土づくりのキーワードが【草地更新】。
佐々木「これはどういうコトですか?」
橋本さん
「草地は牛が歩いたり、
さっきのような大きな機械が走るので
土が固くなります」
土が硬くなると水や肥料が
浸透しにくくなります。
さらに牧草の根がしっかり伸びていきません。
そこで、土をおこして空気を含ませます。
こうすることで土が若返り、
牧草が育ちやすい環境になります。
佐々木
「牛のエサの牧草作りもありますが
その牧草を育てる土作り!
ここまで考えてやっているんですね」
こうして出来たエサをたっぷり食べて
おいしいミルクが搾れるんですね。
ではみんなで別海の牛乳
「いただきま~す」
タクト「濃厚で美味しい」
マユ「いつも飲んでる牛乳より甘くて美味しい」
森崎
「牛乳のおいしさって
“草のおいしさ”や“土のおいしさ”と
いうのも、あるのかも知れない!」
さてお次はJA道東あさひ営農センターの
畑にやってきました。
一体何が植えられているのか…
JA道東あさひ 白岩恵佳さん
「ここは約40種類の牧草を育ててる畑です」
森崎「これで実験するの?」
白岩さん
「食べ物によって嗜好性も違うので
嗜好性のの良い草はコレですよ!と
酪農家のみなさんにお伝えしています」
森崎
「今日みんなが学んでいるのは
チモシーやクローバーなんですけど
それぞれどういう特徴があるんでしょう?」
白岩さん
「食べてみたら分かると思うんですけど
甘みや栄養価が違います!」
森崎「食べるって牛が?」
白岩さん「いえ人間が!かじる程度なんです」
さあココまでくればもちろん
森崎「オレ夢でした!牧草食べてみたいっす」
ということで
まずはイネ科「ペレニアルライグラス」を試食。
森崎「ほんのり甘いです」
他にチモシーも試食すると「柔らかい!」
森崎
「甘みでいうとさっきのほうが甘いですかね?」
白岩さん
「牛もさっきの甘い方を喜んで食べてくれます」
藤尾「スゴイ!牧草語ってる~」
森崎「牧草ソムリエになるわ」
この試験圃には、
品種の特性などを学ぼうと、
勉強熱心な酪農家たちが
よく訪れているんです。
白岩さん
「私も実際に牧草地に行って
草をかじってみたりしてます」
藤尾「味を確認するのに…」
白岩さん「甘いなって感じてます!」
平成21年に誕生した 「JA道東あさひ」。
(JA上春別・JA西春別・JAべっかい・JA根室が合併)
このエリアの年間の乳量は37万トン(平成23年度)
なんと全国一位なんです!
さらなる乳量アップ!乳質アップ!のために
「JA道東あさひ」が取り組んでいることは?
JA道東あさひ 営農センター長
小島友喜さん
「サイレージの品質を良くしようということで
農家に出向きまして作業の状況を確認しながら
畑に行って刈高(収穫量)がどうなっているか、
そして草地の3割~4割ぐらいに
雑草が入っているという調査結果もありまして
雑草が多いってことは
おいしくない牧草ということになるので
草地の改善提案もしています」