あぐり王国 放送内容

2013ǯ1026土
いもち病に強い!きたくりん


ということで、あぐり一行がやってきたのは
北斗市の「道南農業試験場」。
こちらでは道南の稲作や園芸作物の
試験研究に取り組んでいて、
道南で栽培しているお米についても
詳しい施設です。



実は北海道にはこちらのような試験場が
9か所あり各地域に適した作物や栽培技術の開発、
家畜の育成や飼育技術の開発など、
日々、様々な研究を行っているんです。



今回は「きたくりん」の品種改良に
携わっていた菅原彰さんにお話を聞きます。

菅原さん
「この大きな木なんですけど
 ユリノキと言います。
 田園の幸福という花言葉がありまして、
 ちょうど試験場が出来た時というのは
 水田があったり畑があったり…
 田園風景そのものだったんですね。
 そこの一帯が幸福になるように…
 そういう願いがユリノキに込められてます」
 
森崎「ステキ!」
佐々木「今日のテーマにピッタリ♪」





きたくりん!見てみましょう!

森崎
「僕らの後ろにあるのが…
 “きたくりん”乾燥中」





菅原さん
「きたくりんの“くりん”
 クリーン農業に活用されるように…
 という願いが込められています。
 実はこのきたくりんは
 この地方で広く栽培されている
 “ふっくりんこ”の子供なので
 その“くりん”をとってもいます」

森崎「くりん一族なのね」





名前の秘密を知ったところで、
どんな特徴のあるお米なのか聞いていこう!
実はとっても画期的なお米だったです。

菅原さん
「このきたくりんの特徴なんですが
 いもち病に強い





森崎「いもち病、知ってる?」

ルリ「黄色い斑点がつく!」

菅原さん「当たってますね」





菅原さん「これがいもち病にかかった稲ですね」

森崎「実はついてる?」

コウタロウ「ついてる…けど少ない!」





菅原さん
「いもち病は7月上中旬に葉っぱにつきます。
 それを放っておくとどんどん広がって
 穂が出てあとに黒くなる…
 こうなると稲の穂が実らなくなり
 栄養が行き渡らなくなり
 上手に実らなくなります」



森崎
日本の稲作にいもち病は天敵
 ずっといもち病をどう克服するかが
 必要だったんですけど、
 その病気に強く耐性のある品種!」

病気に強いということは?




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