森崎「ついにこの季節がやってきたな!」
佐々木 「いい天気になりまして… 水田には水が張られております!」
森崎「この前来た時と全然違うね!」
佐々木 「この前はまだ雪がありました!(4/19OA)」
あぐり王国が番組スタート以来 毎年取り組んでいる「米作り」。
一年を通して稲作を体験する この恒例の企画で今年、 お世話になるのは「美唄市」。
前回は苗を育てるための準備を学びました。 あれから約一ヶ月。
今回は重大な作業があるということで やってきたのです
では元気いっぱいのあぐりっこを紹介!
美唄で米作りといったらこの四人。 地元在住、後藤海斗(カイト)君と 白いご飯が大好き桑折侑寿(ユズ)ちゃん。 そして体力に自信アリ! 札幌の山口航生(コウキ)君に 泥んこになりたい 杉上水涼(ミスズ)ちゃんの4名です。
森崎 「お待たせしたね。 今日…田植えです!」
あぐり一同「イエ~~イ!」
もう大喜びのあぐりっこ!
河野「待ってました~」
早速お世話になる農家さんを訪ねました。 あぐり「こんにちは~」 みなさん「よく来たね~」
前回に引き続きお邪魔したのは 美唄市の中でも古くから農家の人たちが集まり 共同で農業に携わっている中村南集団のハウス。 現在は10戸の農家が育苗作業を 共同で行っています。
苗について、そして田植えのコツは…? 今回も伊藤範明さんに教えていただきます。
森崎「前回のあの種もみは…?」
伊藤さん 「天候が悪くて大変だったんですけど… やっとこおかげさまで、 植えられるまで大きくなりました!」
森崎「今年は冷涼で心配していたんです」
伊藤さん 「ハウス内の温度が上がらないような 天気が続きまして… 例年と比べると1週間以上変わってます。 これから良い天気がきて これまでの遅れを取り戻して 良い秋になるのを期待しています!」
前回みんなが見た「種もみ」は 無事、苗に成長し このハウスで育てていました。
早速ハウスに入ってみると~
森崎「すごいじゃん!」
佐々木「青々してる」
あぐり一同「キレイ~~」
森崎 「みんな同時に感想がでるぐらいキレイ!」
育苗パレットいっぱいに育った苗。 すると伊藤さん 「めくってみてください!重いよ」
コウキ君がパレットをめくると…
ビリビリビリビリビリ…
コウキ 「うおおお~ ガムテープをはがした感じだ!」
ビリビリビリ… この音は苗の根が切れる音だったんです。
ではみっちり育った育苗パレットごと 持ってみましょう。 頬ずりしてみると…「こちょばしい!」
ミスズ 「こんなに小さかった種が ここまで大きくなるのはすごいと思う」
伊藤さん 「この品種は《おぼろづき》と言います」
カイト「知ってる!」
ユズ「お家で食べてる!」
おぼろづきの特徴は、 なんと言っても「粘りの強さ」と「柔らかさ」。 「おぼろづき」は「ゆめぴりか」などと並んで、 北海道を代表するお米。 大阪府では小学校の学校給食に おいしくて安全安心なお米として、 この「おぼろづき」が使われています。
伊藤さん 「ここ美唄で先駆的に取り組んだ 農家さんがいらっしゃいまして、 その方が作ったお米を私達も 食べさせてもらったんです。 そしてこれだったら(本州の米に) 引けを取らないと思って、 是非作りたいと思い おぼろづきを作りだしました」
佐々木 「全国のお米品評会がありまして 最高ランクの金賞を取ったことがあるんです」
中村南集団のみなさんも愛着を持って 栽培し続けている「おぼろづき」。 今年も美味しいお米ができるように、 まずは苗を運ぶお手伝いをしよ~
伊藤さん 「効率よくいっぱい苗が運べるように レールが敷いてあります。 そしてこのトロッコに苗を乗せて外に出し トラックに積んで田んぼに運びます」
森崎 「美唄駅まで繋がっているんじゃないですか?」
河野「違うでしょっ!」
それでは苗運びをお手伝いしましょう。
まず鉄でできたケースに苗を4つ入れます。 そのケースごとトロッコに乗せます。
伊藤さん 「ケースを1つ重ねて… 全部で6ケースを載せます。 苗が折れなければ重ねても大丈夫ですよ!」
素早く丁寧に… では苗運びスタート!
しっかりパレットを持って ケースにセットしていきます。
伊藤さん「入れるときは“そお~っと”入れてね」
佐々木「大切に育てた苗ですからね」
ミスズはパレットを地面からはずして… 「気持ちいい!楽しい~!」
いよいよ6個そろいました。
伊藤さん「外に出しましょう」
トロッコを押してハウスを出ると トラックが待機していました。 そのトラックに苗を積み込んでいきます。
河野「これ重いわあ~っ」
さて準備が整いましたよ!
力作業の苗運びを終え 水がピ~ンと張った水田にやって来ました。
さてここからは…?
伊藤さん 「田植え機に苗を積み込みます」
森崎 「あちこちに積まれていますね」
この苗植え機には50枚ほどの 育苗パレットが乗ります。 苗の本数にすると7万本以上!
そんなに大量の苗をどのぐらいのスピードで 植えるでしょうか…?
では実際に植えてもらいましょう。
「出発進行!」
出発したその後には すでに苗が植えてあります。
あぐりっこ 「すごい!」「キレイ」「不思議!」
伊藤さん「一度に6列植えていきます」 森崎「こんなに早く田植えって済むんですね」
伊藤さん 「この田んぼが0.8ヘクタールぐらいなので 3時間かからないで終わります」
佐々木「手植えはしないんですか?」
伊藤さん 「機械が入らないところだけ手植えです」
森崎 「その手植えを… 今からあぐりっこのみんなに 体験してもらいたいんですが、 どうですか?」
ユズ「やりたい!」 カイト「実感してみたい…難しさを!」
森崎「じゃあ~やるか?」
コウキ「やろう!」
田んぼに入るのは初めてのあぐりっこばかり。 森崎「田んぼの中に入ってください!」
と入った途端 「ギャー」「何これっ!?」
伊藤さん「歩ける?」
するとコウキが左右に小刻みに動きだした!
森崎「コウキどうした??」
コウキ「抜けない!ハマッた~」
すると動けないコウキとは反対に 勢いが付いて飛び出したカイト。
森崎「行った行った!」
河野「カイトどこ行くんや、どこ行くんや」
すると足が突然抜けなくなり、尻もち寸前!
もうみんなパニック状態です!
伊藤さんのアドバイス通り ゆっくり足を動かそうとした途端…
「きゃっ!」ユズが尻餅!
と、ここからは転倒続出…
ミスズ「何か歩きにくいしなんかヤダ!」
思い通りに動けない田んぼの中では バランスをとるもの一苦労… ではありますが、 大事な苗の植え方を教えてもらいましょう。
伊藤さん 「1~2㎝苗を入れて 周りの土で押えてあげる… こういう感じでお願いします」
森崎「では田植えスタート!」
バランスがぐらぐらになりながらも 何とか前進するコウキ。
なぜか股下に手と頭を入れて 後ろのほうの苗植えをするカイト。
順調に進んでいるように見えて 苗の間隔が広くなってしまったユズ。
イヤだ~なんていいながらも 確実に苗を植えるミスズ。
もうみんな泥んこです!
苗植えを頑張るあぐりっこ達に 苗を届けるのが大人チームの役目。
ところが… 佐々木アナウンサーも足が抜けない!?
すると長靴が抜けて素足がポロリ…
河野「ウソでしょ?」 佐々木「私は届けられません!」
ここで登場したのが河野君。
ところが河野君も足を取られ 田んぼの中に四つん這い状態に!
佐々木「きゃ~ちょっと~!」
河野「引っ張って、引っ張って!」
森崎「お前を引っ張れるわけ、ないだろ!」
河野「持ち上げて持ち上げてください!」
もう自分で自分の体重を 支えられなくなって河野君
河野「限界ですって~~!」
そうして顔から田んぼにズッポリ…
森崎「ウソでしょっウソでしょ」
なんだから泥マスクのように なってしまった河野君。
河野「どうすんの、この後!」
しかし田んぼに入って20分後…
慣れないドロに はしゃいでいたあぐりっこは…
手植え作業に夢中になっていました…
田植えは、遥か昔から 日本中で繰り返されてきた大事な農作業。 私達の先祖もお米を作り、 お米を食べてきました。
先祖から脈々と受け継がれている米作りは 未来に引き継ぎたい 大切な文化の1つなのです。
さて手植え体験を終えて…
コウキ「楽しかった!」 カイト「面白かった!」 ミスズ「楽しくできたから良かった!」
森崎「ユズ足どうしたん?」
ユズ「靴下脱げた。けど土が温かかった!」
伊藤さん 「みんな楽しんでくれたので良かったです」
慣れないながらも一生懸命植えた苗。 順調に育てば9月には 黄金色に輝く稲穂が 見れるはずです…
森崎 「泥だらけになって こんなに格好良くなりました!」
あぐりっこ「いえ~~い」
河野「いえ~い」 佐々木「頑張ったぞ~~」
じゃ~ん もんすけです。 この時期の美唄市は田植えに大忙し! …ですが田んぼ以外でも 大忙しで作業している場所があるんです。 そこはアスパラの選果場。 河野くんがJAびばい山本峻也さんに お話を伺ってきましたよ。
まず通されたのが倉庫の中。 河野「涼しい~寒っ!」
山本さん 「雪を積んだコンテナが72基あります」
温度2℃、湿度は85%。
山本さん 「電気を一切使ってません。 雪の温度・湿度だけで保ってます」
倉庫には今朝収穫されたアスパラが!
山本さん 「切った段階から鮮度が劣化するので 一時だけのことでも JAびばいでは鮮度にこだわって こういう施設を建てているんです」
雪蔵予冷庫で一時保管されたアスパラは 選果ラインへ運ばれま。
山本さん 「流れてきたアスパラを 秀品とA品に分けていきます」
山本さん「その後、1本1本測量してます」
河野「重さでサイズを分けているんだ」
重さごとにカゴに集められていきます。
河野「同じサイズの物が集まってます」 サイズごとに分けられたアスパラは 結束ラインへ。 ここでは決められた重さごとに テープで巻きます。 実はこのテープの位置は 切り口から4センチ上と決められているんです。 お店の棚に並んだ時に 一番綺麗に見える位置なんだって~
さてそのお味は… 河野「ものすごくジューシですね!」
自然の力を利用た鮮度バツグンのアスパラ。 雪蔵美人か~僕も食べたい!
さて手植え作業を終えたあぐり一行。 彼らの前には 「おいしそうな」お料理が…!
森崎「全然待ちきれません!」
佐々木 「美唄と言えば…というものを ご用意いただいきました」
JAびばいフレッシュミス部会の 内山佳奈さんと伊藤千鶴さんが お料理を用意してくれました。
※詳しい内容はレシピコーナーをへ! アスパラの意外な食べ方、 あぐりっこの見事な食べっぷりを ご覧くださいね。
さて手植え作業で体を思いっきり 動かしたあぐり一行。 お腹も満足して、ホッとしたその時…
森崎 「すごいキレイな場所だね、ここ!」
河野 「ちょっとちょっと~今さらですか! けど…楽しみですね秋が」
森崎 「そりゃ~楽しみでしょう」
森崎 「稲刈りは藤尾なんで!」
河野 「なんで決まっているんですか? 毎回味わえない!新米のとき!」
さて今回の収穫はどうなるかな~ それまでスクスク美味しくなってね!
さてJAびばいさんからお知らせです。
JAびばい 安藤寛人さん 「JAびばいでは美唄市の農業青年との 日帰り婚活イベント 『ビバコンin七夕今年の夏はあっちっち!』を 7月7日(日)に開催します。 美唄市の豊かな自然と美味しい食を楽しみながら 女性のみなさんに優しくて たくましい農業青年と交流を深めてもらいます。 現在25~40歳までの独身女性を募集中です。 締め切りは6月21日(金)まで。 参加ご希望の方は JAびばいホームページをご覧の上、 企画相談課までお問合せください! 今年の夏は…(みんなで)あっちっち!」
JAびばいホームページ http://www.ja-bibai.or.jp/