2012ǯ1020土
落花生の収穫!楽しくて止められない♪
森崎
「どうやってこの作物は育つんですか?」
横山さん
「花が咲いて…」
森崎「クキの芽のところに咲くんですよね」
横山さん
「この花が散ると子房柄(しぼうへい)
というのが
どんどん下に下がっていって
土の中にもぐるんです。
それが実になっていくんです」
森崎
「不思議だよね~」
じゃ~ん、もんすけです!
土の中で実が育つ作物「落花生」。
その生育方法を改めて説明します。
種をまいて成長した落花生は、
やがて花を咲かせます。
そして花の付け根にある
「子房柄」という部分が
土の中3~5センチぐらいまで潜ったあと、
その先にサヤが出来て、中に実が育つんだ。
ちなみに1つの株に実るサヤの数は
100個以上にもなるんだって~
落花生は、土に潜るその力強さと、
このような仕組みを踏まえて
名付けられた作物なんだよ!
さっそく落花生の収穫体験!
ユウタ
「ちょっと重いけど抜いたら
いっぱい付いていて、ちょっとズッシリ!」
森崎「いっぱいついてて嬉しいよね」
ハルキ「スゴイ!!」
ズルッと抜ける、爽快感!
みんな喜びいっぱいです。
横山さんが栽培する落花生の作付け面積は、
およそ4アール。
72万ヘクタールを越える米どころ岩見沢では
生産量もごくわずか。
しかし落花生とお米作りには
大きな関わりがあるんです。
横山さん
「道内でも岩見沢市は米の有数な産地ですが
近年、水稲(すいとう)の
直播(ちょくはん)栽培というのが
すごく普及してきたんです。
種もみを水田に直接まく。
結果、苗を育てるハウスや畑が
空いてきたわけなんですよ。
その空いてる場所に落花生を作ってみた」
米どころ岩見沢市の
新たな農作物「落花生」。
水田の直播栽培の普及で
使わなくなった育苗ハウスに、
「何か作物が栽培できないか」と
考えて始められたのが、
落花生だったんです。
2年前から始まったこの取り組みも、
今年4月には“JAいわみざわ落花生研究会”や
“いわみざわ落花生振興会”も発足して
本格的に市場への出荷を開始。
現在はまだ18戸の農家、
わずか50アールでの試験栽培が中心ですが、
ここ北村豊正地区は「豊正FAM協議会」という
独自の組織を作り、落花生の積極的な栽培に
取り組んでいるんだぁ~
豊正FAM協議会 会長
北 良一さん
「《Future Agriculture Make》…
《未来農業を作っていく》ためにも
地域の活性化の1つとして協議会を作りました。
ハウスものと露地ものと、
今はまだ走りの第一歩として、みんな一生懸命
地域の産物として位置づけないなと思って
やっております!」
近い将来、岩見沢が落花生の名産地として
有名になる日も近いかもしれないね~
(C)HBC