

伊藤さん
「種がいっぱい入っています」
あぐり一同「うわ~~!」
伊藤さん
「袋に入れてこぼれないようにしてます。
この作業を【芽出し】と言います。
12度ぐらいの水に10日間浸けて、
その後32度ぐらいの水で20時間。
そうすると良い根が出てくるんです」
森崎「そうなんだ~」

芽を出しやすくするための芽出し作業。
温度管理だけではなく、
水の鮮度にもこだわっています。
伊藤さん
「“種もみ”も空気が必要!
古い水だとだめなので定期的に水を
入れ替えなければなりません。
そのためにいったん水を抜いて
入れ替える作業をします」
藤尾「すごい量の袋入ってますよね?」
伊藤さん「40袋ほど入ってます」

早速あぐりっこに袋を運ぶお手伝いを
お願いしました。
もみ種袋は1つ8キロ。
大人でもなかなかの力作業です。
この時期になると伊藤さんたちは
3日に1回、この作業をしています。
育苗ハウスの環境整備から、
芽を出しやすくするための芽出し作業など、
米作りには苗を作る前から
様々な仕事があるんです。
5月中旬には、いよいよ田植え。
おいしいお米が収穫できるように
お手伝い頑張って~

一生懸命がんばったあぐりっこ。
全部完了しました!
カイト
「疲れちゃったけど楽しくて
まだまだやりたいくらい!!」
森崎「まだあるよ袋!」
カイト「ええ~~」

お手伝いを頑張ったあぐりっこにご褒美!
美唄市中村地区の郷土料理をいただきます。
佐々木
「設立して16年になる【えぷろん倶楽部】の
みなさんが腕を振るってくれました」
えぷろん倶楽部 伊藤 裕美子
「郷土料理“中村のとりめし”です。
この地域では100年以上前から
食べられているというか受け継がれています」

釜のフタを開けると…
モワッと煙の中から黄金色に輝く
「とりめし」が登場!
あぐり一同「うわ~~」
伊藤さん
「鶏のコクを大事にしています。
若鶏ではなく親鶏を使うとコクがでます」
※鶏のコクを引き出すために
内臓とお米を一緒に炊いているんです。

卵の黄味のようなものは?
伊藤さん
「鶏のお腹の中にある卵の“卵”」
良い香りが部屋中プンプン…♪
ではみんなで「いただきま~す」
ユズ「(ニッコリ)♪」
コウキ「メッチャおいしい」
カイトも箸が止まりません。
佐々木「味付けがちょうど良い!」

あぐり一同をとりこにする
「中村のとりめし」
誕生のきっかけは諸説ありますが、
当時の貧しい農家の人たちが
遠方からやってくるお客さんに
「美味しいものを振る舞いたい!」
ということから知恵を絞り
考えついたものと言われています。
そんな“おもてなしの心”は
今も受け継がれていています。
今回料理を作っていただいた
「えぷろん倶楽部」の皆さんは
実は中村地区の農家のお母さん達!
毎朝、交代でとりめしを作り
市内のお店で販売しているんだって~

こちらのお料理は「鶏モツ」。
伊藤さん
「こちらは出汁を取り出すために
一緒に炊き込んで、(取り上げて)
刻んで塩コショウしたものです」
コウキ
「なんか食べたことなかったから
とても美味しいです!」
あまりの美味しさに
なんと美唄っこはあっという間に完食!
森崎
「さすが美唄っ子はとりめし食べるの早い!」

最後に伊藤さんからこんな食べ方が…
伊藤さん
「我が家ではおじいちゃんとかが
生卵をかけて食べたりだとか…」
森崎
「卵かけとりめし??」
やってみると…これが激ウマッ
ということで、
あぐりっこもさらにとりめしをおかわり!
お箸が止まりません…
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さて、いよいよスタートする米作り。
今年も美味しいお米ができるかな~