突然ですが、こちらのデータをご覧ください! これは、ある食品の市場規模を表したグラフで、 1世帯あたりの消費金額などから算出した データなんです。 ここ5年で、400億円以上 も上がっている食品。 それは…納豆! 日本の国民食として、そのおいしさはもちろん、 優れた栄養を手軽に摂取できる健康食品としても、 再び注目を集めている納豆。 そして近年、北海道ならではの特徴を持った、 新たな納豆が誕生していたことをご存知ですか?
という事で今回のあぐり王国ネクストは…、 身近なのに意外と知らない!? 歴史ある食品・納豆の魅力を再発見です!
森結有花アナウンサー 「江別市にやってきました!」
森崎博之リーダー 「ご存知ですか? 江別は意外に農業都市で… なんと日本一の生産物があるんです。 なんでしょうか? ブロッコリーです!」
リーダー1人クイズ?
森「全然楽しくなかった。今のクイズ」
森 「今回注目するのは リーダーが大好きな納豆です!」
リーダー 「行きましょう!さあ行きましょう」
森「リーダー早い…」
さあさあリーダー落ち着いて。戻ってきましょう。
リーダー「納豆ですかっ!!」
リーダー 「納豆LOVEです♪ ラブすぎて年中ネバネバでいいくらい♪ ほぼ毎日食べてます」
森「1日どれくらい?」
リーダー 「…1パック…。普通1パックじゃない?」
森 「毎食食べてる方もいるかな(笑) 日本人は食べてる方も多くて 体にも良いですからね!!」
リーダー「あぐりっこはどうでしょう?」
今回のあぐりっこは… 北海道の食について学びたい! 小学5年生の山崎彩生(リオ)ちゃんと。 野菜の収穫がしてみたい! 6年生の高橋柊翔(シュウト)君、初参加の2人!
リーダー「二人とも納豆は?」
あぐりっこ「大好きです!!」
シュウト 「混ぜてご飯にかけて食べます。 しょうゆはかけないで食べます」
リーダー「何!?」
シュウト 「普通に豆の味を楽しむ…」
森「納豆は何からできているか知ってる?」
リオ「大豆です!」
森「どうやって納豆になるかは?」
リオ「知りません」
森「オシキリ食品の菅原さんです」
リーダー 「色んなことを知ってそうな方ですね」
納豆製造に携わって30年以上! 工場長の菅原康之さんに、 オシキリ食品の納豆を見せていただきます。
リーダー「うわ~」
菅原さん 「約30種類の納豆を製造しています」
菅原さん 「この納豆は食べた事あるかな?」
シュウト「あります」
リオ「見たことある!」
菅原さん 「十勝納豆のオシキリ食品って言われる!」
リーダー「代表する商品ですね」
菅原さん 「出荷量も一番弊社では多いです。 1日約1万5千パックを出荷してます!」
リーダー「うわああ」
森「えっ1日??」
菅原さん「1日です!」
茫然とするあぐり一行。
創業70年以上になるオシキリ食品は、 道産大豆を中心に、納豆や豆腐などを製造。
森「たくさんの大豆が並んでいます」
リーダー 「これが納豆の素の豆だよ」
リオ 「“ひきわり”っていうのが… 納豆になるのが信じられません…」
なぜか茫然としているリオちゃん。
森「茫然としてますよ(笑)」
菅原さん 「“ひきわり”は粒のものを 機械で割るんですよね」
リーダー 「割るったって大豆硬いですよ!」
菅原さん 「ガンッ! (って割る)」
ものすごいアバウトな説明です(笑)
大豆の品種も色々…
菅原さん 「北海道の特徴ある大豆の品種を使っています」
菅原さん 「豆とタレの相性も大事です! もっとしょっぱくして…甘くして…」
リーダー 「豆の品種によってタレを変えているってこと? うわ~。ら~ららららら…」
なぜかビックリして歌っちゃうリーダー。
リーダー「そうなの~」
最後はオネエになっちゃうリーダー。
それぞれの大豆が持つ特性に合わせ、 タレも変えているという納豆づくり。 すでに30種類ほどを製造する中で、 新たに誕生した、 こだわりの納豆があるそうなんです!
菅原さん 「実はこの納豆が昨年4月に発売された 【雪の夢なっとう】といいます」
シュウト 「いただきま~す。 普通の納豆より香りが強い気がする。 大豆の味が濃い感じがする!」
リーダー 「豆そのものの、あま味。 この粘り、こしって言うんでしょうか。 強い納豆だ!炊きたてのご飯ないですか?」
中粒でイソフラボンが豊富な 道産大豆ゆきぴりかに、 道産米ゆめぴりかの稲わらから 採取した納豆菌をかけ、 道産の醤油と魚醤を合わせたタレで、 とことん北海道にこだわった「雪の夢なっとう」。
納豆には珍しい、魚醤入りのタレをかけ、 再び食べてみると…?
リーダー 「うま~い!合う~!!」
リオ 「さっきよりしょうゆの味が出てて とってもおいしいです!」
森 「そもそも他の納豆も道産産に こだわっているんじゃないですか?」
菅原さん 「原料全部を道産にするのは結構難しい」
リーダー「というのは?」
菅原さん 「納豆菌を北海道で作っている所は無いので。 日本全国でも3か所くらいしかないんですね」
しかし、この「雪の夢なっとう」は、 道産米のゆめぴりかの稲わらから 独自に納豆菌を採取し、 3年近くの歳月をかけて 開発されたものなんです!
リーダー 「【雪の夢なっとう】については 道産の納豆菌が可能になったんですか?」
菅原さん 「そうなんです」
リーダー 「すごいことじゃないですかっっ!! 菅原さ~~ん!やったねー」
リーダーはぐ♪
じゃじゃん!もんすけです! 日本人の国民食「納豆」。
実は身近に広まった背景には 北海道が関係していたんだよ。
大正時代、北海道大学で、 納豆菌を研究していた半澤教授が、 衛生的でおいしい納豆を、 安定してつくる方法を確立。
納豆の雑誌を刊行して、レシピを紹介したり、 家庭で気軽に食べてもらえるよう、 普及活動に尽力したんだよ~!
今の納豆づくりにも繋がるルーツが、 北海道にあったなんて知らなかったね。
大豆がどのように納豆になるのか、 工場の中を見せていただきます!
リーダー「袋にいっぱい豆があるよ!」
菅原さん 「ここは約2日分の豆がストックされてます。 この機械に投入して 豆を洗う機械に運ばれます」
森 「1日でどのくらいの大豆を使ってますか?」
菅原さん「約3トンです」
リーダー「すげー」
1日およそ3トン! 12万パック分もの大豆を使うオシキリ食品。
菅原さん 「この釜の中に入れて蒸します」
リーダー「大きい釜だねえ」
菅原さん 「蒸された大豆を今から取り出します!」
リーダー「開いた~」
森「うわ~すご~い!」
リーダー 「たっぷり入ってるわあ~食べたい!」
菅原さん「じゃあ食べてみますか」
リーダー「やったあ」
大きな圧力釜で、1時間ほど蒸しあげる大豆。 特別に、できたてを食べさせていただくことに!
リーダー 「甘いっ!!なめらかで美味しい」
リオ 「すごい美味しい!やわらかい!」
シュウト「うまいっ!」
みんな一気に笑顔になりました。
菅原さん 「この豆の持っている本来の美味しさです」
リーダー「こんなに甘みがあるんだ」
リーダー 「どこから納豆菌をかけるの?」
菅原さん「ご覧くださ~い」
森「えっ?どこどこ?」
すると…
プシュウウウウウウ
リーダー 「うわ~あんなにかけるの?」
あぐりっこ「えっ?えっ?」
状況が理解できないあぐり一行。
森「えっ?えっ?」
リーダー 「作業している人にも納豆菌かかってるよ」
菅原さん 「粘り強い人間になりますよ」
ちなみに納豆菌がかかったばかりの大豆の味は?
リオ「さっきと似ている味」
リーダー 「味変わってないよね。 つまり納豆菌自体に味はないんですか?」
菅原さん「そうですね」
納豆がパックに入っていきます。
リーダー 「早くない?コレ! すごいスピードで入っていくよ」
森 「面白いですね。 上からずら~って大豆が流れている」
リーダー「パチンコ玉に見えてきた(笑)」
ここから普段見慣れているパックに 収められる納豆。 乾燥防止のフィルムをかぶせタレを入れます。
実はこのパックとフィルムには、 小さな穴が開いていて、 発酵に欠かせない酸素を通す役割も 果たしているんです。
森 「いよいよ発酵ということですが 周りには部屋がたくさんありますね」
リーダー「昔のカラオケボックスみたい…」
扉を開けてみると…
リーダー「パックが入ってる」
あぐりっこが入ってみると… シュート「暑い…」
リオのメガネが曇っちゃいました(笑)
納豆によっても異なりますが、 中の室温は40℃前後に保たれています。 この部屋に1日置くことで、納豆菌が活発に働き、 独特の粘りと香りを醸し出すんです。
菅原さん 「ちょうど雪の夢なっとうが流れてきます」
リーダー 「納豆というのは、 豆をそんなに あーだこーださせない純粋なものなんだ」
リーダー 「一番ビックリしたことは?」
リオ 「豆がすごい美味しかったこと!」
リーダー 「蒸かした豆、美味しかったよね~」
さてここからは納豆料理を学びましょう。
納豆レシピを教えてくれるのは 栄養学に関する本も出している 管理栄養士の望月理恵子さん。
東京を中心に食材の栄養を上手に 取り入れるための情報を、 セミナーや雑誌などを通して、 広く発信しているんです!
望月さん 「納豆のネバネバ成分というのは ナットウキナーゼというもので 血液の流れを良くしてくれる… 血栓溶解作用ともいうんですけども そういった働きが期待できますね。 またビタミンEが入ってまして、 女性に多い冷え症など 末梢血管を広げてくれて 体を温めるという効果を期待できます。 今日は5分以内でできる簡単レシピを!」
リーダー 「本当ですか? じゃあ今日すぐにロケ終わりますね(笑)」
納豆ならではのネバネバ成分ナットウキナーゼ。 実は、70℃以上になるとその力が弱まるため、 今回は、栄養を損なわない、 加熱いらずの簡単レシピを教えていただきます!
※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧ください。http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180407&selectmonthforcal=201804
また定番の食べ合わせを教えてくれました。
ご飯は、タンパク質の吸収を良くし、 キムチは、乳酸菌との相乗効果で便秘改善。 そばは、ルチンとの相乗効果で、 血液の巡りが良くなるのだとか。
おいしいだけじゃなく、 栄養的にも理にかなっていたんです!
「ユッケ風納豆鶏ささみ」や 「コールスローサラダ」「鮭納豆ご飯」が完成♪
栄養価を最大限に引き出す、 加熱しない納豆レシピ。 早速、食べてみることに!
リオ 「納豆と鮭の相性がとてもいいです! めっちゃくちゃ美味しいです!」
リーダー 「そうなんだ~ 先生!泣いてるよ~」
菅原さん 「しっかりした食感の納豆と鮭のコラボ! ほのかに地中海を感じるような…」
リーダー 「おっしゃる事がオシャレですね」
さてユッケ風納豆鶏ささみは?
シュウト 「思った以上にさっぱりしていて とても相性がよくておいしいです」
リーダー 「なまら旨い!大好き! 鶏のささみですら淡泊なほうですよね。 そこに納豆の粘りとごま油の油分で ささみが楽しくなってます」
望月さん 「植物性と動物性のタンパク質が 効率よく体に吸収されます!」
最後に、納豆のコールスローサラダを-
菅原さん 「納豆感が少し抑えられた感じですね」
望月さん 「そうですね。納豆嫌いの方でも おいしく食べられると思います。 お酢が入っているので 少し匂いが抑えられている感じです」
リーダー 「こんなにサッパリと 納豆レシピを楽しんでことがない! すんごいうまいわ!」
望月さん 「納豆は小さいお子さんから年配の方まで 本当に食べて頂きたい食品の1つなので ぜひ色んな食べ方で召し上がって頂きたい」
リーダー 「そうですよね。 1日12万パックでは 足りないかもしれませんよ!?」
リーダー 「素晴らしいなあ。 歌合戦のトリみたいな コメントをいただきました!」 ---------------------------------- 3月31日のクイズ 「大野ファームが取得しているのは、 なんという認証だったかなー」
正解は「JGAP」でした。