ではその原木(げんぼく)を
よく観察してみましょう。
手に取ってみると…「うわ~すごい!」
佐々木「この原木には何個なってるんだろう」
あぐりっこ「いち・にい・さん…」
森崎「素直に数えています」
あぐりっこ
「21個?」「20個ぐらい!?」
森崎「本来なら何個ぐらい生える?」
上村さん「大きいものは12個ぐらいです」
原木を持ってみると-
藤尾「めちゃくちゃ重たい」
森崎「軽く見えますけどね」
上村さん
「10キロぐらいあります。
ミズナラでハウスの中に
だいたい千本ぐらいありますね」
佐々木
「原木しいたけ栽培で
一番気を付けている事は何ですか?」
上村さん
「温度管理ですね。
温度差がないと大きくならないんです」
藤尾
「もともと山の中で育つものだから
温度変化がハウスの中で必要になるんだ」
上村さん
「そうなんですね。
刺激がないと大きくならないんです」
刺激??刺激とはなんでしょう?
その答えはのちほど…
まずしいたけの収穫を
教えてもらいます。
上村さん
「手袋(軍手)を履いて…
(しいたけの軸の)根本をつまんで
ゆっくり揺すってあげると
ポロンととれます」
あぐりっこ「へえ~」「すごい」
収穫の仕方を教わったところで
あぐりっこには好きな形のしいたけを
収穫してもらいました。
ヒロト「取った感がある!」
ノノア「かたっ!」
カオイ「簡単にプチッて取れてよかった」
カイ「イエイ!」
佐々木「香りをかいでみよう」
ノノア「すごいいいにおい♪」
カオイ「後ろの方がにおいする!」
しいたけの裏側を観察してみると
カサの開きに違いがあります。
上村さん
「だんだん開いていくんです」
森崎
「なるほどカサが内側からどんどん
開いていくんだ。
そして広がって広がって
破けたような感じになるんだ。
そしてどんどん開いていく!
これを放置しておくと開ききってしまう」
しいたけには栽培方法が2つあります。
1つは菌床(きんしょう)栽培。
おがくずを使ってしいたけを栽培します。
そしてもう一つが上村さんが行っている
ほだ木を使った原木栽培です。
それではちょっと不思議なしいたけの
なり方を教えてもらおう♪
上村さん
「(ほだ木に)ドリルで穴を開けて
その中にしいたけの菌の元を詰めます」
森崎
「植物は“種”
きのこは“菌”を植えるんだよ」