あぐり王国 放送内容

2009ǯ0131土
ものすごく手間のかかる簡易軟白


中川さん「うちでは かんいなんぱく栽培という
      方法で長ネギを育てているんです。」



松「漢字で書くとこうなります。」


森「なるほどね~ 
  簡単に出来る軟白ねぎっていうことかな?」



中川さん「いえいえ!
       ものすごく手間のかかる栽培法なんですよ。」


一同「えーッ!そうなの??」


中川さん「簡易というのは
      簡単っていう意味ではないんです。
      ふつうは土を盛って長ねぎの白根を作るのを
      別な方法で作るっていう意味の簡易なんです。」



ハウスの中に入ると
ネギがビッチリです。

根元を見ると
「簡易軟白栽培」が理解できました。



ネギは日光に当たると
緑色になってしまいます。

日光を遮って白い部分を育てるために
根元が2枚の黒いシートで
挟まれていました。

しかも2枚のシートは素材が違い、
中に湿気が溜まらないような
仕組みになっていました。





なぜこんな栽培法が誕生したのか?

土を高く盛る「うね」を作ってネギを育てると
狭いビニールハウスの中では
6列しか栽培できません。

しかし幅をとらないシートによる栽培では
ナント同じハウス内に14列の栽培が
可能になるというのです!

単純計算で収穫量が2倍!
いうことですからビックリですね。

ただし!
ネギを踏まないように倒さないように
シートを張るなどの作業は重労働なんだそうです。





そのように育てられた
長ネギは



ピンと背筋の通った
立派なモノです。


(C)HBC