ではここで≪残留農薬検査≫について
簡単な流れを教えてもらいましょう。
石渡さん
「各JAからお米のサンプルが届きます。
それを先ほど見たように
すりつぶして中の液体を取り出します。
その中には農薬を測るのに邪魔な
色素や脂肪・油などが混ざっているので
それを取り除きます」
森崎「さっき見たやつだ!」
石渡さん
「そして出てきた液体を機械にかけます。
こちらの機械は1億円になります」
あぐり一行「えええええええ~」
サナ「1億…」
石渡さん
「この機械は25メートルプールに
小さじ1杯の塩が入っただけでも
見つけられるような機械です」
サナ
「今の時代は機械の技術が進んでスゴイ!」
森崎
「サナ…おばあちゃんみたいなこと言うな」
石渡さん
「安全の基準が決められていますので
それをしっかり守っているかを
機械で調べています」
佐々木
「この基準をクリアしないと流通しない!
ということですね」
続いてDNA鑑定について教えていただきましょう!
先生は庵(いおり)英俊さんです。
庵さん
「DNAとは生物の体の形を作るための
遺伝情報が蓄えられた物質です」
佐々木
「人間の中にもあるということですよね」
森崎
「サナとお母さんは同じ所に
“えくぼ”があるよね?」
裕子さん「そうですね!」
藤尾「それはDNAが受け継がれているから!」
佐々木
「作物の中にも同じ品種だったら
DNAを受け継ぐってこともあるんですよね」
藤尾
「生産者さんはゆめぴりかやななつぼしを
作っているとわかっているじゃないですか?
それでも調べる必要があるんですか?」
そしてもう一つの検査がカドミウム検査。
カドミウムは土壌中など自然に存在する重金属で
基準値を超える食品を長期間摂取すると
病気になるおそれがあります。
そこで法律で決められている
基準値以内かどうかをチェックしています。
森崎
「なんか安全安心って言葉に
重みが出てきた…
合言葉のように
『これは安全安心です』と言って
言葉の意味が軽くなっていたかも…
けどここまでのことをやっている
部署があって、こうした下積みがあって
安全安心という重みを
作ってくれていることがわかりました」
かおりさん
「DNA鑑定までしているとは思わなかったので
想像以上に細かい検査をしているんだなと
驚きました」
じゃ~ん、もんすけです!
JAグループ北海道が取り組んでいる
「北海道米あんしんネット」。
そもそも始めるきっかけは
何だったのでしょうか?
ホクレン 駒形剛さん
「北海道米あんしんネットは
平成15年から北海道のお米の安全安心を
わかりやすくお伝えできるような取り組みとして
その当時、食の安全安心に関する高まりから
こういった取り組みを行っていこうと
JAグループ北海道で開始しました」
ホクレンが扱っている
北海道米の袋にあるロットナンバーを
ホクレンパールライス
「ファンファクトリーネット」の
ホームページにある
「お米の産地を知ろう」のココに入力すると、
産地や製造履歴、お米の品質まで
確認することができるんです。
北海道米の安全安心は関わっている人々が
それぞれの役割を果たし
守っているものなんだね~!