ではリーダーが選別作業に挑戦です。
まずは葉っぱを削いでいきますが…
森崎
「うわおお~なんかね!
ズボンとパンツが一緒に脱げたような
すごい気持ちいい錯覚になる」
茎の太さを確認しました…
森崎「2L(ツーエル)です!」
藤尾「星3つっみたいな感じ!」
あぐりっこも挑戦します。
長さ・茎の太さからLと判断しようとすると…
吉田さん
「ちょっと曲がりがありますね…」
森崎「曲がりがある?」
藤尾「ちょっとですけどね…」
森崎「これで何ランク?」
吉田さん「LからMですね」
森崎「花の可憐さは変わらないのにね~」
厳しい選別作業を終えた花は、
品種ごとで10本の束にしてラッピング。
そして箱に詰めて出荷場へと運ばれるんです。
佐々木
「丁寧に作業しているのよく判ったよね」
森崎
「これからは野菜や果物と同じように
この花を育ててくれた人がいる、
大切に扱ってくれた人がいるという事が
この作業を見て判るようになったね!」
じゃ~ん もんすけです!
1年を通して行われる新篠津村の花卉栽培。
昭和58年に7戸の農家で栽培がはじまり、
今では26戸でおよそ30品種の
アルストロメリアを生産。
さらには養護施設と連携した
独自の生産も行っているんです。
JA新しのつ 農産部農産園芸課
杉本淳次さん
「社会福祉法人『みのりの苑』さんでは
アルストロメリアの生産・出荷も
行っていますが、毎年各種苗メーカーより
新品種の試験栽培の依頼がありまして
そうした試験栽培を一括して行ってもらい
生育状況や集荷本数の比較をもとに
各生産者が新たな導入品種の選定を行う
といった全国的にも珍しい取り組みを
行っています」
そのほか新規就農者への花卉栽培講習会や
海外視察なども行ったり、
品質向上への取り組みを積極的に行っています。
生産者が丹誠込めて育てる
新篠津村のアルストロメリア。
お花屋さんで探してみよっと!
さてここからあぐり一行は
出荷場にやってきました。
すでにたくさんの車が来て
荷おろししてます。
森崎
「箱にアルストロメリアって書いてる!」
吉田さん
「全て生産者である自分達がやっているんです」
森崎
「自分達で持ち込んで自分達で梱包して
自分達で出荷する?」
吉田さん
「トラックの積み込みもみんなでやります!
最後の最後まで…
そこまで責任があるということです」
新篠津村では、日曜・火曜・木曜の週3回、
生産者自らが箱詰めや
トラックへの積み込みまでを行っています。
病害虫の問題や栽培方法など、
情報交換の場としても
重要な役割を果たしているんです。
そしてさらに新篠津村ならでは工夫が!
吉田さん
「箱を見てください!」
出荷する箱には花が立って固定されるように
半円状の溝がついてます。
森崎
「水のついた袋ごと花を箱に入れます」
箱に花を置き、
さらに輪ゴムで花を固定していきます。
森崎
「色んな仕掛けが出てきましたね」
お花をセットしたらあとは立たせます。
すると袋に入った水が
花瓶変わりになりました!
藤尾「計算されてる~」
吉田さん
「こうすることで鮮度が保たれるのと
立てることで花の傷みが少ないんです!」
森崎
「こういうふうに工夫されて
出荷されているんだね!どう思う?」