イチゴの選別作業を体験した後は
ズッキーニの選別作業を見てみよう。
培歴12年の武田由起子さんを訪ねました
武田さん
「ズッキーニは洗うんですよね。
朝とってくると汚れがあるので
キレイに洗って箱に詰めます」
とっても丁寧に扱っている武田さん。
武田さん
「傷がつきやすいので手袋をはいて
行うんですけど、
傷が多かったり形が良くなかったりすると
規格外品になったりします!」
見事に箱詰めされたズッキーニ!
ズッキーニはイチゴと違い
選別と箱詰めを生産者さんが行うのです。
皮が薄く傷つきやすいため
爪で傷をつけてしまわないように、
必ず軍手をして作業します。
とても気を使う作物なので
JAびばいの生産者は
ほとんどの方が女性なんだとか!
さてズッキーニ畑にやってきました。
みんな初めてみるズッキーニにビックリ!
あぐりっこ「うわ~」
森崎「葉が大きいよ」
ただよ~く見てみると…
武田さん
「細かいトゲトゲがついているんです」
藤尾
「めっちゃ、チクチクしますよ」
武田さん
「風が吹いたり雨が降って
葉がズッキーニに当たると
傷がついちゃうんです」
森崎
「ズッキーニがズッキーニを攻撃しちゃうの!」
強風が吹くと実を傷つける事もあるという
とっても鋭いズッキーニのトゲ。
このトゲから守るために
収穫の時は「腕サック」が必須アイテムです。
ということで腕サックをして収穫体験です!
ズッキーニ豆知識~!
キュウリみたいな形だけど、
ズッキーニはカボチャの仲間。
原産地はアメリカやメキシコと言われていて
イタリア料理やフランス料理では
よく使われる食材です。
日本で普及し始めたのはおよそ30年前から。
まだまだ新しい野菜なんだよ!
武田さん
「見落とししちゃうと
翌日にはおばけズッキーニになっちゃいます」
森崎
「大きくなったズッキーニは?」
武田さん
「規格外品になってしまいます。
2~3割ぐらいは
規格外品になりますね」
形重視のため基準が厳しい「イチゴ」、
トゲのある葉で実を傷つけてしまう事が多い
「ズッキーニ」。この二つの共通点、
それは規格外がとっても多く出てしまう事。
そこで美唄市内の高校生と
JAびばいがタッグを組み、
規格外品を使った商品企画に
チャレンジしたのです。
その高校とは?
生徒みんな
「ようこそ!美唄尚栄(しょうえい)高校へ!」
「北海道美唄尚栄高校」は
平成23年4月に市内にあった美唄高校と
美唄工業高校がひとつになって誕生した
「総合学科校」。
商品作りに携わったのは
食品システム科の生徒11名。
どんな授業をしているのかというと…
食品システム科3年 南谷舞さん
「米粉を使ってシフォンケーキを作ったり
パンを作ったり…製造をしてます」
地元の特産品を使って商品を考えるというのは
食品システム科の授業方針の一つ。
まずは自慢のシフォンケーキを頂くことに。
森崎「しっとりもちもち!」
藤尾「焼き目の香ばしさもいいですね~」
規格外品を使った企画商品のベースに
なったという米粉のシフォンケーキ。
では今回発売されるイチゴを使った商品と、
ズッキーニを使った商品、お披露目!