佐々木 「こんにちは!あぐり王国です! 今日はとっても気持ちのイイ場所に やって来ました! 果物の楽園・仁木町です! んん?なんか音がする??」
ゴロゴロゴロゴロゴロ…
森崎 「わーっ! わーっ! わーって!」
ゴロン!
森崎 「最高だあー」
佐々木 「リーダー今、尻もちついた!」
今日も朝からハイテンション! さあ、あぐりっこと一緒に仁木町でお勉強です!
早速「温室」に潜入してみると 南国育ちのバナナやミカン、 それに珍しい果物の木がたくさん!
森崎 「グァバ!?フトモモ科!」
佐々木 「こちらにはたくさんのフルーツがありますが、 今日は何を勉強するかと言いますと… 夏から秋にかけて長い間、 楽しめるフルーツです!」
森崎 「今 見た中にあるかな?」
ここで藤尾からヒントが!
藤尾 「そのフルーツを乾燥させてモノを 持ってきました!」
森崎 「コレ何?」
あぐりっこ 「プルーン?」 「プルーンだ!」
藤尾 「よし今日はプルーンをいっぱい勉強して プルーン博士になるぞ!」
■農村公園フルーツパークにき 住所)仁木町東町16丁目122 電話)0135-32-3500 営業時間) 夏季AM8:30~PM6:00 冬季AM9:00~PM5:00
※リーダーが番組冒頭に滑っていたのは 「展望ジャンボ滑り台」。全長153メートルの ローラー式滑り台で眺望も楽しめますよ!
一行が向かったのは 日夜プルーン栽培に情熱を燃やす、 仁木プルーン生産組合の組合長 大久保 俊哉さんの農園です。 佐々木 「木のトンネルをくぐってますね!」
森崎 「コレがプルーンの木ですか?」
大久保さん 「そうですよ!」
プルーンの実を探してみると-
あぐりっこ 「あった~!」
藤尾 「ブドウの房みたいになってる!」
プルーンの実はどうなっているのか割ってみると-
藤尾 「水分がスゴイ!」
表面の紫色の皮とはまったく異なる 琥珀色の実が出現。 タネは1つ入ってました!
大久保さん 「どんな大きさの実でも タネの大きさは変わらないよ!」
早速もぎたてのプルーンを食べてみると-
あぐりっこ 「ちょっと酸っぱい!」
藤尾 「ボクのメッチャ甘い~!」
ユウキ君 「食べた瞬間、ジュワ~って感じ!」
じゃ~ん!もんすけです。 海外では含まれる栄養の豊富さから 「奇跡のフルーツ」とも呼ばれるプルーン。 一体どんな栄養が含まれているのかな?
天使大学 看護栄養学部 荒川 義人教授 「プルーンは食物繊維が非常に豊富です。 ミネラル・カリウムもありますが、 なかでも鉄分が非常に多いです。 プルーンは生でも食べますが 乾物にして食べることが多いです。 乾燥しても食物繊維や鉄分は減りませんし、 熱を加えても大丈夫なんです。 なのでどうのような調理方法で食べても 栄養素の働きが期待できますよ」 へぇ~! 美容にも健康にも効果的なプルーン! ボクももっと食べてみよっと!
実はプルーンはリンゴやサクランボのように、 それぞれの品種による違いが ハッキリしている果物。 仁木町ではおよそ三カ月の収穫期間中に 13品種ものプルーンをリレーのように バトンタッチさせながら出荷しています。
そこには大きな理由があるんです!
佐々木 「ココで、です! さて目の前に2つプルーンがあります!」
森崎 「チョット色が違うね!」
佐々木 「このプルーンと同じプルーンを 探して持ってきてねゲーム!」
ルールは簡単! 園内にある およそ150本の木の中から、 見本のプルーンと同じ品種のものを 見つけてくること。 このとき実をつけているのは5品種。 皮の色や実の柔らかさをヒントに 間違えないで持ってきてね~!
リーダーと女の子チームは「スイートワン」。 藤尾と男の子チームは「チェーアン」を探します。
匂いを嗅いだり、色を確認したりと 園内を行ったりきたり- タクム君 「似てるんだけど匂いが違うかも…」
ノイちゃん 「あっ、これ似てる!これだ!」
さあ答え合わせです! まずはリーダーチームは?
大久保さん 「正解です!」
ヤッタ~~!
大久保さん 「スイートワンの特徴はスジが入っているコト。 他の品種にはあまり入っていないんですね」
続いて藤尾チームは?
佐々木 「こちらの品種はチェーアンですか?」」
よーく確認する大久保さん、そして- 「ブー(胸にバッテンマーク!)」
藤尾チーム 「え~~残念~」
藤尾チームが見つけてきたのは 「パープルアイ」。 チェーアンは実がとっても柔らかく 紺色の皮が特徴。 このように品種によって 色も形も全然違うプルーン。 では、いよいよ味の違いを体験しよう!
まずは実の柔らかさが特徴の チェーアンを試食。 かじると果汁が飛び出すほどのジューシーさ!
森崎 「めっちゃ飛び出したね!」
藤尾 「振ったアトの炭酸水みたい!」
ユウキ君 「すごい甘い!」
次は酸味が少なく甘さが特徴のスイートワン。
森崎 「あまい!」
佐々木 「スゴイいっぱい蜜の詰まった リンゴみたいな感じ」
ユウキ君 「こっちのほうが甘さがスゴクあって、 おいしかった!」
ちなみに今、出荷されているプルーンの品種は 「サンプルーン」。 酸味と甘みのバランスがよい人気の品種! フレッシュなプルーン! 是非味わってみてください!
※サンプルーンは10月中旬までが旬ですよ!
続いて別の木の前に移動して来ました。
大久保さん 「これは仁木プルーン生産組合ができた ころからある古い木ですね! 30年から40年ぐらいの木なんですよ」
大久保さん 「組合の役員さんで試験して、 コレはイイぞ!ってわかるまでに 5年ぐらいかかるんです。 実ができてダメだとわかった時には すでに5年経っているんです」
もんすけです! 数々の苦労があったプルーン栽培だけど、 今では北海道でトップクラスの収穫量と 品質をキープするようになったんだって! 一体どんな取り組みをしてるのかな!?
JA新おたる 三浦 洋一さん 「平成3年、JA新おたるでは “JA新おたる仁木プルーン生産組合”を発足し、 平成16年2月には低農薬で安心安全なしるし、 YES!cleanを北海道産のプルーンでは イチバン最初に取得しました。 JA新おたる産のプルーンは 関東・関西地区の一部でも販売しております」
去年の出荷量はなんと142トン! 安全安心なプルーンが 全国に出荷されているんだって!
続いてやってきたのはブドウ農園。 教えていただくのは 5種類のブドウを栽培している 森 敬承(たかつぐ)さんです。
森崎 「あ~フルーティー… (香りに酔いしれるリーダー)」
あぐりっこ 「イイにおい!!」
森さん 「これは白ブドウ“ポートランド”! 実際の色は黄緑色ですけどね。」
佐々木 「みんなブドウの上を見てください!」
ノイちゃん 「ビニールハウス?」
佐々木 「ブドウってビニールハウス栽培なんですか?」
早速ポートランドを食べてみると-
森崎 「すんごく甘いんですけど!」
タクム君 「持って帰ってお土産にしたい!」
顔の大きさほどもあるバッファローを収穫!
ユウキ君 「スゴク楽しい!」
さてそのお味は?
「あま~い!」
藤尾 「カオリ! 中なくなっているのに吸っているんやろ?」
カオリちゃん 「まだ味ある!」
ところで皆さん! プルーンやブドウの皮についている 白い粉!一体何かご存知ですか!?
この白い粉の正体は 「ブルーム」というもので、 実(み)自体からでたもの。 果実の水分蒸発を防いだり 雨から守ったりしてくれます。 さらに鮮度の良い目印とも言われているんです!
森さん 「コレがついているほうが品質が上ですよ!」
さあ、お楽しみの時間です!
佐々木 「仁木町のおいしいフルーツを使った 加工品を頂きましょう!」
最初にいただいたのは 「バッファロー」のジュース。
あぐりっこ 「甘い!」
森崎 「ゴクゴクいけるよ!これ!」
カオリちゃん 「もう氷しかなくなっちゃった!」
お次は「プルーン」のジュース。
藤尾 「シソジュースみたいな感じ」
森崎 「すごい健康になりそうな味です!」
ジュースの他にも、 旬の味を閉じ込めた「ドライプルーン」や、 果肉がゴロゴロ入ったプルーンジャムなど、 仁木町はフルーツの加工品が充実しています!
仁木町のフルーツ加工品のお問い合わせは- ■JA新おたる TEL)0135-32-2525 FAX)0135-32-3333 ※「農村公園フルーツパークにき」でも 購入可能!
佐々木佑花の「週刊あぐりニュース」
週刊あぐりニュースの時間です! まずは日高地方から 「秋のお祭り」のリポートです。
先月11日、日高町富川で 「JAとみかわ収穫感謝祭」が開かれました。 「生産者と消費者の年に1度の ふれあいの場」 として開催されているこのお祭りですが、 今年も“とうきびの皮むき競争”や “カボチャの重量当てクイズ”、 そして“牛乳の早飲み競争”など 様々なイベントで盛り上がり、 新鮮野菜の直売コーナーも 賑わったそうです。
JAとみかわの女性部は料理を担当。 地元の農産物を使った豚汁やおにぎり、 そしてつきたてのお餅など なんと400人分を作ってふるまったそうです。
おにぎりで好評だった富川産のお米は 「ルシナ美人」というそうです。 町内のAコープ富川ルシナ店で販売していて 「低タンパクで美味しい」ということですので、 味わってみたいですね。
《ルシナ美人》販売場所 ■Aコープ冨川ルシナ店 住所)日高町冨川北4丁目1-2 電話)01456-2-0193
続いてはコチラ! 最近注目されている「米粉」の話題です。
「米粉」はお米を粉末にした食材で “もちもちの食感” “小麦粉よりも油の吸収率が低いため、 揚げ物はサクサク感が長く継続”、 そして小麦粉よりもアミノ酸を バランス良く含んでいることが特徴です。
さらに輸入小麦の小麦粉から 国産米粉に切り替えていくことが 水田の有効活用につながり、 食料自給率アップにも貢献するというのです!
いま「米粉を使った美味しい料理・ ユニーク料理を開発してもらおう」と “北海道米粉料理コンクール”では 参加者を募集中です。
このコンクールは北海道内の 中学生と高校生が対象で 100のグループ・個人を募集しています。 参加申し込みの締め切りは今月末ですが、 料理のレシピと写真の締め切りは 来月末になります。
書類審査と作品の試食で 優秀賞5点、 そしてその中から最優秀賞1点を決定。 来年3月札幌で開催の「米粉フェア2011」で 表彰されるそうです。
参加100グループには、 米粉2キロがプレゼントされるそうで、 中高生のみなさんの柔らか~い頭で 米粉の斬新な料理やスイーツ作りに チャレンジしてください! それではまた来週~!!
■北海道米粉コンクール 対象)道内の中高生 100グループ(個人でも可) 募集締切)10月29日(金)まで(先着) レシピ締切)11月末
■お問い合わせは- 北海道農政事務所 食糧部消費流通課 TEL)011-642-5472 FAX)011-613-3793 北海道農政事務所HP 【北海道 米粉】で検索を!