーターがあるんです。
 冬になるとこのヒーターが下がってくる!」

森アナ
「でもこれだけでは
 冬の寒さは厳しくないですか?」

迫田さん
「そうですね。あとはベストを着せたり!」

あぐりっこ「ええええっ???」

迫田さん
「牛専用のベストを着せて
 少しでも暖かくしてあげる!」

リーダー
「あの子(ベスト着用の仔牛)は
 冷え性ですか?」

森アナ
「じゃあ冬になると
 あのベストを一頭一頭着せるんですね」

迫田さん「全頭に着せます」

スズ「大変…」

森アナ
「では大切な防寒のお手伝いを
 させてもらいましょう!」

リーダー「防寒というとベストですか!」

迫田さん
「このままだと暴れちゃったりするので…」

迫田さん
「じゃあ今から捕まえますので
 それからベストを着せましょうか?」

あぐりっこ「はい!」

リーダー
「じゃあ捕まえるお手伝いを
森アナがやりますんで…」

森アナ
「なんでそういう危ないの私なんですか!」


2018年12月22日(土) |  森ちゃん大健闘!仔牛とお散歩だ!

ということで、まずはロープを使って、
子牛を捕まえることに…

森アナ「かわいい~」

あぐりっこ「頑張って~」

迫田さん
「じゃあこの子にしますか。
 捕まえますんで。はいどうぞ!」

ささっと近づいて縄で縛ろうとしますが

ドンッ

どつかれて転ぶ森アナ。

迫田さん
「こうして…こうして…」

迫田さんが仔牛を縛っていきます。

迫田さん「はい!できました」

リーダー
「ほとんど迫田さんがやりましたね」

森アナ
「連れて行っていいんですか?」

迫田さん「どうぞどうぞ」

リーダー「えっ!牛ひけるの??」

すると…

ドンッ

やっぱり、どつかれて転ぶ森アナ。

あぐりっこ「森さーん。頑張って!!」

森アナだけではどうにもならず
あぐりっこも入って
何とかベストを着させることができました。

ここで普段はしていないことなのですが
今回は特別に迫田さんからある提案が…。

迫田さん
「天気もいいのでお散歩してみますか?」

あぐりっこ「ええええ~っ!したい!」

早速、外に出ていくとー

森アナ「すごいすごい」

スズ「大丈夫?行こっ!」

スズ「かわいい~♪」

思いっきり引っ張られます。
親牛舎に近づくと

スズ
「お母さ~んじゃないよ~(笑)」

リーダー「のどかでいいねえ」

スズ「楽しいね。楽しいね」

ずんずん歩いていくあぐりっこと仔牛。

迫田さん
「どこまで行くの~!」

子牛のお世話をたっぷり手伝わせてもらった一行。
続いて、大きくなった牛の牛舎におじゃまします。




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