『でんぷん乳』というのが出来上がります。
根本さん
「ずっと置いておきますと
でんぷん部分は下に下がって
水と分離しちゃいます。
なので撹拌(かくはん)をしてます」
この水分を真空乾燥機で飛ばします。
すると…
この状態に!
でんぷんの一歩手前
水分量が約38%の『生粉(なまこ)』!
触ってみると…
ユウキ「メチャしっとりしてる」
なつみ
「サラサラと言うより
ツブツブがあってそれを潰すと
サラサラになる感じ!」
森崎「触っててキュッキュしますね」
藤尾
「水分があるから握ると固まりますね。
市販の片栗粉より固まりやすい」
森崎「さてこの“生粉(なまこ)”を?」
根本さん
「さらに水分を18%以下に乾燥します。
そうするとこうしたサラサラした
でんぷんになります」
触ってみると…
ユウキ
「スゴイ全然違う!
触った瞬間サラサラ」
森崎「気持ちいい~」
佐々木
「これは粒子が細かい!
“でんげん馬鈴薯”がこうやって
でんぷんに姿を変えましたよ。
そして商品になっていくんです」
ではでんぷんにちょっと
詳しくなったところで…
でんぷんクイズ!
この中で“でんぷん”が使われているものは
どれでしょう?
食べ物以外にもたくさんありますが、
みんなも考えてみてね!?
あぐりっこの答えは-
ユウキ
「お菓子・と発泡資材と
インスタントラーメンです」
なつみ
「でんぷんって学校で栄養って習ったから。
ペンキに栄養入ってても意味ないな~」
みなさんは、何かわかりましたか?
さぁて正解は?
JAこしみず 佐藤さん
「正解は…全部です!」
森崎「全部??」
佐藤さん
「そうなんです。
でんぷんはみなさんの生活にとって
無くてはならないものなんですね」
藤尾「口紅もですか?」
佐藤さん「何でもありですね」
ユウキ「あり得ない!」
森崎
「実は私たちの周りには
こんなにでんぷんがあふれています。
だからこんなに必要なんだよね!」
あぐり一行の後ろには
山のように積まれた“でんぷん”が…
実は私たちの暮らしに欠かせないもの
だったんですね。
森崎
「以前でんぷんを取材しました!」
(2009年9月26日に小清水町にやってきて
でんぷんをお勉強しました)
森崎
「馬鈴薯からでんぷんを作るのに
≪引き算≫したものがあったよね?」
でんげん馬鈴薯をすった
ドロッとしたかたまりから引いたもの…
森崎
「≪しぼり汁≫と≪しぼりカス≫。
これを有効に使っていました!」
藤尾「何に使っているの?」
かつて取材したリーダーだからこそ知る
そのしぼり汁としぼりカスの有効活用とは?