さて番組冒頭でもお伝えしたように
士別市のサフォークは『上質なお肉』と
言われています。その秘密は?
清水さん
「羊はもともと草食動物で
本来は草を与えて育てるんですけど、
濃厚飼料を与えるんです!
自然に飼うと“ニオイ”が付いて
肉も硬くなるんです」
河野「羊って放牧のイメージでした」
清水さん
「草を食べるとニオイが付くんです。
肉質が落ちるので舎飼いでやっています!」
森崎「親子で飼っていると大変ですよね」
清水さん
「お産の時期が一番大変。
今は24時間従業員がつきっぱなしです!
放っておくと8割がた凍死しちゃうんです。
こんなに小さいですから…」
河野「だから24時間つきっきりなんだ…」
何かお手伝いしたい…ということで
あぐりっこが仔羊の哺乳に挑戦!
すごい勢いで哺乳瓶に吸い付いてきます。
イツキ
「めっちゃ押される!
なんか“トントン”って感じ」
清水さん
「人間が飲むミルクとほぼ同じ成分です。
お腹いっぱいになったら飲むの止めます」
ちなみに小屋の中に
子羊だけが入られる小屋があります。
河野
「あそこの枠の中はちっちゃい子だけが
入られるようになっているんですね」
イツキ
「(私も)入りたい!
お母さんに怒られたときに逃げる!」
河野「自分の家にほしいって!」
じゃ~んもんすけです!
サフォークの町として知られる士別市。
その歴史は昭和42年に
農業の複合経営を目指して
オーストラリアからサフォーク種を
導入したのが始まりなんです!
昭和50年頃には士別市の
青年会議所メンバーが中心となって
「士別サフォーク研究会」を設立。
本格的な町づくりが行われました。
士別市経済部 佐々木勲次長
「平成17年にプロジェクトチームを作って
公共牧場に『羊と雲の丘 観光ゾーン』
を作り上げて美味しいラム肉を提供!
羊との関わりで人が集まってくるような
『士別市』を作り上げたいと思ってます」
そのサフォークなどのお肉には、
一体どんな栄養価があるのかなぁ
天使大学看護栄養学 荒川義人教授
「羊の肉はタンパク質がタップリ入っていて
高タンパクで栄養価は高い!
それともう1つ“カルニチン”という成分。
体の中で脂肪燃焼を助けてくれる成分で
肉の中では羊が一番多いことが判ってます。
羊の肉って赤いですよね。
ミオグロビンという鉄を持った色素です。
その鉄というのは非常に吸収性がよいです。
鉄欠乏性の貧血の方には良いですね」
美味しくて栄養価も高い羊のお肉。
僕も沢山食べよ~っと!
さてたっぷりお勉強したところで
サフォーク絶品料理を頂きましょう!
今回は『レストラン羊飼いの家』の
展望デッキで生産地ならではの
贅沢なサフォークラム料理を
料理長の谷内政之さんに振る舞って頂きます。