あぐり王国 放送内容

2013ǯ1123土
循環農業がパワーアップ!?


さて引き算するしぼり汁しぼりカス
どう有効活用しているのか?
とある場所にやってきました。

森崎「おいで~」

あぐりっこ「すげえ!」

森崎「ここがしぼりカスの館です」





藤尾「すごい、でんぷんの香りします」

これはしぼりカスが集められた
【粕ヤード】。

これらがどう活用されるか?





森崎
「このでんぷんカスは、
 小麦の表皮で副産物の“ふすま”
 と呼ばれるものと合わさって
 【牛のエサ】になるんです。
 もう1つのしぼり汁
 ●畑の肥料になる
 ●浄化して川に放流…ということを
 4年前にこちらで取材しました」



4年前、番組ではでん粉工場から出る
「でんぷん粕」「しぼり汁」
それぞれ牛の餌や畑の「肥料」として
利用されている循環型農業について学びました。
2013年の今年、この仕組みが
ある発見によってヴァージョンアップ
されているということなのです。

その秘密をJAこしみず真柳正嗣さんに
教えてもらいましょう!





真柳さん
「でんぷんを絞るとどうしても
 この≪しぼり汁≫がでます。
 この≪しぼり汁≫を酸性にするんです
 すると…」



真柳さん
「≪しぼり汁≫の中のタンパク質が沈んで
 そのタンパク質が牛のエサになるんです」



森崎
「ってことは(酸性にすることで)
 分離が出来るんだ!
 上澄みと下(タンパク質)が」

真柳さん
「そしてこの水分肥料にします。
 いい香りの肥料になります。
 しかも雑菌がいなくなるんですよ」





を加えることで
「搾り汁」の中の雑菌が死滅するなど、
よい効果
が表れました。
「でんぷんカス」には搾り汁から
回収されたタンパクを加えることで、
より栄養価が高い餌に変身!
といいことづくめ。



この餌は町内のTMRセンター、
牛の給食センターで作られていて、
酪農家さんからも好評なんです。



更に畑の肥料には隣町の工場
ある副産物をプラスして、
よりパワーアップした!
ということなのですが…


(C)HBC