今月3日、土曜日…。 とある小学校へとやってきた、 あぐりメンバーの3人。 何やら体育館の方から、にぎやかな声が…
憧れ 「今日は実は特別な日らしいです!」
憧れ 「聞いてみますね。 さあみんな今日は何をするんですか?」
子どもたち「収穫祭!」
森崎「収穫祭??」
今週のあぐり王国ネクストは、 土づくりから、収穫、そして調理まで! 小学生が農業を学ぶ「農園活動」に密着です!
阿部先生 「うちの小学校には約600坪の畑があります」
森崎「600坪の畑がある!!」
~5月20日(金)~
阿部先生 「ダイコン畑の土を耕してくれ~」
男子 「先生!ここをまっすぐ全部耕す?」
阿部先生「いいね。行ける所まで行こう」
農園活動は5月の「土づくり」から始まりました。 6年生は、タマネギ、ジャガイモ、ダイコン、 ニンジンなどなど17種類の野菜を植えたんです。 中には、専門的な作業も…
阿部先生 「あっち側にマルチを敷いていきましょう」
みんなでマルチシートを引っ張り 土の上にそっと敷いていきます。
ディレクター 「マルチシートはなんで敷くの?」
男子 「土の温度を上げるためや 雑草を生やさないために張る! トマトとかはマルチを張った方が 雑草をとる手間がなくなるから そういう理由でマルチを敷く野菜もある!」
低学年の時にはわからなかった「マルチがけ」も、 6年間で培った知識です。
6学年「もう少し強く!」「ぐいって!」
さあ1年生がマルチに穴を開けるのが うまく行かないでいると あっと言う間に回りにお兄さんお姉さんが 集まってきましたよ…
6年生「そのまま縦にぐっと!」
1年生はなんとか穴を掘り苗を植えると…
6年生 「最後に苗を押さえる!」 「苗のまわりをこう…(ジェスチャー)」
1年生は6年生の真似をして押さえます。
先生「これでいいですか」 6年生「はい!」
先生 「ありがとうございます。 みんな分かりましたか?」
1年生「はーい」
こうして、土づくりと苗植えが終わり、 2ヶ月が経った7月。 作物はすくすく生長し、畑も様変わり。
収穫祭を前に、 金井アナも児童達の様子を見守ってきました。
~7月20日(水)~
阿部先生 「いまは育ててきたトマトを夏休み中に どうやって育てるかの話を聞いてます」
この日は、野菜ソムリエの方を招いて特別授業。 野菜の特性などを学びました。
野菜ソムリエ 中橋賢一さん 「トマトは実が出たら、そこから葉っぱが出て そこから120°ずつズレて、一周してまた戻る。 なんで120°ずつ出るんだろう?」
男子「光を当てるため!」
中橋さん 「そう、さすがですね。バラバラで出た方が 太陽の光をいっぱい浴びる!」
トマトに関する知識を深め、 生育途中も様々な作業を行うんです。
憧れ「いまどんな作業をしているの?」
女子 「枝が広がっているので支柱に近づけている」
男子 「“誘引(ゆういん)”と言うんですけど 枝の進路が広がらないようにしてるんです」
憧れ 「ユウインって何?」
男子 「誘って、引くって書いて誘引(ユウイン)」
憧れ「はははは!なるほどね!」
憧れアナウンサーもたじたじです…
憧れ 「6年生は野菜に詳しいですね」
阿部先生 「そうですね。6年目ですからね!ははは! そしてだいたいニンジンが好きな子は 1年生からずっと育てている子もいる! なので、その野菜が得意になってくる」
憧れ 「さっきもずっとトマト育ててるって子が いましたよ」
こちらはタマネギ担当の高橋響(ヒビキ)君。 収穫までの生育管理を担う大役を任されました。
憧れ「今の玉ネギの状況は?」
ヒビキ君 「大きくなってきてるから…安心した! 根本に雑草が生えちゃうから それを抜くのが大変だった… 授業時間を使う時もあるし 休み時間を使う時もあります!」
憧れ「夏休み中も来れそう?」
ヒビキ君 「はい!プールの帰りに育てたりします」
それぞれが最後まで作物を育て上げることで、 自然と野菜への感謝や愛情が 深まっていくんです。
まず1年生から…
男子「わたしたち1年生は…」
全員 「カボチャのスイーツサラダ!」
憧れ「かわいい」
森崎「みんな大きい声でしっかりと」
そして今年が最後の収穫祭となる6年生は?
男子「6年生の野望!」
全員 「日本一おいしいカレーをつくる!」
女子 「テレビで“日本一うまいカレーの給食” という番組を見ました」
男子 「それは道東にある置戸町 という町のカレーを 給食で食べているというのです」
男子 「夏休み!阿部先生を 置戸町に派遣して 実際につくり方を教えてもらう事に 成功しました!」
大人チーム大爆笑です…
男子 「そこでレシピをもらってビックリしました。 なんとカレーのルーは手作りなんです」
そうなんです!収穫祭で6年生が作るのは、 「日本一おいしい給食」として知られる、 置戸小学校のカレー。
夏休み中、担任の阿部先生が、 実際にレシピを学びに行ったんです。 そのこだわりのカレーを、 児童達が再現するというのですが…
男子 「ここで森崎さんにクイズです!」
と、突然の無茶ぶり! (小学生なのにスゴイです)
森崎「何だよ!それ?」
男子 「置戸小学校のカレーには スパイスが何種類入っているでしょうか? 間違えたら…日本一のカレーではなく 激辛カレーを食べてもらうことになります」
森崎「うはははっ!じゃあ9種類!」
男子「正解は19種類です!」
森崎「うわああああああ」
北川「激辛!激辛!」
森崎 「そんなにあるの?スパイスって!」
北川「すごおおおい」
男子 「19種類のスパイスを紹介します!」
森崎「言うの!?」
すると一人ずつ前に出てきて スパイスを手前に出して…
男子「ガーリックグラニュー!」 女子「クミン…」「…」
19種類を紹介していきました。
森崎「うわ~そんなにあるんだ」
…ということで、 6年生のプレゼンテーションが終了し、 各学年の調理がスタート!
まずは「日本一のカレー」に挑む6年生の元へ…
森崎 「みんなしっかりと包丁で 細かい作業も全部やってますよ」
阿部先生 「そうなんですよね。 1年生から調理するでしょう、うちの学校。 そうすると包丁気をつけろよって そんなに言わなくても(できる)…」 森崎「すごい!」
森崎 「家でも一人でカレーをつくれちゃう?」
女子「はい!」
森崎「すごいな…」
憧れ「…教えて!!ははは」
さてお隣では…
森崎 「すごいの煮込んでいるけど何?」
女子「豚肉です!」
森崎 「ブタにはたくさんの旨みがあって まずはスープにしている!」
憧れ「本格的ですね」
ここでは玉ネギを切ってますよ。 なんだか涙が止まらないようですが…
森崎 「メガネの子が有利だよね!」
全校生徒分とおかわりの分まで 合計160人前のカレーを 作る6年生。まずは、順調な滑り出し!
一方、初めての収穫祭となる1年生は?
北川「みんな何を作っているの?」
1年生 「カボチャのスイーツサラダ!」
北川「カボチャだけ入ってるの?」
女子 「ハチミツとクッキーと ヨーグルトとクリームチーズ!」
お隣、2年生の教室は?
北川 「とうもろこし、いっぱい入ってるね。 何をつくるんだっけ?」
2年生「コーンムース!」
北川「2年生は畑で何を育てたの?」
2年生 「トウモロコシ!」 「スイカ」 「ミニトマト」
調理では初めて包丁を使う場面も…。 そこでも、包丁使いが上達した6年生が サポートしてあげます。
6年生「ネコの手だよ…」
ドキドキしながらも上手に切れてますよ。
それは、学校の隣にあるこちらの小屋。 中には野菜を並べる生徒達の姿が…。
みんな一緒に 「ユネスコショップオープン!」
憧れアナウンサーが買い物に来た お母さんたちに取材をしていると…
男子 「すみません! トウモロコシが売り切れなので マイクロキュウリでもいいですか? それも50円です!」
お母さん「これ、いただくわ!」
男子「はい!ありがとうございます」
憧れ 「思わず色々買ってしまいましたね」
誰もがほっこりしてしまう場面でした。
こうして低学年から様々な活動を体験し、 成長していく生徒達です。
さて調理の様子を見に行きましょう。 学年が上がるにつれ、 経験も増し調理の内容も高度に…
ここは3年生。 オニオンリングを作っています。
北川「油、こわくないの?」
みんな「怖いよ~」
こわいと言いながらも楽しそうに 揚げていますよ♪
北川 「すごい!こっち(5年生)は 両手で炒めている! ナスの油炒め」
男子 「少し酒が足りない!」
北川「すごいね…」
男子「さっきの匂いと違う!」
北川「匂いで分かるの?」
高学年ともなると、手際や味付けも慣れたもの。 それぞれ完成が近づき、作業はいよいよ大詰め!
日本一のカレーに挑戦中の6年生は…?
森崎 「ではトマトピューレが入ります! うまそうだなあ。 これでカレーの酸味がしっかりでる」
男子 「1回で2時間くらいずっと炒めて 給食も交代制で食べていって…」
森崎 「じゃあ本番までこれ何回も何回もやった?」
男子 「はい!これを…2回やったんですよ!」
森崎「へええ」
「日本一おいしい給食」と言われる、 置戸小学校のカレーを再現しようという6年生。 そのレシピに欠かせないのがタマネギペースト!
その玉ネギペーストを加えますよ。
森崎 「これで甘みを足しますね」
このあと、豚肉や すりおろしたリンゴ、 ブイヨンスープを加え、作業は終盤。 いよいよ19種類のスパイスも入れていきます!
このあと調味料を加え、 いざ試食してみた、生徒達の反応は…?
男子 「ん~…なんかもうちょっとのような気が…」 「ソースが足りない!!」
ところが… 男子「うまい!」「おいしい」
実は2つの鍋で同時進行していたカレー作り。 調味料の加減からか、 味に違いがあることが判明…。
そこで、阿部先生が取った奇策とは!?
阿部先生 「これとこれ1つにしま~す!」
森崎「えっ」 憧れ「えっ?1つにしちゃうの?」
男子「やめた方がいいよ!」
森崎「その決定をどう思う?」
男子「反対!!」
何と、2つの鍋をひとつにまとめる 大胆な作戦に! この判断が吉と出るのか、凶と出るのか? そして…。
阿部先生「完成です!!」
憧れ 「日本一のカレーになりましたか?」
阿部先生 「あとは全校の判断です!!」
憧れ「メガネが真っ白!」
「いただきま~す」
森崎 「バイキング形式で始まりました!」
各学年のお料理をご覧ください!
恵庭の松恵小学校で行われた「収穫祭」。
「バイキング形式」で、 好きなものを食べられるのも、 生徒達の楽しみのひとつなんです。
森崎 「各学年すごいの作ってるね」
阿部先生「リーダー激辛でしたね…」
森崎 「クイズに外れたので激辛に…」
阿部先生 「半分は日本一のカレーを…」
ではいただきま~す!
北川 「本格的じゃないです?! すごいスパイシーですよね」
憧れ 「置戸小学校のカレーを知っているのは 阿部先生だけですからね! 味は一緒ですか?」
阿部先生「これでしょう!」
北川「再現できましたか?」
阿部先生「出来たと思います」
男子 「家で食べているカレーより スパイスがいっぱい入っているから ちょっとピリッとしていて 玉ネギのあま味もあって美味しい!」
男子 「6年間の集大成の 気持ちの味がします!」
女子 「1年生の時は農園活動が初めてで 最初何をやるのかわからなくて 先生に全部頼っていたけど 6年生になったら自分で考えてやることとか 考えて行動できたので 今日のカレーも美味しくなったと思う」
6年生それぞれの想いを、 温かく見守ってきた阿部先生は?
農園活動によって育まれたのは、 野菜だけではなく、 彼らも同じ。
最初は小さかった芽が、 少しずつ根付き、今や大きな幹となり、 これからもずっと、輝き続けるでしょう。
番組から大雨被害に対する 義援金募集のお知らせです。
日本赤十字社北海道支部が 事務局となっている 北海道災害義援金募集委員会は 8月20日からの大雨で 被害を受けた皆さまへの 義援金の募集を行っています。
義援金の受付口座は北洋銀行と北海道銀行の ご覧の口座に開設されています。
頂いた義援金は全額、被害を受けられた方に 配分されます。 詳しくは日本赤十字社北海道支部の ホームページをご覧ください。
------------------------------------ ≪口座名義≫ 北海道災害義援金募集委員会会長 伊藤義郎
≪受付口座≫ 北洋銀行 札幌南支店 普通預金 4611251
北海道銀行 本店営業部 普通預金 3230598 日本赤十字社北海道支部ホームページ http://www.hokkaido.jrc.or.jp/
正解は「おくしり和牛」でした