佐々木
「お家ではどんな風に食べていますか?」
カヨさん
「しょう油をかけたりカツオ節や
白ゴマをかけたり…」
アキエさん
「絞って切って(調味料)かけて食べる」
東海林先生
「本当は“おひたし”ですから
冷ましたダシ汁に茹でた野菜を入れて
浸したものが『おひたし』と言います」
森崎
「これは“ダシに浸す”という工程を
省略したものも『おひたし』と
呼んでいるということらしいですね。
でも大事な『おひたし』の
名前の由来のところを省略しちゃってる!
これは意外ですよね~」
じゃ~ん もんすけです。
日本が世界に誇る食文化・和食。
ダシの美味しさを表現するのに使われる
『旨味』という言葉、
実は世界共通の味覚なんだって~!
今からおよそ100年前、
東京帝国大学、現在の東京大学の
池田 菊苗(きくなえ)教授が、
古くから和食に使われていた
昆布ダシの美味しさに着目して、
その成分の研究を始めました。
そして昆布からグルタミン酸を
取り出すことに成功。美味しさの主成分が
グルタミン酸であることを発見した教授は
その独特の味覚を『旨味』と名付けました。
それまで世界共通の味覚とされていた
甘味・塩味(しおあじ)・酸味・苦味に加えて
『旨味』も国際的に認められる味覚と
なったんだよ!和食って偉大だな~
では北海道食材を使った一汁三菜に挑戦!
作る料理は主菜となる豚肉と味噌を合わせた
『豚肉の味噌漬け焼き』。
そして副菜は、和食の基本!
『だし巻き玉子』と『小松菜のおひたし』。
全て北海道の新鮮で安全安心な食材を使います。
佐々木
「今日の食材は北海道中から集めました。
豚肉は北海道産。卵は鹿追町の“純卵”」
森崎
「あぐり王国で鹿追町で学びました。
卵を割ると黄身がぷっくら!
その下の白身もぷっくらしていて
ひし餅みたいな卵なの。
爪楊枝で刺して実験したら立つの!
鹿追町ではなるべく地場のものを使って
カキ殻とかをいれた飼料でミネラルとかを
摂取させて素晴らしい卵を作っている!」
佐々木
「小松菜はJA新はこだてエリアから
届いています」
佐々木
「さて作っていく中で大事になるのは…」
東海林先生「ダシでしょっ!」
佐々木
「お母さんたちはダシからお料理を
されていますか?」
カヨさん「やっていません!」
アキエさん
「普段はダシパックとか
使っちゃってますね」
東海林先生
「意外とそんなんでも、ないんですよ!」
森崎「そうなの~?」
東海林先生「そうよ~!」
森崎「あら~」
ではダシをとってみましょうね。