さて資料館に入ると黒い物体が
ゴロンゴロンと並んでいました。
森崎「何だ何だ。土?泥?」
梅田館長「これが泥炭(でいたん)!」
森崎「なんですか?泥炭って?」
梅田館長
「見た目は土かねんどみたいですけど
実はぜ~んぶ昔の植物です。
植物が腐りかかってそのままずっと
水の中で積み上がってきたんです」
森崎
「土だったら(触ったら)ボロボロになる…
これはボロボロというより
ベチャベチャです~粘土みたいな感じ!」
藤尾「湿っているんですか?」
森崎「なんか壊れていくって感じ」
藤尾「ホント。繊維が絡み合っている」
ミスズ「さけるチーズみたい」
森崎
「男子2人でこれを持ち上げてみて」
梅田館長「気を付けてよ」
いざ持ち上げようとすると…
タクヤ「重いっ」
森崎
「たっぷり水分を含んでいるから重いんだ」
かつて足がぬかるほどの
泥炭地帯だったという新篠津村。
その泥炭層は数千年もの歳月をかけて
できたものなんです。
森崎
「これは土の断面を見ているんですね」
これは泥炭モノリスという
堆積した泥炭の標本です。
森崎
「泥炭はすごい地中の奥深くにあるの?」
梅田館長
「この辺は3~5メートル」
藤尾
「けど、それだけ積み重なるってことは
すごく昔の土ってこと?」
梅田館長
「一般的に言うと1年に1ミリ積もる 」
森崎
「1年に1ミリずつ植物の残骸が
どんどん溜まっていった…」
梅田館長「だから5メートルなら?」
森崎「5000年だ!!」
あぐり一行「へえ~(息をのむ)」
梅田館長
「新篠津村一帯は5~6000年前から
泥炭地が出来始めてきた…」
森崎「地球のスケールを感じるね」