まずは阪さん自慢のどぶろく、
全部で5種類をご用意いただきました。
それぞれアルコール度数や風味が違います。
カズサ「上の方が水っぽい!」
森崎「そうだよね~」
阪さん
「上ずみっていうんだけど
これはアルコールがほとんどだね。
下に沈んでいるのが“もろみ”です。
中に入っているのはお米と麹(こうじ)。
2層に分かれていますけど
飲む時は上下混ぜて均一にしなければ
最後にもろみだけ残って勿体無い!!」
河野
「どぶろくと清酒(日本酒)の違いって?」
阪さん
「(日本酒は)網でこすんです。
目の粗い網で濾したのが“にごり酒”。
きめ細かい網でこすと“日本酒”です」
どぶろくと日本酒は材料がほぼ同じです。
日本酒はこのような大規模な設備で
‘もろみ’を濾して透明にします。
どぶろくは沈殿している‘もろみ’と液体を
よく混ぜた状態でいただきます。
香りをかいでみると…
ヤスヒコさん「日本酒の匂いですね」
キョウカズさん「いいですね~♪」
阪さん
「時間をかけてゆっくり熟成したほうが
まろやかな味になります。
ビンの中でも刻々と変化していきます」
森崎「生き物なんですもんね~」
酒造好適酒米の彗星(すいせい)が
炊き上がりましたよ~
阪さん
「このままの温度では高すぎて
麹菌が死んじゃいます!
なのでごはんを冷まします」
豪快に炊き上がったお米を
台の上にあけていきます。
あぐり一行「よいしょ~~!」
彗星を試食してみると-
森崎
「普通のちょっと水足りないんじゃないか?
っていうごはん!」
ヤスヒコさん
「酒米ってマズイって聞いていたんですけど
普通のごはんですね。
カレーとかチャーハンとか作るごはん!」
カズサ「少し硬い!」
阪さん
「硬いようにわざわざ炊いてるんです!
食べやすいご飯にしゃちゃうとね、
“ノリ”が出てきて
ネバネバのどぶろくになっちゃうの!
そうなると飲めたもんじゃないです!」
硬めに炊いたごはんを使い、
サラッとした飲み口にしていきますよ~
さてお次の工程は-
森崎「巨大な扇風機が現われましたよ~」
阪さん「これで一気に冷まします」
森崎
「扇風機の首を振らせて
まんべんなく冷ましているんですね」
阪さん
「次は上下をひっくり返しますよ」
森崎
「確かに下になっていた部分はまだ熱がある!」
これでお米の準備が完了!
さて次は-