あぐり王国 放送内容

2013ǯ0824土
田んぼの学校~お米の花って?


キーンコーンカーンコーン♪
学校のチャイムが聞こえてきましたよ。

≪田んぼの学校 1時間目≫
~お米の花って?~

森崎「起立!気を付け!礼!着席!」

佐々木
「ということで田んぼの学校開校しま~す!」

特別講師にお招きしたのは、
お米生産者さんから「先生」と呼ばれ
お米の事ならなんでも知ってる
JAびばいの粟崎弘利先生です。





粟崎先生
お米の花についてお勉強していきましょう」

森崎「お米にも花が咲くんだって」
河野「見たことある?」
カイト「見たことない!」





佐々木「これがお米の花です」

森崎「どれだどれだ?」

粟崎先生
「1つ1つの籾(もみ)の中から
 “おしべ”が顔を出しています」

河野
「見えているのは花びらじゃないんだ。
 おしべなんだ~!」

森崎
「稲は他の植物や野菜と同じように
 花が咲いておしべとめしべが受粉して
 お米が成長していく!」





粟崎先生
「穂が出たら午前9時くらいからの
 2時間だけ花が咲きます!」
 
森崎
「2時間だけおしべとめしべの受粉が
 行われる…ロマンチックだねえ」



ここである映像を見てみましょう。

あぐり一行「うわ~~」
河野「ウニャウニャしてるう~」

籾がパカッと開いておしべが
ウニャウニャっと出てきました!

実はこれ、
あぐり王国北海道がとらえた貴重映像!
おぼろづきの花が咲く瞬間です。
天気が良い午前中、
およそ2時間だけしか咲かないお米の花ですが、
受粉はわずか30分で終わります。
受粉が行われると籾(もみ)は閉じるんです。





河野
「幻の2時間だけしか開店してない
 名店みたいな!」

ユズ
「なんかちょっと…気持ち悪かった!

森崎「正直だよね」





≪田んぼの学校 2時間目≫
~稲穂からミルクが?~

佐々木
「2時間目!稲穂からミルクが出る?」

森崎
「先生!稲穂からミルクは出ませんよ」

この実験に使うのは水田に生えている稲。
穂はまだ青い状態です。

粟崎先生
「少し膨らんでいる所を指でぐっと押して!」

佐々木
「つぶしてみてください~」





穂をつぶしてみると…

カイト「鼻にブチュってついた

確かに稲穂から白い液体のようなものが
出てきました。





ユズ「ブシュって出てきた!」

みんな真剣に稲穂を指で潰します。

ユズ「楽しい~なんか!」

このミルクのような白い液体。
一体何かというと…





粟崎先生
“でんぷん”ですね!
 先ほど見た花が咲いて受粉して
 1週間くらいするとでんぷんが
 籾(もみ)の中に溜まってきます
 
今は白い液体のでんぷんですが、
穂の中にでんぷんが溜まるにつれ
硬く透明になります。
そうなるとお米になるんです。


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