あぐり王国 放送内容

2012ǯ1124土
たい肥の中に町の連携が見える…


寺前さん
「これは“牛ふん”“ホタテの貝殻”
 “木材のチップ”が入っています。
 臭いもしませんし、触っても大丈夫です」



森崎
「触っても大丈夫?」

寺前さん「触ってください!」

河野
「触って大丈夫ってどんな基準なんですか?」

寺前さん
「ベタベタしません。サラサラしてます」





と言う事で…
本当にサラサラしているのかを確かめる為、
河野が素手で触ってみることに!

河野
「じゃあ行きます!
 (たい肥に手をズボッと入れる)
 あっヒンヤリしている!
 あっホントだ!サラサラしている!」

森崎「へえ~~」





すると河野君、振り返って
河野「ほらっ!」
素手で持ったたい肥をみんなに近づけます。

あぐりっこ「ひゃあ~」
森崎「ちょっと待ってチョットまって!

みんな一斉に後ずさりしていきます。

河野
「なんで寺前さんも嫌がっているんですか!」

さてこの《たい肥》、
河野君いわく、全く臭いがしないそう。
ではあぐりっこも勇気を出して触ってみると-





コウタ「におわない!」

アヤリ
「フンとか入っているような臭いがしない」

タクト
「まさかフンが入っているなんて思わない!」





寺前さん
「この《たい肥》は
 ホタテカルシウムが溶け出して
 カルシウムの多いたい肥なんです。
 カルシウムの少ない途上に散布することで
 おいしい牧草が取れるんです」



河野
「牧草地だけじゃなくて
 畑とかにも使っているんですか?」

寺前さん
「今は実験段階で牧草地にしか
 まいていないんですけど
 将来的には野菜畑とかに
 活用できれば…と思っています」





じゃ~ん、もんすけです!
枝幸町で試験的に作られている
この堆肥。これは町内にある
様々な組織が協力して開発しました。
ここでその堆肥製造の仕組みを詳しく解説!

まずは組織の説明です。
佐々木「農業協同組合とは?」
寺前さん
「組合員ができないことを
 手助けするような組合ですね」

佐々木
漁業協同組合は海の仕事に携わる人たちが
 助け合っていく組織」

寺前さん
森林組合は森の管理などの仕事をする組合」





では先ほどみた《たい肥》ですが…
寺前さん
「農業協同組合からは“家畜のふん尿”、
 漁業協同組合からは“ホタテの貝殻”、
 森林組合からは“木材の木屑・チップ”
 などがそれぞれ出ます。
 それを使って協力し合って出来たのが
 先ほどの《たい肥》なんです」



森崎
「つまりそれぞれの協同組合で
 産業物で無い物を集めて
 《たい肥》を作っている!」

寺前さん
「こういう事で地域の活性化を図っていくという
 ことも重要なことではないかなと思います!」




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