女性部のみなさんにヒントをもらい、
やってきたのは
今年の7月にオープンしたというコチラ!
工場とお店が併設されていて、
気軽に生産ラインを見学できます。
人気商品は小清水町自慢の
でんぷんを使ったお煎餅「ほがじゃ」です。
≪福太郎㈱ 小清水北陽工場≫
住所:小清水町字小清水304-1
電話:0152-63-4141
■ほがじゃ(ほたて味)16枚入り630円
佐々木
「でんぷん団子がきっかけになって
ここが誕生したそうなんですが…」
㈱山口油屋福太郎 北海道支店
津野 比呂江さん
「元々こちらの会社は福岡県に本社があり
ジャガイモのでんぷんを使ったせんべいを
作っていました。
その際にでんぷんが不足しまして
小清水町の『でんぷん団子』の大きさで
ギネスに挑戦!というのを
(山口油屋福太郎の)社長がラジオで聞いて
それが繋がりとなって小清水町に工場を
建てるきっかけとなりました」
そうなんです。
おととし世界一大きなでんぷん団子を作り
ギネスに挑戦した小清水町。
そのチャレンジは見事成功し、
ギネスに認定されました。
そのニュースを偶然、社長がラジオで
聞いていたということなのです。
㈱山口油屋福太郎 山口 毅 社長
「在庫に余裕があるからね。
何か新しいものを作りたいという
若者の挑戦があるんじゃないかと。
また町民の方々や町長さんをはじめ
組合長さんたちがものすごい
協力的なんですね。私どもも
お役に立つ企業でありたいという気持ちで
今年の7月から工場をオープンしました」
でんぷんの品質、
そして町の人達に魅了された社長は、
今年、小清水町に工場を構えました。
実はこの工場、ある建物を利用して
作られているんです。ヒントはこの子達!
『こんにちは~』
森崎「なんだあぐりっこみたいだ」
津野さん
「実はここが工場になる前は小学校で
その時に通っていた子供たちです!」
森崎「みんな通ってたの?」
『ハイ!』
森崎「なんで?小学校なくなったの?」
『小清水小学校と合併になりました!』
実はこちらは2012年3月に閉校した
小清水町立北陽小学校。
かつてのみんなの学び舎だったんです。
森崎
「廃校になってお菓子工場になった!」
藤尾
「じゃあちょっと前のお菓子になる前の
学校にランドセル背負って行ってた!」
『まあ~そういう事ですね!』
森崎
「じゃあみんなが居た所は何だったの?」
『職員室!』『校長室!』『保健室!』
森崎「そんなにいっぱい!あったんだ」
小学校の面影を残した工場にしたい…
ということで、
当時ここに通っていた児童が書いた
小学校の思い出の絵を
プロのイラストレーターが色付けし、
工場内に飾っています。
森崎「自分の絵がこうなってどう?」
志和地穂香ちゃん
「恥ずかしいやらスゴイやら…」
森崎「タクマ?何してんの?」
鎌田拓真くん『将棋!』
森崎
「みんなの絵が飾ってあってどう?」
荒木七笑ちゃん
『閉校したけど利用されていて
とてもうれしい!』
宮野太一くん
『拓真くんも太紀くんも休日も来る!』
藤尾「えっ自由に遊びに来ていいの?」
森崎「ここショップだよ!」
津野さん
「別のところに休憩所があるので
そこは自由に使えます!」
藤尾「へえ~ステキ!」
じゃ~ん、もんすけです!
地元のでんぷんを使った
せんべい工場が出来たことで
マチは活気づいています。
でんげん馬鈴薯生産者 藤井隆博さん
「目の前に工場があって
加工しているいい匂いが伝わってくる!
(馬鈴薯を)使ってくれる工場が
近くにあることで、
ちょっとでも良い馬鈴薯をいっぱい
生産したいと思うようになりました」
でん粉を使った郷土料理を受け継いでいる
町のお母さん達も喜んでいます!
林 和子さん
「誰が来てもお土産として渡せるように
いつもストックしています」
中山 則子さん
「お菓子などの形になったことが
私たちにとって働く励みになっている!」
地元の方々の温かい思いを受け、
社長も新たな夢が膨らんでいるようです。
㈱山口油屋福太郎 山口 毅 社長
「将来はもう少し工場を拡張して
北海道の良い食材!そういうものを使った
外食産業の資財を作りたい!
おやつになる“ほがじゃ”以上のものを
作りたいと思っています」
それでは小清水町自慢のでんぷんを使った
「ほがじゃ」をいただきます!
太一くん『うまい!』
拓真『ホタテ味だよ』『ピリ辛』
なつみ「ちょっと固めで美味しい!」
森崎「うまい!日本酒飲みたい」
佐々木「バリバリって歯ごたえがいい」
藤尾「美味しい」
さて活気にあふれる小清水町の秘密を
今日一日学んできました…
森崎
「まちが元気になっていく方法が
すごくよく分かったと思う。
ひとつは≪農産物から≫町が元気に
なっていくこと。もうひとつは
≪無駄にしない≫こと。
でんぷんを作る時のカス。
こういうものをどうやったら
有効活用できるのか?
4年間に確率していたシステムを
さらに進化させて作った…
そしてこの子たちの学校、
この子たちの想いを無駄にしない!
この無駄にしないって思いが
小清水町を元気に元気にしていった!
みんないい町に住んでるなあ!」
小清水町の循環型農業によって
人も町も活性化!
しかもみんな誇りに満ち溢れてました。
ますますパワーアップする
小清水町から目が離せないぞ~