中標津町にある『開陽台牧場放牧地』。 札幌ドームおよそ170個の広さの牧草地に 1000頭もの乳牛が放牧されています。 こんなに霧深い日でも牛は、 黙々とエサを食べています
佐々木「こんにちは!あぐり王国です」
森崎 「あぐりっこ達は牛を観察しているのですが 牛がどういう風にエサを食べているのか 注意深く見ているところです」
あぐりっこ 「(近くに)行っていいですか?」
藤尾「いいよ!食べてる所を注目して!」
指示を待っていたかのように 一目散に霧の中に走り出すあぐりっこ!
森崎 「あっ待って!みんなを失いそう! みんな行かないで行かないで~ 見えなくなっちゃう!」
今回は夏休み2週連続企画! あぐりっこ ≪酪農を学ぶin中標津町≫。
ではお勉強するあぐりっこをご紹介。 今回は間近で牛を見るのは初めての子ばかり!
サッカー少年・太田瑞貴(ミズキ)君と スポーツ大好きムードメーカーの5年生 シンクル蓮(レン)君。 動物が大好きな松下紘己永(ヒイナ)ちゃん、 しっかり者の早川可奈子(カナコ)ちゃん 以上の4名です。
森崎 「さあ牛の食べる様子を近くで見ました。 どんな事に気付いたかな?」
レン「(草を)ぐいって抜き取る!」
ヒイナ「草を口に近づけていた!」
森崎 「いろんな草を生えているよね! この牧草地!実はこの中に牛が 積極的に食べたい草と 食べらがらない草があるんです!」
森崎 「足元を見てみると何種類かの草があるが 今の区分けで言うと これ“牧草”、こっちが“雑草”。 牛さんはこのモシャモシャした牧草を 食べたいんですね。 まあ~霧で見えませんけど ここは広大な草地・牧草地なんだな!」 佐々木「そうなんですよね」
森崎 「ということで美味しいミルクを作る前。 中標津の広大な草地を 今日はしっかりとお勉強しましょう!」
札幌ドーム約4250個分もの牧草地を有する 酪農の町なんです。8月中旬、町内の草地では、 ある『ダイナミックな作業』が行われている とのこと…早速その現場にGO!
JA中標津の宮本博司さんに お話を伺いました。
宮本さん 「牧草地を『草地更新』している所です」
藤尾 「免許の更新なら数年に1度してますが…」
森崎「免許更新ね!違う違う」
ソウチコウシン??どんなことをするのかな?
佐々木「草地更新ってどういうものですか?」
宮本さん 「牧草地は利用年数が経過すると 牧草の数が減って その隙間に雑草が生えてきます。 そうして牧草が少なくなって 雑草だけになると、 牛が草を食べなくなってしまい 栄養価も減るので 牛が牛乳を出す量が低下してしまいます! それで土を起こして種をまいて 新しく牧草地を作る というのが草地更新です」
宮本さん 「大きな機械が入って 一気にやってしまいますので…」
森崎「って起こす訳?土を?」
宮本さん「ハイ!30センチほど…」
森崎「30センチ!」
森崎 「牛が安心安全な牛乳を出すために エサとなる牧草が必要になる! で、草地更新をすることで 雑草の数が減って牧草がいっぱいになる! そしたら牛さんは喜ぶわなっ!」
宮本さん 「8年程で牧草の量は 急激に低下しますので 多いところでは8割が雑草になってしまう」
森崎 「8割も!そしたら牛さん… そこはモウいいよって…」
佐々木「牛だけにね」
藤尾「でました酪農ギャグです」
そこで重要になってくるのが草地更新。 早速、作業を見せてもらいましょう! 担当は北進工業の新濱(しんはま)彰さん。
森崎 「草地更新を行う前の畑が僕らの足元。 こうした場所を更新してくんですが…」
新濱さん「行きますか?」
森崎「行きましょう!」
新濱さん「ユウト!起こし…来い!」
森崎 「ちょっと~指示としてどうですか??」
新濱さん「イヤイヤこれで…来る!」
第1工程 『土を起こす』
轟音を響かせて重機がやってきました! 「何あれ?スゴイ!」
チャレンジャーという重機が土を 起こしながらやってきました。
あぐりっこ「うわ~すごい!」
あぐりっこ達がいる場所と 大きく段差ができています。
森崎「大地の裂け目!みたい」
黄色い草地から真っ黒な土が あらわになりました。
第2工程 『ホタテ貝殻を散布』
お次はトラクター登場。 ブロードキャスターを装着して 真っ白い粉を散布してきました。
新濱さん「これはホタテの貝殻です」
次の草地更新はおよそ8年後。 その間しっかり牧草が育ってくれるように ホタテの貝殻を加えて土の力を高めます。
新濱さん「海の匂いがすると思います」
藤尾「牧草地で磯の香りがするよ!」
第3工程 『土の塊を砕く!』
まだまだ色んなマシンが登場しますよっ。 お次はブルドーザーです!
レン「なんか付いてる」 藤尾「カッターみたいなものがいっぱい
「うわ~!フワッフワッ~~」
藤尾「気持ちいい~」
固かった土が柔らかく フワフワになりました。
ミズキ「さっきと全然違う!」
第4工程 『土をならす』
ブルドーザーがローラーをひいて やってきました。
森崎 「ローラーで押し固めてるの? 結構な重さがないとね」
新濱さん「2トンぐらいありますよ」
藤尾「あれで2トンもあるの?」
さて押し固められた土は どうなっているか?
あぐりっこ「かたっ!」 (即答)
レン「フワフワから…かたっ!」
森崎 「さっき私たちがいた畑が すっかり新しい畑として再生されました」
藤尾「4工程もあるんですよ!」 森崎 「起こした・カルシウム撒いた・ 細かくした・踏み固めた…」
藤尾 「牧草だって僕らが頂いている野菜を 育てるのと一緒なんですね。 周りの雑草を処理しなくてはならないし 畑と一緒で土を掘り起こして 元気にしてあげなきゃならないし」
森崎 「自然にあるものを食べさせている 訳じゃない!ちゃんと手入れされた 牛さんが喜ぶ牧草を管理して育てている! ここまでが酪農の仕事なんですね」
レン 「牛乳になる前に人がここまで 頑張ってくれているのがわかったから 感謝したいなと思った!」
森崎 「美味しい土作り草作り… そうしてできた草を食べて 美味しい牛乳が出来ているのを 勉強したね。いただきま~す」
「う~ん!ウマイ!」 「美味しい~!」 サラダやサンドイッチ、 ジャガイモチーズケーキなども ごちそうになりましたよ~
詳しい作り方はレシピコーナーへ!
さて牛乳やチーズをたっぷり使った ランチで充電完了!続いては… 牛がおなかいっぱい食べるほど大好きな あるエサについてです。
やって来たのは… 巨大なタイヤが並ぶ公園??
佐々木「みんな足元どう?」
「フワフワ」「やわらかい!」
森崎「今日の取材に関係するものだよ!」
レン 「牧草だ! 冬用に貯めておくんだと思う」
森崎「いいね~レン!」
では酪農家である中本信幸さんに 牛を育てる上でとっても重要な この中のものについて 教えてもらおう!
中本さん 「アレは牧草サイレージというもの! 冬の間の保存用の牧草です」
佐々木「これがサイレージです」
中本さん 「牧草を細かく刻んで発酵させたもの。 人間の食べ物で言うと “漬物”のようなものですよ」
匂いを嗅いでみると…
レン「くっさ(臭い)!!」
ところが女子チームは
ヒイナ「いい匂いする!」 カナコ「漬物に近い感じ」
このサイレージをどうしているのかな?
森崎「ここはどんな施設なんですか?」
中本さん 「人間でいうと給食センターのようなもの。 サイレージや色々なエサを混ぜて 各農家さんに配送するサービスを行ってます」 そうなんです。こちらの 開陽D・A・I(ディーエーアイ)は 牛の給食センター。 このような施設をTMRセンターと呼んでいて 全道的に増えてきている施設なんです。 (TMRとはTotal Mixed Rationsで 完全混合飼料という意味です)
牛のエサ作りは豪快! 色々なものをミキサー車で 混ぜ合わせて作っていくんです。
今、入れているこの正体は…?
エサのもとを見に行くと…
ミズキ「味噌だ味噌!」
森崎「これ何の匂い?」
中本さん 「これはしょう油カスというエサです」
中本さん 「しょう油からできた副産物で 塩分とか大豆が原料ですので タンパク質が豊富に入っています」
森崎 「普段は捨てるものなんですか?」
中本さん「そうなんです」
森崎 「それを牛のエサに転用している! 素晴らしいエコな取り組みですよね」
しょう油カスを入れたミキサー車は 他のエサを加えるため移動!
着いたのは…タンクエリア。
1つ1つのタンクに別々のエサが入っていて 決められた量を加えるんです。
どんなものを入れているのか? ご用意いただきましたが…
森崎「これは?」 レン「木の枝」
森崎「こっちは?」 レン「カレー粉に見える…」
森崎「っこちは?」 ミズキ「カツオ節?」
森崎 「みんないろいろ言うなあ~ えっとね~ みんなほとんど間違ってる! 」
中本さん 「それは“ふすま”と言って 小麦粉を作る際にできた副産物です」
ふすまの他、砂糖を絞ったあとのビート、 コーンなどの穀物主体のものを 混ぜていきます。
森崎 「我々でいうご飯が牧草。 いろんなおかずみたいなもので 飼料を食べている! その飼料というものは ほとんどが何かの副産物。 人間が食べるものではないけど 牛さんが食べてくれる!」
牛の好物!コーンなどを加えた ミキサー車はサイレージエリアへ…
こちらでは2種類のサイレージを 入れていきます。
「すごい~」 「たっぷりサイレージが入った!」
森崎 「右側にある重りのメーターを見て どれだけ入れたのかを把握している!」
さてエサが入ったミキサー車。 名前の通りタンクの中で エサが混合されます。
森崎「すごい回りだした!」 藤尾「サイレージとキレイに混ざりだした」
森崎 「大規模だからどんぶり勘定に なりそうなんだけど、そうじゃない! しっかり割合から量から管理されて スゴイなと思いました」
佐々木「だんだん匂いも慣れてきた?」
カナコ「うん!」
じゃーん、もんすけです。 コーンなど牛のエサに必要な穀物類。 実は輸入に頼っているのが実情。
近年、その穀物類の値段が高くなってきて、 酪農家さんの経営も厳しくなっています。
JA中標津は牧草の安定供給を目指した 牧草地の草地更新を行ったり、 牛のエサの自給率を上げる 努力をしているんだって~
早速できたてのエサが運ばれてきた 中本さんの牧場にやってきました。
美味しそうにエサを モリモリ食べていました!
牛に触るのは初めての あぐりっこもいますが…
なんとみんなの手から エサをとって食べてくれました!
「すご~い!」「かわいい~」
牛さんも安心して食べているようです。
中本さん 「夏場の牧草時期になると(牧草の)収穫作業で なかなか牛を見るの目が 行き届かなくなる欠点があったんですが (TMRセンターを利用することで) 牛の健康チェックができる余裕ができて 良い効果がありますよ」
佐々木 「それにしても美味しそうに食べてますね」
森崎 「そりゃそうだよ~♪」
間近で見る牛に大興奮のあぐりっこ。 牛の前から離れられません!
レン 「可愛いカワイイ!いい子だね」
2泊3日で酪農の町、 中標津町に来ているあぐりっこ。
今日は安全安心な牛乳の素になる 牛のエサについて学びました。
明日はひろ~い牧草地を体感する ハードな撮影が待ってるぞ…
あしたも頑張れ~!
ここでJA中標津さんから イベントのお知らせ!
9月8日(日)に ≪第26回じゃがいも伯爵祭り≫と ≪ふれあい広場≫が開催されます。
伯爵イモの収穫体験を始め乗馬体験、 ステージイベントでは牛乳の早飲み大会など 大人から子供まで楽しめる催しものが たくさんありますので みなさんどうぞお越しください!
日時:9月8日(日)10時~15時 場所:道立ゆめの森公園 (翼とふれあいのゾーン) 住所:中標津町北中2-5
佐々木 「お米作り企画第3弾ということで またまた美唄市にやってきました!」
早速いつものメンバーをご紹介。 お米シリーズと言えば、この4人! 美唄から参加の後藤海斗(カイト)君と スポーツ少年の6年生・山口航生(コウキ)君 地元美唄から参加の桑折侑寿(ユズ)ちゃん 農作業に興味津々・杉上水涼(ミスズ)ちゃん 以上の4名です。
森崎「何をするんだ今日は?」
カイト「“なんか”の体験!」
森崎「“何か”の体験!するどい!」
6月に田植えを終えたあぐり一行にとって、 今後待ち構えている、 ビックイベントと言えば…
河野 「9月ぐらいですか…?これじゃないですか! 9月5・6・7日に札幌で行われる ≪DAIオクラホマSHOW 2013≫ 僕らのお笑いライブのことですか?」
森崎「あの全然売れてないやつ?」
河野「そこそこですよ!」
佐々木「違います!」 ※DAIオクラホマSHOW2013に関しては オフィスキューまで(011-219-0939)
ユズ「稲刈り?」
佐々木 「それは大事な大事なイベントですね!」
森崎「大正解だよね」
佐々木 「しかし今は稲刈りの日ではないですね…」
森崎「まだ早~い!」
佐々木 「では今日は何をするか?と言うと 『稲刈りの日』を予想 しちゃいます!」
ということで今回もお世話になるのは 美唄市中村地区の伊藤範明さんです。
あぐり一行「伊藤さ~ん!」
伊藤さん「お久しぶり!」
河野 「伊藤さん田んぼから生えた! みたいになってますよ」
約2カ月ぶりに水田を訪ねたあぐり一行。 自分たちで田植えをした場所は どうなっているかな?
伊藤さん 「わかるかな?自分で植えた所?」
森崎 「ポッカリと空いてる所が 河野君がおぼれたところかな?」
伊藤さん 「本当は誰かが植えてくれるはずだった…」
河野 「こんなわかりやすく結果が出てしまうんだ」
ではどのぐらい大きくなったかな?
伊藤さん「根本に定規を当てて!」
森崎「カイト何センチある?」
カイト「80センチくらい!」
森崎「おお~成長したねえ!」
キーンコーンカーンコーン♪ 学校のチャイムが聞こえてきましたよ。
≪田んぼの学校 1時間目≫ ~お米の花って?~
森崎「起立!気を付け!礼!着席!」
佐々木 「ということで田んぼの学校開校しま~す!」
特別講師にお招きしたのは、 お米生産者さんから「先生」と呼ばれ お米の事ならなんでも知ってる JAびばいの粟崎弘利先生です。
粟崎先生 「お米の花についてお勉強していきましょう」
森崎「お米にも花が咲くんだって」 河野「見たことある?」 カイト「見たことない!」
佐々木「これがお米の花です」
森崎「どれだどれだ?」
粟崎先生 「1つ1つの籾(もみ)の中から “おしべ”が顔を出しています」
河野 「見えているのは花びらじゃないんだ。 おしべなんだ~!」
森崎 「稲は他の植物や野菜と同じように 花が咲いておしべとめしべが受粉して お米が成長していく!」
ここである映像を見てみましょう。
あぐり一行「うわ~~」 河野「ウニャウニャしてるう~」
籾がパカッと開いておしべが ウニャウニャっと出てきました!
実はこれ、 あぐり王国北海道がとらえた貴重映像! おぼろづきの花が咲く瞬間です。 天気が良い午前中、 およそ2時間だけしか咲かないお米の花ですが、 受粉はわずか30分で終わります。 受粉が行われると籾(もみ)は閉じるんです。
河野 「幻の2時間だけしか開店してない 名店みたいな!」
ユズ 「なんかちょっと…気持ち悪かった!」
森崎「正直だよね」
≪田んぼの学校 2時間目≫ ~稲穂からミルクが?~
佐々木 「2時間目!稲穂からミルクが出る?」
森崎 「先生!稲穂からミルクは出ませんよ」
この実験に使うのは水田に生えている稲。 穂はまだ青い状態です。
粟崎先生 「少し膨らんでいる所を指でぐっと押して!」
佐々木 「つぶしてみてください~」
穂をつぶしてみると…
カイト「鼻にブチュってついた」
確かに稲穂から白い液体のようなものが 出てきました。
ユズ「ブシュって出てきた!」
みんな真剣に稲穂を指で潰します。
ユズ「楽しい~なんか!」
このミルクのような白い液体。 一体何かというと…
≪田んぼの学校 3時間目≫ ~田んぼにいる生き物って?~
お米を育てる田んぼは、 色々な生物の住処(すみか)でもあります。 3時間目は水の中や稲の周りに どんな生き物がいるのか? 男子と女子チームに分かれて調べてみよう♪
森崎「コオロギ、ゲット~!」
コウキ「捕まえた~!」 河野「これ!青いトンボ、ゲット!」
大人も子供も虫取りに 夢中になっていたところ…
キャ~~~~~~~~~!
田んぼに響き渡る 佐々木アナウンサーの悲鳴。
いったい何が起こったのか??
虫かごを持ったまま のけ反って固まる 佐々木アナウンサー!
佐々木「キャ~~」
さて男子チームも着々と虫をゲット。
カイト「これツメある!」
手際よく虫かごに採取した虫を入れるカイト。
河野 「すごいな。間違いなくこの3人の中で リーダーはお前だぜ!カイト!」
とここで コウキ「逃げる逃げる!」
河野「えっ何が逃げるの?何?何」
コウキ 「早く早く…トンボ逃げた!」
河野 「えっトンボ逃げたの? えっ青いトンボ?幸せの青いトンボ?」
動揺してウロチョロする河野。
河野 「それ一番大事だったやつなのに! 逃げた?嘘?えっちょっと待って~」
(実はこの青いトンボを捕まえるのに 3人はものすご~く頑張ってたんです…)
みんな真剣にそして楽しみながら 虫を取ること30分…
どんな生き物をゲットしたか みんなで発表しましょう。
ユズ「カエルがいた!」
河野「カイトが詳しいの! 教えてあげて」
カイト 「このグニャグニャしているのが “ウマビル”。 動物の血は吸うけど 人間の血は吸わないヤツ。 こいつが…マルゲンゴロウかな…」
森崎「すごいね!詳しいね」
河野「全然知らん虫の名前教えてくれる!」
粟崎先生 「トンボは虫を食べてくれる良い昆虫です。 大事にしたいですねえ。 それと大きいタニシと小さいタニシは 藻を食べてくれて水田の表面を キレイにしてくれているんですね」
一同「へえ~」
森崎 「じゃあコレどうする?いっぱいとった虫…」
ユズ 「田んぼのためにもなるから逃がさなきゃ…」
森崎「そうだね!そうしよっ」
≪田んぼの学校 4時間目≫ ~収穫予定日を予想しよう~
佐々木 「収穫予定日をみんなで計算しよう!」
森崎 「我々は重大に稲刈りというイベントを 控えています。その稲刈りの日が いつになるか今日わかる!」
佐々木 「実は計算して≪その日≫を 決めることができるんです」
森崎「計算で???」
収穫予定日を出す時にとっても大事なのが 「出穂期(しゅっすい・しゅつぼ)」を 決める事。出穂とは葉の中に隠れている穂が 成長し外に出ること。 水田の50%の稲の穂が出たら その日を「出穂期」とします。
佐々木 「その“出穂期”の次の日からの 平均気温を全部足していって 943℃になった日、それが収穫日 ≪稲刈りの日≫となるんです」
森崎 「それはスゴイなあ~ じゃあ毎日(気温を)足していくんだ! としたら年によって 全く変わってきますよね!」
伊藤さん 「そうですね!1℃温度が違うだけで 2日くらい(収穫が)早まる可能性が ありますからね」
佐々木 「今年のおぼろづきの“出穂期”は 7月25日でした。 こちらの表は過去30年間の 1日の平均気温を書いてます」
河野「過去30年分!」
いざ計算スタート!
カイト 「8月7日…219℃…13日、216℃」
森崎「そこで小計!」
あぐりっこ「4108℃」
さてひたすら足し算をしていきます。
あぐりっこ「934.5℃!」
森崎 「おおお~近いよコレ!なんかどんどん 風船が膨らんでいくゲームみたいな!」
1つ1つ足して行くと…
あぐりっこ 「9525℃!超えた~」
河野「超えました!」