河野
「アロニアってここ以外でも栽培されている?」
藤田さん
「全道各地で多少ですが栽培されています。
ただ一番栽培されているのが大滝です。
生産量は日本一です!」
森崎
「日本一ポリフェノールが
集まっている地域ですね」
伊達市大滝が日本一の
アロニア産地になったのには、
この地域だからこその理由がありました。
大滝の冬は長く厳しいもので
国の「特別豪雪地帯」に認められています。
11月に降り積もった雪は
5月中旬までは溶けません。
さらに農耕地の平均標高は450メートル。
作物を栽培する期間が短く、
栽培に向いているものも限られてしまいます。
そんな大滝で栽培している主な作物は
長芋・大根・カボチャなど。
これらの重量野菜は
収穫などで体力を使うため
高齢の生産者が農業を続けていくのは
とても大変なのです。
そこで大滝の気象条件に合い、
高齢者でも栽培しやすい作物を探していた所、
地元にあった会社がアロニアに
注目したのです!
藤田さん
「日本ではそんなに栽培されていない
作物だったので、
マニュアルがない状態だった…
風で粒が落ちたり鳥に実を食べられたり…
全滅した年もありました」
森崎「え~全滅!」
河野「これだけいっぱい育てて?」
藤田さん「そうです」
藤田さん
「こういう光ものを下げたり
外周を囲っているネットは
シカよけのネットです」
森崎「ここシカ来るの?」
藤田さん
「今時期になると実を食べに来ます!」
森崎
「シカが健康になってるじゃないですか~」
2000年、6戸の生産者で始まった
アロニア栽培は今では21戸に増えました。
生産者の平均年齢は69.4歳。
なんと現役の生産者の最高年齢は92歳!
栽培のノウハウを積み重ね、
去年は34トンも収穫しました。
今では日本一のアロニア産地として
全国から視察が来るほど注目されています。
森崎
「アロニアは何に変わるんですか?」
藤田さん「一番多いのはサプリです」
森崎
「すごいじゃん!
じゃあこのままだと生の栄養剤だ!
ではあと200粒ほどください…」
河野「なんでなんでなんで~!」
佐々木「止まりませんね…」
収穫されたアロニアはどこに行くのかな?
早速JAとうや湖大滝集出荷所に
やってきました。
とここでリーダーに大変化が!
森崎「目が良くなった!(シャキーン)」
リーダーの顔つきがいつもと違いますよ~
河野
「一重が二重になることって
あるんでしょうか?」
ちょっと目力(めじから)を強調したリーダー
まだ目を見開きながら…
「効果には個人差があります!」
さてここからはJAとうや湖の大沼健さんに
案内していただきます。
森崎
「ほとんどサプリになるって聞いたんです。
だとしたらですよ…
少し未熟なものが入っていても
良いんじゃいですか?」
大沼さん
「未熟なものは糖度が低かったり
成分的な部分で劣りますので
そういったものは取り除いて
出荷しなけれがならないんです」
森崎「この人、厳しい!」
ではその厳しい選果のルールを
教えてもらおう!