あぐり王国 放送内容

2014ǯ0301土
和食ってどんなものかな?


まず和食とはいったいどんな意味を持つ
食文化なのでしょうか。

【和食とは】
『季節や食材、調理方、見た目の美しさ、
 もてなしの心と感謝の気持ちなど
 すべてがバランスよく調和した食文化』





東海林先生
春夏秋冬、それぞれの季節感を出すことと
 それをバランスよく食べることで
 体にも心にもいい!ステキですね、これ。
 体にも心にもいい!

森崎
「自分で言ったことに
 いちいち感動しないでください!」





和食はその季節ならではの
恵みをいただくのはもちろん、
生産者や料理人への感謝の心
持つことも大切な要素。

さらに和食には、
ひとつの数字が関連しているそうなんです。





佐々木
「実は和食には“五”の数字を持つ
 いろんな意味があるんですが、
 今日は代表的なものをご紹介します。
 『五法(ごほう)』 『五味(ごみ)』
 『五色(ごしょく)』 です」

『五法』は調理法の基本のこと。
切る・煮る・焼く・蒸す・揚げる

『五味』は酸味・苦味・甘味・辛味・塩味

『五色』は白(清潔感)、黒(引き締め)
黄・赤(食欲増進)、青もしくは緑(安心感)

森崎
「野菜を切ってサラダですって出すのは
 どこの国でもあるでしょうけど
 魚を切っただけで食べ物になるって
 和食文化ですよね」

東海林先生
「そうですよね~
 こういったものがバランスよく
 ひとつのお膳にあればいいってことですね」

森崎
「なかなか難しいことをおっしゃってますが
 これが我々日本人が大事にしている
 和食なんですよね」





そのほか視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚の
五覚を活用して、料理をじっくり味わうのも、
和食の大切な要素と言われています。



そしてさらに和食の基本とされる
料理の組合せが
『一汁三菜(いちじゅうさんさい)』。

森崎
「一汁三菜、お母さん方、出来てます?」

カヨさん「それがなかなか…」

森崎
「ねえ~出来ないですよね。
 お味噌汁とあと一品作ったら
 手いっぱいですよ。あと二皿は難しい」





東海林先生
「ごはんは私たちの体の素になるんですが
 粒で食べるので消化吸収が緩やかです。
 ですから腹持ちが良いって言いますよね」



東海林先生
主菜お魚お肉。
 ちょうどみんなが元気になるための
 筋肉や骨を作ってくれるタンパク質や
 ビタミンなどをしっかり取ってほしい!」



藤尾
「昔はタンパク質やビタミンなどの
 栄養成分は分からないですよね。
 でも日本人はこういう感覚で
 バランスよくしていたんですね~



二品が目安の副菜
簡単な野菜料理果物で、
不足しやすい栄養分を摂取します。

そして汁物野菜などの具材を沢山入れて、
主菜や副菜で足りない栄養素を補います。

『和食』は栄養面においても
非常に優れた食事なんです。




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