あぐり王国 放送内容

2012ǯ0811土
水が水の上を通る??ビックリ水の橋?


スタート地点の北海頭首工がある
赤平市を出発した一行は、
北海幹線用水路を辿りながら、
赤平市のお隣「砂川市」へやって来ました。

森崎
「いや~田んぼがいたる所にあるねえ~
 あれ?田んぼの奥に見えるのは
 “鉄橋”ですか?」





川口さん
「いいえ…用水路なんです!」

森崎
「あれも?川の上を通っているんですか?」

川口さん
「はい!道路みたいなんですけど
 あれも用水路なんです」





森崎
水の上(川)“水の橋(用水路)”
 横断する!!」

河野
「普通“橋”っていったら人を通すものですが
 これは“水”を渡すための橋なんですね」

ということで特別に用水路の橋を
見せてもらうことに!





用水路を見てみると…
森崎「(水が)いっぱいじゃん!」
あぐりっこ「速い!」

川口
「こちらがさきほど見ていた“水の橋”です。
 この下に川が流れているんです」





これはもともとある川を避けるための
用水路の橋なんです!

佐々木
「専用の“水の道”なんですよね」

森崎
「よく出来ましたね…」





森崎
「いつくらいからあるんですか?」

川口さん
昭和4年(1929)に出来てます。
 もう85年ぐらいになりますね。
 水をこうやって運ぶことで
 空知で水田が開拓できた…
 ということもありますね!」





モモカ
「下に川があって…
 用水路が高速道路みたいでスゴイと思った!」

河野
「作った時って重機とか無い時代ですよね… 
 すごいですよね」

川口さん
「人の手で作ったんですよね…」





「北海幹線用水路」は、
できるだけ水が自然に流れるように
いろんな工夫や仕掛けが施されています。

長い用水路の途中には、
いくつもの川や線路があるんだけど、
それを横切るための用水路専用の橋が
15カ所も作られていたり、





大きな川のように、
橋を上に通せない場所では、
川の底に用水路を通した
『サイフォン』と言われる設備もあるんだよ!



2つの水路にある程度の水位差を持たせる事で、
高い方にある管の入り口から水が吸い込まれて
低い方にある管の出口からは
水が自然に吹き上がる…
という科学の原理を利用したものなんだ。
「北海幹線用水路」は
こうした人間の知恵と最先端技術が結集した
画期的な水路なんだね。

森崎
「先人たちの知恵と文化を結集させてね、
 我々の生活を豊かにしてくれたって
 ことですもんね~」

北海幹線用水路の重要さを改めて感じた一行は、
用水路を辿り砂川市から美唄市へと向かいます。




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