さあ水田にやって来ました。
あぐりっこ「でかい!」「広い!」
あぐり一行が伺ったのは
もち米栽培歴13年の大ベテラン。
名寄市でもトップクラスの栽培面積を誇る
もち米生産者・石谷邦明さんです。
森崎
「水が濁っています。どういうことですか?」
石谷さん
「田んぼに水を入れて
“代(しろ)かき”というのをします。
ゴロゴロだった土をキレイに溶かして
平らにするんです。そうすると水が濁る!」
土の塊を砕き、表面を平らにする代かき。
肥料と土がよく混ざる、苗が植えやすくなるなど
田植えの前には欠かせない作業です。
森崎
「代かきをしたってことは
田んぼの状態としては…?」
石谷さん
「もう田植えが出来る状態です!」
森崎
「じゃあ田植えしましょうと言いたいのですが…」
石谷さん
「残念ながら…
5月の初めからお天気がずっと悪いんです。
すると苗の生育のバラつきが出ちゃうんです」
森崎「どのくらいの遅れが出てますか?」
石谷さん
「4日から1週間と言われています。
春作業が遅れると収穫作業の遅れに繋がる。
そうすると品質や収量に影響が出るんです」
森崎「すると大福が少なくなる…」
藤尾「それは勘弁してほしいです」
続いてはもち米の苗を植えているハウスに
案内してもらいました。
触ってもいい…とのこと。
森崎「うわ~気持ちいい~」
藤尾「ちょっとヒンヤリしているかな」
苗に頬ずりするリーダー
「気持ちいい~~」
石谷さん
「本当は(育苗してから)1ヶ月ぐらい経つと
田植えをしてもいいぐらい
大きくなるんですけど…」
石谷さん曰く
「苗の生育にバラつきがある」とのこと。
ここで2つの苗を比較してみました。
何か気づくことあるかな?
リュウセイ「すごい差がある!」
レオ「葉の枚数が少ない」
石谷さん「いい所に気がつきました」
石谷さん
「葉っぱの枚数が下から数えて
4枚できると
田植えをしてもいいんですけど
成長してない苗はまだ
3枚しかないんです」
森崎
「葉っぱが1枚少ないよね。
だからまだ未成長・未熟ということですか…
藤尾
「単純に葉の長さだけじゃないんですね。
葉の枚数が大事なんですね」
石谷さん
「むしろそっちのほうが重要なんです」
森崎
「まだまだ挽回できるんですか?」
石谷さん
「もちろんコレからです!
これから温度が上がってグングン伸びて…
大丈夫だと思います」