森崎 「こんにちは~!あぐり王国です」
今回あぐり一行がやってきたのは 旭川市のなかでも東に位置する 豊田(とよた)・米原(よねはら)・瑞穂(みずほ)地区。
のどか~で、自然豊かなこのエリアを 昔から地元の人たちはこう呼んでいます。
米飯地区???こめめし??
あぐりっこ 「ペーパン地区?」
佐々木 「アイヌ語で言うと“米飯(ペーパン)地区”は 『水 甘い 川』という意味なんです」
当時の暮らしを今に残すものがあるという事で、 一行は「養蚕(ようさん)民家」を訪れました。
ずっしりとした藁葺き屋根に あぐりっこも「カッコイイ!」
米原・瑞穂市民委員会 佐々木善紀会長 「ここは昔、絹を作るカイコという毛虫を 飼っていた家なんですよ」
ここからは佐々木さんに案内してもらいましょう。
家の中に入ると まず目に飛びこんできたのが「囲炉裏」。
佐々木さん 「仕事から帰ってきたら そのまま“暖を取る”ことができる。 便利なようにできてますね」
森崎 「(まゆを)お湯で溶いて伸ばしていくと 数10メートルになるんですね」
佐々木 「そうです。 それを何本もつないで太い物にしていくんです」
ゆったりと時間が流れ 古き良き面影がのこる米飯地区…
しかし
実は「大きな問題」を抱えていたのです。
佐々木 「実は人口の減少が著しいんです。 この三年間で70戸ぐらい減っています」
森崎「え~何があったんですか?」
佐々木 「高齢化ですね。 子供さんの所に行って同居するとか… 離れていってます」
森崎 「歯止めを利かせたいですよね」
佐々木 「地域としても成り立たなくなる 可能性もありますから」
農業で栄えた米飯地区にとって、 農業者の減少はとても深刻な問題。 そこでJA東旭川と行政が立ち上がりました。
佐々木 「そこでチャレンジファーマー制度という 取り組みが立ち上がりました!」
米飯地区での新規就農を支援する取り組み 「チャレンジファーマー育成事業」。 詳しい内容を 旭川市農政部の唐渡愛さんに伺います。
唐渡(からと)さん 「小規模で生きがい的に趣味的な農業に 取り組みたい!という方を支援するものです。 現金収入があったり定年退職を迎えた方が 趣味的に農地を使って小さな農業をすることを 《生きがい農業》と言っています」
森崎 「どちらかというと高齢の方にむけた チャレンジファーマーなんですね」
じゃ~ん、もんすけです! 米飯地区の活性化を目的にはじまった 「チャレンジファーマー育成事業」。 JA東旭川ではどんなサポートを しているのかな?
JA東旭川 吉原寿一さん 「JA東旭川では研修のために 受け入れ農家の紹介や就農地の確保、 手続きのサポートをはじめ、 就農後の資材の確保や出荷のための フォローなど行っています」
応募条件はこちら! 旭川市東旭川 米原・瑞穂地区に就農すること。
農地を管理するために必要な生活費、 農業経費などの資金を確保できる方…などです。
平成23年からスタートした チャレンジファーマー育成事業。 他の農業研修とは違い、仕事を辞めずに 土日での研修が可能なコースもあるのが 特徴なんです!
さっそく一行はチームに分かれて 米飯地区の魅力を探ることにしました。 まずは藤尾君とアヤカちゃんの二人。
都会ではなかなか出合うことができない 生き物にも遭遇し、二人は農村を大満喫!
そうしてハウスを発見。 地元の人にお話を伺ってみました。
アヤカ「こんにちは~」 突然の訪問にも関わらず 快く迎え入れてくれたのは中村肇さん。 この地区でオクラなどを栽培している農家さん。
さてここでアヤカがインタビューを開始!
アヤカ「この町にどれくらいいるんですか?」
中村さん 「59年間この地区で生まれて育っています」
アヤカ「ここの美味しい食べ物は?」
中村さん 「清らかな水と美味しい空気の所で育った 野菜とお米は最高だと思いますよ!」
打ち解けたところで 中村さんが見せてくれたのが、 大きなオクラ!
藤尾 「普通のオクラより大きいよ!」
中村さん 「イスラエル産のスターオブデイビット という品種です!」
アヤカ「カッコイイ!」
すると中村さん 「持っていってください!」
お土産までもらって 地元の人の「優しさ」に触れた 二人でした。
一方リーダーとリク君は 米飯地区を活性化させる取り組み 「チャレンジファーマー育成事業」で 就農した夫婦に出会いました。
森崎 「はうでゅうでゅ~ ないすちゅーみーちゅー!」
旦那さんは海外からいらした方のようですが さすがリーダー!動じません!
森崎 「リク、英語で挨拶できるかな?」
す…すると-
リク「Hello!」 男性「Hello!」 リク「Nice to meet you too. my name is RIKU!」 男性「I'm rich!same name!」
森崎「…(キョトン)」
あれれれ・・・ リーダーなんだかカヤの外…
森崎 「リク… 英語話せるの?」
女性「とっても上手♪」
森崎 「上手だったよね?立場ないんだけど… 」
意外に英語が得意だったリクと訪れたのは 一年間の研修を終えて、 今年、農業を始めたグラント夫婦。
ある珍しい作物を栽培しています。
敏子さん 「ニンニクを育てているんです。 全部で60種類ちかく育ててます」
日本では珍しいニンニクもあります。
昨年旅先で出会い、日本で結婚した二人。 敏子さんにとって 本格的な農業経験は初めてでした。 二人がチャレンジファーマー育成事業に 応募した理由は何でしょう?
敏子さん 「一般の地域で新規就農するのは ハードルが高くて 年齢制限や土地の広さとかありまして 難しいですけど、こちらは入りやすかった! それに環境が良い所が気に入りました」
森崎 「普通に考えると農地や機材の購入とか 大変ですよね~」
敏子さん 「今ハウスのフレームを建てているんですけど これJA東旭川さんが世話して入手できました。 それにトラクターとか用意していないので 畑を耕してくれたり… いろんな方に助けていただいています」
森崎 「米飯地区の生活はどうですか?」
リチャード 「50代60代の人に ぜひ農業をオススメしたいです。 健康を取り戻せた気がします!」
日本では珍しい品種のニンニクを たくさん栽培しているグラントさん夫婦。 将来はレストランへの提供や、 ニンニクの苗の販売を行いたいということです。
佐々木アナとソラちゃんが伺ったのは 望月勉さんの畑。 定年退職後、一年間の研修を受けて 今年の四月から就農しました。
望月さん 「こちらへどうぞ。 これは北海道では非常に珍しい 落花生です」
佐々木「落花生?」
望月さん 「花が散ってツルが地中に伸びて 土の中に実をつけるんですよ」
佐々木 「なかなか北海道では見られないかも…」
お次に見せてくれたのは- 望月さん 「カボチャの仲間の《コリンキー》。 生で食べられるんですよ」
ソラ 「見た目カボチャみたいなオレンジみたいな!」
コリンキーを切ってみると-
佐々木「カボチャみたい…」
では生で食べてみましょう!
ポリポリポリポリ…
ソラ「おいしい!」
ユニーク野菜をたくさん作っている望月さんも、 チャレンジファーマー育成事業に参加した一人。
望月さん 「農業で生活するんじゃなくて どちらかというとセカンドライフ的な… それで去年の6月に 千葉県から旭川に来ました」
望月さんは畑で採れた野菜を JAの直売所で販売しています。 就農後のフォローもしっかりしているのが、 チャレンジファーマー育成事業の特徴。
望月さん 「春には(ご近所さんが) 行者ニンニクを持ってきてくれて 『これ食べな~』なんていわれる。 名前もわからないのに、 くれるんですよ!」
佐々木 「温かいですね! ここ米飯地区の人たちは!」
米飯地区に溶け込み 充実した農業ライフを送っている 望月さんでした。
その頃、藤尾君とアヤカちゃんは、 さらなる魅力を探すべく米飯地区を散策中。
さあ地元の人を発見しました!
アヤカ「すみませ~ん!こんにちは~」
男性 「…?どちらさんですか?」
藤尾「そうですよね。ワタクシ藤尾と申します」
アヤカ「アヤカと申します。ところで…」
さあアヤカの交渉が始まりましたよ~
アヤカ 「今、何…されて…らっしゃるのですか?」
男性「草刈です!」
アヤカ 「あのオススメの所とか名所とかありませんか?」
男性 「北限の梅の木と言われている梅が 旭川第一小学校の庭に1本残ってます」
アヤカ「見たい…連れてって…」
男性「行ってみますか?忙しいけど…」
アヤカ交渉成立!
大橋さん 「梅の花の咲く時期になると 米飯にゆかりのある人たちとか かつて小学校に勤務されてた先生とかが 懐かしがって見に来るんですよ」
この地区の歴史に触れることができた 貴重な時間でした。
ここで米飯地区の歴史について学ぼう!
明治31年、福島県からの移住者たちは、 慣れない自然環境で安定的に作物を 収穫することが出来ないうえ、 地主制度も色濃かったため、 生活が苦しかったんだって…
そこで自分たちの生活の向上を求めるため、 農民組合を作りました。 米飯地区には北海道で最初に農民組合を作り、 農民解放運動を起こしたことを記す碑が 建てられてます。
森崎 「さあ~みんなでバーベキューだ~」
一斉に「イエ~イ!」
森崎 「みんなそれぞれお世話になったみなさんにも お越しいただきました~」
藤尾「ありがとうございました」
佐々木 「地元でとれた野菜です! こうやってみんなで食べるのって 良いですよね!」
森崎 「内陸ですし盆地ですし 季節の幅がスゴク激しいですから 夏には夏の楽しみ方が出来ると思います」
リチャードさん 「とても素晴らしくステキな所です。 美しい場所です!」
森崎 「リチャード、 一番得意な日本語を教えてください!」
リチャードさん 「酒ください!」
みなさんと楽しいひと時を過ごしたあぐりっこに 絵日記を書いてもらいました。
ソラ 「佐々木アナと一緒にいろんな野菜を見て 興奮しました。 その中で一番コリンキーに興味をもちました。 すっごくおいしかったです!」
リク 「田舎に住んでいる人の話を聞いたり 景色を見ていると、都会よりいいところが たくさんあったんだなと思いました」
アヤカ 「東旭川の米飯はとても自然がいっぱいで 住みたくなるほどいい所でした。 オクラはほんとうに大きくてビックリ。 梅の木は100年前から大事にされていたらしい。 自然・人・食材の三拍子そろっていてサイコー」
「セカンドライフは農業をやりたい!」 「週末だけのプチ農家をやってみたい!」 それぞれの想いを実現する 米飯地区のチャレンジファーマー育成事業。 そこは、あぐりっこも暮らしてみたくなるほど 笑顔があふれる場所でした!
ここでお祭りのご紹介! 《第35回 JA東旭川農業まつり》 日程:8/5(日) 場所:JA東旭川事務所南側周辺 問合せ:JA東旭川 ℡0166-36-2111
こんにちは週刊あぐりニュースです。 今日はバーベキューで 『おいしい北海道産牛肉を おなかいっぱい食べよう』
という嬉しいイベントのお知らせです。
その名も「焼肉ガーデンフェスタ」。 札幌パークホテルの駐車場特設会場で 8月6~9日までの4日間開催されます。
北海道産の味付け牛肉230グラムに、 ビールかソフトドリンクが2杯ついた お得な前売り券が1500円で販売中です。
また会場では追加用の牛肉はもちろん、 数量限定販売の 「炭火焼き牛バラチャーシュー」の他 単品メニューもあるそうですよ。
仕事帰りのバーベキュー。たまりませんね… ぜひ会場でお会いしましょう! 以上、週刊あぐりNEWSでした。
【2012 焼肉ガーデンフェスタ】 日時: 8/6(月)~9(木) 16時~21時 場所:札幌パークホテル駐車場特設会場 【雨天決行】 前売券:1500円(お得券・税込み) (大丸プレイガイド・道新プレイガイドで 8/5まで販売中) 当日券:1700円(税込み)会場にて販売 主催:ホクレン 問い合わせ:焼肉ガーデンフェスタ事務局 ℡ 011-241-6526
森崎 「いや~広大な北海道! みんな気持ち良いか~~!」
あぐりっこ「気持ちいい~」
森崎「よーしスピードあげるぞ~」
なんと今回のあぐり一行のスタートは とある場所でのサイクリングです!
見渡す限りどこまでも続くひろ~い大地。 そして真っ直ぐな一本道… 鳥のさえずりが優しくあぐり一行を 出迎えてくれた、この場所とは…
森崎 「あらめてこんにちは~!」
佐々木 「札幌から400キロ離れた 別海町にやってきました!!」
藤尾「気持ち良いぞ~」
森崎 「今日、紹介するのは…牧草です!」
藤尾「牧草??」
森崎「みんなアレ??反応は?」
みなさん牛がどんな食事をしているか、 気にしたことありますか? ミルクの元にもなる牛さんのエサ、 牧草を今日は勉強していきますよ。
さっそくあぐり一行は 橋本明雄さんの牧場にやってきました。
まずは牛さんのエサやりをお手伝いです。
橋本さん 「食べやすいように牛の口が届くところまで エサを押してちょうだい!」
牛さんが一日に食べるエサの量は およそ60キロ。 1日2回のエサやりは とても重要なお仕事なんです。
森崎 「みんなお疲れ様~!」
ここで今回参加のあぐりっこを紹介。
地元別海町から参加のケイタツ。 酪農家の息子ですが 「お手伝いはあまりしない…」とのこと。
同じく釧路から参加したマユ。 酪農業に触れるのは初めてです。
札幌からは初参加のタクトと 体力には自信あり!ユウナです。
では具体的に牛さんのエサを見て行きましょう。
森崎 「目の前に牛の食べる物をのせています。 今、みんなが牛舎であげた物はどれかな?」
ケイタツ 「よくわかんない…」
橋本さん 「そこで粗飼料(ソシリョウ)という <牧草>を与えます。 これは今は栄養価も高く、 質も良くなっているので基礎飼料と言ってます。 これをメインの基礎として足りない部分を 他の物で補いながら牛に与えてます。 これがエサの基本中の基本ですね」
藤尾 「(この牧草で出来た基礎飼料は) 人間で言えば白いごはんみたいな?」
橋本さん「そうですね!」
粗飼料の牧草にはいろんなタイプがあります。
森崎 「牛さんは牧草をいっぱい食べるんですけど 牧草地に生えている生のままの牧草、 乾燥させた牧草、 そして発酵させた牧草サイレージなどが ありますね」
なかでも橋本さんが おいしい牛乳づくりのために 一番こだわっているのが「サイレージ」。
橋本さん 「これは牧草を乳酸発酵させた 牧草の漬物みたいな物です」
森崎 「みんなお漬物だって!」
森崎 「漬物にすると保存も効きますよね。 干したり漬物にすることで 冬の間も栄養がとれるんですね。 サイレージにこだわっているということは… 漬物名人と考えていいですか?」
橋本さん「その通りだと思います」
森崎 「おいしくて牛が好んでガツガツ 食べられる牧草を育てることが 重要なんですね」
橋本さん「そうなんですね~」
牧草にも色々あることが分かりました。 ではその牧草をどのように収穫するか 見学しに行きました!
橋本さん 「“自走式ハーベスター”です。 前日に刈った牧草を裁断して 運搬用の車に積んでいます」
藤尾「細かく裁断するのは食べやすいように?」
橋本さん「そうです!」
間近で見ると-
藤尾 「でか~い!!」
森崎 「トラックの荷台にメッチャ入ってた!」
そうしてシートをかぶせ密封し、 3か月ほど経つと完成するのです。
このサイレージ作りには、 もうひとつ方法があります。 それは-
森崎「ハハハ良い眺めだなあ~」
藤尾「出た!北のお調子者」
リーダーが特別に立たせてもらっている この黒いカタマリも サイレージを作るためのものなんです。
これは「ロールベールサイレージ」というもの。 牧草をカットせずに専用のシートに包んで密封し、 シートの中で発酵させます。 すると水分量が少ないサイレージができるんです。 ちなみに白いものと黒いものがありますが、 出来上がりに違いはないそうです。
※あぐりっこも登りましたよ。 「ギャラリーコーナー」に写真をアップしてます。
さてこのロールベールサイレージ、大きさは?
橋本さん 「直径は1m50cm。500~600㎏あります。 これが牛20~30頭の1日分のエサです」
おいしいミルクを出してくれる 牛さんのエサ「サイレージ」作り方を学んだ一行。 続いてはその原料「牧草」について…
藤尾 「そもそも論なんですけど… 牧草って何なんですか?」
橋本さん 「そこら辺に生えてる草とは違うんですね」
藤尾 「広い野原に生えている雑草ではないんですね?」
橋本さん 「違います!雑草も一部分はありますが 種をまいて育てていくんです」
そして牛さんが食べる牧草を栽培している畑は 「採草地」と言います。 衛生面を考えて、牛さんは入れません!
ちなみに、牧草は年に2~3回収穫していて、 この時期に収穫するのは1番草。 栄養価が高いって言われているんだよ。
藤尾 「だけど広いよね~ 奥まで橋本さんの畑だって!」
森崎 「タクトとケイタツ走っておいで!」
すると素直に二人でダッシュ!
藤尾 「ほんましんどいで!」
あまりにも広くて途中で姿が消える二人…
しばらくして無事に戻ってきました。
森崎 「タクト、どうだった?」
タクト「とっても遠かった!」
ケイタツ「すんごい広い!」
続いては牧草を育てるための 「土」について-
土づくりのキーワードが【草地更新】。
佐々木「これはどういうコトですか?」
橋本さん 「草地は牛が歩いたり、 さっきのような大きな機械が走るので 土が固くなります」
土が硬くなると水や肥料が 浸透しにくくなります。 さらに牧草の根がしっかり伸びていきません。 そこで、土をおこして空気を含ませます。 こうすることで土が若返り、 牧草が育ちやすい環境になります。
佐々木 「牛のエサの牧草作りもありますが その牧草を育てる土作り! ここまで考えてやっているんですね」
こうして出来たエサをたっぷり食べて おいしいミルクが搾れるんですね。
ではみんなで別海の牛乳 「いただきま~す」
タクト「濃厚で美味しい」 マユ「いつも飲んでる牛乳より甘くて美味しい」
森崎 「牛乳のおいしさって “草のおいしさ”や“土のおいしさ”と いうのも、あるのかも知れない!」
さてお次はJA道東あさひ営農センターの 畑にやってきました。 一体何が植えられているのか…
JA道東あさひ 白岩恵佳さん 「ここは約40種類の牧草を育ててる畑です」
森崎「これで実験するの?」
白岩さん 「食べ物によって嗜好性も違うので 嗜好性のの良い草はコレですよ!と 酪農家のみなさんにお伝えしています」
森崎 「今日みんなが学んでいるのは チモシーやクローバーなんですけど それぞれどういう特徴があるんでしょう?」
白岩さん 「食べてみたら分かると思うんですけど 甘みや栄養価が違います!」
森崎「食べるって牛が?」 白岩さん「いえ人間が!かじる程度なんです」
さあココまでくればもちろん 森崎「オレ夢でした!牧草食べてみたいっす」
ということで まずはイネ科「ペレニアルライグラス」を試食。 森崎「ほんのり甘いです」 他にチモシーも試食すると「柔らかい!」
森崎 「甘みでいうとさっきのほうが甘いですかね?」
白岩さん 「牛もさっきの甘い方を喜んで食べてくれます」
藤尾「スゴイ!牧草語ってる~」
森崎「牧草ソムリエになるわ」
この試験圃には、 品種の特性などを学ぼうと、 勉強熱心な酪農家たちが よく訪れているんです。
白岩さん 「私も実際に牧草地に行って 草をかじってみたりしてます」
藤尾「味を確認するのに…」
白岩さん「甘いなって感じてます!」
平成21年に誕生した 「JA道東あさひ」。 (JA上春別・JA西春別・JAべっかい・JA根室が合併) このエリアの年間の乳量は37万トン(平成23年度) なんと全国一位なんです! さらなる乳量アップ!乳質アップ!のために 「JA道東あさひ」が取り組んでいることは?
JA道東あさひ 営農センター長 小島友喜さん 「サイレージの品質を良くしようということで 農家に出向きまして作業の状況を確認しながら 畑に行って刈高(収穫量)がどうなっているか、 そして草地の3割~4割ぐらいに 雑草が入っているという調査結果もありまして 雑草が多いってことは おいしくない牧草ということになるので 草地の改善提案もしています」
森崎 「おいしいミルク料理をいただきましょう~」
「海鮮工房やっとこさ」小林康之さんに ミルク料理を作っていただきました。
小林さん 「牛乳豆腐というミルクを固めた豆腐を ご飯に混ぜてのり巻きにしましたよ」
牛乳豆腐とは、牛乳を沸かし酢を加え、 豆腐のように固めたもの。 カッテージチーズのような食感で 酪農家の食卓にはよくのぼるメニューなんです。 ※作り方は「レシピコーナー」へ。
森崎 「牛乳豆腐って栄養価高いんですよね。 これを太巻きに入れちゃった!」
さあお味は?
ケイタツ「美味しい!」
マユ「おいしいです!」
あぐりっこも大満足のおいしさ。 太巻きの作り方は「レシピコーナー」に 掲載されていますよ。
お次はお店の人気メニュー 小林さん 「地元のゴーダチーズを使った ソフトナンピザです!」
おいしいチーズもミルクのおかげ! 今日一日、牛さん達のゴハン、 「牧草」について学んで何を思ったかな!?
普段は家のお手伝いをしない。 と言ってた酪農家の息子ケイタツは?
森崎 「改めてお父さんお母さんのやっている 酪農という仕事をどう思いましたか」
ケイタツ 「搾乳とかしているときは スゴク忙しくしているし… そういう搾った牛乳を各地に 乳製品かもしれないけど 届けたりしているので すごくいい仕事だなと思いました!」
橋本さん 「酪農家ってのは 土・草・牛・働く人と… 血の通ったものでないと 本当においしい牛乳は出来ないんです。 もっともっと美味しい牛乳を提供しようと 頑張っていますので、 みんな一生懸命食べてください!」
森崎 「オレは次に土を食べてみたいと思いました!」
橋本さん 「ぜひ食べてみてください!」