佐々木
「実は人口の減少が著しいんです。
この三年間で70戸ぐらい減っています」
森崎「え~何があったんですか?」
佐々木
「高齢化ですね。
子供さんの所に行って同居するとか…
離れていってます」
森崎
「歯止めを利かせたいですよね」
佐々木
「地域としても成り立たなくなる
可能性もありますから」
農業で栄えた米飯地区にとって、
農業者の減少はとても深刻な問題。
そこでJA東旭川と行政が立ち上がりました。
佐々木
「そこでチャレンジファーマー制度という
取り組みが立ち上がりました!」
米飯地区での新規就農を支援する取り組み
「チャレンジファーマー育成事業」。
詳しい内容を
旭川市農政部の唐渡愛さんに伺います。
唐渡(からと)さん
「小規模で生きがい的に趣味的な農業に
取り組みたい!という方を支援するものです。
現金収入があったり定年退職を迎えた方が
趣味的に農地を使って小さな農業をすることを
《生きがい農業》と言っています」
森崎
「どちらかというと高齢の方にむけた
チャレンジファーマーなんですね」
じゃ~ん、もんすけです!
米飯地区の活性化を目的にはじまった
「チャレンジファーマー育成事業」。
JA東旭川ではどんなサポートを
しているのかな?
JA東旭川 吉原寿一さん
「JA東旭川では研修のために
受け入れ農家の紹介や就農地の確保、
手続きのサポートをはじめ、
就農後の資材の確保や出荷のための
フォローなど行っています」
応募条件はこちら!
旭川市東旭川 米原・瑞穂地区に就農すること。
農地を管理するために必要な生活費、
農業経費などの資金を確保できる方…などです。
平成23年からスタートした
チャレンジファーマー育成事業。
他の農業研修とは違い、仕事を辞めずに
土日での研修が可能なコースもあるのが
特徴なんです!
さっそく一行はチームに分かれて
米飯地区の魅力を探ることにしました。
まずは藤尾君とアヤカちゃんの二人。
都会ではなかなか出合うことができない
生き物にも遭遇し、二人は農村を大満喫!
そうしてハウスを発見。
地元の人にお話を伺ってみました。
アヤカ「こんにちは~」
突然の訪問にも関わらず
快く迎え入れてくれたのは中村肇さん。
この地区でオクラなどを栽培している農家さん。
さてここでアヤカがインタビューを開始!
アヤカ「この町にどれくらいいるんですか?」
中村さん
「59年間この地区で生まれて育っています」
アヤカ「ここの美味しい食べ物は?」
中村さん
「清らかな水と美味しい空気の所で育った
野菜とお米は最高だと思いますよ!」
打ち解けたところで
中村さんが見せてくれたのが、
大きなオクラ!
藤尾
「普通のオクラより大きいよ!」
中村さん
「イスラエル産のスターオブデイビット
という品種です!」
アヤカ「カッコイイ!」
すると中村さん
「持っていってください!」
お土産までもらって
地元の人の「優しさ」に触れた
二人でした。