堆肥の製造方法は、
枝幸町の役場職員の方々によって行われます。
まず細かくしたホタテの貝殻、木材のチップ、
そして家畜の糞尿の順に大きな機械に積み込み!
※ホタテ貝殻は1㎝ほど粉砕。
木材のチップは大小さまざま。
大きさを変えることで空気の隙間を作り、
微生物が酸素を吸って呼吸できるように
しています。
かき混ぜた後、もう一度、
機械に積み込んでまたかき混ぜる…
この作業を3回繰り返して熟成させると完成!
農業・漁業・林業、そして役場といった
町全体の協力で作られるこの《たい肥》は
実用化に向けた研究が
今も行われているんだって!
さてお次にあぐり一行がやって来たのは
一面真っ白な雪原??
森崎
「もう雪?雪?アレ雪じゃないの?
これ何ですか~」
寺前さん
「これは町内から集められたホタテの貝殻を
一時的に保管している場所なんです」
森崎「コレ全部?え~~~スゴイ!」
この真っ白い山の正体はホタテの貝殻!
どこもかしこもホタテ・ホタテ・ホタテ
もうあぐりっこも大はしゃぎです。
森崎
「コウタ!端っこまで走って!」
貝殻山をかき分けて
駆け出すサッカー少年コウタ。
貝殻のザクザクザクッという
小気味良い音を立てながら
一気にダッシュ!
画面の一番奥で実は手を振ってくれています!
河野「これ…何枚あります?」
寺前さん
「10000トンです。しかも1年間です」
森崎
「1年間でこの量!?スゴイ!」
河野
「そんなに獲れてるの…?
枝幸のホタテ漁のすごさ!
みたいなのがありますよね…」
森崎「スゴイわ」
続いて一行がやって来たのは枝幸港。
たい肥の原料にもなっている
大量のホタテが水揚げされています。
ではホタテに関する詳しいお話を伺いましょう。
教えてくださるのは枝幸漁業協同組合の
佐藤敬輔さんです。
森崎
「ホタテの大量の貝殻を見てきました。
あれだけあるってことは
ホタテの水揚げ量もスゴイんでしょうね」
佐藤さん
「そうですね。一隻年間約1800トン」
森崎
「枝幸の船、全部だとどのくらい?」
佐藤さん
「17隻で30000トン以上はとっています!」
森崎
「そりゃ~貝殻が1万トンになるわなあ~」
森崎
「毎年、成長したホタテを収穫するんですね!
なんか収穫って言葉を海でも使いましたね~」
佐藤さん
「私達も『畑』とは言いますね!
ホタテの漁場のことを。
なのでホタテの稚貝をまく前には
漁場造成といって、ホタテの天敵のヒトデ、
そういうのを駆除しています」
あぐり一行「へえ~~」
農作物と同じで漁師さんもホタテを
しっかり育てているんですね。