あぐり王国 放送内容

2012ǯ1027土
世界基準のグローバルギャップとは?


お話を伺うのは

生産者の泉田さんです。

森崎
「畑に入っちゃダメ!みたいな看板が立っていて
 我々仕事にならないんですけど…」

河野「苦情みたいに言うの止めて下さい」

佐々木
「まず《ギャップ》という言葉なんですが
 どんな意味か?と言いますと
 “農業生産工程管理”と言います」

森崎
「なんだあ~農業生産工程管理かあ~」

河野「明らかに知らない!!」





ギャップとは英語の
Good Agricultural Practice
グッドアグリカルチュラルプラクティス’の略。
その頭文字をとってギャップと呼ばれています。
作物を作るために必要なものや
作業内容を書面にして、
記録したり、点検・評価をしながら、
より良い方法を探して行く事
。例えば…



泉田さん
「カボチャを作るにあたって
 農薬や肥料など、
 それをいつどれだけの量を使ったかを
 明記しながら栽培していくことになるんです。
 これらは我々生産者が作った農産物を
 安全安心にお客様に届けるためにやってます」




いろんな種類があるギャップ。
記録したり点検する項目や数が違い、
‘基準’が決められているんです。
それをクリアすると‘認証’を得る事ができます。
なかでも一番厳しいと言われているのが…、

グローバルギャップ!
国際的なギャップというものです。





泉田さん
「これがグローバルギャップのリストです」

森崎
「違うしょ。コレ土地権利書か何かでしょ」

中をあけてもらうと
カボチャの種の袋が貼ってありました。

泉田さん
「こういう種を使ったという証明書んなんです」

 





佐々木
「その他にも天塩川水系関係書類ってあります」

森崎「なんだ~こりゃ」

佐々木
「水質検査になるんでしょうか?」





泉田さん
「安全だよって証明がいるって事なんです」

安全安心が世界基準の‘グローバルギャップ’。
項目数は、およそ300もあるといいます。

JA北ひびきでは、平成19年から専門の部会を
立ち上げ取り組みをスタートしました。

 





平成22年には10名の生産者が認証を取得。
とっても厳しいルールなので
国内でも認証を受けている人は少ないんです。

泉田さん
「加工にしろ食べるにしろ、 
 やっぱり私達生産者が末端にいるので
 気をつけなければいけないと思っています」





厳しいだけじゃない!
頑張って取得するだけの価値があるんです。

ここでリーダーがあぐりっこを
《スーパー》に置き換えて解説してくれました。
それぞれのあぐりっこスーパーで
カボチャを売ろうとしていますが…

森崎
「ユウトスーパーは
“優れた水”を使ったカボチャを売ります。
 リョウマスーパーは
“土にこだわったカボチャ”です。
 ワカナスーパーは大きいカボチャ
 こだわっています。
 マシロスーパーは、特にこだわりません。
 というようにそれぞれのスーパーに
 カボチャの基準『量販店ギャップ』 
 というものがあったとします」





森崎
「ところがね…
 4種類それぞれのスーパーに卸すために
 それぞれのカボチャを生産者さんが作るのは
 大変だろう。水のこだわり・土のこだわり・
 大きさのこだわり…それら全部を網羅した
 《グローバルギャップ》というものを
 持っていれば、間違いなく優先的に
 受け入れて、お客さんに販売しますよ~って
 ことなんです。
 安全安心を追求していくと…
 最高峰にあるものですかね?」
 
泉田さん「そうですね!」

森崎「安心安全の頂点だ!」

では世界基準を体験してみよう~




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