もみを取り除いて
やっと見ることのできた【黒米】の姿…
森崎「触ってみる?」
では黒米を触ってみるみましょう。
タケル「スゴイ!なんかしっとりした感じ」
リネ「感触はお米の感触になっている」
森崎
「ということで
黒米のもみすりが終わりました。
次は“精米”に入るんですか?」
上島さん
「いえ黒米は精米しないんですよ。
これが出来上がりなんです」
森崎「つまり“磨かない”!」
上島さん
「これを精米したら白いお米になるんです」
森崎
「これを磨くと…」とツメで引っかいてみると…
タケル「黒いの取れた!」
表面の黒いのが出れてきました。
コウタ
「精米したらこうなるんだ…」
佐々木
「みんなが食べている白いご飯は
もみすりをして玄米になって
その玄米を精米して真っ白くなっている。
だけど黒米は精米せずにこのままで終了!」
天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「黒米は中のほうはデンプンで、
白いお米と変わらないんですけど、
外側に黒い“アントシアニン”という
色素を持っている(ポリフェノールの一種)
その他にビタミンB1・B2・ナイアシン、
植物繊維などいっぱい含んでいて
普通のお米に比べて栄養成分が
タップリ入ったお米なんですね」
栄養たっぷりの黒米!
生産者達が手間ひまをかけて育てるのも、
納得しちゃうな~
森崎
「とにかく大変ですね!
大変だからみんながみんな、
出来ることでは無いと思います。
大変なのに黒米を作り続ける理由は何ですか」
上島さん
「お客さんが“おいしいな”って言ってくれる
そういうポイントが
忘れられなくて…作る…。
おいしいわって言ってくれたら、
苦労も少し飛んでしまうというか…」
森崎
「ここまでお話聞いたら…食べてみたいね!
食べに行こうか!よし行こう~!」
深川市内の飲食店では黒米を使った
様々なメニューが開発されています。
黒米の粉を麺に練り込んだ、
モチモチ食感が特徴の“黒米ラーメン”。
そして黒米の粉と小麦粉を合わせたパンで
ジューシーなお肉を挟んだ“黒米バーガー”。
その他にも100品を超える
様々な商品が開発されています。
この“黒米プロジェクト”は、
北海道ならではの新しい特産品を
育てていこうという取り組み、
“食クラスター連携協議体”とも連携していて、
まさに“黒米の町”として
深川が注目されているんだよ。
深川市経済・地域振興部 黄倉利昌さん
「市としても生産者さんのみなさんや
事業者のみなさん、市民のみなさん、
大学と共同して、今後も全道・全国に
広く普及できるように頑張っていきたいです」
幅広い活躍が期待できる深川の黒米!
今後が楽しみだね~