森崎
「ニンジンをつかんで
ず~っとエスカレーターで上がっていきます」
山田さん
「上がった所でニンジンの葉を切ります」
森崎
「丸いノコギリみたいな物があるよ!」
河野
「これクルクル回るんですか?」
山田さん
「回ります。丸い刃物で葉を切ります」
さっそくカットする様子を見せてもらうと-
河野
「スゴイ!切れ味するどい!」
葉っぱ付きとスパッとカットされたニンジン…
森崎
「この機械が無かったらだよ…
1本1本ニンジンを手で抜いて、
1本1本刃物で葉を切ってってやったら…
これだけ広大な畑、
何日かかっても終わらないね!」
山田さん
「はい!雨でも機械は大丈夫ですし!」
働き者のキャロットハーベスターで、
収穫したニンジン。
この後、あるルールにのっとって
選果場へ運ばれます。そのルールとは!?
山田さん
「1時間以内に選果場に運ぶようにしてます!」
河野「抜いたときからっていうこと?」
山田さん「そうです!」
河野「そんなこと可能なんですか」
それを可能にするためニンジンの収穫は
チームを結成して行っています。
収穫は10台のキャロットハーベスターで
スピーディーに!
効率的に運ぶため収穫したニンジン袋を
一か所に集めるのはキャリアダンプの仕事。
そしてニンジンが入った袋を
選果場に運ぶトラック。
役割を分担し作業することで
「収穫後、1時間で選果場へ運ぶ」を
可能にしているのです。
佐々木
「こちらがJAおとふけの
作付け面積の内訳です」
河野
「ニンジンは他の作物より少なめ??」
佐々木
「でも道内ナンバー1の生産量なんです」
JAおとふけの作付面積で大半を占めるのが、
小麦・豆類・砂糖の原料になる
てん菜・じゃがいも。
この四つの作物は「畑作4品」と呼ばれていて
セットで栽培する事が多いのです。
そして、この4つの作物は
「ある決められた」畑の使い方をしているんです。
山田さん
「この4品を中心に“輪作”を
行っています」
森崎「この漢字を見てどう思う?」
マナト「“車輪”の漢字だ!」
森崎「グルグル回るイメージあるよね」
山田さん
「“輪作”とはいくつかの作物を
何年かのサイクルで
作付けすることを言います」
森崎
「同じ畑なんだけど違う作物を年ごとに
変えていく…というコトなんですよね」
森崎
「畑作4品にニンジンも輪作に加わる」
山田さん「ハイ5品目です」
畑作4品に一つ加わることで
よりよい畑になり、
生産者の利益アップも見込めるのです。
佐々木
「今ニンジン畑が広がっていますけど
来年、ここに来たら??」
山田さん「小麦畑とかになっている!」
森崎
「へえ~そうなんだ。5年後だったら
ニンジンに戻っているかも?」
山田さん
「戻っているかもしれないです!」