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2020年11月14日(土) | ②色・香り・鮮度をそのままフレークに!
2020年11月14日(土) | ③大人も一緒に楽しめる離乳食お料理♪
2020年11月07日(土) | ♯591 新得町ソバ編
2020年11月07日(土) | どこよりも早く新ソバを届けたい!調製工場へー
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2020年10月24日(土) | 土の中からボス出現だ!

[+10] >>

2018年12月22日(土) |  命をいただくということ

リーダー
「うわ~立派になった!」

この牛舎では、生後7か月~30か月までの牛を
飼育しています。
ずいぶん大きくなりましたが、
特別な何かを食べているんでしょうか?

迫田さん
「食べるものは稲ワラ配合飼料。
 基本的にはこの2つだけなんですよ。プラス水!
 それだけでこの子たちは生きているんですね」

迫田さん
「それをいかにエサを食べさせるか?
 健康に太ってくれるか?
 食べては寝て、食べては寝て…
 ということが仕事ですね。この子たちの」 

リーダー「どこ産のワラですか?」

迫田さん
「大空町のもち米の稲ワラなんです」

リーダー
「近郊のワラですね。
 いいね地域のものを食べて育って!」

森アナ「水もワラも地元のものですからね」

牛の健康状態に、徹底して気を使いながら、
良いエサと良い水を与え
2年近くかけて太らせます。

その出荷間近のおよそ2歳半の牛を
見せて頂きました。

森アナ「え~すごい」

あぐりっこ「うわ~太っちゃった!」

迫田さん「何キロぐらいあると思う?」

ミクル「200キロぐらい?」

迫田さん「200キロ?」

迫田さん
「実際にはですね800キロくらいある!」

あぐりっこ「ええええええ」

スズ「うっそー」

リーダー
「この子たちは出荷を待つ状況なんですね」

迫田さん「そうです」

リーダー「出荷を待つ状況なんですね」

迫田さん
「そうです。年内には出荷されますので
 今年中にはいなくなりますね…」

リーダー
「出荷するってどういうことかわかる?」

ミクル「人が食べる…」

スズ「お肉にする…」

リーダー「そうだよね」

リーダー
「あんなに可愛かった仔牛が
 2年半でここまで大きくなって
 それでお肉になる。つまりは
 我々がおいしくいただくために飼育されて
 大きく大きく育てられている」

ミクル「ちょっと悲しいけど…」

スズ「おいしいからね…」

リーダー「スズはどう?」

スズ「かわいそうだけどね…」

リーダー
「いつも参加してくれるあぐりっこに
 言っていることがあって
 私たちは命をいただいている。
 牛だけじゃなくて鶏や豚や羊、魚。
 野菜だって全部、命なんだよね。
 私たちは命を食べて生きているんだから
 しっかりと感謝をして食べようね」
迫田さん
「この子たちは肉牛で
 肉になるために生まれてきた牛なので…」
迫田さん
かわいそう…と思って
 食べられたくないと思う。

 分からないですけどね、牛の気持ち」
迫田さん
「でも消費者の皆さんに
 おいしいと言ってもらえるのが
 多分一番嬉しいと思うんです」

迫田さん
「そのために生まれてきた牛たちなので
 2年半という長いようで短い期間を
 精一杯生きている牛ですので…」

リーダー
「すごく大切に育ててくださった牛なので
 美味しく食べて頂きたいという
 生産者さんの思いだと思います。
 そして愛ですよね!
 やっぱり人なんですよね。
 人の心が育ててるんだなってことが分かりました」


2018年12月22日(土) |  つべつ和牛を美味しくいただきます

森アナ
「私たちの前につべつ和牛が用意されております」

リーダー「これはダメでしょう!」

ミクル「すごい」

スズ「すごいきれい!おいしそう」

リーダー
「小学生でこういうの食べていいと思う?」

スズ「…思う!」

リーダー「じゃあ、いっか!」

森アナ
「このサーロインステーキを
 JAつべつの中川さんに焼いて頂きます」

JAつべつ 中川寿幸さん
「素人ですが宜しくお願いします」

リーダー
「なんで素人なんですか!プロ呼んできて」

中川さん
「つべつ和牛は素人が焼いてもおいしい」

中川さん「では焼かせていただきます」

ジュー

あぐり一行「うわ~おいしそう」

ジュー

じーっとみつめるリーダー。

リーダー
「いや~色々あったなあ今年も。
 いろいろ…悪かったな 」

森アナ
「私もですよ。至らない点が多くて…
 リーダーに助けてもらってばかりでした…」

リーダー
「なんぼだ。お肉食べて忘れよう!
 そして来年に繋げよう」

※何かの寸劇のようです(笑)

さあ焼けました!

スズ「うわ~いい色!」

思わず人にやさしくなってしまうほどの、
このビジュアル!
食べる前から幸せ成分がほとばしっています!

リーダー
「仔牛から出荷前の牛まで見せて頂きました。
 大切なことは何だったかな?」

あぐりっこ
「命を大切においしくいただきます!」

リーダー
「そうだ!ではいただきま~す」

ミクル
「すっごいトロトロで
 すっごいおいしい」

リーダー「とろけるかあ」

スズ「ううううううう~ん」

視線が固まるスズ。

リーダー
「どこ見てるんだ。あの子」

スズ
おいしい~
 すっごいおいしい~!!」

リーダー
「泣くの?感動してるの?」

ポロリとを流しちゃうスズ。

リーダー「なんで泣いてるんだ」

スズ「おいしい…」

全国最優秀の実績は伊達じゃない!
その美味しさに感動しまくりのあぐりメンバー。

このつべつ和牛、出荷先は道内2割、道外8割。
その多くは東京に出回っています。

こちらは、東京にある
すき焼き割烹店 日山(ひやま)。
あのミシュランにも掲載されている名店。
精肉店としても古くから営業しています。
そんな日山が、月に一度、
つべつ和牛を提供・販売。
その日は、大いに賑わうそうで…

日山アトレ亀戸店 山口 裕之店長
「つべつ和牛のファンがいらっしゃるので
 目指してくるという方もいらっしゃる。
 毎月つべつ和牛を扱っているんですけど
 また買いに来たいという声もあります」

誉れ高い老舗、日山が認める、
つべつ和牛の魅力とは?

山口店長
「きめ細かい肉質と霜降りの入り方が素晴らしい!
 さっぱりした脂が特徴だと思います」

そんな日山の割り下を使って、
今度はすき焼きで味わいます!

リーダー
「うわ~~うわ~アッハッハッハ。
 いただきます!
うわ~幸せだあああ」
リーダー
「肩の部分ですからね。
 しっかりと筋肉質・繊維があって
 また脂はトロンととろけてだ…
 卵の黄身にまとわれて
 とっても美味しいものが口に運ばれる!
 おいしいです!」

リーダー
「すごいお肉がこの町から出ましたね」

中川さん
「我々の念願でもありました
 これだけの和牛が作れたっていうのを
 本当に誇りを持っております」

リーダー
「これが昨年度の日本の和牛の中で
 トップだったんだっていうのが頷けます!」

中川さん「ありがとうございます」

リーダー
「日々の中でこういうものが食べられるように
 しっかり仕事頑張りましょう!」

森アナ「そうですね!」

みなさんありがとうございました!

森アナ
「あぐり王国北海道NEXTは
 今回が年内最後の放送となります。
 次回は1週お休みしまして
 来年1月5日の放送となります」

リーダー
「今年もたくさんの北海道の生産現場を
 見させていただいて
 特に今年はあぐり王国10年!
 そして500回という節目の年でした。
 長寿番組として皆さんに愛され続けています。
 ありがとうございます。
 来年からまた気持ちを新たに
 初心を忘れずに
 また大いなるステップに向かって
 頑張っていきましょう!
 来年もまた宜しくお願いします!
 それではみなさん!よいお年を!」

----------------------------------
12月15日のクイズ
「今回、十勝に行ったのは、
 なんて学校の学生だったかな?」
 
正解は「北海道大学」でした。


2018年12月15日(土) |  ♯503 ドキュメント企画 北大ホームステイ物語編

NA(森結有花アナウンサー)

今月7日、北海道大学。

「生産者も消費者も安いものがほしい」

「地産地消じゃないけど日本で作ったものは
 日本で食べられる仕組み…
 ただそれで日本の消費者が食べるか…」

「どれだけ品質が良いものを作っても
 それには価格が上がっていって…」

「うちらの地域は長イモとか輸出はしてるけど
 それでも中国とかのほうが安いんですよ…
 だから勝つには安心安全なものを作るのが
 一番の武器というか…」


農学部の講堂に集う、学生たちと生産者たち。
日本の農業について熱く意見を交わしている、
この集まりは一体?

さかのぼること、およそ2か月前。
10月6日の朝、札幌の中心部。
バスに乗り込んでいるのは、
北大農学部の学生たち。
8時、バスが出発。
学生たちは、何を目的に、
どこへ向かったのでしょう。
学生
「十勝に農家さんの所に行って
 農家さんの暮らしを体験しに行きます」
十勝。
北海道の…日本の食料を支える一大農業地帯。
その十勝で、農協青年部が中心に進めている
知られざるプロジェクトがあります。
「とかち農業・絆プロジェクト」。
学生の農村ホームステイや、
その後の勉強会を通じて、
生産者と消費者が、お互いに理解を深め、
十勝の農業をより発展させようと、
2012年度から行われている取り組みです。
NA(森崎博之リーダー)
これからご覧いただくのは、
現役バリバリの生産者と
農業の未来を担う学生たちとが結んだ
固い絆の話です!

2018年12月15日(土) |  これからは農業が1番大事だ!
「みなさんはじめまして。
 ようこそ十勝へお越しくださいました!」

十勝地区農協青年部協議会
寺島 達記さん
「折からの台風が接近している中での
 開催となるんですけど…
 一泊二日で十勝の農業の魅力を
 余すとこなく…とはいかないかもしれませんが
 存分に味わって体感して 
 色々持って帰っていただけたらと思っています」

北海道大学大学院 農学研究院
小林国之准教授
「わずか1日の体験でその後の人生が変わった!
 という学生も何人か時々います。
 それが良い方向に行ったか分かりませんが(笑)
 色んな方向に変わるきっかけに
 なるんじゃないかな」

「平田さん長嶋さん。
 受け入れ盟友(農家)は須藤さんです」

学生のグループ分けと、
その受け入れ先が発表されます。
番組では道外出身者の女子学生2人と、
今年初めて受け入れを引き受けた
生産者に注目しました。

「吉田と申します。よろしくお願いします」

更別村の畑作農家・吉田明史さんと、
北大農学部2年の片岡真友美さんと
神山明日香さん。

吉田さん
「ちょっと緊張感がお互いありますけど
 じき何とか打ち明けられると思いますので
 よろしくお願いします」

(リーダー)
生産者の吉田さんにご挨拶が済みました。
片岡さんと神山さん、
この2人も初顔合わせなんですね。
このプロジェクトは
「仲良しグループの思い出作り」の
ためのモノではないんです。
主催者側は、学生と農家それぞれに、
どのようなことを感じてほしいのでしょうか?

十勝地区農協青年部協議会
寺島 達記さん
「学生さんは農業を勉強されているけど
 現場はそんなに見たことがないと思うので
 座学で学んだことと比べて
 現場の感じで新たに気付くことがあるのかな…
 それと盟友の側から言いますと
 逆に盟友はこれが当たり前だと思っているので
 外部から見られて
 あっそうだったのかって、
 はたと気付くこともかるかなと思います」
吉田さん
「今回参加しようと思った
 きっかけとかあったんですか?」

神山さん
「小林先生からメールが来た時点で
 これ絶対面白そうだなって思って
 行こう!と思いました」

片岡さん
「私もメールを見て面白そうだったんですけど
 一人だったら不安だなって…
 応募を迷ってたんですけど
 同じ学科の友達が興味ある!と言っていたので
 一緒に行こうといってきました」

長野県出身の神山さんと、
滋賀県出身の片岡さん。
2人はどうして北海道で農業を学びたいと
思ったんですか?

神山さん
「私は農学部に行きたいなと思って
 それで北大がいいかな~って…
 おっきなこと言うみたいになっちゃうんですけど
 この先一番大切になっていくのが
 農業じゃないかなと思うから。
 そういう関係で自分が何かやりたいなって」

片岡さん
「私は単純に北海道に憧れがあって
 乳製品もおいしいし
 肉類も魚介類も野菜類も全部おいしいっていう
 イメージがあってこっちに来ました!
 食べるのが好きなので
 食べ物系を学びたいな~って進学しました」

吉田さん
「ここが家です。妻です!」

奥様の恵さんと長男の遥紀くん
「寝起きなの!」

吉田さん
「部屋は自由に使ってください」

まだ緊張ぎみの二人…

吉田さん
「ちょっと落ち着いたら仕事しましょう」

二人「…はい…」

さあ!いよいよ農作業の始まりなんですけど、
台風は大丈夫かな…


2018年12月15日(土) |  学校から畑へ飛び出せっ!
吉田さん
「これがビート(てん菜)!あと1~2週間…
 10月最後くらいには収穫するんだけど、
 ビートは日中と夜の寒暖差で糖分が増すから
 できるだけ引っ張って…収穫するんだけど…
 1つ抜いてみましょうか?」

さてトライしてみますが…

神山さん「ん?えっ?ん??」

なかなか抜けません。

吉田さん「大丈夫?」

やっと1本収穫できました。

神山さん
「うおおおお~でかい!すごい大きい」

吉田さん「これが砂糖になります」

吉田さん
「で!なんでカマ持ったかっていうと
 ビョーンと出てるやつ(雑草)があるんだよね。
 それが収穫の邪魔になるから根もとから切る!」

吉田さん
「かなりつらいと思うんで」

片岡さん「歩きづらい…」

吉田さん「これでも葉っぱが元気ないんで…」

片岡さん「なんか雑草が見当たらない」

吉田さん
「なんか収穫とかできればよかったんだけど
 横の畑。黄色っぽいっちゅうか…
 あれが小豆を収穫した後」

実は吉田さん、
この日、学生に小豆の収穫作業を
体験してもらう予定だったんです。
ところが、ある事情で、
前の日にその作業を終えてしまったんです。

吉田さん
「小豆落ちてますね…
 今年は天気悪かったから豆は小っちゃいよね。
 もっと本当は背が大きいんだけど
 小さいし収量も少ないです

神山さん「この黒い模様みたいのは?」

吉田さん
「濡れてカビみたいな…。
 ちなみになんで昨日やっちゃったか。
 ちょっと濡れてるの触ってみて」

吉田さん
「なかなか触ってもパリッといかないしょ?
 乾いていると機械で脱穀すると
バチバチバチって割れるの!」
吉田さん
「だから晴れて乾燥しているときじゃないと
 なかなか難しいの。
 濡れちゃうともんでも全然出てこないからダメ。
 本当は今日、小豆を収穫したかったけど
 この天気だから止めました。すみません…」
小豆は、茎や殻が乾燥していないと、
収穫が難しいんですよね。
その時、雨が降っていないとしても、
小豆が濡れていると収穫はできないんです。
吉田さん
「だから天気をみながら
 例えば今日は曇りだから止めようか?とか。
 一回濡れちゃうとなかなか乾かないし
 濡れすぎるとこっから芽が出るから
 そうなると使い物にならないから…
 だから今時期は天気予報見たりとか
 本当に計算しながら仕事をしてる
小豆の収穫を学生に体験させることは
吉田さん自身が
とても楽しみにしていたんですけど…。
背に腹は変えられません。

2018年12月15日(土) |  納屋で学ぶ小豆の収穫作業

吉田さん「全部小豆です!」

神山さん・片岡さん「すごーい」

神山さん「触っていいですか?」

吉田さん「どうぞどうぞ!」

二人とも「すごーい」を連発。

吉田さん
「あんな鞘に何個かしか入っていないのに
 こんなに…。
 豆も物によって品質・等級が決まって
 値段が変わってきます。
 適期収穫をしていかないとモノが悪くなる!」

吉田さん
「扇風機!ダクトで風を送って乾燥させる。
 うるさいからびっくりしないでね」

ブオオオオオオ

吉田さん
「風が来てるでしょ。これで乾かします」
吉田さん
「これが豆の収穫期。
 豆を拾ってこの中で脱穀して
 このタンクの中に豆が入ります。
 本当はこれを見せたかったんだけど…」

吉田さん
「たまたま豆がありました。
 さっきベチャベチャだったでしょ。
 これ乾燥している豆」

片岡さん「割れそう」

吉田さん
「ちょっと揉んだだけでパラパラっていくしょ。
 今まだ雨降ったりして空気湿ってるけど
 いつもなら触っただけでバリっといきます!」

小豆の収穫は体験できませんでした。
でも、貴重な話をたくさん聞けたし、
何よりホームステイというイベントが
あったとしても、
最優先するのは作物の品質だという、
生産者の心意気。
こちらは多いに伝わったんじゃないでしょうか。

吉田さんの畑は、およそ48ヘクタールの広さ。
ビート、豆の他にジャガイモや小麦なども生産。
機械化を進めて、基本的に吉田さんと父親の
2人で農作業をしています。
(リーダー)
なるほど。十勝らしい大規模機械化農業ですね。
ちなみに更別村は、総面積のおよそ7割が農地。
そして、農家1戸当たり4台を超えるという、
日本有数のトラクター所有台数を誇ります。
さて一日の作業が終わりました…

神山さん「この黄色いのって何ですか?」

恵さん
「カボチャ団子!イモ団子のカボチャバージョン」

吉田さん
「今日は疲れた?
 あまり作業はしてないと思うけど
 二人が満足してくれたかなって。
 あまり仕事なかったから心配なんだけど…」

片岡さん「すごい大満足です」

吉田さん
「他の家はなんか一労働力として働いてる!」

吉田さん
「親の時代から比べたらラクになってる。
 小っちゃいときの思い出とかあるけど
 あのまんまだったらねっ
 農家やってないかもしれない!」

「嫁に来ない!」

神山さん「あははは」

こうして、ホームステイ初日が終わりましたが、
この夜、天候が悪化しました。

吉田さん
「明日は何もできない前提なので
 うちのジャガイモ・メークインを使って
 イモ団子みたいなの作って…
 ピザなんかも作れたらいいかな!」


2018年12月15日(土) |  雨の日の過ごし方もちょっと贅沢な気分に♪
翌朝、前の晩からの雨が降り続いています。

片岡さん「でかいですね」

恵さん「これがメークインの形なの」

片岡さん「イモ料理だったらどんなの?」

恵さん
「煮崩れしづらいからカレーとか煮込み料理!」

片岡さん「肉じゃが?」

恵さん「そうそう!

吉田さんの畑で採れたじゃがいもで、
いも団子を作ります。
いもモチという名前の方が、
ポピュラーかもしれませんけど、
十勝地方では「いも団子」と呼んでいるみたいです。

片岡さん
「みなさんイモ団子作るんですか?」

恵さん
「作る!買うもんじゃないもん。作るもの!」

吉田さん
「親のほうからくるんだ。作ったからって!
 けどとんでもない量が来るからさ!(笑)
 食べれないよと思って(笑)」

恵さん
「1個2個茹でてつぶして丸めて
 お味噌汁に入れたりカレーに入れてもおいしい。
 少ないんだったら電子レンジでもできる!」

片岡さん
「前やった時、電子レンジでやってみた」

いも団子のほかに、
十勝の野菜やチーズをたっぷり乗せた、
ピザも焼いてもらいました。おいしそう!
吉田家では雨の日、
このように有意義に過ごしているようです。

吉田さん
「どうぞ召し上がりください」

片岡さん「おいしいです。イモ感ある」

神山さん
「ジャガイモの味がしっかりしてます」
こうして、天気に恵まれない中、
1泊2日の農村ホームステイが終わりました。

翌日。帯広で「退村式」が行われました。

なんだかんだと、あっという間の2日間でした。
それぞれ何を感じてくれたんでしょうか?

生産者さん
「ぜひこれからも農業の応援団でもいいし 
 実際に働いてくれてもいいし
 ぜひこれからも活躍してもらいたいと思います」

「作業が終わった後に色々話をしたら
 みんな将来のことに関して
 すごく考えているんだなって。
 僕ももっともっと農業に関して
 考えていかなきゃいけないなって感じました」

吉田さん
「こういうホームステイを受け入れるの苦手で…
 どうしようかなと直前まで悩んだんですけど、
 なので今朝まで緊張して気持ち悪くて。
 でも車で着いたときに早かったなあって。
 二人に言ったらあっという間でしたねって
 言ってもらえたんで。
 楽しめてくれたかなって…
 自分も楽しめたんでよかったです。
 これから地元に戻ってなかなか更別産って野菜
 みること少ないと思うんですけど
 ジャガイモとか砂糖とかみたら思い出して
 頑張っているなっていうの思い出してもらって
 少しでも農業を応援してほしいなと思います。
 ありがとうございました」
最後はみんなで集合写真!
吉田さん
「次12月に行きます! 
 その時は宜しくお願いします」

神山さん
楽しかったです!
 いろいろ話ができて
 いろいろ聞けて、来てよかった」

片岡さん
「本当にあっという間の二日間でした。
 農家さんらしい農作業は
 全然できなかったんですけど
 農作業をしてない時は何をしているか、
 本当に農家のありのままの姿
 体験させていただくことができて
 本当に楽しかったです」 

吉田さん
「色んな話ができたので
 自分の知らないこともたくさんあったんで
 よかったな。楽しかったです」
十勝では一旦お別れです。 
2か月後に今度は札幌で勉強会です!

2018年12月15日(土) |  絆を農業の未来にかえていこう!
12月7日、北海道大学。
とかち農業・絆プロジェクト、事後学習会。
今度は十勝から受け入れ農家が
札幌にやってきました。
吉田さん
「自分的によかったなって思います。
 奥さんもバタバタしてたけど
 楽しかったな~
 また受け入れてもいいかなって話してました」
吉田さん
「二人のおかげだわ。ありがとう」

この日、2か月前を懐かしむために
集まったのではありません。
農業について、それぞれの立場からの意見を
交換するためです。

テーマは「市場開放に負けない農業」。

学生
「生産者も消費者も安いものが欲しい」

生産者
「地産地消じゃないけど日本で作ったものは
 日本で食べられる仕組み…
 ただそれで日本の消費者が食べるか…
 安いほうに目が行っちゃうんじゃないか…」

学生
「安いけど品質のいいものが欲しいって
 わがままばっかり言ってて。
 でも農家が大変なことは知らないし…」

生産者
「うちらが本当の意味を伝えていかないと
 いけないのかなって思うんだよね」
生産者
「やっぱ勝つには安心安全なものを作るのが
 日本は一番の武器というか…」
十勝で親しくなったのも、
生産者と消費者、
それぞれの現実を理解しあったのも、
全ては、農業の未来を
真剣に考えるためのキッカケ。

日本の農業をリードする北海道で、
農業を担う現役バリバリの生産者が、
毎年こんな取り組みを行っているんです。
改めて北海道の農業の未来、
なまら楽しみですね!

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12月8日のクイズ
「冬至の時期に食べ頃を迎えるカボチャの、
 ブランド名は何だったかな?」

正解は「りょうおもい」でした。


2018年12月08日(土) |  ♯502 冬至においしいカボチャを食べたい!届けたい編

12月22日頃。 
夜の時間が1年で最も長くなる日。

冬至(とうじ)。


昔、冬至は「死に一番近い日」と言われ、
それを乗り越えるために、
栄養豊富な緑黄色野菜の代表
カボチャを食べていました。

その一方、カボチャの多くは、
夏から秋に収穫期を迎えます。

昔の人は、そんなカボチャを
冬至まで大切に保存していたそうです。
長い間、置いておいたカボチャは、
果たして美味しかったのでしょうか?

現在、冬至の頃に出回っている
カボチャの多くは輸入品です。

冬至に美味しいカボチャを、
食べたい消費者と、
届けたい生産者。
そんな両者の願いを叶える、
素敵なカボチャが北海道にはあります。
その名は…?


今回のあぐり王国ネクストは
貯蔵することで美味しくなる?! 
魔法のカボチャに注目します!

森結有花アナウンサー
「リーダー!12月です。
 12月といえば冬至の季節。
 当時といえばカボチャ!」
森崎博之リーダー
「カボチャ食べますねえ~
 柔らかく炊いて…
 あんこなんかのせて
 スイーツ感覚で食べたいですね」

森アナ
「いいですね~♪
 さて今回はカボチャについて学びますが…」

森崎リーダー
カンボジアからやってきたカボチャですね」

森アナ「カンボジアからやってきた?」

リーダー
「国の名前から派生したんです。
 カボチャって!」

森アナ
「あっカンボジア…カボチャって??
 本当ですか…?」

森アナ
「よく…物事を知ってますね…」

森崎リーダー
「物知りおじさんです!」

森アナ
「そんな物知りおじさんのリーダー質問!
 日本で食べられているカボチャで
 有名な産地といえば?」

森崎リーダー
「そりゃ北海道でしょう…
 半分以上の生産が北海道ですよ!」


「そうですね。ではいつ頃、収穫されますか?」

森崎リーダー
「まあ夏~秋ですね。
 だいたい出回るのは9月~11月ですかね。
 残念ながら冬至の頃に市場に出ているのは
 半分くらいは海外産になりますね」


「じゃあこれも知ってるかもしれないですね。
 冬至の頃に販売のピークを迎える
 道産カボチャがあるのは知ってましたか?」

森崎「…(知らないと無言)」


「ブランド名が素敵なんですよ♪
 りょうおもい!!」

森崎リーダー
「憧れの言葉じゃないですか~」

森「なんかいつも片思いみたい!」

では一緒に学んでくれるあぐりっこです。

あぐりっこは、笑顔が素敵な小学5年生、
黒川倖大(コウダイ)君と
少し大人っぽいけど同じく5年生、
辻野しおりちゃんの2人です!

リーダー
「かぼちゃはどうやって食べますか?」

コウダイ「煮付けとか」

リーダーカボチャ好き?」

コウダイ「はい!」

リーダー
「しおりはカボチャ好きですか?」

しおり
「あんまり好きじゃない…」

リーダー
「どういう所が苦手かな?」

しおり
「パサパサしていて
 水分持っていかれる感じが…」

リーダー
「口の中の水分持っていかれる系ね!」


2018年12月08日(土) |  どんな特徴があるのかな?

冬至の時期に食べ頃を迎えるという
カボチャりょうおもいを探るため
販売先の1つ、
コープさっぽろにお邪魔します。

森崎「大きなスーパーだね」

ホクレンの藤塚弘樹さんに、
りょうおもいについて教えて頂きます。

リーダー「うわ何かかわいい♪」

藤塚さん
「こちらがりょうおもいカボチャです」

リーダー
「ベチャベチャしていないだって…」

リーダー
「しおりトロトロべっちゃべちゃが
 好きなんだよな?」

森「そうとは言ってない!!」

しおり「そこまでは…」

リーダー
「これはどっちかっていうとホクホク?

藤塚さん
甘さホクホク感両立!
 これがりょうおもいの最大の特徴です」

リーダー
「他にどんな特徴がありますか?」

藤塚さん
食味時期にこだわっています。
 作り手の生産者が
“おいしいカボチャを届けたい”という気持ちと
 消費者の冬至の季節も北海道産の
 おいしいカボチャを食べたいという気持ち…」

藤塚さん
「この2つの気持ちを実現させるために
 立ち上げたブランドになっています」

リーダー
「生産者の思いと消費者の思いを 
 両方かなえてくれるカボチャなんだ」

リーダー
「ただ甘さとホクホク感を両立させるって
 難しいことじゃないですか…」

藤塚さん「そうなんです…」

リーダー
「ジャガイモとかでもそうなんですけど
 寝かせるとデンプンに変わって
 甘くなるでしょ?」

森「ああああ」

リーダー
「だからホクホク感があま味に変わるんですよ。
 これ両方を高く維持するっていうのは
 かなり難しいことなんです」

藤塚さん
「固形分の一種であるデンプンが多いので
 販売期間の冬まで長い期間貯蔵することで
 徐々に糖に変わっていく…
 ですけどデンプンがもともと多いので
 ホクホク感も残っていく…という流れです」

藤塚さん
「かつ我々の貯蔵庫でも
 長期貯蔵に耐えられるように工夫しています」

ちなみに、りょうおもいカボチャの
収穫時期は9月中旬。
販売は、主に11月~12月にかけて。
およそ2か月~4か月くらいの
貯蔵期間を経て、お店に並ぶのです。

リーダー
「どういう貯蔵なんだ?
 温度でいうと何度?」

コウダイ「-50℃くらい?」

しおり「10℃くらい」

リーダー「さあどうなんだ???」

藤塚さん
「その答えは…のちほど!




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