あぐり王国 放送内容

2012ǯ1103土
♯216 道内唯一の黒米品種“きたのむらさき”編


黒く光り輝くお米
「黒米(くろまい)」。

稲作文化発祥の地である
中国や東南アジアから伝来した作物と言われ、
日本では本州を中心に古くから
祝い事などに用いられる神聖な食べ物として
細々と作り継がれてきました。

そんな黒米ですが、
近年改めてその秘められたパワー
注目されているんです。

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「黒米は栄養成分がいっぱい詰まったお米です」





栄養価にとても優れているお米「黒米」は、
もともと温暖な気候で育つ作物。
寒冷な北海道ではその栽培が困難と言われ、
国内流通のほとんどを
本州産に頼っているのが現状でした。
しか~し!
そんな黒米が
何とココ北の大地
誕生していたんです!



佐々木
「さて今回のあぐり王国は
 “黒米(くろまい)”に注目していきます」

藤尾「黒い…お米??」

森崎
「お米っていうと白いもんだと思ってますが…
 今、話題の黒米ですよね」
 
藤尾「話題になっているんですね~」





ということであぐり一行がやって来たのは
道内屈指の米どころ深川市です。
実は深川市は北海道産の
黒米の発祥の地と言われているんです。

森崎
「ここ深川から道内黒米が始まったんだ!」

ということで今回のあぐり王国は、
北海道唯一の黒米に注目。
そのルーツと魅力に迫りますよ。





まずはいつものあぐりっこ紹介。
初参加はタケル君(小5)ヒナコちゃん(小5)。
そして小学校6年のコウタ君とリネちゃん。
以上の4名で~す!



ところでみんな黒米って知っているかな?
あぐりっこ
「みたことな~い」
「聞いたコトな~い」



リネ「イメージがよくわからない!」

森崎
「そうだよね。みんな聞いたコトも
 見たコトもないお米だよね」





佐々木
「ここ深川市で2001年に“もち米”の新品種
 として誕生した黒米があって、
 その黒米の名前が【きたのむらさき】という
 品種なんです」
 
森崎「むらさきなんだね」
ヒナコ「【きたの“くろ”】 じゃないの?」

森崎「なんでだろう?疑問が出てくるね」
 
~私達が普段食べている白いご飯(お米)は
“うるち米(まい)”と言いますよ~





では【黒米】について簡単にお勉強しましょう。

佐々木
「中国・東南アジアが発祥といわれています。
 また《お赤飯》のルーツといわれています」

森崎「黒米がお赤飯のルーツなんだ」

 





佐々木
「お邪魔している深川市をはじめ、
 北海道のいくつかの市町村で黒米を
 作っているんですが…
 ここ深川市では3軒の生産者さんしか
 作っていないんです」

藤尾
少なっ!米どころやから、もっといっぱい
 作ってると思ったのにな~」

森崎
「発祥の地ですからもっと作っているのかと…
 色々と聞きたいことが増えてきたな」

深川市内で僅か3軒の農家しか栽培していない
黒米「きたのむらさき」。
その秘密を探るため一行は生産者のもとへ…




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