米!肉!野菜! 食卓の主役たち! この綺羅星のごとき スター食材を引き立てる名脇役がいます! 食事というドラマに欠かせない バイプレイヤー…キノコ! どんな主役とも相性が良く、 それでいて個性豊かな、 いぶし銀の働きを見せるキノコ。
そしてここ北海道は、 そのキノコの一大産地なのです!
今回のあぐり王国ネクストは 食卓に欠かせない名脇役 キノコに注目です!!
森結有花アナウンサー 「今週はキノコについて学んでいきます」
森崎博之リーダー 「いいですね~ キノコ大好き大好き!!」
森アナ 「北海道ってキノコがたくさん採れるって しってますか?」
森崎リーダー「もちろんです」
そんな北海道のキノコ生産を 支えているという施設、 道総研・林産試験場。
今回はここで、 キノコについて勉強するのですが 食べ物と林産試験場? いまいち結びつかないような…
森崎リーダー 「キノコって木になるものですから 林産試験場で研究しているんですよ。 ちょっと意外ですよね」
森アナ「ビックリしました」
森崎リーダー 「絡まないんじゃないか?と思うけど しっかりと絡むんです!!」
では一緒に学ぶあぐりっこご紹介。
マイペースで落ち着きのある 三上桃(モモ)ちゃんと、 旭川から参加の 清水美優(ミユ)ちゃん 小学6年生の2人です!
森崎リーダー 「キノコ好きですか?」
ミユ「好きです!」
モモ「普通です!」
森崎リーダー 「キノコってどうやってなるか? 知ってますか」
モモ 「なんか…丸太みたいなのに 何かやったらはえてくる(笑)」
森崎リーダー「すごいね~ざっくり!」
森アナ 「何かって何だと思う?」
あぐりっこ「んん~~???」
森崎リーダー 「おおお悩みだした。 6年生悩みだしたねえ」
森崎リーダー 「入った途端、木の香りがすごい!」
森アナ 「さすが林産試験場だけありますね」
森崎リーダー 「木材だけでなくキノコも研究している?」
齋藤さん 「実際キノコ農家さんに栽培してもらう時に 効率的にキノコが生産できる 栽培技術を研究しています。 あとキノコは食べる木材の種類によって 育ち方や味が変わるんですよ! なので木材のスペシャリストでもありますし 木材を有効に活用してほしいということで キノコの研究もしています」
森アナ 「私達の前に3種類のキノコがありますね」
森崎リーダー 「すごい立派ですよ!これなに? 何キノコか分かった?」
モモ「マイタケ?」
ミユ「なめこ?」
森崎リーダー 「なめこのようにも見えるよね」
森崎リーダー 「何ですか?このキノコ」
齋藤さん 「はい。実はこのキノコは エノキタケなんです!」
あぐり出演者そしてスタッフも 「えっ…」と固まる…
森崎リーダー 「エノキタケ… しかも齋藤さん…
今ものすごい
アニメ声でしたね」
森崎リーダー 「萌え系の声でしたねえ」
齋藤さん「えへへ…そんな…」
森崎リーダー 「エノキタケなんですうっっ すごく萌えキュンしました」
齋藤さん「恐縮です!」
森アナ 「可愛らしい声なんで 我々もビックリしちゃいましたね」
森崎リーダー 「すみません。 ちょっと止まっちゃいました」
森アナ 「エノキタケより齋藤さんに ビックリしちゃいました」
森崎リーダー 「そうです。 齋藤さんも言った後、 『あれ?』っていう風になって 時が止まったんです。 めっちゃアニメ声だあと思って」
とんでもない逸材現る!!!
素晴らしいキャラクターの 齋藤さん登場で大盛り上がりのあぐり一行!
森アナ 「もう1回言ってもらいますか?」
森崎リーダー 「今度は免疫できました。大丈夫です。 齋藤さんはこういう時にアニメ声になる! 萌えキュンの声になることが分かりました。 ではもう1度お願いします。 これは何ですか?」
齋藤さん 「実はこれは… エノキタケなんです!」
あぐり一行「あははは」
やっぱり笑っちゃいました。
齋藤さん 「こちらは山で生えている 野生のエノキタケなんです」
エノキタケに反応して…
リーダー何のものまね?
森アナ 「リーダー!リーダー! (あなたは)猪木です。 こちらはエノキです!」
森崎リーダー 「好き勝手にすみません」
齋藤さん 「林産試験場ではこの野生型のエノキタケを キノコの生産者の方でも大量に栽培できるように 種菌を開発しているんです。 なのでわざわざ山に分け入って取らなくても 生産者の方がスーパーで売れるだけの量を たくさん生産できるように開発しています」
森崎リーダー 「うちすごい買ってますよ」
齋藤さん 「ありがとうございます!」(萌え)
森崎リーダー「たまに来るね」
森崎リーダー 「ボリッボリと噛める。 細い軸だけどボリボリ噛める 美味しいキノコですよね」
齋藤さん 「そうなんです。 シャキシャキの歯ごたえは 生産者の方もかなりこだわっていて 大きなウリになっているんです」
齋藤さん 「さすが森崎さん!よくご存知で!」
森崎リーダー 「ありがとうございますっ!!」
リーダーが萌えキャラになっちゃった(笑)
そしてこちらは 大雪華の舞(たいせつ・はなのまい) という品種のマイタケ。 大きく厚みのある傘と、 シャキシャキの食感が特徴。 そしてさらに…
齋藤さん 「キノコをずっと食べて頂いた時に 体にいいことがないか?という研究も 行っておりまして、その結果 インフルエンザワクチンの効果を上げたり 風邪の症状を和らげてくれる効果が あるらしいということが分かりました。 何となく『体にいいよね』というイメージが あると思うんですけど、 では実際にどう使えばいいのかというのを 調べてご提案する!!」
あぐり一行「へええええ」
森崎リーダー「さてこの黄色は?」
あぐりっこ「見たことない!」
森崎リーダー 「トランペットのようなものが たくさん並んでいますけれども…」
齋藤さん 「こちらはタモギダケというキノコです」
あぐりっこ「聞いたことない!」
齋藤さん 「『えぞの霞晴(かすみば)れ』 という品種です」
森崎リーダー 「そうなると生産者あるあるですね」
齋藤さん「そうですね~」
森アナ 「さあ研究所のような所にきました」
齋藤さん 「ここはキノコの菌株を保存したり 品種改良のための交配作業を行う 実験室になります」
森アナ「何を見せていただけますか?」
齋藤さん 「種菌を作るための菌づくりをご紹介します」
ということで、 タモギタケの菌作りの様子を 見せて頂きました。
菌作りは、正常なキノコの一部を、 切り取ることから始まります。
齋藤さん 「はい!取れましたから」
森アナ「ちっちゃーい」
森崎リーダー 「え~!! それが次のキノコになる訳?」
森崎リーダー 「ええええ。 じゃあどやってメスの先っちょにあるの 落とすのよおお」
齋藤さん 「そこで先ほど滅菌した柄付き棒を使います」
森崎リーダー 「テレビショッピングみたいになりましたね」
齋藤さん 「メスのきれいな所だけをかざしてます…」
慎重に…慎重に…
森崎リーダー 「メスのきれいなところで…」
ちょこんと触ってシャーレに キノコを落とします…
齋藤さん 「あとは自分の手をかざさないように 蓋を載せれば完成です」
あぐり一行「えええええ」
森崎リーダー 「さて培地の上に置きました。 ここからどれくらい待つのですか?」
齋藤さん 「だいたい3日くらい経つと 菌糸が伸び始めて… このようになります」
齋藤さん 「さらに大きくなると…」
森アナ 「この周りの真っ白なのって?」
齋藤さん 「これ全部キノコの菌糸です!」
あぐりっこ「へええ」 森崎リーダー 「もう覆ってますねえ」
ところでキノコの栽培は、 原木(げんぼく)栽培と 菌床(きんしょう)栽培という、 大きく分けて2つの栽培方法があります。
今回は、菌床栽培の様子を見せて頂きます。
まずは、菌の栄養源となり寝床となる、 培地(ばいち)を作ります。
齋藤さん 「オガ粉です。 キノコのためにオーダーメイドしてます。 次はフスマという栄養剤です。 これは麦を製粉するときにでてくる 皮の部分です」
おが粉とフスマに水を加えてかき混ぜ、 培地が出来上がります。
森崎リーダー 「これがキノコのベットであり食事!」
その培地を機械を使って瓶に詰めていきます。
森崎リーダー 「隙間なく入りますね」
びっしり培地が入った瓶を横にして ドリルのようなものにグリグリ刺します。 すると…
檜山亮さん 「あとは菌を入れるための穴を開けます。 菌が全体にまわりやすくなるように!」
森崎リーダー 「真ん中に入れる必要があるんだ」
檜山さん 「アナの作り方が甘いと培地が崩れるので 種を植えづらくなるんです。 なので思い切りよくやります」
森崎リーダー「すごい男らしかった!」
ということでリーダーもチャレンジ!
森崎リーダー 「いきますよ!ガアアアアア」
檜山さん「もう一息ですね…」
森崎リーダー 「もう一度…ガアアアアア」
檜山さん 「う~ん…なんかイマイチ…」
森崎リーダー 「やっぱ一朝一夕にはできない!」
森アナ 「やっぱり檜山さんじゃないと!」
培地はこの後、カビや雑菌をなくすために、 高圧殺菌されます。
そこにキノコの菌を植えて、種菌を作ります。 その種菌を、先ほどの培地に植えることで 大量の菌床を仕込んでいきます。
齋藤さん 「もともと真っ暗にしていますが 今だけ電気をつけていきます」
リーダー「すごい」
齋藤さん 「なかは湿度75%になっています」
齋藤さん 「先ほどの菌床がこちら! この中にはおか粉・フスマ・水分が 入っています」
森崎リーダー「まだキノコは入っていないの?」
齋藤さん 「実はメッチャいるんですけどね…」
モモ「この白いの?」
齋藤さん 「正解で~す! この白いのがキノコの本体なんです!」
森崎リーダー 「ここからどうなるの?」
森崎リーダー 「うわ出てきた出てきた! カリフラワー的な… ここから楽しみだなあ」
モコッと盛り上がった次の段階は ブツブツがいっぱい!
森崎リーダー 「なんかブツブツしてるううう」
齋藤さん 「ここかでくると若干キノコっぽい! 軸みえるの分かりますでしょうか?」
森崎リーダー「タモギの色が!」
齋藤さん 「そうです。 この後温度を下げた発生室で 大きくなるまで育てます」
齋藤さん 「さきほど見た最後のタイミングで 部屋を移動します。」
森崎リーダー 「明るい!うわ~なってる」
ミユ「匂いする」
森崎リーダー 「匂いすごいねえ~ これキノコの香り成分だね」
森崎リーダー 「換気扇止まったらいっぱい見えた」
モモ「白いやつが…」
齋藤さん 「見えちゃいました?」
森崎リーダー「これが?」
齋藤さん 「はい!例の…せ~のっ!」
森崎リーダー 「何で一緒に言うんだ?」
齋藤さん「あはは。すみません」
森崎リーダー 「なんで?何でせーの入ったの?」
詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい! http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20190216&selectmonthforcal=201902
森アナ 「ではキノコ料理を頂きましょう」
なんとダブル齋藤さん!
森崎リーダー 「むっ!呼びにくい! 宜しくお願いします。齋藤さん…」
萌えキャラ齋藤さん 「よろしくお願いしま~す♪」 すぐ分かりますね。
森アナ 「さて目の前にお料理がありますが 一品増えていますね~」
萌えキャラ齋藤さん 「こちらは林産試験場と別海町の企業さんと コラボレーションした鹿肉ジンギスカン!」
森崎リーダー 「ちょっと待って下さい…。 鹿肉ジンギスカン。 林産試験場、関係ないじゃないですか?」
森アナ「ではいただきましょう」
森崎リーダー 「今日色々学びました。 開発と研究のおかげで 今美味しいキノコが食べられる事に感謝して いただきましょう」
ではいただきま~す!
まずは酸辣湯!
モモ 「キノコの味がすごくして美味しい! なんか栽培する時の大変な手順とかを 知って食べたらすごい美味しい」
ミユちゃんは漬物をー
ミユ 「すごいキノコがシャキシャキしてる。 超シャキッ!!」
森崎リーダー 「色味がきれいですね。 (ポリポリポリ…) うまい! 何このうまみ! こういうの一品あると嬉しいですね」
齋藤さん 「何かないかな?っていうときに すぐに作れます!」
森アナ 「食感がいいですね。 スープにもキノコのうま味しっかり溶けてる。 キノコ噛んだ時に ギュッギュとうま味が出てくる! キノコのうま味が濃い!」
さてジンギスカンは?
森崎リーダー「柔らかい!」
森アナ 「今日一日学んでみて… これから何か変わりそうかな?」
ミユ 「感情を込めて食べられそう!」
森崎リーダー 「感情込めて?? うまいなああ~ってこと?」
ミユ 「『うますぎる!!』みたいな…」
あははは♪なんだそれ(笑)
森崎リーダー 「やっぱりそうなんだ。 うますぎるっ!! この漬物…うますぎるっ! こういう感情なんだ(笑)」
それくらい美味しいキノコですよね。
森崎リーダー 「今日はありがとうございました」 ---------------------------------- 2月9日のクイズ 「今回おじゃました北海道大学。 昔は何て名前だったかな~?!」
正解は「札幌農学校」でした。