続いて案内して頂いたのは、
農産物や食品の品質維持・貯蔵、
そして加工技術の開発などに
取り組む研究室。
4種類のご飯を食べて、
食味の違いを確かめるという
実験に参加させてもらいました!
教えて下さるのは農学研究院の
川村周三教授です。
森崎
「ただ食べるだけではないですよね」
川村教授
「お皿に色のマークが入ってますね。
赤から黄→青→緑と食べ進めて下さい。
固さ・ねばり…いつも食べているごはんと
少し違うか同じか?」
ツヤや香りなどをじっくり観察したあと
食べてみます。
佐々木
「何か違うかもしれないよ~」
モグモグモグ…
タケシ「ん!!ちょっと固い!」
ミユウ「うん!固さが違う!」
森崎
「固さの違いがよくわかりますね。
黄色は水分量が多いかなと思います」
この4種類のご飯は『ほしのゆめ』と
『ゆめぴりか』2種類を炊いたもので、
品種ごとに水の量を変えています。
これは品種の特性を知り、
それぞれに適した水の量や
食味の違いを確かめる実験なんです。
河野
「同じ1.4倍でもやわらかさが全然違う!
1.2倍の方も固さが全然違います」
森崎
「ゆめぴりかは水加減が難しいと聞きます。
というのは今までのお米の水分量の
常識と比べて吸水率が良いので
すごくやわらかく炊けるんですよね」
川村教授
「ですからゆめぴりかの水加減が難しいと
いうよりも他のお米より水を少な目にすると
おいしく炊ける品種なんです」
河野
「こういう食味実験などを常にやって
研究をしているんですか?」
川村教授
「そうですね。
例えば“ゆめぴりか”に対しては
どういう水加減が一番おいしいかとか
どの米と水の比率が一番おいしいのかなど
このような実験で判断しています」
佐々木
「なんか大学のイメージ
変わったんでない?」
タケシ
「なんか先生がいて
勉強するんだと思っていたら…
タケシ
「先生もいなくて…」
河野
「先生いるよ!」
みんな一斉に
「(川村教授を指して)
先生なんだよ!」
森崎
「教えてもらってんだよ」
河野
「えらい教授さんだからね」
川村教授「…(苦笑い)」
※あまりに楽しい実験だったので
このようなコメントが飛び出しました。
川村教授申し訳ありません…
このあとも食品加工に関わる
様々なお話を伺ったあぐり一行。
続いて最後の見学場所へ―