あぐり王国 放送内容

2014ǯ0215土
まさか…牛さんからエネルギーが誕生した!


ふん尿を35日間温め発酵させると
「メタンガス」というガスが発生します。



そのメタンガスがあるマシンを通ると
バイオガスに変わります。

このバイオガスが発電機を動かして
電気を作る
という流れなのです。





そのガスが集まっている場所が、
みんなが覗いた発酵槽の上、
つまり屋根の上なんです!



そのガスが集まったガスパックを
見てみましょう。

藤尾「開けますよ~オープン!」

部屋の中にはオレンジの大きな
フワフワドームのようなものが
ありました。

藤尾「なんかにおう!」

森崎「ガスっぽいにおいですね」





山岸さん
「ここ(ガスパック)に溜まって
 発電機のエンジンの所まで行きます」

佐々木
「このオレンジ色の袋の中に
 バイオガス
 溜まっているということ!」





一連の流れをおさらいすると、
牛の「ふん尿」を温め発酵させると
「メタンガス」ができます。

それを専用のマシンで
「バイオガス」に変え、
電気を作る発電機を動かす
燃料にするんです。

このように「牛のふん尿」は
形を変えて電気になっています。





それではバイオガスから生まれた
電気を使って温めた
ホットミルクをいただきま~す!

佐々木
「けさ山岸牧場の牛さんから絞った牛乳!」

いただきま~す!

森崎
「う~ん!超ハッピー!
 こうやって実際に電気エネルギーにして
 加熱することが出来ると
 ようやくエネルギーが出来ているという
 実感が生まれました」





じゃ~ん もんすけです!
士幌町では2003年から家畜ふん尿を使った
バイオガスの事業が始まりました。

2013年にはJA士幌町を中心に、
7戸の酪農家が取り組んでいます。

さらに町内のJA士幌町食品工場では、
残りカスなどをバイオガスにして
工場を動かすための蒸気や温水に
使っているんだって!すごいね~





森崎
「ふん尿というのは一般的には
 堆肥になるイメージですが
 ここ(山岸牧場)も
 電気エネルギーを取り入れる前は
 全部肥料にしていたんですか?」



山岸さん
「もちろん肥料にしていたんですが
 発酵させるまでにはいかない!
 水分が多すぎて…」


(C)HBC