森崎・憧れ 「新年あけまして… おめでとうございます!」
森崎 「本年も北海道農業の魅力を たっぷりとお伝えしていきます! よろしくお願いします」
憧れ 「さて新年初ロケは道北の豊富町に やってきました!」
森崎 「豊富駅からスタートということは…」
憧れ 「今回はゲスト企画第5弾となります!」
様々なゲストを招いて、 北海道の農業や食の魅力に触れていただく、 ゲスト企画・第5弾! 果たして今回あぐり王国に参加してくれた ゲストとは…。
憧れ 「今回は道民を大いに沸かせてくれた スペシャルなイケメンさん! さっそく、お呼びしましょう。 どうぞ~~!」 トントントントン…
憧れ「なかなか前に進まない!」
トントン…パンパン…
憧れ 「見事J2優勝を果たした コンサドーレ札幌のエース! 都倉賢(とくら・けん)選手です!」
森崎「いええええ~い」
昨年、見事J2優勝を果たした、 北海道コンサドーレ札幌の 背番号9、都倉 賢選手。 チームトップの19得点をあげ、 J2得点ランキングでも2位という実績も残した、 Jリーグ屈指のエースストライカーです。
森崎 「野球もそうだけど、 昨年はスポーツが北海道を盛り上げて、 コンサドーレ札幌も見事でした!」
都倉選手「ありがとうございました」
森崎 「コンサドーレ札幌は 北海道の農業を応援 してくれてるけど…」
選手が食べる農産物の生産を自ら体験して、 “食”と“農”について考える… という取り組みなど、 様々な食育活動を行っているのです。
そんなコンサドーレ札幌の都倉選手に、 触れていただく農業とは…
憧れ「北海道の酪農です!」
森崎 「町と密着した酪農が道内各地にあります。 乳製品はそうなんですけど 酪農は北海道の産業として 重要なんです。 酪農家の思いなどを見てもらいたいな~」
憧れ 「乳牛の体格コンテストで 日本一に輝いた牛がいる! という牧場へ行くんです」
森崎 「乳牛の体格コンテスト?」
憧れ 「では実際に会いにいきましょうか」
都倉選手「行きましょう」
森崎 「じゃあ…プレーボール!」
…????野球??
都倉選手「こんな感じなんですか?」
憧れ「わははは(笑)」
今回、都倉選手へ酪農について教えていただく、 佐藤牧場3代目の佐藤道寛(みちひろ)さん。
祖父の代から酪農を営み、 およそ130頭の乳牛を飼育しながら、 生乳の生産を行なっています。
森崎 「日本一に輝いた牛がいると聞きましたよ」
佐藤さん 「牛に点数をつける体格審査というのが あるんです!」
森崎「へえええ」
佐藤さん 「うちの牛が国内最高得点の96点を 取りました! 今までは95点が最高だったんです」
森崎 「史上最高の点数なんですね!!」
佐藤さん 「そうです。日本で1頭しかいない!」
森崎「うおおお~すげええ」
ということで一行はさっそく、牛舎の中へ…
佐藤さん「どうぞ~♪」
都倉選手「うおお~すごっ!」
森崎「キレイ~!!」
都倉選手 「毛並みがキレイじゃないですか?」
憧れ 「体格が立派ですねえ~」
佐藤さん「ありがとうございます」
森崎「どうですか?」
都倉選手 「デカくて…もう一歩がいけない…」
綺麗に毛刈りをした乳牛を、 衛生的でクリーンな牛舎で 飼育する佐藤牧場。 ここで、日本一に輝いた牛を、 リーダーと都倉選手が当ててみることに!
都倉選手 「僕だいたい分かりました。 アスリートもそうなんですけど やっぱり姿勢なんですよね」
佐藤さん 「ちなみに日本一に輝いた牛は 15歳のおばあちゃん。 (人間に例えると約100歳!!) それがヒントです」
森崎「オレは見てきているからねえ~」
リーダー、都倉選手、ともに自信満々の様子。 2人が選んだのは…
森崎「4頭目」 都倉選手「5頭目」
佐藤さん「答えはありますっ!」
さてどっちだ?
佐藤さん 「答えは…4頭目です!」
森崎「うおおおおおお」
メッチャ本気で喜んでいます♪
佐藤さん 「この牛は足が丈夫で寝起きがスムーズ! 乳房も下がらず!」
森崎 「人間で言うと高齢ですけども しっかりしているんですね」
佐藤さん 「ハーゲンという血統の牛なんです」
ハーゲンとはアメリカで誕生した乳牛の血統で、 丈夫で体格が良く、生乳の生産能力も 非常に優れている牛のこと。
佐藤牧場は、そのハーゲンの血統だけを飼育。
森崎 「酪農家さんの負担を軽減させる 素晴らしい機能ですけど それをあえて使わないんですか?」
佐藤さん 「自動で外れる機能をOFFにしています」
乳牛の状態を確認しながら行うという 佐藤牧場の搾乳作業。せっかくなので、 都倉選手も体験させていただくことに!
森崎 「ドンドンとミルクが出てますよ~」
初めての搾乳に都倉選手も…
都倉選手「いえ~い(パチパチパチ)」
佐藤さん 「機械が自動で外れる機能を使えば もっと早いんですけど…」
森崎「そうだよ!!」
佐藤さんはしっかり乳房を触ってチェック!
佐藤さん 「まだ搾乳できるかを確認! 搾り残りがないか?とか…」
森崎 「最後にボタンを押して自動的に外れました。 本当はここまでを自動でやってくれる機械!」
そしてさらに、 佐藤牧場ではエサやりにもこだわりが…
まずはこだわりのエサを見てみると-
森崎「見たことないかもしれません…」
佐藤さん「これはビートパルプです」
森崎 「普通は固く圧縮してあるものですが…」
佐藤さん 「固い状態じゃなくて 水を含ませてフワッとした状態で あげるようにしているんです。 どの牛も喜んで食べたんですよ!!」
さあ坂にきました。
都倉選手「ここ…辛いですね」
佐藤さん「その坂が一番辛いですね」
都倉選手 「上りながらのこのカーブ。 本当に重い!!」
台車を移動させるだけでも、一苦労の様子。 エサは1頭ずつ、 スコップに山盛りにして与えます。
森崎 「すごい食いついている!」
都倉選手 「エサも…ふやかした分、めっちゃ重い!」
都倉選手 「いつも朝の何時にエサやりでしたっけ?」
佐藤さん「エサやりは5時半くらい」
都倉選手 「5時半のテンションでは出来ないです」
酪農家の苦労を感じながら、 一頭一頭にエサを与える都倉選手。 しかしエサをのせたスコップの重さは、 約15キロ。 体力には自信のある都倉選手でも、 さすがにキツイ表情が…
そして、プロサッカー選手としての 意地と根性で、なんとか終了!!
森崎・憧れ「お疲れ様でした~」
無言の都倉選手
佐藤さん「本当に汗かいてる!」
64頭のエサやりを終えた都倉選手。 コレも乳牛を思いやる佐藤さんの大切な仕事…
佐藤さん 「重労働ですけど 牛のために全てやっています!」
森崎 「全部やると思わなかったっしょ?」
都倉選手 「そうですね…なんかテレビとかって… そういうのあるじゃないですか?」
森崎「あはははは」
憧れ 「この番組はないんです!」
酪農の仕事に触れたあぐり一行は、 酪農家が生産した生乳が、 どのように製品となるのかを学ぶため、 町内にある「豊富牛乳公社」へ-
コチラでは、豊富町で生産される生乳、 年間6万トンのうち、 およそ4万トンを乳製品に加工しています。
憧れ 「豊富牛乳公社の中にやってきました」
森崎 「目の前にすごい巨大なタンク!!」
豊富牛乳公社 萩原雄介さん 「手前から一般的な牛乳、成分調整牛乳、 低脂肪牛乳、コーヒー牛乳です」
森崎 「色々違うんだ。何リットル入るの?」
萩原さん「え~10トンですね」
憧れ「10トン??」
酪農家から受け入れた生乳は、 厳しい品質検査が行われたあと、 1時間に12トンを処理できるという殺菌機を通り、 130度の高温で2秒間、 しっかり殺菌します。
そして、脂肪分を均一化する機械を通って、 先ほどのタンクに蓄えられるのです。
萩原さん 「こちらが充填質になっております」
森崎 「あんな一瞬で牛乳が入っているの?」
都倉選手 「いやすごいっすね!」
森崎「ゆったりしてらんないよ」
憧れ「鮮度が大事ですからね」
森崎 「あんなにエサやり時間かけちゃダメなんだよ」
じぃぃぃぃぃぃぃ(都倉選手の視線)
森崎 「都倉選手。ピッチでも見ない顔は やめてください…」
製造される低脂肪牛乳や成分調整牛乳など 4種類の牛乳は、主に道内の コンビニエンスストアに出荷しています。 その数、一日最大で1リットルパック、 およそ9万本、年間では3000万本を製造。 さらに…
萩原さん 「生クリームとバターも製造しています」
低脂肪牛乳と成分調整牛乳を製造する際に 発生する乳脂肪分を原料に、 業務用バターや生クリームも製造している コチラの工場。
乳脂肪分をバターチャーンと呼ばれる 機械に入れて作る出来立てバターを、 今回特別に、試食させていただくことに!
「うわ~すごおおおい」
森崎「布団みたい!」
都倉選手「想像を越えましたね…」
森崎「いい香りだねえ~」
都倉選手「いい香り!!」
ひと口いただくと…
都倉選手「めっちゃなめらか!」
憧れ 「口当たりが滑らかでスーッと解けますね」
森崎 「うーんメルティー! ビックリしました。こんなに美味しいんだ」
さてあぐり一行がやって来たのは、 おしゃれな小物雑貨や地元産牛乳を 使った料理が楽しめるカフェ「フェルム」。 コチラのお店で、 絶品のミルク料理をいただくのですが… ■ミルクカフェ&雑貨「ferme(フェルム)」 住所:豊富町大通9丁目 HP:http://toyotomi-ferme.com/
憧れ 「都倉選手にも牛乳を使ったデザートを 作っていただこうと思います」
都倉選手 「つくるの? ボク料理とか全くできないよ!」
憧れ 「地元の小学生が手伝いに来てくれてます」
ということで外にでてみると… 「こんにちは~!」
集まってくれたのは、 豊富町ジュニアサッカークラブの小学生。 都倉選手と小学生が作るデザートとは…
憧れ 「こちらの特製ボールを10分間蹴り合って アイスクリームを作ってもらいます」
子供たち「え~どういうこと?」
憧れ 「ボールの中に缶が入っていて 牛乳と生クリームと砂糖を入れて 周りに塩と氷が入っています。 それを10分間蹴り続けると アイスクリームが出来るそうです」
森崎 「都倉選手とサッカーできるって!」
子供たち「きゃーーー!」
ということで、都倉選手と小学生が 自由にボールを蹴りあいながら、 「缶蹴りアイスクリーム」を作ります!
※詳しい作り方はレシピコーナーへ。
憧れのプロサッカー選手と ふれあう貴重な時間。 夢中でボールを蹴り続け、10分が終了! カフェに戻って、試食タイムです。
店長の白田明美さんに作って頂いたのは 地元産牛乳と味噌を合わせたスープで味わう 「ミルクそば」! 今回お世話になった、酪農家の佐藤さんも 一緒にいただきます。
都倉選手 「うんま!!合ったんですね」
佐藤さん 「おいしい~~」
森崎 「おかわりください! 牛乳のこってりした所が味噌と合う」
そして都倉選手と地元小学生で作った 「缶蹴りアイスクリーム」も。 手作りデザートをいただきながら、 今回学んだ酪農をふり返ります。
都倉選手「おいしいっす!」
佐藤さん 「牛乳の味がすごく濃くて 蹴っただけで出来たと思えないですね」
森崎 「料理をするにあたって、この町の牛乳は?」
白田さん 「すごく濃厚、でも後味がさっぱりなんです。 何杯でもいけます!」
森崎 「今日みてきて何か変わりそうですか」
都倉選手 「ほとんど全て変わったというか… 牛乳という物として 届くという考えしかなかったけど すごい大変な思いをしながら 愛情を込めて 僕らの元に届くんだなって 再確認できて、いい機会でした」
憧れ「佐藤さんはどうでしたか」
佐藤さん 「帰ってから多くの消費者に こんなに大切に飼育して愛情を込めて 牛乳ができていることを 一人でも多くの人に伝えてもらえたら 一番の幸せです!」
森崎 「エサやり、重い作業… 本当に全部やってくださいました」
佐藤さん 「本当に…ちょっとこれから もしサッカーができなくなったら…」
大爆笑。
都倉選手 「セカンドキャリアいただきました!」
みなさん、こんにちは! 今日は「おむすびの日」にちなんだ キャンペーンのお知らせだよ。
おいしい北海道米をもっと食べてもらおう!と ホクレンでは1年を通して、 色々なお米の食べ方を発信しています。
第5弾となる今回は、 1月17日の「おむすびの日」。
この日は“阪神淡路大震災”が起きた日で、 食べ物の大切さを忘れないために 決められたんだよ。 北海道米を100パーセント使用した いろいろな種類のおむすびが 道内のコンビニエンスストアやスーパーなど およそ3300店舗で販売されているよ。 みんな食べてみてね。
以上、もんすけのあぐりニュースでした。
正解は「真狩村」でした。