河野
「豚舎入って思ったんですけど
(ふん尿の)臭いがあんまりないですね」
大坪さん
「ハイ!それは…
敷きワラを2回取り替えますんで!
朝と晩の2回!」
森崎「うわ~大変だ」
大坪さん
「この敷きワラはもみ殻とおがくずが
混ざったものなんですけど
朝晩のエサをあげるときに
全部“すのこ”のほうに落とします」
すのこの下はおがくずが自動で
流れるようになっているんです。
森崎「毎日?」
大坪さん「毎日です!」
森崎「大変だ~~」
大坪さん
「やっぱりブタにとっては
最後はお肉になるんですけど…
だけど生きている間は本当にブタたちが
“この場所に生まれて来て良かった”と
思えるような環境を作ってあげなきゃ
ならないんでないかと!
そういうことを考えてます」
森崎
「お盆も正月も関係なく毎日2回
この子たちのためにお掃除やっている!」
1日2回毎日欠かさず行っているという
豚舎の掃除を見せて頂きました。
除雪用のスコップを使って
手際よくおがくずなどをすのこ側に寄せます。
河野「どのくらいやるんですか?」
大坪さん
「片側10列ずつで(全体で)20マスあります」
河野「豚舎はここだけ?」
大坪さん
「9か所豚舎がありますので全部やります!」
河野「大変!」
ではあぐりっこも掃除を体験です!
慣れない作業のうえ、
あぐりっこに興味を持ったブタも寄ってきます
河野「囲まれてるぞ~」
ショウマ君はブタさんに頭突きされました!
一日の大半を豚舎の清掃作業に
費やすという大坪さん。
生産者の苦労と努力を身をもって
体験したあぐりっこ達でした。
ユウスケ「大変だ~~」
森崎
「この作業をずっとやるんだって」
メイ
「メイだったら面倒くさくなっちゃう」
素直な意見に大坪さんも笑っちゃいます!
森崎
「我々も命を扱うときに子供たちにも
ちゃんと考えてもらおうと思っています。
逆に生産者としてどういう想いで
この命を育てているのでしょうか?」
大坪さん
「とにかくこのびらとり黒豚を
北海道のみならず
全国に広めるために
美味しいお肉をみなさんの食卓へ
届けるために一生懸命に努力をして
頑張らなければという想いでやってます」
森崎
「黒豚さんをみてどう思ったかな?」
ショウマ
「(生産者さんが)黒ブタさんたちに
幸せな思いをさせてあげてから
食べさせてもらっている!
そのありがたみをちゃんと感じて
食べないといけないって事が分かった」
このは
「かわいそうだけど
生きている時間を
大切にしてあげているのが
すごいと思いました」
森崎
「そうだよね~大坪さんの話を聞いてたら
そう思ったよね」
森崎「目標ってどこにあるんですか?」
大坪さん
「目標はやっぱり自分におごらず!
まだまだおいしい黒ブタを作っている
生産者は日本全国にたくさんいます。
その人たちに追いつき追い越せで
日夜努力しまた勉強もし
黒ブタを生産していかなきゃダメですよ!
これが私の信念です。
びらとり和牛・ぶらとりトマト。
それに続いてびらとり黒豚と三拍子で
今後はあわよくば北海道から全国へ
発信していきたいと努力してます」
森崎
「だんだんアツくなってきましたね」