今月
2030年03月
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31
アーカイブ
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
ページ内検索

   表示:全て(3473件)
<< [-10]
2020年10月10日(土) | 生産者さんも徹底したこだわりを貫く!
2020年10月10日(土) | 生産者とJAが協力してブランドを守る!
2020年10月10日(土) | 今金男しゃく!いただきま~す♪
2020年09月19日(土) | ♯586 岩見沢市・ハクサイ編
2020年09月19日(土) | ハクサイの赤ちゃんだ!
2020年09月19日(土) | 秘密ロボ!ブームスプレーヤ登場!
2020年09月19日(土) | 安全安心にこだわって…
2020年09月19日(土) | キュキュッと音が鳴り、ハクサイ汁が飛び出す!
2020年09月19日(土) | ハクサイ漬けで世界を旅しよう!
2020年09月12日(土) | ♯585 美幌町・玉ねぎ編
2020年09月12日(土) | タマネギ集出荷場に潜入!

[+10] >>

2018年03月31日(土) |  出荷の時…最後まで愛情込めて

リーダー
「牛が一頭ずつ場所に入ってる?
 大野さん、これは?」

大野さん「毛刈りをしています」

リーダー「毛刈り??」


「牛の毛刈りって初めて見ました!」

大野さん
「どうしても毛にボロがついてしまうので
 それをキレイに落として
 出荷することで
 出荷先での衛生も保たれる!
 なのでこのように毛を刈って
 キレイにして出荷しています」

出荷まで育てる期間はおよそ2年。
子牛から出荷に至るまでのすべての工程で、
徹底した衛生管理を行っているのです。

いよいよ出荷…
牛の搬出を見学します。

ドカドカドカドカ…

押し出されるようにトラック乗り込む
キレイに散髪された牛たち。

リーダー
「なかなか大人が見ても
 ショッキングな光景かもしれませんが…
 子どもたちは正直な所、どうですか?」

ホカゼ
「すっごい丁寧に育ててきた牛が
 食べられちゃうのはちょっと悲しい…」

ヨシキ
「2年経って出荷されちゃうのを知って
いただきますの意味を改めて感じました」

リーダー
「そうだね。二人ともしっかりと
 受け止めてくれてると思います」

肉牛生産の現実に直面したあぐりメンバー。
生産者の愛情で育まれた命に、
心から感謝をしていただく…

彼らの目の前に広がる光景は
まさに「いだだきます」という言葉について、
改めて考えさせられる、
かけがえのない体験となりました。


「生産者さんも愛情を込めて
 丁寧に育てているという意味では
 今回のJGAPという基準ができたことは
 大きな事じゃないですか?」

大野さん
「そうでしょうね。私達が普段やってる事、
 きちんと工程の中で生産されていることを
 証明できる機会としては
 JGAPはとても良い!」
 
リーダー
「我々も感謝の気持ちでいただきます」

じゃじゃん、もんすけです!

安全安心な農畜産物を生産する
農場に与えられるGAP(ギャップ)認証。
全国的に、少しずつ
認証牧場も増えてきているんだけど、
GAP認証を取得することで、
食や農業にどんなメリットがあるのか、
改めて、聞いてみたよー?

JA北海道中央会 石田健一参事
「消費者に安心で安全な農畜産物を
 安定的に供給していこう!
 そういったことを通じて
 実は経営改善に役立っている!
 農舎の中を整理整頓したり
 そういう事を通じて
 在庫管理が見える化できる!
 また色んな危険物を一定の場所に
 整理整頓することで見える化できる。
 北海道農業の今後を考えた場合に、
 1つの大きな方向性を示すものになるのでは。
 GAPに取り組んでみようという気運が高まれば
 ありがたいなという風に思ってます」
 
僕たち消費者が、安全安心な農畜産物を
食べられるのはもちろん、
農業経営も豊かにしてくれるGAP認証!
この取り組みが、
もっともっと広まったらイイな~。


2018年03月31日(土) |  大野ファームのステーキいただきます!


「大野ファームが運営する
 COW COW Cafeにやってきました」

リーダー「オシャレです!」


「しかも牧場のすぐ隣にあるんです!」

■COW COW Cafe
 芽室町祥栄北8-23
  TEL0155-62-4159
 http://www.oonofarm.jp/


「何を私たちはいただけるんでしょうか?」

大野さん
「ビッグステーキです!」

リーダー「いやんっ!」

大野さん
300グラムのロースステーキです」

スタッフ
「失礼いたします。
 ビッグステーキプレートです」

うわあああああああ~

あぐりっこ。あんぐり(笑)

 

リーダー
「まさかこれ一人前じゃないよね?」

大野さん「いえ一人前です」

ええええええええ~(みんな今日は叫びます)

ビッグステーキプレートで味わうのは、
交雑種と呼ばれる、
ホルスタインと和牛を掛け合わせた牛肉。
大野ファームで大切に育てられた命に感謝して、
いただきます。

いただきま~す♪

ヨシキ。言葉が出ません。

リーダー
「メガネが笑ってる感じする」

ホカゼもニッコリ♪

ホカゼ「すっごいおいしいです♪」

リーダー
「噛みしめるほどに
 肉汁がビシャっと溢れてきて
 肉汁に溺れそうになりました」


「すごい!
 信じられないくらい肉汁が出てくる」

リーダー
「クセのない脂身ですね」

大野さん
「食べやすくなってると思います。
 それと嫌なにおいがしないと思います」

リーダー「全くしない!」

大野さん
「においのしない環境で飼っているので
 肉も嫌なにおいがしないんです」

リーダー
「なんて美味しいんだろう!!」

徹底した衛生管理のもとに
生産される大野ファームの牛肉。
JGAP認証を取得する農場として、
安全安心な肉牛生産に取り組む思いを、
改めて伺いました。

大野さん
「GAPを取ることによって
 東京オリンピックの選手村の
 食材の候補になる。
 これを機にGAPが増えてくれれば
 北海道の生産者はもちろんですし
 日本全国の生産者のレベルが上がって
 日本の畜産のためになるので
 みんなで取り組むといいと思います」

みなさん、こんにちは!
今日は、JAバンクが取り組む
食農教育について紹介するよ。

子どもたちに食や農業のことを
知ってもらおうと2008年から始まった、
この取り組み!

今年も、JAバンクから食と農業の繋がりが
分かりやすく解説された教材本が
道内1079校の小学校や特別支援学校の
みんなに渡されるんだって!

授業に出たら、
みんなも食と農業のつながりについて
考えてみて、
お母さんやお父さんとも話してみようね!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

----------------------------------
3月24日のクイズ
「トラクターで雪を踏む、冬の農作業の名前は、
 何だったかな?」

正解は「雪踏み」でした。

※お詫び※
3月24日放送の
「農研機構北海道農業研究センター
芽室研究拠点」を 紹介した回の字幕で
誤りがありました。
ジャガイモの食味試験のシーンで、
「蒸かしたイモ」と「水煮」の紹介字幕を
誤って逆に表記しました。
取材でお世話になった
「農研機構北海道農業研究センター芽室研究拠点」の
皆さんにお詫びし、訂正いたします。


2018年03月24日(土) |  ♯468 北海道農業を影で支える芽室の農業研究に注目!編

芽を出した牧草を求めて放牧される、春の乳牛。
太陽に向かって青々と育つ、夏の水田。
黄金色に輝き、収穫を待ちわびる、秋の小麦畑。
季節ごとに北海道各地で見られる
美しい農業景観。
これらは農作業がある
春から秋にかけて見られる光景ですが、
実はここ数年、一面銀世界だった冬にも、
北海道ならではの光景が広がっていることを
ご存知ですか?

今回のあぐり王国ネクストは…、
まるで地上絵!?農作業に関係する、
冬の北海道ならではの、新たな農業景観に注目!
未来を担うポテトチップにパスタまで…
農業研究の最前線に迫ります!

森結有花アナウンサー
「十勝の芽室町にやってきました。
 今回はですね
 農研機構 北海道農業研究センター
 芽室研究拠点という場所にきています」

森崎リーダー
「よく舌がまわりますね~お上手!」

森「100回くらい練習しました」

リーダー
「札幌でも伺いましたよね」

森「札幌の羊が丘に去年8月に伺いました」

リーダー
「札幌ドームの隣の膨大な敷地にお邪魔して
 色々習いました。札幌も広かったけど…」

リーダー
「十勝の研究所は…そうだよな!
 これ(広大な土地)…研究所なんだよな?」


「この広大な土地でどのような研究を
 しているのか学びましょう」

リーダー
「難しい話は苦手ですけどね(笑)」

さて今回のあぐりっこは…
もうすぐ中学生になるあぐりっこ2人!
算数や理科が得意な、宮田愛子(アイコ)ちゃんと
農業に興味がある、都愛実(マナミ)ちゃん。
いつもよりちょっと難しい内容ですが大丈夫かな?


「具体的に農業のどんな研究をしていると思う?」

マナミ
品種改良みたいな…?
 エキスをこっちからこっちに移して
 おいしくする!みたいな…?」

リーダー「なんのエキス?」

マナミ「美味しいエキス?(笑)」

アイコ
「食べ物の成分を分析して調べたりとか
 品種改良とかしているイメージですね!」

リーダー
「なるほど!
 とにかくこういう(エキス移動)感じでね。
 たまにボンッ!!ってね…
 髪の毛チリチリになったりしてね…」
稲作や酪農などを研究していた
札幌の施設に対し、
芽室町ではどんな研究が行われているのか…
まずは、雪が残っている外で、
ある作業をしているということなので、
早速向かってみると…?
リーダー
「重機が進んでいるのは見えますが
 何をしているのかは分かりませんね…
 こんにちは~お邪魔します」
こちらは、研究員のひとり下田星児さん。
気象情報をもとにした
農業研究を行っているそうなのですが、
その内容とは…?

2018年03月24日(土) |  ふわふわ雪を圧縮するとどうなる?


「大きなトラクターが動いてますけど…」

リーダー
「ただただトラクターがゆっくり
 走っているようにしか見えませんけど」

下田さん
「これは“雪踏み”といって
 雪を踏んで潰しているところです」

ジェシチャーをしながら説明する下田研究員。

リーダー
「雪をつぶしている?」

なぜか下田研究員のジェスチャーが
うつってしまったリーダー(笑)

下田さん
「ここはジャガイモを植えていた畑です」

リーダー
「もともとはジャガイモ畑なんだあ。
 それを重機で雪を踏み固めてる。
 何のために??」

下田さん
「ジャガイモって収穫する時に
 こぼれることがあって
 それが芽をだすことを“野良イモ”と言います」

下田研究員の指先に注目!
野良イモを人差し指を立てて表現(笑)

リーダー
「下田さん
相当キャラいいですね!」
野良イモとは、
収穫しきれずに畑に残ったジャガイモが、
翌年また芽を出してしまうイモのこと。
放っておくと病害虫が発生する原因となるため、
手作業で抜いたり、農薬を使ったりと
大変手間のかかる厄介モノなんです。

リーダー
「その野良イモとトラクターが
 結びつかないんです」

下田さん
「雪が積もっていると
 土の中がすごく暖まってしまうんです。
 雪を圧縮することで
 土を凍らせようとしているんです」

あぐりっこ「ええええ」

リーダー
「雪は逆に土にとって暖かいんだ」

リーダー
「でも、ふわふわの雪がギューってなっても
 変わらないじゃないかな?」

下田さん
「でもやっぱり…
 ふわふわの布団より
 せんべい布団の方が寒いですよね?」

リーダー「あはははは」

森「そりゃそうだ(笑)」

野良イモは土の温度がマイナス3度以下になると、
死滅します。
しかし、温暖化の影響や、積雪が多くなると、
雪が布団代わりになり、
土の温度は意外に高いままなんです。
そこで、この雪踏み作業を行うことで、
雪の断熱効果を弱めて冷気を伝わらせ、
土を凍らせる
んです。

2018年03月24日(土) |  どんな施設なんだろう?

実際に土の中がどのくらい凍っているのか
調べてみると… 

あぐりっこ「硬い!」

リーダー
「土だとしたらもっと柔らかいよね」

リーダー「凍っている土は何cmですか?」

下田さん
「凍ってる土の深さは…
かなり深いです」

かなりざっくりですね下田さん(笑)

リーダー「いやちょっと…(大爆笑)」

もう一度、改めて…

下田さん
30cmあると野良イモを
 確実に退治できる深さと言われています」

リーダー
「そうなんだ…
 それを先に聞きたかった!」

ちなみに、野良イモ対策には、
雪踏みと同じ効果がある
「雪割り」という方法も。
こちらは雪を真っぷたつにかき分けることで、
土を露出して凍結させる方法で、
十勝を中心に、ジャガイモ産地では、
広く行われている作業なんです。

しかし、除雪車や特殊な器具が必要になるため、
トラクターにタイヤを取り付けた雪踏みの方が、
手軽でコストダウンになると、
その違いを検証しているんです。

下田さん
「野良イモは死滅するか?土は凍るか?
 まだ分からないこともあるので
 今研究しています!」

リーダー「成果はどうですか?」

下田さん
「あっ成果ですか?それはもう…
 成果あがってなかったら
ここで説明してないですから!」

リーダー
「なるほど!
いきなり強気になりました(笑」

北海道ならではの、冬の壮大な農業景観、
「雪踏み」について学んだあぐりメンバー。
このほかにも様々な研究があるということなので…

改めて、芽室研究拠点・領域長の吉永優さんに、
その内容について聞いてみます。

吉永領域長
「今は馬鈴薯・小麦・てん菜・そばを中心にした
 畑作物の研究をしています」

リーダー
「どれも広大な畑が必要になる作物ですよね」

リーダー
「農業だけじゃなく
面白い人の研究もされているのですか?」

面白い人とは…もちろん下田研究員!

吉永領域長「この前に色々あったみたいで…」

リーダー
「あの下田さんって人は素晴らしいですね」

吉永領域長「そうですか。ありがとうございます」

リーダー
「あの方はどうやってできたんですか?」

吉永領域長
「ここは多様性を大切にする研究所なので
 組織の活性化の源泉となっております」

リーダー
「なるほどですね。
 ちゃんとお答えいただけるとは(笑)」

高品質で、病気に強く、
収穫量も多い新品種の開発。
農作業の負担を減らす農業技術の開発など、
生産者を影で支える存在として、
日々研究を行っている、こちらの施設。
これまでの成果を見せてもらうと…?

リーダー
「二人は見たり食べたことあるものある?」

アイコ
「ジャガイモはある!
 キタアカリとかインカのめざめとか!」

リーダー「よく知ってるねえ」
 

「家庭にあるものがここから開発されている!」

吉永領域長
「今の時期は外で作業がありませんので
 そのかわり調理試験や分析をしています」

じゃじゃん もんすけです!
広大な畑で研究を行う、
芽室町の農業研究センター。
こちらは無人航空機「ドローン」を使った
研究者の杉浦綾さん。

10台以上のドローンを駆使して、
農作物の成長を定点観測しているんだって~

3Dや赤外線の映像を集めて、
病気が発生した作物を特定できるような、
画像解析システムを研究しているんだよ。

広い畑を見回らなくてもいいようにと、
生産者を思った研究技術、
もっともっと広まるとうれしいよね~


2018年03月24日(土) |  イモの種ってどんなの?

畑作物を中心に研究を行っているということで、
続いてはこちらの温室へ…

リーダー
「お邪魔しま~す。色々なってるよ」

研究員のひとり田宮誠司さん。
温室には、たくさんの鉢が並んでいますが、
こちらで行っている、農業研究とは…?

リーダー
「すごいキレイに何か咲いてますね」

アイコ「え~何だろう?」

マナミ「花がめっちゃキレイ」

アイコ「ズッキーニとか?」

田宮さん「ズッキーニではないです…」

マナミ「ジャガイモ?」

田宮さん「その通りです!」

パチパチパチ…

そうなんです!
冬の温室で栽培されていたのはジャガイモ。
しかし、一般的なジャガイモの栽培とは、
まったく違う目的が…!

森「ジャガイモ育てるのにこういう風にする?」

田宮さん
「普通はしません。
 普通はどうやって植えますか?」

アイコ
「土に種イモを埋めて育てる!」

田宮さん
「はいそうですね。
 私たちはジャガイモの新しい品種を 
 つくっているので…
 を咲かせて種を取るんです」

リーダー「ジャガイモの種??」

品種改良には、種イモではなく、
種そのものが必要ということなのですが、
一体、ジャガイモのタネとは…?

田宮さん
「この花に花粉をかけることで
 こんなかわいい実がなるんです!」

アイコ「え~トマトみたい!」

田宮さん「切ってみると…」

アイコ「本当にトマトみたい!」

田宮さん
「この小さいのがジャガイモの種!」

リーダー「これがジャガイモの種ですか!」

田宮さん「これが実物の種です」

リーダー
これだああああ~
初めてみた!すごい!初めてみた!すごい!
 これ普通みれませんよ、なかなか」

田宮さん
「これが新しい品種を作るもとになる!」

森「こんな小っちゃいんですね」

ジャガイモの品種改良の場合、
既存の種イモでは、
同じ特徴のイモができるので、
タネそのものを変える必要があります。

そのため
違う特徴の雄しべと雌しべを掛け合わせて、
できた実からタネを取るんです。
こうして、毎年およそ300通りを掛け合わせ、
新品種が出来るまでには、大変な年月が…!

田宮さん
「種を取ってから約11年かかります!」

リーダー「いや~~ん」

リーダー
1歳の頃からやってた研究が、ようやく…」

あぐりっこ「えええええ(ため息)」

マナミ「かなり時間かかる…」

アイコ「大変そう…」

さらにそこから、
スーパーで買えるようになるまでには、
ご覧の過程をたどります。

研究所でできた種から、
原原種(げんげんしゅ)と呼ばれる、
病気のない種イモがつくられます。
そこから種イモ栽培農家、
そして、ジャガイモ生産者に渡り、
私たちが食べるジャガイモが出来あがるんです。

なんとここまで、
20年近くの歳月がかかっていたんです!

リーダー
「このイモをモリサキと名付けようと思う。
 それがスーパーに並ぶまでに20年かかる…」


「販売される頃にはリーダーはおじいちゃん…

リーダー
やかましいわっ!!
 まだいて良かったわ…」


2018年03月24日(土) |  食味試験をやってみよう!

さて調理室に移動してきました!

品種開発に欠かせない、食味試験。
1つのジャガイモを4通りの食べ方で食味します。
種類によって、その適性が変わるということで、
どの食べ方が適しているのか、
今回は2種類を食べ比べてみることに…

田宮さん
「これは食味試験なので味付けはしていません」

リーダー「そうですか…塩は?

田宮さん「使わない…」

リーダー「では今日は特別に塩を…(笑)」

まずは蒸したイモ1番をいただきます。

アイコ「あま~い♪ザ・イモって感じ!」

森「では2番のイモをいただきます」

もぐもぐもぐ…

アイコ
「1番よりも味があまりしない?
 食感が結構しっかりある感じ」

リーダー「どっちが好きですか?」

あぐりっこ「1番ですね!」

リーダー
「僕も100倍くらい1番がおススメです」


「好き嫌いを当てるものではありません」

調理時間などはまったく同じなのですが、
蒸したり煮たりした場合は、1番の方が好評価。
しかし…

※訂正のお詫び※
放送の中で「蒸かしたイモ」と「水煮」の
紹介字幕を誤って逆に表記しました。
皆さんにお詫びし、訂正いたします。

田宮さん「揚がりました」

リーダー
「ずいぶん…色の変化が出てますね!」

まず1番を食べてみると…
みんな「甘くておいしい」という感想。

さて2番は…表情がガラリ!

リーダー「全然違うね!」

アイコ「美味しい!」

リーダー「すんげーイモの味でてんぞ! 」

さらに、ポテトチップも1番は…

アイコ「苦い…」

リーダー
「1番って水煮にして
 めちゃめちゃ甘かったイモですよね?
 苦い!!」

さて2番のイモを食べると…

リーダー
なまらうめえ~!
 さっきまでなかったイモの味が
 揚げたことでグワンと出てきたよ」

ということで、
1番は蒸したり煮たりして食べる品種を目指し、
2番はポテトチップやフライドポテトなどの、
加工用品種を目指しているジャガイモ。

実は甘味があるジャガイモを油で調理すると、
苦味に変わってしまうんです。
こうして、調理特性を見極めながら、
より高品質のジャガイモを目指しているんです。

リーダー
「すごいわかりやすい
 2種類でやってくれたんですよね」

田宮さん「そうです。

森「何種類くらいでやるんですか?」

田宮さん「200種類くらい…」

リーダー「えええええええ」


200品種のチップスを揚げて
 食べるってことですか?」

田宮さん「そうです…」

リーダー「塩もつけずに?」

田宮さん「そうです!」

リーダー
「今これ美味しいぞって思うじゃない。
 でも商品として食べられるのは何年後?

田宮さん
「また約7年くらいかかるので…」

リーダー
7年後だ!いくつになってる?」

あぐりっこ「19歳…」

 

リーダー「まだ若いなあ~~(笑)」


2018年03月24日(土) |  人口交配をやってみよう

続いてジャガイモとはまた別の温室へ…。

こちらは、研究員の八田浩一さん。
冬の温室で行われている研究とは?

森「暖かいですね」

八田さん
20℃くらいです。
 麦に穂が出ていいよって知らせるために
 もう6月だよ!という温度にしています」

リーダー
「あっ!嘘をついてる訳ですね?」

八田さん「そうそうそう」

森「言い方!!」

八田さん
品種改良は最初に人口交配を行います!」

八田さん
「いいなあっていう品種があった時に…
 あはははは!
 もうちょっと!って時があるじゃないですか」

リーダー
「私達に合わせて話して下さっているのね(笑)」

八田さんが研究しているのは、小麦。
すでに北海道では、パンやうどんに適した、
高品質の小麦が生産されていますが、
さらに、よりよい小麦が
求められているのだとか…。

八田さん
「一昨年、十勝のパン用の品種が
 ほとんどとれなかったんです。
 雨が1か月くらい続いちゃって…」

リーダー「あの6月の長雨だあ」

八田さん
「今一番チカラを入れているのが
 雨が降っても実がつく品種です」

リーダー「雨に強い小麦ですか!」
 
雨にも負けない、強い小麦。
そんな高い目標を掲げ、
人工交配が行われています。
まずは穂先を半分に切り、
雄しべを取り除いた後、
別の小麦の花粉をかけていきます。
この細かい作業、あぐりっこにはできるかな?

リーダー
「マナミ将来こういう仕事どうだい?」

マナミ「やるのは楽しそう!」

アイコ「細かい作業が大好きなんです!」

普段は、この交配作業を6時間ほど行うそうで、
集中力と丁寧さが求められるんです。

ほかにも、小麦粉としての適正を調べるため、
生地の強さや、粘り具合など、
1年で数百種類を研究しているんです。


2018年03月24日(土) |  北海道農業を豊かにしたい!


「私達の前には小麦を使った料理を
 ご用意いただきました。
 この料理に使っている小麦
まだ市場には出回っていないんです!」

リーダー
「いち早く試食することになりますね」

まずは、もっちりした食感と、
歯切れの良さを目指している小麦でつくった、
ペペロンチーノのパスタを…

ではいただきま~す!

アイコ
モッチモチ!すごいモッチモチ!
 私、細麺派なんですけど
 すごい太麺も好きになりました!」

リーダー
「すごいコシがありますよ!」

八田さん
「ありがとうございます!
 そこを頑張らせて頂きました!」

リーダー
「北海道産の小麦でコシを出すのは難しい。
 噛むごとに小麦のあま味が
 口の中に広がりますね。
商品化しようかな!」


ちょちょちょちょ。どの立場?」

続いては、もちもちふわふわ食感の
既存の品種「ゆめちから」を、
さらに向上させようという小麦の食パン。
一体、その味は…?

リーダー「香りが素晴らしい」

あぐりっこ「うわっ♪」

リーダー「これ枕元に置いて寝たい!」

森「いや~でもそのレベル!!」

マナミ
めっちゃ美味しい♪
 普段食べてるパンよりモチモチしてて
 香りが強くて美味しいです!」

リーダー
めっちゃうまいんじゃない?
 何も付けなくてもパンとして美味しい!
 もうゴールじゃないですか?この小麦」

八田さん
「いやこれが…
 まだ色々やりたいことはありまして…

八田さん
「小麦自体にすごく可能性があるので
少しでも引き出すのが
 僕らの仕事と思って…」

 

「こんなに向上心持ったことない…」

森さん急にどうしたの(笑)

リーダー
「ダメな人に映ったよ~」

地道な努力を積み重ね、生産者を影で支えている、
北海道農業研究センター。
改めて研究員の皆さんの思いとは…?

吉永領域長
「新しく特色のある品種をつくって
北海道の農業を豊かにしたい!
 これが大きな思いです!
 食べていただいて
喜んでいただける言葉や表情
我々の原動力になっていると思います」

リーダー
「よければいくらでも原動力になります!」


2018年03月24日(土) |  お・ま・け

お・ま・け

人工交配ロケの最中ですが…

「遊ばないでください!」

リーダー「いやいや…」
リーダー
すごい大きく見えるんです、
 これだと~♪♪」

八田さん
「まあ40代半ば以降必要になってくる…」

みんな大爆笑!

研究員のみなさんはどんな質問にも
キチンとお答えいただける
素晴らしく面白い方々でもありました!

お知らせ
来週3月31日放送は特別番組のため
4時30分からのスタートとなります!
ご注意ください!

----------------------------------
3月17日のクイズ
「田中酒造が製造している本みりんの商品は、
  なんという名前だったかな?」

正解は「魔法の一滴 本みりん」でした。




TOP(全件表示)