黒く光り輝くお米
「黒米(くろまい)」。
稲作文化発祥の地である
中国や東南アジアから伝来した作物と言われ、
日本では本州を中心に古くから
祝い事などに用いられる神聖な食べ物として
細々と作り継がれてきました。
そんな黒米ですが、
近年改めてその秘められたパワーが
注目されているんです。
天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「黒米は栄養成分がいっぱい詰まったお米です」
佐々木
「さて今回のあぐり王国は
“黒米(くろまい)”に注目していきます」
藤尾「黒い…お米??」
森崎
「お米っていうと白いもんだと思ってますが…
今、話題の黒米ですよね」
藤尾「話題になっているんですね~」
ということであぐり一行がやって来たのは
道内屈指の米どころ深川市です。
実は深川市は北海道産の
黒米の発祥の地と言われているんです。
森崎
「ここ深川から道内黒米が始まったんだ!」
ということで今回のあぐり王国は、
北海道唯一の黒米に注目。
そのルーツと魅力に迫りますよ。
リネ「イメージがよくわからない!」
森崎
「そうだよね。みんな聞いたコトも
見たコトもないお米だよね」
佐々木
「ここ深川市で2001年に“もち米”の新品種
として誕生した黒米があって、
その黒米の名前が【きたのむらさき】という
品種なんです」
森崎「むらさきなんだね」
ヒナコ「【きたの“くろ”】 じゃないの?」
森崎「なんでだろう?疑問が出てくるね」
~私達が普段食べている白いご飯(お米)は
“うるち米(まい)”と言いますよ~
では【黒米】について簡単にお勉強しましょう。
佐々木
「中国・東南アジアが発祥といわれています。
また《お赤飯》のルーツといわれています」
森崎「黒米がお赤飯のルーツなんだ」
佐々木
「お邪魔している深川市をはじめ、
北海道のいくつかの市町村で黒米を
作っているんですが…
ここ深川市では3軒の生産者さんしか
作っていないんです」
藤尾
「少なっ!米どころやから、もっといっぱい
作ってると思ったのにな~」
森崎
「発祥の地ですからもっと作っているのかと…
色々と聞きたいことが増えてきたな」
深川市内で僅か3軒の農家しか栽培していない
黒米「きたのむらさき」。
その秘密を探るため一行は生産者のもとへ…