森崎 「美しいなあ~素晴らしい景色! 最高の景色。最高の景観!」
佐々木 「北海道を代表する湖“摩周湖” 。 しかも今日は快晴で遠くの山々まで 見えております」
森崎 「すげーな。摩周湖って言ったら なかなか全貌を見られないのに」
佐々木 「今回は素晴らしい場所ということで 弟子屈町にやってきました」
森崎 「弟子屈町はキレイな所がいっぱいある! 美味しいものもたくさんあるでしょう」
佐々木 「今日は全国から注目を集める幻の作物!」
藤尾 「幻のメロン? メロン自体、食べる頻度から行くと 幻に近いですけど… そのメロンにさらに“まぼろし”が付く!」
佐々木 「そうなんです…そんなこと言ってると!! えええええっっっ! 」
突然、湧き上がってきた霧。 山の斜面を一気に駆け上がり 辺りを一瞬で覆いました。
藤尾 「こんな一瞬で変わるもんなんですか!」
森崎 「なんだか幻想的になってきたよ」
森崎「みんな湖みてごらん!」
ハルト「キレイです!」
森崎「初めてみた?」
あぐりっこ「初めて見た!」
森崎 「摩周湖は世界で2番目に透明度が高いんだよ」
佐々木 「中でも今回勉強するのはメロン!」
森崎「やったね!」
ハルト「大好き♪」
佐々木 「しかもただのメロンじゃなく幻のメロン!」
藤尾「どんなのイメージする?」
ハルト「眩しいかんじ!?」
マナト「金色??」
藤尾 「めちゃくちゃ高いんだと思う。 高級!すごい値のつくメロン!」
ということで一行は、 摩周湖から車でおよそ30分の屈斜路湖付近で、 幻のメロンを栽培している生産者のもとへ-
小麦やそばなども栽培している生産者の 藤田重太郎さんに幻のメロンについて 詳しく伺います。
森崎 「ハウスがいっぱいですね。 全部メロン?」
藤田さん 「はい!全部で10棟ぐらいあります」
森崎 「ハウスが縦に長いよ~」
藤田さん 「100メートルあるよ」
藤尾「えええ~長い!」
ハウスに入って幻のメロンといよいよ対面…
藤尾「どう?光ってる?」
あぐりっこ「光っていない!」
藤尾 「メロンあったよ。幻って書いてる?」
あぐりっこ「いや…書いてない」
藤尾「これは幻のメロンで良いんですよね」
藤田さん 「これは青果市場に出回らず ゆうパックと直売所のみの販売なので “幻のメロン”と呼ばれています」
藤尾 「弟子屈町でしか買えない! もしくはゆうパックで 注文しない限り買えない!」
青果市場には一切出荷されず、 町内での直売と郵便局のふるさと小包でのみ 提供される幻のメロン。 わずか10軒の生産者で栽培され 「摩周レッド」という赤肉と 「ミラノ春Ⅰ(はるいち)」という青肉の 2品種で摩周メロンと呼ばれています。
森崎 「生産戸数が少ないけど 人気があるんだ!すごいことだね」
藤田さん 「(栽培を始めて)今年で30年ぐらいになる。 一番寒い地域で栽培されているメロン」
さてここで撮影を続けようとしたのですが… あまりの暑さに、あぐり一行は一度外へ避難!
この日の気温は29度。ハウスの中は30度を越え 蒸し風呂状態。みんな汗ダラダラです。
十分にクールダウンします。
(出演者もスタッフも水分補給や 氷で体を冷やしました…)
クールダウン完了!!
再びハウスに戻って、 摩周メロンの収穫をさせていただくことに…
森崎 「収穫の仕方を教えてください」
藤田さん 「いらないの(ツル)を切っていきます」
藤尾「2本ツルを残すんですね」
森崎「こんなに長く残すんですね」
藤田 「傷んだら困るから長めに残す」
あぐりっこも収穫しますよ。
チョキンチョキン
まんまるの摩周メロンをゲットです!
顔と同じくらいの大きさですよ。
藤田さん 「畑は50ヘクタールぐらいやってる」
藤尾「えええ~大変」
森崎 「夏メロンがめっちゃ忙しいじゃないですか? さらに50ヘクタールの畑もやっているの?」
藤田 「メロンの収穫は朝4時頃に起きてするの」
ほかの産地に比べ2万玉程度という 少量生産ですが、 摩周メロンは安全安心の証である 「Yes Clean!」も取得。 その品質の高さ、独特の美味しさ、 そして希少なことから、 幻のメロンとして注目を集めているのです。
※「Yes Clean!」とは- 化学肥料・化学農薬の使用をおさえた 安全安心な野菜を生産している証拠
佐々木 「摩周レッドの味の特徴は?」
藤田さん 「あっさりしている! わりと日持ちもする」
森崎「さあ~切ってみよう!」
佐々木 「まず摩周レッドから切っていきましょう」
ザクッ!
森崎「オープン!」
あぐりっこ「うわ~~」
ピカピカの赤肉が現れました。
藤尾「光っているやん!」
幻のメロンと言われる「摩周メロン」は、 いったいどんな美味しさなのか?
一同「いただきま~す」
ハルト「みずみずしいです!」
森崎 「うまいっ!あっさりしてるけど メロンの濃厚さがすごいよ!」
佐々木「食べ応えがある!甘い♪」
藤田さん 「4~5日置いて熟したらまだ美味しくなる」
佐々木「ちなみにメロンの糖度は?」
藤田さん 「16度以上はある」
藤田さん 「追熟すると1%以上あがる」
ということで、 完熟させたメロンもいただくことに!
すると…
ハルト 「こっちのほうが甘くなりました!」
リーダーも一口食べてビックリ!
藤尾君も「この5日間に何があったんだ…」 というほどの甘さ♪
森崎 「芳醇!すごいフルーティー♪ すごくあっさりした高貴なメロンという感じ」
森崎 「摩周レッドはどんな味かわかったよな」
マナト「春Ⅰ(ハルイチ)が…」
森崎「マナト。何だって??」
マナト「まだミラノ春Ⅰが残っている…」
森崎 「こら?ダメだぞそんな。 子供が言ったことなんでねえ」
藤田さん 「そっちも切って味みてみな」
森崎「いいんですかあああ」
続いて、摩周メロンの青肉も実食。 赤肉と同じく、 まずは収穫したてからいただくことに-
マナト 「赤肉より味が濃いというか… 結構味が長続きします」
藤尾「のどの奥まで全部甘くなる!」
佐々木 「舌にまとわりつくような甘さ♪」
森崎 「まったりとした甘みですね。 舌の上のジュースがたまんないね」
赤肉に増して、濃厚な甘みが特徴の青肉。 それが収穫したあと完熟させると…
森崎 「いやうんまい! あんなに濃厚なメロンを食したのに 口の中がさっぱりしている!」
熟すとさらに美味しさアップです。
森崎 「メロンは甘みを増すためには 大事な寒暖差があると思います。 ここは気象条件は良いのでしょうか?」
藤田さん 「あまり良くないほうなの。 はじめは適してなかったけど 技術の発達や生産者の努力によって メロンが出来るようになったんです。 初めはこんなに出来なかった」
藤田さん 「電熱線を土の中に入れて寒さを防いで…」
森崎 「土の中に電熱線を入れたんだ。 定植してもハウスの中は温度が上がらない。 で電気で温度をプラスして地温を上げる」 佐々木 「ブランドにするのは大変だと思うんですけど」
藤田さん 「大変だったけど楽しみもあって… 消費者の方が待っていてくれて 食べて『おいしい』と言って もらえることが楽しみです♪」
注目を集める摩周メロンは、 生産者の情熱が注がれた 極上の甘みと奥深さが味わえるメロンなんです。
じゃ~ん。もんすけです。 毎年、弟子屈町内の直売所や ふるさと小包で全国から注文を受ける幻のメロン。 今年もおいしい摩周メロンの販売が始まったよ
JA摩周湖 高橋和茂さん 「毎年初出荷に行われる 『摩周メロン豊穣祭』では その年のメロンの出来を町のみなさまや 各関係機関のみなさまへ 1番に披露しております。 摩周メロンは2万玉出荷を目標に生産しており 町内でのみの販売となっております。 今年の摩周メロンも糖度が上がり おいしいメロンになりましたので 消費者のみなさまに喜んで頂けるかと思います。 栽培から収穫まで手間暇かけて作られた JA摩周湖のブランドメロンを生産者一同、 自信を持ってお届けいたします」
既に大人気の摩周メロンの販売は ピークを迎えているので、 購入の際はJA摩周湖に問い合わせてみてね。 僕も幻のメロン食べてみたいな!
《摩周メロンの販売情報》 ■弟子屈町農産物集出荷センター直売所 ■Aコープてしかが店 問い合わせ:JA摩周湖 ℡015-482-2104
森崎 「以前取材もしました! 嬉しいなあ~摩周そば」
佐々木 「藤田さんが作ったそばなんです」
森崎 「藤田さんが育てたそばで、打ったのは?」
藤田さん「ボクです!」
森崎「made in 藤田じゃん!すごい」
ではいただきま~す。
マナト「うまいです!」
ハルト 「ツルツルしていてモチモチしてます」
森崎「いいね、甘いな」
佐々木 「柔らかいのど越しですよね」
藤田さんの手打ち摩周そばを堪能したところで、 さらにもう1品。
JA摩周湖 佐藤閑さん 「摩周メロン(青肉)のシャーベットです」
※詳しい作り方はレシピコーナーへ!
ハルト 「今の時期にピッタリですね」
希少な青肉の摩周メロンを凍らせたものに、 根釧牛乳を合わせて作った贅沢なデザート。 暑い夏にピッタリの逸品です。
マナト 「お口の中さっぱりです!」
佐々木 「やっぱり色んな方に食べて欲しいですか?」
藤田さん 「みなさんに食べてもらいたいですね」
藤尾 「みんなが食べるようになったら 作る方も増えて札幌のスーパーに並ぶかも」
藤田さん 「若い人にももう少し作って欲しい」
週刊あぐりNEWSの時間です。 新鮮な農産物が盛り沢山な 直売会のお知らせです。
これは胆振・日高の各JAで生産した農産物を 一同に集めてみんなに知ってもらうための イベント! 平取産のトマトや新冠産のピーマンなど 各地自慢の農産物が格安で買えちゃうんだって~
さらに会場では買い物をした人の中から 抽選で100名に地元の農産物などが当たる イベントも開かれるよ~ まさに胆振・日高地区の旬の味が 堪能できそうだね~
日胆(にったん)地区農協青年部協議会の 農産物直売会は来週の8月30日(日)、 苫小牧市の道の駅「ウトナイ湖」で開かれます。 詳しくはご覧の電話番号までお問い合わせ下さい。
以上、週刊あぐりニュースでした!!
《農産物直売会》 日時:8月30日(日)10:00~ 場所:道の駅「ウトナイ湖」 苫小牧市植苗156-30 問い合わせ先: 日胆地区農協青年部協議会事務局 ℡011-232-6445
190万都市・札幌! 人口が全国第4位の大都市で かつ北海道の政治・経済・文化の中心地ですが 実は農業も盛んに行われているんです。
JAさっぽろには1200名もの生産者がいて 25品目の作物を栽培し出荷しています。 ということで今回、 あぐり一行がお邪魔しているのが…
佐々木 「今回は札幌市手稲区手稲山口にやってきました!」
さて参加してくれたあぐりっこは 女子は小3チーム。 伊藤梅久美(メグミ)ちゃん、三上桃ちゃん、 男子は小4チーム。 田中晃汰(コウタ)君、角橋蒼生(アオイ)君。
あぐりっこ 「スイカ!!」
森崎「スイカは好きかい?」
あぐりっこ「好き♪」
森崎「見てみてデッカイ~!」
スイカを持ってみると…
モモ「重い…」
コウタ「重いっ!」
森崎「食べたいな…誰に言えばいいかな?」
それは畑の持ち主の松森剛さんに 言ったらいいのかも! スイカ栽培歴36年のベテランです。
松森さん 「これはサッポロスイカです。 砂地で育てているので糖度は高いですよ」
森崎「みんな足元みて!」
アオイ「砂!」 モモ「サラサラ!」
森崎「畑って砂のイメージ?」
コウタ「ない!」 アオイ「土!」
森崎 「土だよね。 砂地で作るとスイカはどうなるんですか?」
松森さん 「日中は裸足で歩けないほど 暑くなります。 長靴でもいられないくらい… だけども夜は逆にスッと(温度が)下がるので 糖度が乗るんですよね」
森崎 「なるほど!土よりも砂のほうが 寒暖の差が激しくなって 結果、糖度がのるんだ」
さて寒暖の差で糖度がのる サッポロスイカですが どれくらい甘いのでしょうか?
森崎 「どれぐらいの糖度になるんですか?」
松森さん 「今年の最高で13,4度です。 (糖度の高さは)12度ぐらいが 平均だと思うんですけど 今年はこのすごい高いんですよ」
森崎 「じゃあ今年のスイカはうまいっすね!」
ではこの甘い甘いサッポロスイカの なり方を見てみましょう。
森崎 「ツルが伸びているでしょう。たどってみよう」
ツルが伸びる伸びる…
森崎 「これが株元。ここから何本なってる?」
松森さん 「この地域では放任なんですよね。 放任して逆に実った玉を削除したら 個数を決めるんです。 悪いものを落とすんですよ」
松森さん 「(1株から)3個を収穫するのが目標です。 最低でも2個は収穫する!」
とここで緊急事態が!
佐々木 「ちょっと雨が強くなってきましたので… いったん、ここで休憩」
森崎「コマーシャル!!」
ちょ~っと待った!!コマーシャルの前に、 僕がこの地域のスイカについて紹介するよ。
ここでスイカの栽培が始まったのは1918年。 当時から砂地はスイカの甘みを引き出し、 質の良いものがとれると大注目を集めていました。
なんと「すいかのお祭」が開かれるほど 勢いがあったんだよ! 当時は手稲山口地域のスイカだから ‘山口すいか’って名前だったんだって!
1970年代からスイカ畑が徐々に増え 手稲山口地域の農業はスイカ一色に! この地域でスイカの栽培が始まって97年。 名前は‘サッポロスイカ’に変わったけど 人気は変わらずたくさんの人が この時期を楽しみにしているよね!
大雨のために撮影がストップ! しかし1時間後青空が… 撮影再開です!
佐々木 「さてみなさんこの地域には、 もう1つ有名で人気の作物があるのですが コチラです!」
あぐりっこ 「カボチャ!」「いるいる!」
森崎「スイカと葉っぱも違うね」
森崎 「それと…1時間近く雨が降ったんですよ。 どう?この足場?」
モモ 「あんまり濡れていない!」
藤尾「そうだね」
森崎 「普通の畑だったらビッショビショだよ。 水はけの良さにビックリだね」
松森さん 「そうですね!特に雨が続く日… 一番病気とかになりやすいが 砂地だと水が下に入ってくれる」
森崎「砂地バンザイだね」
雨上がりのカボチャ畑。 水滴に光が当たってキラキラしてます。
藤尾「気持ちいすね。キラキラ」
森崎「緑がみなぎっていますね」
遠目に見ると鮮やかな緑色が綺麗な葉ですが よ~く見てみると…
松森さん 「カボチャの葉には 小さなトゲがあるんですよ。 それが刺さるんですよ」
森崎「よく見たらトゲがあるわ!」
松森さん 「トゲは虫などから身を守るために 生えている!」
コウタ 「チクチクしてくっつきそうになる!」
森崎 「ザラザラして紙やすりみたいだな」
佐々木 「この中でみなさんは収穫作業をされる」
松森さん 「暑いのでTシャツになりたいんですが 腕を囲うので汗ダラダラですね」
佐々木「このカボチャの種類は?」
松森さん 「種類は“みやこカボチャ”。 産地名を付け加えて “大浜みやこ”という名前で売っています」
札幌市手稲区手稲山口で栽培される 「大浜みやこ」。その特徴の一つは糖度!
藤尾「どのくらい甘いんですか?」
松森さん「観測した中では19.6度」
あぐり一行「ええええ~」
佐々木 「野菜ですよね? 果物を越えちゃっていますね」
松森さん 「一番高い所で16度と見てたんですが たまたまうちの畑でこういうのが出ました」
それほどまでに高い糖度を誇る大浜みやこ。 その秘密はやはり‘砂地’にあります。
日中は太陽の熱を受け 一般的な畑の土よりも温度が高くなり、 夜はスーッと温度が下がります。 その温度差がカボチャを甘くするのです。 しかし、それだけではないんです!
藤尾 「ツルいついた状態で完熟を迎えるカボチャは おいしいんですか?」
松森さん 「最大に甘くなっている状態ですから」
森崎「そりやあ旨そうだ」
松森さん 「ただ糖度で大浜みやこが 有名になったかといえばそうではないんです。 完熟まで置いておけるのと 食べた食感が栗のようなんですね」
ホックホクでクリのような食感と、 驚くほどの甘み。 地の利を生かした栽培を行っているのです。
松森さん 「ちなみにボーリング調査では 300メートル下まで砂地だと分かっています」
と今では「砂地」を生かし ブランド作物の産地として有名になった 手稲山口地域ですが ここに行きつくまでには 大変な道のりがありました。そこで-
Na 「それでも当時の人達は砂地に適した作物として スイカの栽培を行っていました。 しかし当時のスイカ栽培は ‘賭け’のようなものだったのであります。 暑い夏には高値が付きますが、 冷夏であれば元手すら回収出来ない 厳しいものでありました」
そんな中、大冷害がこの地域を 襲うのであります-
農民「今年は寒くてスイカが全然だめだよ」
農民「これからもスイカを作り続けるのは大変だ」 農民「そうだ!あの人に相談してみよう」 全員「よし!そうしよう!」
この地域で農業を営むことを 諦めなかった生産者。
様々な作物を知っている種苗メーカーに 尋ねたのであります。
種苗メーカーの人 「低温で強く、砂地で栽培できる 作物って何だろう。 どんな作物にしよう。 どうしようかなああ~」
種苗メーカー「これを!」
農民「これはカボチャの種??」
種苗メーカー 「うん!カボチャの種。 君たちならきっと上手に作れるよ」
こうして始まったカボチャ栽培。 スイカの栽培技術を生かした カボチャの栽培は大成功! 一年目からその美味しさは世間の注目を 浴びるのであります。 かくして誕生したのが‘大浜みやこ’なのです。
《終》
と当時の生産者達の諦めない気持ちがもらた ‘大浜みやこ’ですが、現代の生産者も 美味しいカボチャを作るための努力を 惜しんではいません。
佐々木 「カボチャ栽培で1番大切な時期はいつですか?」
松森さん 「ビニールのトンネルで栽培している時期!」
佐々木「次はこうなるんです」
モモ「穴がいっぱい開いている!」
佐々木「この温度管理が…」
松森さん「もっとも重要ですね」
トンネルに穴を開け温度管理を行います。 一度開けると閉じられないため、 朝と夜の温度差や天気を見ながら カボチャにとって最適な環境を作ります。
さらに… 松森さん 「ずっとツルを横に這わせているんです!」
ツルがキレイに伸びるように トゲのある葉に気をつけながら整えます。 その後、トンネルを外しますが まだまだ目を光らせなくてはいけません。
松森さん 「とにかくキズをつけないように! ここは風が強いので回されちゃうんです。 回されると自分でキズを付けちゃう」
森崎 「海に近いから砂地という利点もありながら 風が強かったり温度が高くて大変だったり 色々大変な想いをされて育った大浜みやこだ」
松森さん 「決して砂はいいことだけではない…」
手間をかけ栽培された‘大浜みやこ’ ブランドを維持するための努力はまだあります。
あぐり一行がやってきたのは納屋。
佐々木 「収穫されたカボチャがズラリと並んでます」
コウタ「なんか分けられてる」
佐々木 「そうなんです!収穫されたカボチャは 4日間くらい納屋で乾燥させるんです。 そして選別をするんです」
そうなんです!収穫したカボチャは まずは生産者が3つの規格に分けます。
しかし、それだけじゃないんです。
専門の検査員が‘もう一度’ チェックをするんです。 ということで大浜みやこのチェックを 一手に引き受けている 池田利碩さんに話を伺っていきましょう。
池田さん 「生産者の方が自主的に選別して置いてあるが 検査員が生産者の家を回って統一していく。 バラつきがあったらいけないので」
ということでまずは、 それぞれの規格について知っていこう。
池田さん 「これが“秀”品のカボチャです。 一番ランクが上。 キズが何もないし形も良いですよね」
次のカボチャは… コウタ「へこんでいる!」
これが一番下のランクの「A」品。 比べてみると、形の良さ、傷の大きさが 全然違います。 そして、その間が「優」品なんです。
森崎 「池田さんのような方が 大浜みやこというブランドを守っている」
池田さん 「みなさんの足並みを揃えて出してもらえれば」
藤尾 「キズをつけちゃいけないのは カボチャ自体だけではなく 大浜みやこというブランドにも キズをつけないことなんですね」
ではサッポロスイカと大浜みやこを 頂いていきましょう!
まずはサッポロスイカ!
アオイ「美味しい!」 モモ「甘い!」
森崎「なんでこんなに甘いんだっけ?」
アオイ「砂地で育てているから!」
続いては大浜みやこの素揚げ。
森崎「うまい!」
アオイ「けっこう甘い!」
コウタ「砂糖が入っているみたい」
佐々木 「素朴なカボチャのおいしさがあるんですね」
素揚げに夢中のあぐりっこ。 続いては ふかしただけのかぼちゃを 食べてみると…
モグモグモグ…すると
アオイ「ゴホッゴホッ!」
松森さん 「いいですね。 のど詰まりをしていますね! それが大浜みやこの特徴です!」
森崎「言ってた!」
松森さん「のど詰まりするよって!」
藤尾 「栗のようなって言ってました」
松森さん 「デンプン質が多いので どうしてものど詰まりしやすくなる」
昔は野菜の栽培には向かないと言われた 手稲山口地区。しかし、その逆境を逆手にとり ブランド野菜の産地になりました。
大浜みやこの生産者は現在10名。 全員がエコファーマーを取得し 安全安心な作物の生産に励んでいます。
先人達の諦めない気持ちと、 現代の生産者の創意工夫が 私達の食卓を支えているのです。
松森さん「サンドパワーです!」
森崎「4回目でも?」
松森さん「サンドパワー」
もんすけがお伝えする週刊あぐりニュース! 今日は「2015焼肉ガーデンフェスタ」の お知らせだよ!
これは北海道の牛肉をもっと身近に 味わってもらうための バーベキュー形式のイベント! 北海道産の味付き牛肉200gに ビール2杯が付いたお得券は1700円。 なんと9日までなら1500円で買えるんだって! 牛肉をもりもり食べて 熱い夏を乗り切るにはぴったりだよね!
「2015焼肉ガーデンフェスタ」は 今月10日(月)から13日(木)までの4日間、 札幌パークホテルの駐車場で開かれます。 雨天決行で開催します。 詳しくはご覧の電話番号まで お問い合わせください。
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。
《2015焼肉ガーデンフェスタ》 日時:8月10日(月)~13日(木) 16:00~20:30 場所:札幌パークホテル駐車場特設会場 札幌市中央区南10西3 内容:牛肉200gとビール2杯がついたお得券 ◆前売り券:1500円 (大丸・道新プレイガイドで8/9まで販売) ◆当日券:1700円 問い合わせ: 焼肉ガーデンフェスタ事務局 ℡011-241-6526 --------------------------------------------- 来週の放送はお休みです! 次回の放送は8月22日です。 お間違えなく~!!