森崎 「気持ちのイイ白樺の道を登ってきました」
藤尾 「森林浴ツアーですか?」 佐々木 「今日はあぐりっこではなく、 あぐり高生に会いに行きます!」
あぐり高生とは一体!? リーダー達が向かう、 その先で待っていたのは!?
森崎 「やあーみんなぁ~」
あぐり高生 「キャー!」 「森崎!もりさき~!モリサキ~」
おさまらない「モリサキ~」の声…
森崎 「“森崎”じゃないだろ!」
森崎 「ちゃんと王様と呼びなさい!」
あぐり高生 「王様~王様~!」
藤尾 「王様でもないでしょう」
森崎 「みんなはどんなことを学んでいるの?」
食品科学科3年 岡川 あずささん 「生産・加工をやって お店で販売もしています。 町のおじいちゃんや おばあちゃんが来てくれます!」
森崎 「会社だよね~。 評判はどうなの?」
食品科学科3年 上伊澤 賢太さん 「最高でございます!」
上伊澤さん 「みなさんに笑顔に なってもらいたいですから! 本当にすごいですから」
佐々木 「売り込み上手!」
岡川さん 「美農の牛乳じゃないと ヤダッていうお客さんもいるんです!」
町の一等地に町民に大人気の 「美農ショップ」という お店まである美幌農業高校。 その実態とは?潜入調査開始~~
まずは美農ショップを 運営する生活科学科が 管理している「イチゴハウス」へ。 この科では野菜の栽培と お店の営業が時間割に 組み込まれているんです。
生活科学科2年 大西 枝理香さん 「こんにちは! 私たち自慢のイチゴを収穫してます!」
森崎 「もぎたてのイチゴ! 産毛も生えてる」
佐々木 「キレイな形してますよね!」
もぎたてのイチゴをいただくと-
森崎 「うう!!スゲエうまい!! 甘みと酸味のバランスが見事!」
美農ショップでも人気のイチゴ。 こちらではミツバチに受粉させる本格的な 栽培方法を行っています。 こうすることで形の整った キレイなイチゴになるのだとか!
森崎 「うちの河野くんに こういう格好させてさ、 横に並べたいよ! 新しいキャラクター!」
藤尾 「絶対人気でないでしょ!」
森崎 「アッサリですけれど コクがあって… スースーします!」
藤尾 「カレーの感想としては初ですね」
美農生 「スープハッカレーと言います」
森崎 「ハッカレーね! スースーカレーじゃなくて良かったよ!」
続いては農業科学科。 この学科にも2コースあり、 両コースとも大切な基礎から 将来役立つ先進技術まで 幅広く学ぶことが出来るんです。
一行は早速、 アスパラガスのハウスに やって来たのだが…
荒木さん 「今はトリミング作業をしてます」
森崎 「トリミングってワンチャンじゃなくて?」
荒木さん 「違います!葉が密集することで 風通しが悪くなり病害が 起こってしまうんです。 葉を切って風通しを良くして 病害を防いでいるんです」
お次に収穫適期の ホワイトアスパラを見させてもらうと なぜか落ち葉や麦わらに 覆われています…
荒木さん 「環境に優しくてコストのかからない 栽培方法ということで 落ち葉と麦わらを使って 遮光する方法を研究しています。」
収穫してみると- 森崎 「長い!立派だねえ」
美農ショップでも人気のアスパラは すぐに売り切れてしまんだとか!
森崎 「すごいじゃん! 畑広いんじゃない?」
荒木さん 「40…ha(ヘクタール)ぐらい…」
森崎 「農家さんになったら 一番大切にしようと 思うことって何ですか?」
荒木さん 「品質を考えて安全なものを 全国の人に出荷できたらと思います」
森崎 「明日の北海道農業 ヨロシク頼む!」
藤尾 「おっきいぞ!このお肉は!」
森崎 「何を作っているんですか?」
美農生 「ベーコンなどを作ります!」
食品科学科 肉加工担当 西村 博幸先生 「今は脂をとっています。 ヘルシー志向になっているので!」
数種類のスパイスをすり込んだ後、 およそ3週間ほど冷蔵庫で寝かせます。 その後、燻製機でいぶされて 手作りベーコンの完成になります。
出来上がったベーコンを 見せてもらうと-
藤尾 「うわーいい匂い!」
森崎 「ズッシリきます。プロテクターみたい! おいしそう!」
佐々木 「こんなベーコン見たことない!」
森崎 「命に感謝していただきます!」
いざ実食!そのお味は?
森崎 「……はあ…うわ…」
藤尾 「早く感想ちょうだい!」
森崎 「夢!すごい!」
藤尾・佐々木もいただくと…
佐々木 「おいしい~ねえ~ みんなの想いが詰まってる! 味がしっかりしている」
次にいただいたのは美農牛乳!
藤尾 「うめえ!甘い!あまっ!」
食品科学科3年 鈴木真奈美さん 「農業科学科の生徒が 大切に育てた乳牛から 得られる生乳で作っています。 成分無調整なので とても美味しいですよ」
森崎 「これ商品になっているんだ」
藤尾 「いろんな学科で役割分担して 最後の商品を作っている。 学校のチームワークったらないね! 青春だね!」
藤尾 「さあ僕らも今日はしっかり お手伝いしましょう!」
男子は野菜の陳列作業 佐々木はこだわりの POP作りと大忙し!
そうこうしている間に開店三分前! 店先では当日並ぶ商品の説明が行われます。
美農生 「みなさんこんにちは! 肉加工品は今週実習があったので 特にスモークチキンがお勧めです」
さあいよいよ開店です!
一同「いらっしゃいませ~~」
続々とお店に流れ込むお客様!
お客さん 「ホウレンソウ4つ!」 「トマト5つ!」
みなさん評判を知ってか、 大量購入が目立ちます!
森崎 「この2袋ね! ありがとうございました!」
森崎 「ホウレンソウもう一個いく?」 「まだまだこれからキュウリなるから!」 「450円のおつり、お願いします!」
息つく暇もなく接客に追われ…
藤尾 「いやあ大変ですね! 開店して15分くらいですが お客さんも100人超えたみたいですよ」
森崎 「もう戦場です!すごい」
藤尾 「安いから買っていく量がすごいですよね」
藤尾 「もう2回目並んでいる方いますよ」
お客さん 「だって卵買えなかったんだもん!」
佐々木 「まだ残っていると思いますよ! 1パック300円ですよ。」
藤尾 「おっ接客上手!」
森崎 「こんな忙しい15分過ごしたの 初めてかもしれない!」
生徒が自ら考え、 体験したことや学んだ知識は、 将来彼らの糧となってくれるに 違いありません。 実体験を大切にした 美幌農業高校は、 来年度には美幌高校普通科と統合。 新生「美幌高校」となって、 北海道の「食」と「農」を 盛り上げていってくれることでしょう! ■美農ショップ 住所:美幌町大通北1丁目 電話:0152-73-4136(美幌農業高校) 営業日:木曜 14:30~16:00(不定期営業)
河野真也の週刊あぐりNEWS!
こんにちは! 週刊あぐりNEWSの時間ですが、 コチラも農業高校からの話題です。 日高地方の高校生が 珍しい野菜の栽培に取り組んでいます。
新ひだか町にある静内農業高校では、 町の新たな特産品にしようと 去年から「アイスプラント」と 呼ばれる野菜を育てています。
南アフリカ原産の「アイスプラント」。 葉と茎の表面にまるで 水滴のような粒があり、 キラキラと輝いています。 実はこの粒々、 ミネラル分を含む葉の一部で、 食べるとナント、 ほんのり塩味がするそうです。
高校生たちは「アイスプラント」が 土の中の塩分を吸収する能力に着目し、 ビニールハウス内の土壌成分の分析も 同時に行っています。
今年は10月ごろまで収穫し、 およそ60キロ・1000パックの 出荷・販売を目指しています。
「アイスプラント」は 学校の定例の直売会や 地元のお店でも買えるそうです。 全道の農業高校のみんな! これからも美味しいモノ、 たくさん作ってね!また来週~!
■静内農業高校 直売所 住所:新ひだか町静内田原797 電話0146-46-2101 営業日:毎月第4金曜日 不定期営業 《アイスプラント 1パック50g 100円》