あぐり王国 放送内容

2013ǯ1123土
小学校が町自慢の工場に♪


女性部のみなさんにヒントをもらい、
やってきたのは
今年の7月にオープンしたというコチラ!

工場とお店が併設されていて、
気軽に生産ラインを見学できます。
人気商品は小清水町自慢の
でんぷんを使ったお煎餅「ほがじゃ」です。

≪福太郎㈱ 小清水北陽工場≫
住所:小清水町字小清水304-1
電話:0152-63-4141

■ほがじゃ(ほたて味)16枚入り630円





佐々木
「でんぷん団子がきっかけになって
 ここが誕生したそうなんですが…」

㈱山口油屋福太郎 北海道支店
津野 比呂江さん
「元々こちらの会社は福岡県に本社があり
 ジャガイモのでんぷんを使ったせんべいを 
 作っていました。
 その際にでんぷんが不足しまして
 小清水町の『でんぷん団子』の大きさで
 ギネスに挑戦!というのを
(山口油屋福太郎の)社長がラジオで聞いて
 それが繋がりとなって小清水町に工場を
 建てるきっかけとなりました」
 





そうなんです。
おととし世界一大きなでんぷん団子を作り
ギネスに挑戦した小清水町。
そのチャレンジは見事成功し、
ギネスに認定されました。
そのニュースを偶然、社長がラジオで
聞いていたということなのです。

㈱山口油屋福太郎 山口 毅 社長
「在庫に余裕があるからね。
 何か新しいものを作りたいという
 若者の挑戦があるんじゃないかと。
 また町民の方々や町長さんをはじめ
 組合長さんたちがものすごい
 協力的なんですね。私どもも
 お役に立つ企業でありたいという気持ちで
 今年の7月から工場をオープンしました」
 
でんぷんの品質、
そして町の人達に魅了された社長は、
今年、小清水町に工場を構えました。





実はこの工場、ある建物を利用して
作られているんです。ヒントはこの子達!

『こんにちは~』

森崎「なんだあぐりっこみたいだ」

津野さん
「実はここが工場になる前は小学校
 その時に通っていた子供たちです!」

森崎「みんな通ってたの?」

『ハイ!』

森崎「なんで?小学校なくなったの?」

『小清水小学校と合併になりました!』





実はこちらは2012年3月に閉校した
小清水町立北陽小学校。

かつてのみんなの学び舎だったんです。

森崎
「廃校になってお菓子工場になった!」

藤尾
「じゃあちょっと前のお菓子になる前の
 学校にランドセル背負って行ってた!」

『まあ~そういう事ですね!』





森崎
「じゃあみんなが居た所は何だったの?」

『職員室!』『校長室!』『保健室!』

森崎「そんなにいっぱい!あったんだ」

小学校の面影を残した工場にしたい…
ということで、
当時ここに通っていた児童が書いた
小学校の思い出の絵
プロのイラストレーターが色付けし、
工場内に飾っています。





森崎「自分の絵がこうなってどう?」

志和地穂香ちゃん
「恥ずかしいやらスゴイやら…」


森崎「タクマ?何してんの?」

鎌田拓真くん『将棋!』





森崎
「みんなの絵が飾ってあってどう?」

荒木七笑ちゃん
『閉校したけど利用されていて
 とてもうれしい!

宮野太一くん
『拓真くんも太紀くんも休日も来る!』

藤尾「えっ自由に遊びに来ていいの?」

森崎「ここショップだよ!」

津野さん
「別のところに休憩所があるので
 そこは自由に使えます!」

藤尾「へえ~ステキ!」





じゃ~ん、もんすけです!
地元のでんぷんを使った
せんべい工場が出来たことで
マチは活気づいています。

でんげん馬鈴薯生産者 藤井隆博さん
「目の前に工場があって
 加工しているいい匂いが伝わってくる!
 (馬鈴薯を)使ってくれる工場が
 近くにあることで、
 ちょっとでも良い馬鈴薯をいっぱい
 生産したいと思うようになりました」

でん粉を使った郷土料理を受け継いでいる
町のお母さん達も喜んでいます!

林 和子さん
誰が来てもお土産として渡せるように
 いつもストックしています」

中山 則子さん
「お菓子などの形になったことが
 私たちにとって働く励みになっている!

地元の方々の温かい思いを受け、
社長も新たな夢が膨らんでいるようです。

㈱山口油屋福太郎 山口 毅 社長
「将来はもう少し工場を拡張して
 北海道の良い食材!そういうものを使った
 外食産業の資財を作りたい!
 おやつになる“ほがじゃ”以上のものを
 作りたいと思っています」





それでは小清水町自慢のでんぷんを使った
「ほがじゃ」をいただきます!

太一くん『うまい!』
拓真『ホタテ味だよ』『ピリ辛』

なつみ「ちょっと固めで美味しい!」

森崎「うまい!日本酒飲みたい」

佐々木「バリバリって歯ごたえがいい」

藤尾「美味しい」





さて活気にあふれる小清水町の秘密を
今日一日学んできました…

森崎
「まちが元気になっていく方法が
 すごくよく分かったと思う。
 ひとつは≪農産物から≫町が元気に
 なっていくこと。もうひとつは
 ≪無駄にしない≫こと。
 でんぷんを作る時のカス。
 こういうものをどうやったら
 有効活用できるのか?
 4年間に確率していたシステムを
 さらに進化させて作った…
 そしてこの子たちの学校、
 この子たちの想いを無駄にしない!
 この無駄にしないって思いが
 小清水町を元気に元気にしていった!
 みんないい町に住んでるなあ!」
 
小清水町の循環型農業によって
人も町も活性化!
しかもみんな誇りに満ち溢れてました。
ますますパワーアップする
小清水町から目が離せないぞ~




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