あぐり王国 放送内容

2013ǯ0309土
♯233 東日本大震災から2年 イチゴ産地復興にかける思い編


森崎「宮城県にやってきました~」

あぐり一行「いえ~~い!」

森崎「ようこそ我が城へ!」

河野「違う違う違う…違いますから」





佐々木
「私達の後ろにありますのが
 宮城県亘理町の駅に隣接している
 悠里館(ゆうりんかん)という建物です」

森崎「そうなんだ~」

佐々木「そしてここ亘理町は…」





佐々木「この作物の産地なんです」

あぐりっこ「イチゴ!!」

佐々木「真っ赤なイチゴの一大産地」

河野「札幌のスーパーでよく見ます」

佐々木
「亘理産イチゴの多くが
 北海道に出荷されていて、
 冬場の北海道で消費されるイチゴの
 約6割が亘理町産だったんです!」





しかし、2011年3月11日。
東日本を襲った未曾有の大震災。
亘理町のイチゴ産地も
壊滅的な被害を受けました。

多くのイチゴハウスや住む家までもが
津波の被害に-





森崎
「実はあぐり王国北海道では
 1年前に亘理町から被災された方々が
 北海道の伊達市に移住して
 そこでイチゴ農家をしている…
 という取材をしました」

去年の放送では慣れない土地で
試行錯誤をしながらイチゴ栽培に
挑戦している生産者の皆さんを取材。
応援の気持ちを込めて
あぐりっこが考案した
スイーツをみんなで食べました。





森崎
「その時に来ていたのがワカナちゃんです。
 あの時どんな事が印象に残っているかな?」

ワカナ
「震災があったけど頑張って北海道でも
 一生懸命イチゴを作っているところが
 すごい感動した!





東北のイチゴ産地、亘理町。
産地復興に向けて頑張る生産者…
そして被災地を離れ
新天地の北海道で頑張る生産者…

今回のあぐり王国北海道は
イチゴを通して北海道との縁が深い
宮城県亘理町を取材。
産地復興に向けて歩み始めている
生産者と町の姿をお届けします。

希望の光は着実に大きくなっていました!

さて一緒にお勉強するあぐりっこは
伊達市に移住して来た
イチゴ生産者を取材した回にも
参加してくれたワカナちゃん。
小学5年生しっかり者のタクヤくんの二人です。





まずあぐり一行が向かったのは、
JAみやぎ亘理吉田支所。

お話を伺うのは
JAみやぎ亘理中部営農センター
土生(はぶ)利仁センター長です。

森崎
「震災以前からイチゴ栽培は盛んだったと
 お聞きしました。どのくらいの規模だった?」

土生さん
96ヘクタールの面積のイチゴを
 生産していました。
 今は26ヘクタールまで
 やっと回復してきています!





これは亘理町の地図。
イチゴを栽培していた地域が
あちこちにありましたが、
一番盛んだったのは海沿いの
この赤で囲ったエリア。

土生さん
「(このエリアは)3メートル以上
 津波が来た場所です」

森崎「3メートルだって…」

あぐりっこ言葉が出てきません…





土生さんが亘理町の地図を使って
津波被害にあったエリアを解説。
被害は地域の半分以上にも及んでいました。

河野「高速道路を越えているんですね」

土生さん
「そうなんですがこの高速道路のおかげで
 津波の力が弱まってはいます。
 ただ海水は押し寄せました…」




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