あぐり王国 放送内容

2012ǯ1110土
搾乳だけに特化するアウトソーシングとは?


お話を伺うのは軍司(グンジ)さん。
生乳出荷量を増やす取り組みを実践している
酪農家の一人です。



早速牛舎に案内してもらいました。

実はタクヤとチカルはこんなに近くで
牛さんを見るのは初めてです。





森崎
「どう?」

タクヤ
「すごい!迫力が!」





チカルは初めてエサやりにチャレンジ。

おとなしくエサを食べる乳牛に
チョット慣れてきたチカル。ところが-

ブウウ~~(ものすごい鼻息!)

鼻息の勢いとビックリでよろけるチカル。

森崎「何かかかった!大丈夫か?」

牛さんもあぐり一行に興味津々なんですね。





さてこちらの牛舎の中に
生乳量アップする秘密があるのでしょうか?

藤尾
「見た感じ今まで取材してきた牛舎と
 そんなに変わらない…と言いますか…」

森崎
「フリーストール牛舎ですよね。
 牛が自由にそれぞれの時間を過ごしている」

 





軍司さん
「実はうちはね…
 親牛しかいない!
 わかるかな?
 子牛は別なところに預かってもらって
 うちらは搾乳だけ専門にやっている。
 1つだけ一生懸命にやろうと!」



軍司さんの牧場のほか二宮地区大半の牧場では、
生まれた子牛を町内の
哺育専用の会社に預けて育成するほか、
牧草やデントコーンなど
飼料収穫も外部に委託して、
酪農家が搾乳に専念できる
経営スタイルを実践しているんです。

ここでリーダーがこの仕組みを簡単に解説!

 





森崎
「三軒の酪農家さんがいます。3つの仕事、
 “エサの収穫”“哺育・育成”“搾乳”を
 それぞれやっている…というのが
 本来の酪農家さんなんです」

藤尾「大変だよね~休み無く…」

森崎
「そうだよ。それで…仕事を分けたんだよね。
 Aさんは搾乳という仕事。
 Bさんは哺育・育成。Cさんはエサの収穫。
 こうなったらどうですか?」

タクヤ
「搾乳だけに集中できる!」

森崎
「そう!軍司さんは搾乳だけ集中している。
 その結果、乳量がアップする!」





森崎「飼育頭数は増えました?」

軍司さん「増えました!」

森崎「10年前は何頭ぐらい?」

軍司さん「今の半分以下です」

森崎
「じゃあ搾乳に集中することによって
 牛の飼育頭数が2倍以上になった!
 したらお乳の量はあがるわな~」





じゃ~ん もんすけです!
軍司さんを含め二宮地区ではおよそ8割、
豊頃町全体では3割ほどの酪農家が
町内の哺育施設に子牛を預けていて、
エサの収穫作業も町内のほとんどの酪農家が
外部にお願いしているんです。

ちなみに、この取り組みを
「アウトソーシング」って言います。

酪農家の負担を減らして
搾乳に専念してもらうことで、
牛の頭数が増やせて乳量もアップ!
それぞれの専門家が集中して作業してくれるので、
質の高い生乳が生産できるんだよ!
コレが生乳出荷量を増やし続けている
秘密だったんだね~!!




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