森崎 「え~今日はオホーツクエリア 斜里町にやってきました! 広大な畑の風景が広がっています。 まもなく収穫だなあ~ さあ今日はゲストの方をお呼びしてますが 金井アナが連れて来るということで…」
憧れ 「リーダー」
憧れ 「リーダー!連れてきましたよ」
森崎「うわっ若いっ!」
男子高校生 「森之翼(もりの・つばさ)です! よろしくお願いします」
森崎 「もりの・つばさ君… 宜しくお願いします…何年生?」
翼くん「高校1年生です」
森崎「コーコ1ネンセーだあ」
憧れ「今、何歳?」
翼くん「16歳です」
森崎 「うわああああ~16歳!?」
憧れ「24歳!」
森崎 「(しばし考え)…おれヤバイな… 言えないぐらい差があるな(笑)」
名古屋市の高校に通う16歳、森之翼くん。 実は、史上最年少の9歳で ジュニア野菜ソムリエ、 さらには、難関と言われる 野菜ソムリエ中級の資格を 14歳で取得した 現役の高校生野菜ソムリエ!
野菜の美味しさを伝える料理教室の開いたり、 野菜嫌いを克服するためのレシピ開発など、 地元名古屋を拠点に幅広い活動を行なう スーパー高校生なんです!
森崎 「小さい頃から野菜に興味あったの?」
翼くん 「小さい頃からお父さんとお母さんと 農園に行って収穫体験をして その収穫した野菜を使った料理したり…」
森崎「うわ~素晴らしい」
憧れ 「実は先日ツバサ君の名古屋の自宅に お邪魔して取材してきたんですけど…」
森崎「誰ん家でも行くなっ!」
憧れ「えっ!そんなことないです!!」
ということで野菜ソムリエとしての 活動拠点でもある名古屋のご自宅に、 金井アナがお邪魔させていただきました。
憧れ 「ここ(キッチン)が活動拠点?」 翼くん 「ここで料理の試作などをしています」
憧れ「レシピってどれくらあるの?」
翼くん 「アイデアなんですけど1300以上!」
憧れ「えええええ~」
翼くんが考案したレシピのアイデアは、 なんと1300以上! 子供たちでも食べやすいものから、 翼くんならではの大胆な発想を織り交ぜた レシピなど子供目線の斬新なアイデアを、 日々考えているのです。
憧れ 「これ気になったんだけど… 全国野菜果物マップ??」
翼くん 「小学4年生の時の自由研究で作ったもので ジュニア野菜ソムリエを取得した時に 野菜のことを調べてみようと作ったもの」
憧れ 「何が一番勉強になったなあと思う?」
翼くん 「北海道はやっぱりでっかくて たくさん野菜を作っているんだなあ~ カレーに入ってるものだな~と思った! 北海道なくなっちゃったら困るなあ…」
憧れ「そうだよ~」
ここで簡単なアイデアレシピを2品作って頂き、 翼くんの腕前を披露して頂きました!
※詳しい作り方はレシピコーナーを ご覧ください!
1品は、ピーマンを豚肉で巻いて天ぷらにした 「ピーマンの肉巻きロール天ぷら」。 そしてもう1品は、ニンジンをふんだんに使った その名も「ニンジンのナポリタン」。
どちらも野菜嫌いの子供たちでも 食べやすいように、 翼くんのアイデアが込められています。
憧れ 「いただきます!ピーマンと塩昆布かあ」
翼くん 「塩昆布を入れると天つゆとかをつけなくても おいしく頂けるので!」
憧れ「ピーマンの苦さ全くないね」
翼くん 「お肉とか塩昆布とか うま味でかためているので より苦味を感じにくく美味しく食べられます」
憧れ「おいしいねえ~」
そして、ニンジン嫌いの人でも 美味しく食べられるという、 翼くん自慢の「ニンジンのナポリタン」も…
憧れ「おいしい!」
翼くん「ありがとうございます」
憧れ 「ニンジンが苦手な人のために どんな工夫をしているの?」
翼くん 「ニンジンを長い時間炒めるので あま味が引き出されているんです」
憧れ 「確かに野菜のあま味を感じる!」
憧れ 「実際にピーマンやニンジンの苦手な子にも こういったレシピを提案してるの?」
翼くん 「友達とかにレシピを教えて これなら食べられるんじゃないかって…」
憧れ 「へええええ~友達いいなあ~!」
料理の腕前はもちろん、 苦手野菜を克服するためのレシピを 様々な人に伝えている翼くん。 しかし、そんな彼も幼い頃は、 ピーマンやニンジンが苦手だった一人なんです。
憧れ 「野菜が苦手な人のためのレシピを 考えるようになったきっかけは?」
翼くん 「自分が嫌いだった野菜が 調理の仕方で 食べられるようになったので。 おいしく食べられたときは 嬉しいし楽しいので それをみんなにも知って欲しいなって!」
憧れ 「実際に北海道で野菜を育てている 生産者さんに どんなことを聞いてみたい?」
翼くん 「ボクが知らないような魅力を もっともっと教えてほしいです!」
ということで高校生野菜ソムリエの翼くんに、 斜里町で生産される農産物を学んで頂きます!
憧れ 「森之くんに北海道にきてもらって 先進のニンジン生産現場を見てもらいます! まずこちらご覧ください。 全国のニンジン収穫量のランキングですが 1位は…」
翼くん「北海道!」
森崎 「どうですか!すごい量ですよ! 19万トン。想像できない数字ですよ」
憧れ 「森之くんのいる愛知県は何位でしょう?」
翼くん「20位ぐらい?」
憧れ「答えは…9位の2万400トン」
翼くん「意外と作っている!」
森崎 「作っているんですよね~ でもまあ~こう言っちゃあ何ですけど 北海道はその10倍ですから(ニヤリ)」
憧れ 「大人気ないよね~ほんとに~」
斜里町で行われている、 先進かつ大規模なニンジン生産とは? 一行はさっそく、 収穫作業中の畑で待つ生産者のもとへ…
森崎「見えてきましたねえ」
翼くん 「うわ~すごい!広いですねえ」
憧れ 「ニンジンの収穫作業について教えて頂く 生産者の崎田さんです」
斜里町のニンジン生産について、 生産者の崎田克宏さんに詳しく教えて頂きます。
森崎「今、収穫の真っ最中ですか?」
崎田さん「そうです!」
森崎 「いや広いねえ~何台の収穫機がありますか?」
崎田さん 「5台のハーベスターと 2台のタイヤショベルで収穫してます」
斜里町のニンジン収穫は5台の収穫機で行い、 トラックへの積み込みから加工場までの運搬まで、 町内の運送会社に委託する「コントラクター」と 呼ばれる仕組みを取り入れています。
生産者の負担を減らし、高い作業効率で 鮮度の良いニンジンを収穫しているのです。
森崎 「さあ機械での収穫が始まりました」
憧れ「すごい早い!」
森崎「早いね」
ニンジンがどんどん引き抜かれていきます。
森崎 「どうですか?スピード」
翼くん 「迫力があるというか…勢いがいい!」
JA斜里町では90戸の農家と共に、 およそ270ヘクタールの畑で ニンジンを生産しています。
栽培品種は4品種で1品種ごとに タネを蒔く時期をずらしながら、 7月から10月までニンジンを 収穫しているのです。
憧れ 「ニンジンにも品種があるんですか?」
崎田さん 「あります!たっくさんあります」
翼くん「ふふっ」
憧れ 「?? 今なぜか鼻で笑われた気がする!」
森崎 「あははっ!彼はプロだよ(笑)」
翼くん 「東洋種と西洋種とかもあって…」
憧れ 「何でも知ってるねえ~ すごいねえ~」
素直に感心する憧れアナウンサーですが リーダーはというと…
森崎 「おまえ…もう…いいわっ!」
あれ? 若さだけでなく その野菜の知識にも嫉妬しちゃった(笑)?
崎田さん 「天翔五寸(てんしょうごすん)という ニンジンを収穫しています。 かなり甘いニンジンになります」
ということで、その美味しさを確かめるべく、 畑に植えられたニンジンを収穫させて いただきました!
森崎「立派だ…」
憧れ「ふっくらしてますね」
翼くん 「…キレイなニンジン…」
うっとりする翼くん。
森崎「めっちゃ愛でてる(笑)」
続いてリーダーと金井アナも 立派なニンジンを収穫。 果たして、とれたてニンジンの美味しさとは?
ではいただきま~す♪ガブリ!
翼くん 「甘い!みずみずしくてパリッパリ♪ ジューシーでおいしい!」
憧れ「すごいニンジンの味がする!」
森崎 「うまっ!味濃いねえ~!! あま味も濃いけどニンジンの味自体濃い」
崎田さん 「この時期になったほうが よりニンジンぽくなるんですよね」
崎田さん 「収穫されてから工場に運ばれて選果されて 箱詰めされるまでに2時間以内を目安に!」
森崎 「2時間!? 畑から箱詰めまでを2時間以内で!!」
翼くん「早い!」
畑で収穫してから選別施設に運び、 箱詰めするまで、なんと2時間以内で行うという 斜里町のニンジン生産。 コンテナいっぱいに詰め込まれたニンジンを運ぶ トラックを追い、一行は町内の選別施設へ―
憧れ 「こちらが収穫されたニンジンが集まる 選別施設です」
森崎「立派だねえ~!」
憧れ 「お話を伺うのはJA斜里の河田さんです」
ニンジンの選別・出荷までの流れについて、 JA斜里町の河田さんに詳しく教えていただきます。
河田さん 「さきほどの畑にあったニンジンを 大きな水槽で粗洗浄します。 その後に本洗浄します」
収穫されたニンジンのコンテナを トラックから降ろし、まずは大きな水槽で、 ニンジンについた泥などの汚れを落とします。
憧れ「これ全部入るの?」
コンテナがゆっくり回転し 大水槽の中にニンジンが入っていきます。
森崎 「水が跳ねる!跳ねる! 迫力あるねえ~!」
森崎 「すごいにぎやかです~~~!」
河田さん 「ちょっと音がうるさいです!」
憧れ 「すごいニンジンがツヤツヤしていますね」
森崎「美しい~」
森崎「どこに出荷されるんですか?」
河田さん 「主に名古屋や大阪に 運ばれるのが半分くらい」
森崎 「ここから名古屋に行ってたんだよ」
翼くん 「斜里町から来たニンジンを普段 食べていたんだ~」
森崎 「私たち消費者にとっても 鮮度が保たれたまま食卓にあがるのは どうだい?料理をする翼くんどう思う?」
翼くん 「新鮮な食材を使えるっていうのは とっても嬉しいです」
さてここで翼くんがお着替えです。
森崎 「着替えたな…これか… これ着るとバシッと野菜ソムリエ!」
高校生野菜ソムリエの翼くんに、 JA斜里町のニンジンを使った、 お手軽なアイデアレシピを披露して頂きます。 そのレシピとは 「ニンジンと塩麹豚の生春巻」と 「ニンジンとイカの塩焼きそば」!
詳しい作り方はレシピコーナーを ご覧ください!とっても美味しいよ~♪
ではいただきます!
崎田さん 「おいしいですね! ニンジンの食感が独特で 歯ごたえが良くておいしいです!」
森崎「あっうまい!!」
憧れ 「おいしい!あま味をすごく感じますね」
森崎 「苦手な人でもこうすれば食べられるんだって 苦手な人の気持ちがよく分かっているなあ~ これは食べて楽しい焼きそばですね」
森崎 「この塩麹の豚、うまいねっ!!」
翼くん 「塩麹豚がニンジンとよく合うんです」
憧れ 「これは地元の豚なんですよ」
森崎 「めっちゃ美味しい、この豚」
憧れ「ニンジンとの相性いいですね」
そして最後にJA斜里町が販売する ニンジンジュースをいただきながら、 斜里町で学んだニンジン生産への思いを、 翼くんに伺います。
翼くん 「すごいっ!甘いです! ニンジンだけで、すごい甘い!」
森崎 「翼くん今日一日体験してみてどうだった?」
翼くん 「機械をたくさん使って あんなに早く収穫できることを 初めて知れて…あの機械の速さをみて、 すごい技術だなあと思った。 僕ももっともっとおいしく新鮮のまま 良い野菜を料理が できるようになりたい!」
森崎 「翼くんは今日、北海道でこれだけのことを 学んでくれました…」
崎田さん 「僕たちがやっている野菜を生産するってことを 消費者に直接知ってもらえるというのは とてもありがたいことだと思っています」
森崎 「掛橋になって斜里町のニンジンを もっとPRしてくれると思います」
崎田さん「是非お願いします!」
森崎 「あの~ニンジン用意して また待っているから!!」
大規模なニンジン収穫の迫力に 驚きいっぱいの翼くん。 そして大地の恵みをたっぷり取り込んだ ニンジンの甘さに感動していました。
きっと翼くんは、 斜里町のニンジンとの出会いを 名古屋から発信してくれることでしょう… 今後どんなレシピが飛び出すのかな? 楽しみですね。
みなさん こんにちは! 今日は、空知産の農産物が大集合! 「空知フェア」のお知らせだよ。
JR札幌駅1階にある、 北海道どさんこプラザ札幌店で 「空知フェア」が開催されています。 空知地方の魅力ある農産物や加工品が、 ズラリと並ぶんているんだって~ 各地の生産者による対面販売も行われているよ。 「空知フェア」は残すところあと10日。 みんなも空知のおいしいものを発見しに行こう。
以上もんすけの「週刊あぐりニュース」でした。
【空知産農作物販売イベント 空知フェア】 日時:9月28日(水)~10月25日(火) 8:30~20:00 場所:北海道どさんこプラザ札幌店(JR札幌駅1F) お問い合わせ:北海道空知総合振興局 ℡:0126-20-0200
----------------------------------- 来週22日は 特別番組放送のためお休みです。 次回の放送は29日です!
正解は「おもちゃカボチャ」でした